作中伝承人物

ドラゴンスレイヤーの英雄

遥か昔、ドラゴンが大地を荒らしていた頃、正義の神ファから授かった竜殺しの武器でドラゴンたちを殲滅していった8人の戦士たち。

深きビューネラ

正義の神ファより杖を授かった。
ドラゴンとの戦いの最中、ドラゴンとは何ものかによって創られた疑似生命体であると考え、戦うことをやめ疑似生命の研究に取り組んだ。
カティラと呼ばれる疑似生命体を生み出した後、最後に自らのコピーを作り、自らの姿と記憶を移した。研究を後世に残すためであり、疑似生命体がどういったものであるかを自分自身で感じ取るためでもある。
後にビューネラのコピーは被造物としての哀しみを知るに至った。

刃の申し子コルルドゥ

正義の神ファより剣を授かった。
あまりにも強力過ぎた剣の力に魅入られ、ドラゴンのみならずそれ以外の魔物も積極的に討伐していった。その結果、「勇ましき者」と呼ばれるもあまりにも多くの魔物を殺し過ぎたため魔物に呪われ、ドラゴンとの戦いのさなか、無関係の一介の魔物によって命を落とすこととなった。
活躍した期間は短かったが、短い期間の中に数多くの武名を轟かせた。

黒のフラクベン

正義の神ファより牙状武器を授かった。
高潔な魂を持つ。竜殺しさえも修行の一環として捉えていた。出生には諸説あるが、設定上はカリュド村。
修行のために黒の迷宮を建造していたが、構造を考えるに、だいぶマイクラ脳やらTerraria脳やらにやられているようである。
メインストーリー中盤で戦うことになるのはフラクベン本人。復活して日が浅いためそこまで強くなかったりする。

静かなるフォーナス

正義の神ファより刺突剣を授かった。
直接戦闘は不得手だが精神を扱う術に関しては右に出るものはいないとされる。
しばしば、フラクベンと共に戦っていたという伝承が散見される。
メインストーリー中盤で話すことになるのはフォーナス本人。その他、シェリーンにもお願い事をしていたり、とんだトラブルメーカーというかドラサーの姫である。

紅き柱アルベルグ

正義の神ファより槍を授かった。
炎の力を扱うことに関しては天才的で、戦闘のみならず日常のちょっとした作業にも炎の力を応用していた。何が凄いかというと、術の系統立てた整理ができていない大雑把にしか使えなかった時代に、細かく出力や性質を調整していた点。
ただし、炎が大好きなあまり正義の神ファよりも、炎への自然信仰へ重きを置いたともされる。

陽光の使徒フォカッツ

正義の神ファより授かった武器は不明。
人々を弔い、魂を浄化することに努めた竜殺しの戦士。ひとたび戦いに出れば他の竜殺しの戦士と遜色のない活躍を示したとされる。

風見人シェリーン

正義の神ファより斧を授かった。
肉弾戦を好む豪快な竜殺しの戦士。力術を嫌っていたが風鳴り山道を噴く風の自由に憧れ、風の術だけは修得した。
何よりも自由を好む風来人としても知られていたはずだったが、想いを寄せるフォーナスの頼みとあらば多少の気に食わない条件も呑んだりする貧乏くじ体質。
フラクベンを倒した後、会話を進めることで味方加入するが、本来の姿とは全く異なっている。

知られざる大剣師レイシャス

正義の神ファより刀を授かった。
レイシャスはドラゴンと戦いだして早々に正義の神ファによって仕組まれた戦いであることを見抜くと、ほどなくして戦うことをやめ、社を建造し、いずれ来たる正義の神ファとの戦いのため備えた。
そのため、伝承の中で語られるレイシャスは驚くほど少なく、実在を疑う者も少なくない。

クイ=クス英雄伝

クイスグルク公国の伝説。人気が高い。

英雄クイ=クス

クイスグルク公国の国名の由来ともなった大英雄。
ドラゴンスレイヤーの血を継ぐ戦士。親友イルドナ=メドゥの鍛えた武具をまとって邪悪と戦う。
一度は負け、出生の村に戻り、そこで無双の魔剣メドゥ・スレイヤーを手に入れ、再び邪悪へと立ち向かったが、そこで命を落とす。

古の名工イルドナ=メドゥ

クイ=クスの親友。
クイ=クスが一度敗れて村に戻ってきたとき、クイ=クスのための至上の武器を鍛え上げることを決心した。
無心に鍛え続け、最後はイルドナ=メドゥは落命し、そうして作り上がったものが無双の魔剣、親友殺しの魔剣メドゥ・スレイヤーである。

黒き英雄エブデ=ケリュー

クイ=クスが戦っていた邪悪の正体。
原初の竜イジュ=ウ=アクシアの信奉者にしてイジュ=ウ=アクシアにとっての裏切り者。
人間の英雄であるクイ=クスと戦い続ける中で奇妙な絆が芽生えていた。
そのため、エブデ=ケリューは自らの意思でクイ=クスの亡骸を彼の出生地に送り届けた。
この行動は人間を何よりも恐れるイジュ=ウ=アクシアの逆鱗に触れ、肉体と魂を分けた上で封印された。
クイ=クスの伝承の中では、「クイ=クスの亡骸を丁重に届けてくれた謎の存在」としてのみ語り継がれる。

原初の竜

原初の竜イジュ=ウ=アクシア

地神リン=グィアスの被造物。
大地の守護者だったのだが、自らの役割に縛られた己を呪い、ドラゴンと呼ばれる分身を創り出し暴れさせた。
やがて、正義の神ファに授かった竜殺しの武器を持つドラゴンスレイヤーの英雄たちに分身が次々と倒されるさまに、人間を恐れるようになる。
後に己の領域に人間が入ってこられぬよう封印をすると、同じく人間に脅かされていた民たちに感謝された。
しかしそこに人間に駆逐された魔神テ=ミが同じ地に流れ着くと、民はいずれを信奉すべきか争い始めた。
結局、争いを望まぬ魔神テ=ミの力の放棄という形で決着が付き、イジュ=ウ=アクシアは己が領域にて絶対の存在となった。
そして幾星霜過ぎたかも分からない時代になり、2人の人間と、1人のペグジェリアンによって討たれる。

魔神テ=ミ

海神ファ=トルゥアの被造物。
崇拝の対象として創られた。
人間たちに駆逐され、かろうじてイジュ=ウ=アクシアが守護し人間たちが入ってこられない領域に流れ着く。
しかし、その領域の民にとってはイジュ=ウ=アクシアという崇拝の対象が既に存在していたことから、争いの引き金を引くことになった。
争いを望まぬテ=ミは力を放棄し、イジュ=ウ=アクシアをただ監視するだけの存在となった。

原初の神々

地神リン=グィアス

原初の造物主リン=ファに、大地を作るためにはじめに創られた存在。
リン=ファに大地を這う獣を創るよう進言した。
ファ=トルゥアと相談し合い、大空を翔ける鳥を創った。
その後もいくつかの種族を創った。
また、大地を安定させるために大地の守護者としてのイジュ=ウ=アクシアを創り、自分の意識の一部を切り取って崇拝の対象テ=ミを生み出し、眠りに付いた。

海神ファ=トルゥア

原初の造物主リン=ファに、大地を作るためにリン=グィアスに次いで創られた存在。
リン=ファに海原を泳ぐ魚を創るよう進言した。
リン=グィアスと相談し合い、大空を翔ける鳥を創った。
その後もいくつかの種族を創った。
自己封印とも付かぬ長い思索に入り、「正義」という概念を練り上げようとした。後の正義の神ファである。

原初の造物主リン=ファ

世界が「無」であった頃、原初の造物主リン=ファは、まず大地を創るためにリン=グィアスを、海原を創るためにファ=トルゥアを生み出した。
彼らによって大地と海原が生み出されると、リン=ファは次に、リン=グィアスの助言を受け、大地を這う獣を、またファ=トルゥアに教えを請い、海原を泳ぐ魚たちを創った。
そして最後に、リン=ファは「成長する種族」人間を生み出し、眠りに付いた。
長き眠りから目覚めた時、大地の守護者の分身と「成長する種族」人間が争っていたが、人間の力は驚くほど強く、大地の守護者の分身をことごとく討ち滅ぼしていった。
このためリン=ファは人間が世界を破滅に導くのではないかという危惧を抱くに至る。
後に肉体を捨てて世界を見守るうち、長い時が過ぎ、人間の二人の捨て子を見付ける。クウ・リンファ、ルウ・リンファである。

その他の伝承

大盗賊ミマ=サナド

かつてサディシア王国を荒らし回っていた稀代の盗賊。活躍した時代は定かではないが、盗賊たちの間では伝説として語り継がれている。
ある日、誰もが恐れて近づかないエベールの地への踏み入れ……身も凍るような恐怖に直面し、逃げるように山奥の村落へ隠れ住んだ。現在のミマ村である。
しかし、エベールの魔物はミマ=サナドを介することで当時は名もなき村落へ入り込み、村人たちから定期的に供される生贄をすすり続けた。

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最終更新:2023年06月02日 20:05