ﾁｬﾘｰﾝ
真由「お金ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！！！！！！！！！！」
トロナ「」
アーク「」
ロボロン「真由サマ、ソレはお金ではなくタダのビンのフタデス」
真由「チックショォォォォォッ！」（その辺にあった自動販売機を思わず破壊）
放送後にそんな一幕があった四人組。目指す学園はまだまだ遠い……
ロックスがメネスとアリスターの下に現れて夕露の危険性を教えるが、ヘイト・ユー！の効果で憎まれ、しかも彼らは気に入らない奴は殺そうとするマーダー寄りの思考だったために捕まって拷問処刑をされかかる。
しかしそこへワンパンチマンが現れてメネスとアリスターの顎を殴りつけた。
ついでになんかムカつくロックスの顎も殴りつけた。
怒ったメネスとアリスターは逃げたワンパンチマンの方を追っていったのでロックスはなんとか助かった。
ミユ（この子つよそうだけどチョロそうだなー）
「よろしくねお姉ちゃん！」尿意↑
はるか「はひいいいいい////」しょわわわ
ミユ（ちょろいな）
ミユの元にはるかが襲撃してきたものの、尿意を操って失禁させて追い払う。
悪党たちの情報交換。
この時、柊は信念もなく悪を振りまくいろりを心の中で侮蔑する。
そして柊教授が情報交換の際に彼女にヘイト・ユーをこっそり発動する。
曰く自らが嫌われ者となって周囲から孤立することで事務的ではない、心からの惡になることを期待しての行為だった。
| 100 |
ダンジョンに入る前は装備品やアイテムの確認をしておきましょう |
A4 |
A4は経験値稼ぎとアイテム探しもかねて目立つダンジョンを探すことにする。
目に付いたのはここから一番近い大きな施設……江洲衛府島高校だった。
ドバドバマンのせいでひどい目にあった夕露だが、歯磨きから戻ると不幸少女組とヒグマーマンがとうきびチョコやじゃがポックルをもしゃもしゃしていた。ちなみに飲み物はカツゲン。
どうやら桜に支給されていた食料らしいが、それがあるなら最初からそっちを食わせろとツッこむ夕露とカレーは食べてくれないのかとしょんぼりするドバドバマン。
仲間の
アマンダが生きていることに安堵する勅使峰は暇つぶしも兼ねて魔導書読んで魔法の勉強をしていた。
勅使峰「魔術……魔法、超能力、か。なるほどね。新しい挑戦は、それにしてみるのも良さそうだ」
金山教頭、山奥で浄化杜量産型ロボディ・猿鬼を発見す。
金山「私だってロボディの一機や二機ぐらい乗れば優勝だって！」
COM<セイタイハンノウ ケンチ
金山「おっ！ さっそくカモが来ましたね。
このロボディの対異能力バリアがあれば異能者なんて怖くなーい！」
と、意気揚々にpaperの乗っていた紙飛行機を墜とす。
なんとか脱出できたpaperは金山・マリシャスの二人組との戦闘に突入した。
ホモ許さないマンが殺すべきホモとして田山に襲いかかる。
しかしホモ許さないマンが自分のホモビ動画をばら撒いた張本人だと知ると、激怒した田山はホモ許さないマンをフルパワー野球技で倒す。
そして明かされる絶対ホモ許さないマンの過去とは！？
絶ホモ「ホモのせいでパパが寝とられて絶望したママが自殺したんだ！
他にも平穏な家族の輪を乱すだろう同性愛者を許すわけにはいかない！」
田山「ほうほう、そりゃあ悲しい過去だねぇ……で？」
絶ホモ「でって……」
田山「こちとら生活に困って仕方なくホモビに出ただけだコラァーッ！！
自分の都合は押し付けても他人の事情を考えないクソガキに今日を生きる資格はねぇ！
やきう奥義・白真千本ノック！！」ﾃﾚｯﾃｰ
絶ホモ「ひで しねッ！？」ﾌﾞｼｬｱｱｱｱｱｱｱｱ
北斗の拳のモヒカンの如く、ホモ許さないマンの肉体が粉々に砕け散った。
魔王と鈴木の前に最強の男が現れる。
しかし最強男の強さを鈴木の能力の前にとことん劣化されて、弱ったところを彼に殺されてしまった。
これまで最強だった故の慢心が祟ったのか、それともやっぱり無職がいけなかったのか？
答えがわからぬまま、最強だった男は絶望して死んだ。
| 106 |
ストーカーされる痴漢 |
ヒューマンスレイヤー、痴漢さん |
なんとか羅天に破壊された義手を修復したヒュスレは一人で行動をしていた痴漢さんを見つけて襲撃しようと画策する。
異能殺しコンビに入浴中に襲われて命と引き換えに顔を滅茶苦茶にされて絶望していた狩野先生の前にDeusが現れて神の奇跡で元通りに治される。
こうして狩野先生はDeusの信者になった。
ミエルの事故死に関して判明した事実……ミエルには非常に強力な異能者になれる素養があったがために、浄化杜の工作員が事故を装って暗殺したとのこと。
しかし死亡したのは妹のミエルではなく、姉のリエルであり……その文章を見た瞬間、リエルは発狂しだし、追田の首を絞め始めた。
突然暴走したリエルに驚く追田だったが、腹パンチで絞殺される前になんとか気絶させる。
これは彼女の気絶中に調べてわかったことだが、事故を生き延びたミエルは重度の解離性障害に陥り、自分をリエルと思い込むようになったらしい。
すなわちこの場にいるのはリエルではなくミエルである。
アスティオの死体を見つけ、首輪をはぎ取ろうとするアマンダと、ロボディ越しにアスティオの死体に眼を向けるディスメラ。
ディスメラは殺し合いには乗ってなさそうだが、なんだか視線が気持ち悪い奴だなとアマンダは思い、同行は拒否した。
最強男に敗れたヴヴはブレインと三月に救助されていた。
彼の治療には三月の調合したポーションが役に立った。
| 111 |
死して屍拾う者あり |
ヘンリー・ジェシカ （エド） |
エドはオオチクビンビンバチ（
チク・ビー）の死骸を発見し回収する。
この蜂の猛毒は武器として使えるとの判断からであった。
同人誌を作成している二人の前に香織が現れ、作った同人誌を見せるもあまりに人を選びすぎる内容に香織は気分が悪くなってしまう。
そんなことよりもロックスを探さねばとすぐに立ち去った。
ドームを拠点にしている三人。
死亡者に知り合いがいなくて安堵する水本、僅かでも死傷者が出てしまったことを悲しむ未色、表面上は未色と同じ反応をしつつも、ライバルの魔人が減ってないことに内心で舌打ちするカリン。
ロックスは今度はクラスメートの舞菜に接触して夕露の危険を知らせるが、ヘイト・ユーの効果のせいでまたしても聞き入れてもらえず、何言ってんだこいつと言われて疎まれ蔑まされる。
後から弟を失ったばかりで精神的に参ってるロックス何であんなひどいことを言ってしまったのかと反省した舞菜はロックスを急いで追いかけようとするが、一足遅く見失ってしまう。
| 115 |
羊毛の魔力（ひかり）に導かれ |
岬朔郎、魔人メネス、アリスター・フィル・リリーホワイト |
帰りの遅いセータームーンを待つ朔郎は暇つぶしにぬいぐるみで遊んでいた。
するとセータームーンの魔力が編みこまれたぬいぐるみは突然「危ないよ」と喋りだし……
後からワンパンチマンを取り逃がした危険人物のメネスとアリスターがやってきた。
隠れることで二人をやり過ごした朔郎は、このぬいぐるみには持ち主に危険を知らせる魔法が施されていることを知り、贈り物に感謝した。
どうやって高校を攻めるか考えていたサクマと田中の下に教授タッグが現れた。
そして二人に知恵を貸し、対主催を一網打尽にできる作戦を考案する。
まず田中が紳士的な人間を装って対主催集団に接触します
↓
それ以外の者が高校を拠点に一大集団を作ることを提案して誘導します
↓
田中が高校の配電室にサクマの作った爆弾を仕掛けます
↓
ある程度人数が集まったらサクマが爆弾を起動して停電を起こします
↓
事前に情報を横流しさせたマーダー「停電でパニック状態だ！襲うなら今だ！」
↓
対主催組の中に潜入させていたステルスマーダー（田中）、ヘイト・ユーで嫌われ者（ロックス）にした人間も同時に動き出します
↓
だ・い・じ・け・ん
というのが計画であった。
この作戦を聞いて、通りすがりのジョージも良い映画が取れそうだと思い、田中に校内に沢山のカメラを仕掛けてもらう代わりに、対主催を学校に集めることに協力する。
こうして悪の同盟が結成され、それぞれの仕事をするために行動を開始した。
しかし彼の企みを覗いていたワンパンチマンの存在を、モリアーティ以外は気づいていなかった……
| 117 |
慢心、マジヤバい |
金山光男、マリシャス、The paper、楽雅 |
金山は侮っていた――ロボディの異能無力化バリアがあれば異能者に対抗できると。
ところがロボディは何の変哲もない紙に装甲を切り裂かれていく。
勘違いされがちだが、paperの紙を使った暗殺術は異能ではなく「技術」なのだ。
ロボディでは異能の絡まない物理攻撃は防げず、ド素人の金山にはロボディの火砲や機動性を生かすことができなかったので機体は爆散。
金山は小悪党特有のしぶとさで死なない程度の重傷で済んだけどパパ(仮)を傷つけられた怒りを爆発させたマリシャスがロボディの破片を武器にpaperに挑む事になる。
マリシャスを置いて恐怖に駆られて逃げる金山。
その金山の姿を遠くから見ていた雅は復讐心を燃やすながら追いかける。
立華の介抱により気絶から醒めた真道。
介抱の礼に相棒の真由と再開できるまでは守ってやると立華に言い、同行することになる。
| 119 |
涙の過去（むかし）、笑顔の現在（いま） |
羽田桜、郷里沙織、夕露美維兎、ヒグマーマン、ケツの穴からカレードバドバマン、田中ベルンハルト |
桜の支給食料を食べ終わった後、沙織は自分の悲惨な過去について話す。
父親を除いた家族の全滅、殺人犯の無罪放免、親しい親戚の次々の死の果てに巡り合ってしまった親戚、犯罪レベルのいじめ、親戚の息子による強姦、そして生きていた父に巡り会えるかと思いきやバスに撥ねられて終わるハズだった少女の壮絶な人生……
ヒグマーマンとドバドバマンは彼女の不幸といじめる周囲に憤り、夕露は何かを思いだしたかのように俯く、桜に至っては自分よりも悲惨な人生を歩んできた沙織に深い同情を覚えた。
しかし沙織は、だからこそ皆で一緒に食事を取れた時は温かった家族との食事を思い出せて楽しかったと語った。
対主催を装ったステルスマーダー・田中が教室に現れたのは沙織が語り終わった直後であった。
由奈とダンは柊に会い、柊は高校に対主催が集まっていることを教えた。
二人が学校へ向かった後に遅れて羅天とドリーのペアが現れ、先の二人と同じように学校へ行こうと促す。
しかし経験豊富なダンと羅天は柊の話にきな臭さを感じずにはいられなかった。
| 121 |
空飛ぶ意図電話 |
サクマ、クライヴ、ヒュナス、デニス・ブルックス、ディスメラ・スイート |
サクマは直接は参加者と合わず、ドローンを介してそれぞれ別行動を取っていた参加者に情報をリークした。
一方で危険人物にはモリアーティの考えた作戦を伝え、危険人物を効率よく集めていった。
女信長に夜這いされかかる織田信長。
一見すると普通のプレイにも見えるが、女信長は中身は男である。
すなわち女信長はホモであると知り、パラレルワールドの自分がこんなので落胆した信長（男）だった……
※織田信長（男）はホモではありません
ジョージ・ラングセンは三勢とアイリスの二人に出会い、対主催が集まっていることを教えた。
作戦決行の時は近い。
| 124 |
バットと空の塔の闘い（意味深） |
田山秀夫、ヤッタルマン、長王、魔人ウロボロス |
田山は先ほど殺した絶対ホモ許さないマンを追いかけてきたヤッタルマンと遭遇。
股間丸出しの彼を見て「ヒーローは屑みたいな奴しかいないのか」と偏見を持って挑む。
両者はバットと股間のスカイツリーで競り合う戦いを繰り広げ、最後は田山がヤッタルマンをホームランすることで勝利を収めた。
だがヤッタルマンが飛ばされた先には
キングとウロボロスがおり、それが呼び水となってしまった。
| 125 |
拳、敗北の時 |
魔人モリアーティ、ワンパンチマン、千太郎 |
モリアーティを殺せば悪党どもの計画が瓦解すると思い、一人になったところを見計らってワンパンチマンはモリアーティを襲撃する。
逃げるモリアーティ、一つの民家に追い詰めるワンパンチマン。
幽霊や悪魔さらに神や仏だろうと必ず一発殴れる「幻の右」、それを何度も繰り返してモリアーティを殴って殺すつもりなのだ。
……それこそがモリアーティの作戦であった。
彼は事前にジョージからワンパンチマンの存在を聞き出し、最初に合流する前に柊から戦闘禁止ハウスの話を聞き、二人でワンパンチマンを嵌め殺す作戦を練った。
ワンパンチマンに殴られたが、それも計算の内。
場所が戦闘禁止ハウスでワンパンチマンのぶん殴りが戦闘行為に当たり首輪爆破。
しかも自分はぶん殴られること想定し、殴られた際にハウスの外に出るように位置調整。
悪をとりあえず一発ぶん殴る性質、戦闘禁止ハウスのルールを踏まえた作戦の前にワンパンチマンはあえなく爆死した。
ちなみにハウスに一人隠れてた千太郎はモリアーティが去った後に死体になったワンパンチマンを見てドギマギし、ここが殺し合いの場所であったことをようやく心で理解する。
今度はＴＶでも活躍を耳にするヒーロー・スーパーレッドに夕露退治を頼んだロックス。
やはりここでもヘイト・ユーによって聞き居られないどころか、気持ち悪い、鬱陶しいから消えろと言われ、それどころか危うく殴られかかる始末。
幸い、殴られる寸前でブラスターギガンに助けられるが、ブラスターギガンもなぜかロックスをそれ以上助ける気が起きず、立ち去れの一点張りだった。
ヒーローにも信じてもらえなかったロックスの精神状態は追い込まれていた。
そこへサクマのドローンがやってきて、夕露が沢山の対主催と共に高校にいることを教えられる。
あの女の側にいたら他の対主催がヤバイと思ったロックスは支給品の拳銃を片手に高校へと走りだした。
兄の幻影に囚われるミリアは覚束無い足取りで校門にたどり着いた。
遠い場所では目の上のたんこぶだったアスティオが消えてせいせいしていたが、アスティオの魔人の魔力がまだ消えていないことを感知する。
それは高校の方面から感じ取れていた。
| 128 |
メタルキル |
魔人モリアーティ、勇者スーサイド |
モリアーティはスーサイドと出会った時に冷や汗かいていた。
この男はせっかく練り上げた計画を、実行前に盛大にネタばらししそうな気がする……ただの直感だがそう思えたのだ。
モリアーティはここで彼を抹殺するべく先手必勝で青酸カリの塗ったナイフでスーサイドを刺し、抹殺して立ち去った。
計画発動は近い。すぐにでも特等席である高校に行かなけらば。
ところがスーサイドはしばらくすると立ち上がり、生き返った。
……なんかウネウネしたものが耳の穴からはみ出てたが、たぶん気のせいだろう。
ジョージに教えられて九曜とコンポッツの二人も学園に向かう。
そろそろ頃合だと思ったジョージは二人と別れた後に手近な民家に隠れ、舌なめずりをしながら田中の仕掛けたカメラを確認する
ゲイシーとサキュバスに出会ったDeusはサキュバスをゲイシー好みのショタに変身させ、サキュバスには今まで味わったことのない快感を得られるように感度を調整し、心赴くままに性交させた。
まるで麻薬にでもハマったように二人の心を虜にし、更なる信者に加えたのだった。
遠山の命を犠牲にしてしまったことを悔いる司空。
しかしこのまま立ち止まっても遠山や未色のためにもならないと思った彼は、マルチウェポンを手に再び歩きだした。
| 132 |
変転 |
雪小路いろり、御神薙立華、真道阿須賀 |
いろりは立華と真道相手に営業をするが、なぜか本性を顕にする前に毛嫌いされて心を折るまでに会話を繋げることができない。
調子が悪いなあ……と思いつつ、二人の心を折るのは諦めて別の場所へ赴く。
| 133 |
勇者が剣で殺ってくる！ |
三勢七五三太、アイリスフィア・フォン・プリズムアーク、大海ミリア、A4 |
三勢とアイリスフィアは校門付近を精神衰弱状態で彷徨っていた生徒のミリアを発見し保護した。
なんらかの呪いが施されていることに気づいた魔術師であるアイリスはすぐにミリアの呪いを解こうとする。
しかしそこへアアアアの突然の奇襲を受ける。
ミリアの解呪の最中だったアイリスは動くこともままならなかったが、そんな彼女を三勢が庇った。
それは自分を庇ってくれた紀世に習った行動であり、正義感からアイリスフィアを庇ったのだ。
しかしこれが仇となり、三勢はアアアアに拷問じみた処刑をされる……
三勢を守れなかったことを悔いるアイリスだったが、ミリアを庇いながらは戦えないため、高校へと逃げ込むことに。
このSSがこれから起こる悲劇、江洲衛府島高校黙示録のOPとも言われた。
高校の近くの林にいたザコットとミーティアはサクマの放ったドローンを追ってきたところ、田中が仕掛けた爆弾を操作するサクマの姿があった。
二人が目撃する前にサクマは爆弾を起動させ、高校の明りが一斉に消える。
サクマは目撃者である二人を抹殺するためにサイボーグボディで襲いかかった。
| 135 |
ハイスクールクライシス！ 揺れるイントゥ・ザ・マッドネス |
羽田桜、郷里沙織、夕露美維兎、ヒグマーマン、ケツの穴からカレードバドバマン、九条由奈、ダン・デュールマン、八雲柊、田中ベルンハルト、魔人モリアーティ、柊八雲、回縞ロックス |
高校に一同に集まった多くの参加者。
しかしその中に暗殺者の田中がいたことに由奈は目を見開く。
――「これは罠です！」、由奈がそう言ったと同時に配電室が爆破されて停電する。
そして由奈に襲いかかる田中と、「人の足掻く輝きを見せてもらおうか」と急襲してきたモリアーティ、柊。
由奈とダンは田中を引き受けて別の階へ。
ヒグマーマンとドバドバマン、夕露は子供たちを守るためにモリアーティと柊と対峙する。
そこへロックスも現れ、仲間が来たと喜んだ夕露の糠喜びを打ち砕きつつ、恨みの顔で夕露に向けて銃口を向けた……
| 136 |
兄妹の再会 |
羅天丹吾、ドリー・ブルックス、天城九曜、魔王コンポッツ、デニス・ブルックス |
羅天とドリー、九曜とコンポッツの二組は校外で合流する。
罠を警戒した羅天によりすぐに学校に入ろうとしなかった。
結果はドンピシャであり、高校の停電し内部で激戦が始まった。
それと同時にデニスが襲来し、元々嫌っていても妹の血を吸おうとする兄の変貌にはドリーにショックを受けさせた。
そしてジジイとピチピチギャルとロリ二人相手なら大丈夫だ問題ないと襲いかかるデニスだったが、羅天の狙撃能力と妖狐を先祖に持つ九曜の身体能力を侮っていたために黙示録に参加したマーダーの中では一番早く退散する(これは吸血鬼化したデニスが弱いのではなく、羅天と九曜の強さがズバ抜けていたため)。
校内に入るのは罠に足を突っ込むのと同じだとわかった羅天だったが、それでも内部に取り残された対主催を救う必要があり、単身救援に向かおうとする。
九曜やコンポッツも行こうとするが、デニスがまた戻ってくる可能性やいざという時の温存戦力としてここに残るように伝え、二人にドリーを預けることにした。
一人で行こうとする羅天にドリーは心配するが、羅天は必ず戻ると約束し、ドリーの頭を撫でながら暖かい笑顔を向けると闇の伏魔殿と化した高校へと一人走っていった……
| 137 |
突然のエラー |
田山秀夫、長王、魔人ウロボロス、楽雅 |
学校にほど近い場所にてマーダーと化した田山に挑むのは長王。
ウロボロスも戦おうとするが、プロの野球勝負を見てろと静止し、あくまでスポーツマンとして田山とはサシで挑む。
ウロボロスが目にしたのは、バットのひと薙で嵐が起こり、バズーカ砲もかくやというべき球の打ち合いと投げ合い。
魔人同士の戦いにも劣らない田山とキングの超次元野球決戦にウロボロスはすっかり目を奪われていた。
しかし戦いに熱中しすぎたため、周囲が見えなくなったキングは金山を追っていた雅が戦いの場に入ってきたことに気づかず、彼女の足元で流れ弾が爆ぜさせてしまった。
それは見たキングは田山との戦いの最中にも関わらず、雅の下へ駆け寄った。
雅には大した怪我はなかったことにホッとしたのも束の間、彼女は狂乱状態に陥っており、キングをマーダーと誤解したばかりにキングの腹を包丁で刺してしまった……
| 138 |
明日への撤退 |
勇者ザコット、ミーティア、サクマ |
ザコットとミーティアはサクマに立ち向かうも戦闘力の差から追い詰められる。
仕方ないと思ったザコットはなけなしの魔力で転移系呪文を用いてこの場から脱出を図る。
しかし、転移魔法が発動する寸前でミーティアはサクマに引っ張られたことで魔法陣から外れてしまい、ザコットのみが転送されてしまう。
ザコットは彼女の手を握ろうとするが間に合わず、自分の最期を覚悟したミーティアは生徒や他の対主催たちのことをお願いとザコットに託す。
だがミーティアはここで終わりではなかった。
サクマはどうせ手に入った玩具だから遊んでから壊すと言いつつ、ミーティアの衣服を剥いだ……
| 139 |
ハイスクールクライシス！ 燃えるワン・クラス・ルーム |
羽田桜、郷里沙織、夕露美維兎、ヒグマーマン、ケツの穴からカレードバドバマン、八雲柊、柊八雲、回縞ロックス、アイリスフィア・フォン・プリズムアーク、大海ミリア、A4 |
怪力のヒグマーマンとカレーを自由に生み出すドバドバマンの二大ヒーローと、知略と謀略の教授タッグ・魔人モリアーティと柊八雲の戦いは拮抗していた。
さらにその横では夕露とロックスの激しい銃撃戦が行われている。
隅っこで震えるのは不幸少女二人。
沙織「お姉ちゃんは私のこと、見捨てたりしないよねえ…」
桜「大丈夫だよ、妙織ちゃんのことは絶対見捨てたりしないよ。ほかの奴を犠牲にしてでも、必ずね」
桜の恐ろしげな言葉に思わず「え？」と驚く沙織。
そんな戦場となった教室にアイリスフィリアとミリアが現れ、さらに彼女らを追っていたアアアアが乱入する。
アアアアの参入ばかりはモリアーティも予期していない誤算だった。
同盟でもない上にアアアアに癒えない手傷を負わされたモリアーティは、柊に担がれて戦線を離脱する。
次にアアアアが襲いかかったのは不幸少女タッグ。
浅い怪我ではあったが沙織を庇ったばっかりに桜は背中に一生癒えない傷を負ってしまう。
アアアアの実力の高さは戦闘力の低い対主催を守りながら戦えるものではないと思ったドバドバマンは夕露たちを逃すために辛さ400倍ケツカレーをアアアアの眼に浴びせて視力を大幅低下させて味方が逃げ出す隙を作るが、引き換えに己の命を勘定に入れなかったドバドバマンはアアアアの聖剣ビームで蒸発してしまった。
アアアアの視力が戻る前に逃げ出す対主催。
この中で一番戦闘力のあるヒグマーマンのみが、アアアアと対峙した。
夕露は桜と沙織を恩師であるアイリスフィアに預けて自分を殺そうとする戦友のロックスを別の教室に誘導し、一対一で戦おうとしていた。
| 140 |
ゲームセット |
田山秀夫、長王、魔人ウロボロス、楽雅、ディスメラ・スイート |
キングを刺されて怒り狂ったウロボロスは雅を殺そうとするが、そこでディスメラの乗るロボディが乱入。
後輩を殺させまいと雅を逃すために援護するディスメラにウロボロスは野球で抵抗するが、まだ技術が未熟で技の威力を異能の力に頼っていたこともあり、異能無効化能力を持つロボディのバリアに阻まれて球が届かず、砲撃で逆に吹き飛ばされて雅の逃走を許してしまう。
雅によって致命傷を負ってしまった長王は、それでも雅を恨まず、傷に構うことなく田山と戦う。
しかし流石のキングと言えども致命傷を負っていては分が悪く……ついに敗れてしまう。
マーダー化した田山相手にも敬意を払って「お前との野球……楽しかったぞ……！」と言ってバッティングフォームのまま果てるのは正に野球人と言えた。
田山も消耗が激しかったため、一時撤退。
ディスメラはどこかへ逃げた雅を追うために高校へロボディを走らせる。
残されたウロボロスは偉大なる野球の王の死に男泣きをするのだった。
金山は錯乱状態に陥っていた。
ロボディがあっさり破壊した強者の存在。
そして自分のような無能力者で戦闘力を持たない存在を許さない死闘を間近で見せられば、小物に過ぎないこの男にとって殺し合いで生き残れという方が無理に感じられるだろう。
その結果の錯乱であったが、金山は近くの高校で逃げ回る教師や生徒の存在を補足する。
なんとか自分でも殺せる弱い存在から支給品を奪って身を守らなけらばならない、そう思った男は高校へ向かう……それは策も打算も何も考えていないヤケクソからの判断であった。
かためちゃんは学校へ向かう多くの足跡を発見し、そこから多くの参加者が高校へ向かっていると推測できたが銃撃戦や砲音が聞こえてきたがために怖気づき、来た道を引き返した。
| 143 |
ハイスクールクライシス！ 戦うガイ・アンド・ガール |
九条由奈、ダン・デュールマン、田中ベルンハルト |
夕露たちとは別階層で行われる由奈＆ダンVS田中の死闘。
暗い部屋にて田中の死の一撃が迫るが、ダンのとっさの援護と由奈自身の暗殺者時代の経験で何とかギリギリ無事に済んだ。
田中も初撃で仕留められなかったと分かると改造によって得た圧倒的スピードでダンの銃の射線からすぐに逃れて物陰に隠れてダンと由奈をじわじわ追い詰めるようにヒット&アウェイを繰り返す。
戦闘中、誰も声を出さないという緊迫感。ダンと由奈の無言の連携。正確に急所を狙ってくる生きた殺人機械・田中。
だがダンは戦っている途中で田中があまりにも潔癖症で完璧主義であることを見抜き、それが戦いにも適用されていることがわかった。
そこで部屋を汚してイライラを誘いつつ冷静さを可能な限り失わせる。
目論見通り、田中は苛立つもターゲットである由奈を補足し脳天ど真ん中を狙って射撃する。
対してダンは敵が必ず脳天ど真ん中か心臓を狙ってくることを予測して、これまでの戦闘で弾道・弾速を見切った上で銃弾を「狙撃」、銃撃直後の僅かな隙を狙って由奈が最も脆く装甲に守られていない田中の目の部分を刀で突いて殺害した。
田中があまりにも機械に近づきすぎた正確性を持っているが故の敗北だった。
……だが、田中もただでは終わらなかった。
自分の死後にサイボーグボディを自爆させるよう予めセットしており、身を守るためとはいえ望まぬ殺しをしてしまったことにセンチメンタルに浸っていた由奈の前で爆発を起こした。
| 144 |
ハイスクールクライシス！ つどうフレンド・プラス・エネミー |
アーク、勇者トロナ、ロボロン、霊幻・H・真由、クライヴ、ヒュナス |
田中の自爆によって高校の一部の階が吹き飛び、炎上していた。
その瞬間をアークたち四人は遠くから目撃した。
「学園が燃えている……急がねば！」「あのカッコつけ野郎、何かしでかしたわね」「あのままでは数時間以内に施設が崩壊する確率は90％デス」「なおさら急がなきゃ……あそこには沢山の助けを呼ぶ声が聞こえるもの」
四人は現場に急行する。
しかし、彼らはその後をつけている異能殺しタッグの存在に気づいていなかった。
| 145 |
正義の在り方 |
スーパーレッド、偽ブラスターギガン、番灰矢 |
スーパーレッドと偽ブラスターギガンも高校の一部が吹き飛ぶのは目撃していた。
しかし本物に代わってヒーローに成りすましている偽ブラスターギガンは校内にいる対主催を助けに行こうと言ったのに対し、スーパーレッドは今からいっても間に合うハズがないと言って動こうとせず、しかも内心では高校での戦いで疲弊したマーダーを倒して点数稼ぎをしようとまで考えていた。
スーパーレッドのヒーローとしてあまりに怠惰な姿勢……怪人である偽ブラスターギガンは見抜いてしまった。
こんな軟弱者は無理に連れて行かず、自分一人でも助けにいった方が良いと思ったブラスターギガンは彼を置いて学校へ向かう。
しかしスーパーレッドと別れてすぐに灰矢の襲撃を受けて足止めを食らってしまった。
| 146 |
ハイスクールクライシス！ 終わるバンド・オブ・ブラザーズ |
回縞ロックス、夕露美維兎、羅天丹吾 |
時は田中が自爆する前に遡る。
モリアーティの口車に乗せられて仲間だった夕露を襲撃するロックス。
一方でかつての義勇兵部隊の仲間、そして彼が何者かに憎悪を植え付けられているとわかると夕露はロックスを殺すことができなかった（ヘイト・ユーの能力込みでも）。
夕露もただ黙って殺されるわけにもいかないので軍人としての白兵技術と歯の妖精を使って対抗するが、一緒に戦っていたためにロックスは夕露の戦いの癖を熟知しており、何より憎悪により殺すつもりで攻撃するロックスと、あくまでもロックスを止めようとする夕露では殺意の分、戦いがロックス優勢で進んでしまう。
やがてロックスの巨体が夕露の体を壁に叩きつけ、必殺の銃弾を浴びせようとする。
その瞬間、教室にたどり着いた義勇兵部隊ブレーメンズの隊長・羅天は夕露を守るべく走り出した。
能力で18歳に若返り、最高速度で夕露の下へ走り、そして――
ロックスの銃弾が夕露の代わりに羅天の心臓を穿った。
隊長である羅天の死による夕露の絶叫。
弟殺しとは関係のない(憎んでいない)尊敬する隊長、羅天を殺してしまったロックスの精神は――
田中が自爆したのはこの直後である。
ディスメラの手助けもあり、ウロボロスたちからは逃れた雅だったが、今度はサクマと彼に強姦されようとしていた裸のミーティアを発見する。
ミーティアがサクマの足を引っ張って生徒である雅を逃すよう抵抗したのも虚しく、雅はサクマに捕まってしまう。
玩具が二つに増えて嬉しがるサクマに雅は醜悪さを覚える。
（ロボディさえあれば、こんな奴殺せるのに……）
（強力な力が、羅天隊長や夕露軍曹のような異能が欲しい）
（そして先生や友達を守って、浄化杜や金山のような屑を殺すんだ！！）
江洲衛府島での紛争と人生で二度に渡って辱められたこと、友や教師の喪失を恐れた彼女の負の感情が爆発した瞬間、モリアーティから渡された欲望の手鏡が光だし、黒い闇が雅を包んだ。
驚くミーティアとサクマだったが、雅は闇の中からミーティアをタッチすると、ミーティアの生命力を原動力に動く禍々しいロボディが現れ、雅がそれに搭乗する。
サクマは応戦するが、ロボディのパワーは圧倒的で力負けした挙句、体を上下に分断される。
サクマの血ともオイルともつかない赤い液体を浴びながら雅は高笑いをあげ、ロボディの装甲に張り付いた形になっていたミーティアは雅の豹変ぶりに恐れを抱いた。
なお、サクマはサイボーグの体を持っていたために一命をとりとめており、下半身を失った状態で雅にバレないように這いずりながら戦線を離脱した。
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ハイスクールクライシス！ つづくワースト・ブラッティ・ナイトメア |
ディスメラ・スイート、回縞ロックス、夕露美維兎、九条由奈、ダン・デュールマン |
雅を追っていたディスメラだったが、近くの高校が爆発したため、機体のカメラを高校に向けてズームすると、義勇兵の仲間であるロックスと、夕露、そして息絶えた羅天がいた。
発狂状態に陥っているロックスと、羅天の死体を抱えて絶叫している夕露。
続けて二人のいる教室に田中の自爆で負傷した由奈を抱えていたダンが教室に入ってきたが、彼は羅天の死体を見るなり下手人のロックスに銃口を向けた。
それを見たディスメラはロックスを殺させるわけにはいかないと高校に向けて機体を突進させ、ロックスをコクピットに入れてその場から離れることにした。
ロックス「で、ディスメラの姉御･･････お、俺、羅天のじっちゃんを殺しちまった。
こんなつもりじゃ･･････うあああぁあああぁ！」
ディスメラ「くっ、事情はわからないけど今は逃げるよ！」
おそらくなんらかの仲違いを起こしたようだが、ともかく今はロックスの安全を優先し高校から離れるようにした。
余談だが、ディスメラの乗るロボディの異能無力化バリアの圏内にロックスが入ったことによって、彼のかかっていたヘイト・ユーの効果は解除された。
突然の乱入者に呆然としてダンだったが、負わされた怪我に加えてロックスの暴走、羅天の死にすっかり放心状態になってしまった夕露を手負いの由奈ごと抱えて学校から逃げるダン。
田中の自爆にロボディの突進で学校がダメージを受けた結果、施設が崩れようとしている。
その前に三人は脱出する必要があった。
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魔鉄人見参 |
ドリー・ブルックス、天城九曜、魔王コンポッツ、楽雅、ミーティア |
なかなか戻ってこない羅天、それに加えて高校の爆発。
三人はとても嫌な予感を感じ、高校に入るべきかそれとも離れるか考えあぐねる。
そこへ異能で生み出したロボディに乗った雅が現れ、間髪入れずに九曜をロボディに吸収してしまう。
後輩の雅が狂ってしまったことを悟った九曜はドリーとコンポッツに逃げるように促し、逃走させた。
ミーティアに次いで妖狐の力を持つ九曜をロボディ――魔鉄人38-B号に取り込めたことに喜ぶ雅。
彼女の次の標的は学園内部であった。
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明後日？ そんな先のことはわからない |
A4、ヒグマーマン、羽田桜、郷里沙織、アイリスフィア・フォン・プリズムアーク、大海ミリア、夕露美維兎、九条由奈、ダン・デュールマン、金山光男 |
アアアアとヒグマーマンは互角の戦いを繰り広げていた。
しかしダンジョン（高校）が崩れてきたのでアアアアを仕方なく撤退する。
ヒグマーマンも学校が崩れきる寸前に脱出を果たした。
崩壊した学園からヒグマーマンが校庭を見ると、脱出が間に合った仲間たちがいた。
だが全員疲弊仕切っており、特に夕露と由奈はとても戦える状態ではなかった。
そこへミリアの義姉である舞菜がやってきて応急処置程度の治療を施そうとする。
地獄はこれで終わったのか？ いや違う。
地獄の次はまた地獄。
これは彼らの地獄の始まりに過ぎないのである。
事実、ミリアにかけられた呪いは時間増しに悪化しており、疲れきった彼らを金山が狙っている。
――読者である君たちには次回以降も彼らと地獄に付き合ってもらう。
高校から逃げてきたかためちゃんは通りすがりのセータームーンて出くわす。
相手が殺し合いに乗っている可能性やコミュ障ゆえに会っただけでガタガタと震えたかためちゃんだが、セータームーンは彼女に優しく接し、セーターをあげた挙句保護し、朔郎のいる家屋へ案内しようとする。
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たった一人のクランクアップ記念 |
ジョージ・ラングセン |
とある民家からカメラごしに高校での乱戦を見物していたジョージ。
あろうことか彼は映像作家としての技術を生かし、撮影した動画を編集しサクマから借りたハッキングツールでスマホやテレビに配信する。
ある方面ではロックスが羅天を故意に殺したようにしか見えない。
ある方面では夕露が羅天を盾にして謀殺したようにしかみえない。
そんな同じ場面でありながら視点を変えることで全く違った印象の映像で映画（殺し合い）を更に面白くしようとしていた。
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怒れる一人と一機 |
アーク、勇者トロナ、ロボロン、霊幻・H・真由、クライヴ、ヒュナス |
ロボロンの電脳内にも通信という形でジョージの作った映像が流される。
しかしロボロンはこの映像を信じない。
ロボロン「ノー サー！ フレンドやマムがボスを殺すハズがありません。
また、私の電脳シミュレーションでは視覚的なトリックの可能性を導き出しています。
すなわちこれは殺しあいを加速させるための罠デス」
そう仲間に説明するも、自分ではフレンド達の疑いを晴らすことが出来ないと嘆くロボロン。
探偵である真由はいたが、現場とロックスもしくは夕露にあわなければ真相はわからないと言った。
少し離れた別の場所。
クライヴとヒュナスも件の動画を見ていたが、クライヴもロボロン同様に映像を信じなかった。
クライヴ「紙幣の人物に折り目をつけて笑ってるようにも悲しんでいるようにも見せられる･･･そのようなペテンなのだよコレは。
どこの誰だか知らないが、これは我が好敵手の羅天の死とブレーメンズへの侮辱と私は受け取ったぞ」
敵とはいえ卑劣な策で好敵手を陥れたことに怒るクライヴ。
浄化杜として戦ってきた彼は敵であるブレーメンズがこんな汚い輩ではないことを知っていた。
それからしばらくして二組は高校の目前まで接近するが、それと同時に高校はダメージに耐えかねて崩壊したのだった。
二組は助けるために、殺すために生存者を探す。
高校から遠い場所でジョージの流した映像（ロックスが悪党に見える映像）を見ていた。
二人は映像には疑念を持ち、そもそもカメラを仕掛けた人間こそ殺し合いを加速させようとする危険人物ではないかと見抜く。
しかしそれとは別として錯乱したロックスは危険視し、見つけ次第殺しておこうとする。
相変わらず引きこもっていた朔郎だったが、そこへ時間差で降ってきた田山やキングの投げた野球ボールの流れ球が家屋を潰してしまう。
幸いセータームーンのぬいぐるみのおかげで難を逃れた彼だが、もうここにはいられないと思い、セータームーンには悪いと思いつつ別の場所へ移動を開始した。
香織はジョージによるロックスが羅天を殺害して発狂する動画を見てしまった。
守りたかったロックスの暴走に香織の心が大きく揺れ動く。
嘘だ……ロックスがこんなことするはずないと……
そして彼女の心が弱まったと同時に魔人セラフィムの人格が表に出始めていた。
アイドル二人とドルヲタは「夕露が悪人」側の動画を見ていた。
ロックスを同級生に持つ水本からすればスケベだけど悪い奴ではないロックスの性分からして羅天を殺すことが考えられず、三人の中では夕露を信頼しない方向で固まってしまった。
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ヒーロー・レスキュー・ヒーロー |
ファックマン、ヤッタルマン |
その頃、ファックマンは田山にホームランされて地面に埋まっていたヤッタルマンを救助していた。
レイが高校方面に向かう洸（F）に接触する。
レイはどうしても抹殺したい相手が高校に居るので一緒に来てくれないかとFに協力を仰ぐ。
Fとしても蹴落としたいライバル魔人のウロボロスが高校にいたので、一時的に協力関係を結び、高校へ向かうことに。
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全ては妄念に消える |
追田真実、リエル・リュシエール |
追田の手で気絶していたリエルが目覚める。
どうやら自分がミエルであることはおろか、追田にミエル事故死の真相を聞かされたことは全く覚えてない様子。
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ハイスクールクライシス！ 狂気のトレスパス |
ヒグマーマン、羽田桜、郷里沙織、アイリスフィア・フォン・プリズムアーク、大海ミリア、夕露美維兎、九条由奈、ダン・デュールマン、金山光男、楽雅、ミーティア、天城九曜 |
襲撃から休息を取っていた学園の対主催たち。
その中で先ほどまでの戦闘によって自分が元暗殺者であることがクラスメイトや教師にバレてしまい落ち込む由奈だったが、これまで共に戦ってきたダンは由奈は決して殺しを楽しむような悪い奴ではないとフォローし、仲間たちにも仲間を守るために戦ってくれた由奈は好意的に受け入れられて由奈は涙を流す。
怪我も構わず沙織を庇った桜を自分の身を挺して他人を守る勇敢な行動は誰にでもできることではないと、皆は誉め讃えた。
桜としては人生で初めて他人に褒められた瞬間であり、同時に少し前まで沙織以外を犠牲にするつもりだったので自己嫌悪にも陥った。
一方、アイリスフィアは亡骸になった三勢を埋葬する。（亡くなったドバドバマンは蒸発、羅天の死体は瓦礫の中にあるため埋葬できない）
アイリスフィア「私はまた……みんなを守れなかった……」
三勢「……」
アイリスフィアの涙の意味とは……？
その一方、疲れきっており、死者の埋葬やけが人の治療に専念している対主催集団……なんとか潜り込んで武器を奪い、背後を取って殲滅すればワンチャンスあると思った金山は襲撃を決行する。
幸い、いや、不幸にも金山は多くの生徒や教師から嫌われていたが、ロワでの悪行はまだ知られてないため、学園の対主催は油断していたばっかりに金山の急接近を許してしまう。
金山がヤバイと直感で感じ取ったダンとアイリスフィアが対応しようとした時には金山は集団に肉薄していた。
しかし金山が誰かを手にかける前に、カッターナイフの歯が金山の喉笛に刺さっていた。
ミリアは金山の襲撃に恐怖してしまい、手に持っていたカッターナイフを振り回していたら偶然金山の喉笛を刺してしまったのだ。
ミリア「え、いや、わ、わたしそんなつもりじゃあ…」
アスティオ（いい娘だミリア…お前ひとりだけ光の中で生きるなんて許されるものか…
俺と同じ泥の世界に生きるがいい）
アスティオの幻影がミリアを闇へと唆す。
一方、喉笛から噴水のように血を噴出させた金山は。
金山「く、苦しい、血が止まらない、寒い、死にたくない、誰か血を止めてくれ！」
雅「じゃあ、私が止めてあげましょう」
金山「ええ？」
グシャア！！
雅「あなたの命をね」
突如現れた雅の乗る、胸部装甲に裸のミーティアと九曜先輩が生きたまま埋め込んだロボディの手に握りつぶされ、潰れたトマトと化した。
明らかに金山以上の驚異であるロボディにダンとヒグマーマンは応戦しようとするも、スパイと妖狐の力を持つ機体の前には歯が立たず、二人して壁に叩きつけられ、戦闘不能に追い込まれた。
雅の狂乱に彼女をよく知る者たちはひたすらに驚愕したが、雅はそんな視線を知ってか知らずか、微笑んでいた……仄暗く澱んだ瞳で。
第二回放送で呼ばれたのは
絶対ホモ許さないマン、最強男、ワンパンチマン、三勢七五三太、ケツの穴からカレードバドバマン、田中ベルンハルト、羅天丹吾、金山光男。
以上、脱落者8名。残り78名。
最終更新：2017年05月27日 21:48
