メラ唾液持続吸引チューブの持続吸引圧力は、単位がkPaでもcmHgでも20の数値で
医薬品医療機器総合機構の添付文書には、「本品は先天性食道閉鎖症患者や知能の遅れた小児等にみられる、自力で唾液を飲込めない患者に適用されるものであって、舌上部にチューブ先端を置き吸引器と併用することによって唾液を体外に排出させるための吸引用嘴管である。」と書かれている医療器具です。
RST*Blogさんのページの解説も分かりやすいです。
当院でも該当患児(者)さまに使用しています。
この持続吸引圧の適正な値は、
医薬品医療機器総合機構の添付文書には「併用する吸引器の吸引圧は、-27kPa(-200mmHg)以下の吸引力で使用すること。使用する場合は医師の判断のもと、適正な吸引圧に設定すること。[過度な吸引圧下での使用によって口腔内の粘膜を損傷する恐れがある。]」と書かれています。
200mmHg=20cmHg=26.6kPa≒27kPaとの小数点第1位を四捨五入で切り上げて計算しています。
この持続吸引圧も、cmHgとkPaの混同のリスクを避けるために、「単位がkPaでもcmHgでも20の数値で」を、提案します。
最終更新:2011年06月18日 09:03