28-442「角川スニーカー文庫重役会」

~角川スニーカー文庫重役会議~

A「いったい、いつになったら谷川君は驚愕を書き終えるのかね?」
編集「すみません。今、彼はいろいろとスランプでして……」
B「そんな言い訳が通じると思っているのかね? 当初の予定からいくら遅れていると思っているんだ、え?」
編集「す、すみません。そこはなんとか、今年中には……」
A「今年中って、本来の予定は去年の六月だったんだよ。もう、半年以上も遅れているんだ!」
C「書店にポップアップまで配って、いったいどれだけの宣伝費が無駄になったと思っているのかね」
編集「すみません。本当に……」
B「このままだと君の責任問題にもなるよ。株主総会でどう言い訳をするつもりだ」
C「せっかくアニメ二期も決まったというのに、肝心の原作がこれではねー」
編集「すみません。今度のスニーカー誌上でまた発売延期の告知を出します」
A「二回も発売延期告知を出すなんて聞いたことがないね」
B「まったくそのとおりだ」
C「で、その告知はどんなものかね?」
編集「ええ。いとうのいじさんに驚愕のキャラクターである佐々木さんが『ごめんね』と言っているイラストを書いてもらいました。これです」

佐々木さん『ごめんね』

A「……まぁ、なんだ。無理に急いで書かせてやっつけ仕事になっては元も子もない」
B「……まったくもってしてそのとおりですな。谷川氏には満足いくまで時間をかけて納得のいくものを」
C「……なーに、一年の発売延期くらいなんてことはないさ。珍しいことでもなんでもない」
編集「そ、そうですか。そう言ってもらえるとありがたいです」
A「ははは、かまわんよ」
B「編集者は気長でなくてはいかん」
C「果報は寝て待てと言いますしな」
A,B,C「「「ところで君、このイラスト後でもらえない?」」」
 
編集「谷川先生の筆が遅いのでのいぢ先生の挿絵を先に書いてもらいました」
谷川「随分多いですね。それも、どうでも良い部分の挿絵ばかり。ってキョンの中学時代で半分?全部佐々木が出てますね。佐々木はメインヒロインじゃないですよ」
編集「そうでしたか」
のいぢ「忘れちゃいましたよ、大昔のことは」
谷川「おいおい冗談じゃないですよ。それに、無くて良いような絵ばかりなのは?」
編集「まだ原稿できていませんから。自然とどうでも良い部分ばかりになりますね」
谷川「・・・・・・」
編集「絵を多くすれば読者も喜ぶでしょう。絵に矛盾しないような文章書いて下さい」

谷川「それは良いですが、中学時代の佐々木がド貧乳、αで佐々木が普通乳、βで佐々木が巨乳になっているのは何かの冗談ですか?」
のいぢ「中学時代は発育してないから貧乳、それが高校で普通になる。
神になって最初の望みは、キョン好みの女になることでは?つまり、ハルヒちゃんやみくるちゃんみたいな巨乳になること」
谷川「そんなしょうもない改変は・・・もしかして女の人ってみんなそうなの?」
のいぢ「そんな子が多い・・・はず」
谷川「それじゃ佐々木は色ボケの変態じゃないですか」
のいぢ「え?違いましたか?」
谷川「キョンが佐々木の巨乳を触っているこの絵は何ですか?
胸が異常に大きくなったのをキョンに指摘されて『触ってみるかい、キョン?』というのをやらせるつもりですか?」
編集「是非やって下さいよ、頼みます。それだけが見せ場なんです」
谷川「一番の見せ場は九曜と長門のバトルですよ」
編集「心配しなくても誰も見ませんよ、そんな所」
谷川「・・・・・・」
 
そして、
谷川「わかりました、わかりましたよ。
   要は佐々木にいいように転がるように書けってことですよね。」
のいぢ・編集・A・B・C「そうです。」

とつながるわけか
それで半年以上遅れてるんだな
 

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最終更新:2008年01月28日 09:04
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