3-349「俺はハルヒが好きなんだ」

「すまん佐々木、俺はハルヒが好きなんだ」


「橘さん、以前から断ってた話だけど全面的に協力させてもらうよ。僕が神になる
ためならあらゆる努力も厭わない。たとえこの瞬間にあなたが涼宮さんを不幸にすような事態を引き起こしても
僕は決して止めることなどしないから安心して行動に移ってくれて構わない。
具体的に言えばいいかい? 例を挙げるとするなら、橘さんが彼女を転校させようが誘拐しようが閉じ込めようが暴漢に襲わせよいが記憶を全て消そうが自殺に追い込もうが凄惨に殺害しようが存在そのものを否定しようが僕は喜んで認めてあげよう。
だから何も気にすることはないんだよ。あなたは”神”に認められたんだからね。
それから、僕の全てはキョンのものだ。だからキョンに何かしらの悪意を向けることは
神に反することと同じ事だから注意しておいてくれ。無論僕にもそれが当てはまることは
言わなくても理解できるよね?
聞いてるのかい橘さん、なぜそんなに怯えているんだい。せっかく僕があなたの申し出を受け入れると言ってるんだよ。もう少し嬉しそうにしてもいいんじゃないのかい。
あぁ、この言葉使いのことかい?そういえば女性に向けて使うのは初めてだったよ。
理由は実に簡単だよ。僕がキョンに"*られた"という僕たちの年代のほとんどが経験する恋愛模様の1コマを"見た"からだよ。
全く、恋愛というものは実に厄介だ。自分が好意を寄せる人の幻覚が見えてしまうんだからね。

―――――え、"アレ"は現実だってイウノカイ?

そうか、橘さんも"アレ"を見てしまったわけか。残念だけどそれは幻覚だよ。
しかし、僕の幻視した光景を橘さんも見るとは中々興味深いことだ。もしかしてあなたも精神病を患っているのかい?
そう、例えばあなたが見た男の人に対する恋心……とかね。


―――――――――ところで橘さん、早く僕を神にしてくれないのかい?




佐々キョンの現実にカッとなって殴り書きした。反省してくるよ

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最終更新:2008年01月28日 22:31
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