「キョン…本当は気づいているんだろう?」
「な、何の事だかわからんね」
「くっくっ、キミはズルいな。どうしても僕に言わせたいらしね」
「あぁ、俺が期待している言葉とお前が言おうとしている言葉。
答え合わせといこうじゃあないか」
「わかったよ…ぼ、僕は…僕はずっとキミが…好き。キョンが好きだょ…」
「佐々木…俺もだ。俺も佐々木が好きだ」
「キョン…嬉しい…」
「佐々木……」
「お風呂沸いたわよ~先に入っちゃいなさい」ガチャ
「ぅうわぁああああぁ!ノノノノックぐらいししししてよね!」
「ふぅ~いい湯だなぁ~」
「まさか、あんなにも妄想に入りこんでしまうなんて…」
「聞かれてはいないだろうけど…」
「しかも手鏡に向かって、ん~って……」ブクブク
「あぁぁぁぁ!何て事をしてしまったんだぁ」ブクブク
「バレて無い…バレて無い…」
「……本当のキョンも……あれくらい言ってくれればいいのにぃ」ブクブクブクブク
「キョン……」ブクブクブクブクブクブク
「ちょっと、いつまで入ってるの。のぼせちゃうわよ」
「うぶっ!ゴホッゴホッ!ケホッ!」
「まさか、あんなにも妄想に入り込んでしまうなんて…」ブクブク
「聞かれてはないだろうけど…」ブクブクブク
「本物のキョンもあれくらい…」ブクブクブクブク
キョン「ぶはアッー!」
佐々木「キョン!?」