50-537「佐々木団と聖夜」

橘  「クリスマスなんて、ケーキ屋さんの陰謀ですよ!ねぇ、佐々木さん!」
佐々木「まったくね。なんでキリスト教徒でもないのに、クリスマスを祝おうと思ったりするのかしら!」

九曜 「―――なぜ―――彼女たちは―――怒って―――いるの―――?」
藤原 「ふん、怒っているんじゃない。自分がモテないから、モテる連中を妬んでいるだけだ」

橘  「な、なに言ってるんですか!あたしたちは、悪しき商業主義に染まったクリスマスを嘆いているだけです!」
佐々木「そ、そうだよ!だいたいだね、クリスマスはイエス・キリストの誕生日だと言われているが、本当は(以下略」

九曜 「―――なら―――あなたの―――持っている―――そのマフラーは―――なに―――?」

橘  「・・・・・・」
藤原 「・・・・・・」
九曜 「――――――」


佐々木「い、いや!これは別に、何でもないよ!き、気にしなくていいから!」


藤原 「ふん、あの男へのプレゼントといったところか」
橘  「・・・・・・」
九曜 「――――――」


佐々木「ま、まさか、僕がキョンのために、マフラーを用意したとか、わざわざ手編みしたとか、思い切って電話して
    24日の予定を聞こうと思ったら、『SOS団で鍋パーティーやるんだ、よかったらお前もくるか?』とか先に
    言われたとか、彼が涼宮さんといちゃいちゃしてるところなんか見れないから、つい断っちゃたとか、そんな
    ことがあるわけないじゃないか!」


藤原 「つまり、あったんだな」
九曜 「―――ヘタレ―――」
橘  「誰もそこまで聞いてませんよ・・・」


佐々木「だって、だってさ・・・」


橘  「んん・・・・!もうっ!今からでも渡しに行ってください!」
藤原 「規定事項によれば、奴はちょうど北高を出て、帰路についたころだ。今から行けば奴の家の前あたりで出会える
    だろう」
九曜 「―――ファイト―――」

佐々木「みんな・・・」

橘  「がんばってください、佐々木さん!あたしたち、応援してますから!」
ポンジー「ふ、ふん。あんたのことなど、どうでもいいがこれは規定事項なんだ。勘違いするな。」
九曜 「―――男の―――ツンデレは―――需要―――ない―――」


佐々木「ありがとう・・・行ってきます!」


橘  「ふふっ、行っちゃいましたね」
藤原 「やれやれ。で、僕たちはこれからどうするんだ?」
九曜 「―――けーきが―――食べたい―――」
橘  「あ、あたし、チョコレートケーキがおいしいお店知っているんです。これからどう?藤原君も」
藤原 「ふん、悪しき商業主義に染まったクリスマスを嘆いているんじゃなかったのか」
橘  「そ、それは・・・。もう!いいんですよ、ケーキ屋さんの罠だろうと、なんだろうと!楽しいイベントは
    乗っからなきゃ損です!」
九曜 「―――ジングル―――ベル―――ジングル―――ベル―――鈴が―――鳴る―――♪」

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最終更新:2010年06月20日 11:44
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