69-340「いじめは駄目だよね2(逆襲のミヨキチ)」

妹ちゃん家に遊びに行くと大好きなお兄さん会えます。
でも決まってお友達の佐々木お姉さんがいます。
何かムカつきます。
いつも一緒でお兄さんの返答に変な笑い方して腹が立ちます。
もっと構ってほしいのに邪魔するのでいじわるする事にしました。

妹ちゃんとこれみよがしにお手伝いをいっぱいしました。
お兄さんがお礼と頭をなでなでしてくれます(/////
どうですか!お兄さんが褒めてくれたのです。
横目でチラリと様子を伺うと微笑ましそうににニコニコしてます。
なんですかその縁側でごめん寝する猫を見る様な慈愛に満ちた笑みわ!
ちょ~ムカつきです。憤慨なのです。

ふうっ、仕方ありません。最終手段です。
これだけはやりたく有りませんでしたが喧嘩別れしてもらいましょう。
最強最悪の手段です。
私は周りの様子を伺いつつチャンスを待ちます。
今です、私はお兄さんの目の前で佐々木お姉さんのスカートを捲り上げました。
スカートを捲りパンツを見られる。女子なら最強の屈辱を味わうはずです。
私の場合なら男子にビンタをかまして股間を蹴りあげちゃいます。

うふふっ、思ったとおりです。
何故か股間を押さえて座りこんだお兄さんに顔を真っ赤にした佐々木お姉さんが詰め寄ります。
計画通りニヤソ
部屋を出て行く様に言われ退出すると部屋ドタバタと騒音がしました。
『ヤバイ…ちょっとタンマ…激しい過ぎ…』
苦しそうなお兄さんの声は相当叱られているみたいです。

パチンパチンと音がします。これはお尻ペンペンですね。
どうやら形勢が逆転したみたいです。
私も小さい頃ママにされてよく泣いたものです。
怖くてお漏らししちゃったのかな?くちゅくちゅと水の音がします。
高校生にもなってはしたないですね。

けし掛けておいて何ですが喧嘩は良く無いと思います。
寝返りを打った時みたいにギシギシとベッドが振動してるみたいな音がします。
少しの心配と罪悪感がこみ上げてきました。
私は妹ちゃんを促して居間に戻りました。

長い時間がたって二人が降りて来た時あれれ?って思いました。
仲直りしたみたいです。
それどころかいつもよりもベタベタとしてます。
どうやら計画は失敗したみたいです。
残念。

お見送りにお兄さん達が外に出ていくと妹ちゃんが肩に手をかけきました。
やれやれとポーズを取って私にこう言いました。
「ミヨちゃんはまだまだ子供だねぇ」
その横顔はとても大人ぽっかったです。

おわれ

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最終更新:2013年03月03日 04:58
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