71-723『夏の夜の夢』

浮気草。相手の瞼に塗ると、一目見た相手に恋に落ちる魔法の草である。
「こんな便利なもの、使わざるを得ないのですよ!」
橘は、眠っている佐々木の瞼に浮気草の汁を塗った。後は自分を見せるだけ……
「その前に、おトイレに行くのです!」
来るべき時に備え、橘はお花を摘みに行った。
「おい、佐々木。起きろ。」
「……ああよく寝た……キョンか。起こしてくれて……」

アイシテルヨ、キョン……
ササキ……

「あ……ああ……」
トイレから戻った橘は、佐々キョンの【禁則】を目撃する破目になり……
傷心の橘は、世を儚みきょっこ団を結成した。

END

「浮気草の汁を手に入れたわ!」
ハルヒはメールでキョンを呼び出すと、早速自分の瞼に塗った。
「おや?涼宮さん。」
「あ、佐々木さん……」

呼び出されたキョンは、親友の貞操を懸念しつつドアを閉めた。

「よいではないか!よいではないか!」
「よくない……って、逃げないで、親友!助けてーッ!」

END

「浮気草の汁ですか。」
ハルヒかキョンに塗れば、仕事は激減するはず。
古泉は居眠りをするキョンの瞼に浮気草の汁を塗った。
「つめてえ……何しやがる、古泉……」

過去最大最悪の閉鎖空間が起き、翌日、ベンチで冷たくなったキョンが発見され、古泉と橘は病室で静かに息を引き取った。

END

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最終更新:2013年09月05日 00:14
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