涼「ちょっと佐々木さん。キョンを何度も何度もひっぱりだすのはやめてくれないかしら。
SOS団の活動に差し障りが出るのよ」
佐「それは申し訳ない。でも、私はキョンに無理強いをしているわけではないわ。
そもそも、SOS団は正式な部活動ではないし、活動日も、皆で任意で
決めているだけのものでしょう。私が毎日キョンと会っているというならともかく、
時折抜け出すくらいは、キョンの自由というものだと思うのだけれど」
涼「……うーー」
●「まあまあ二人とも、そんなけんか腰ではまとまる話もまとまりません。
彼もいないことですし、ここは落ち着いてゆっくり話し合いをですね……」
涼「古泉くんは黙ってて!」
●「ハイ」
ピロリロリーン
●「ハイ、もしもし。……ああやっぱり。すみません、急に家人が病を発したとのことで、
すみませんが早退させていただきます……(死ぬかも)」
朝「あ、あの、とりあえずお茶でも入れま……」
涼「いらないわ」
佐「私も結構です」
朝「ひいいい」
国「あ、佐々木さんだ。……なんかこの1年間で、たくましくなってない?」
佐「そういう君は、相変わらず腹黒さの隠蔽が天才的だね。ここでもまだ、無難な善人で
通しているのかい?」
国「ちょ、ちょっと待って。何を言うのさ」
谷「国木田、おまえって奴は……ところでまずこの美人を紹介してくれ」
佐「キョンの元同級生で親友の佐々木です」
谷「HAHAHA初めまして。俺は谷……」
佐「はじめまして、今取り込み中ですので」
谷「WAWAWA忘れさられた……」
涼「ちょっと有希、あなたも何か言ってやりなさいよ」
長「……彼の存在は、必要。あまり、奪わないでほしい」
佐「でも彼が『一緒に図書館に行く用事があるから』と言った時は遠慮しているつもりだけど」
長「…………」
涼「ちょっと有希、どういうこと、あたし聞いてないわよ」
長「…………(スタスタスタ)」
朝「な、長門さーん、おいてかないでー」
鶴「おや、なにごとだい? おお、この前家の近くでキョン君とデートしてた美人さんにょろ」
朝「ひいいい、火に油を」
佐「ああ、あなたが鶴屋さんですね。お噂はキョンからかねがね。
彼がよく言っておりましたよ、美人で頼れる先輩だと」
鶴「そ、そんな、照れるにょろ。……ハルにゃん、そんなに睨むと目が悪くなるっさ(そそくさ)」
朝「つ、鶴屋さん、そんな事態を悪化させるだけで逃亡しないでくださいー」
キ「ただいまーっと。あれ、なんか皆勢ぞろいしてるな。アイスはSOS団の人数分しか
買ってきてないぞ。仕方ねえな。もっかい行ってくるわ」
全員「ここにいなさい!!」
最終更新:2007年12月14日 18:07