薩摩剣士隼人

(さつまけんしはやと)

+ 目次


Ⓒ株式会社ボッケモンプロ、Ⓒ薩摩剣士隼人プロジェクト

Ⓒ株式会社ボッケモンプロ、Ⓒ薩摩剣士隼人プロジェクト

概要

第一部一話から登場。
ぐりぶー物語でも1回から登場。
バラエティTV番組「デルフォイの神託」など多数の番組にも登場。

薩摩隼人のスピリットボッケモン。
理想的な男を意味する鹿児島の『薩摩隼人』という言葉から生まれた。

第一部では、復讐心に駆られ鹿児島どころか、いずれは世界の全てが闇に覆われてしまう「最大最後の秘術」を使うところまでいったヤッセンボーを食い止めた。
第二部では、薩摩を滅ぼさんとするアイくろから薩摩を象徴するボッケモンとして目の敵にされ、最強の座を奪い取ることが一族の復興に繋がると考える熊襲からも執拗に狙われている。

登場

ヤッセンボー軍団などが人々やボッケモンに対し悪事を働いたり襲いかかったり、もしくは誰かから戦いに呼ばれると、どこからともなく現れた太鼓奏者の演奏とともに現れる。

太鼓の演奏とともに「山が萌え 鳥が舞い 雲は流れ 波は重吹く 剣を心に歩む道 たぎる薩摩の風が吹く 薩摩剣士隼人」と口上を述べて現れる。
ピアノの伴奏をしつつ現れたこともある。
船や飛行機など乗り物に乗って現れることもあり、島々にも現れる。

隼人を応援する太鼓奏者は様々な場所におり、島でも太鼓奏者から声援を受けている。
ヤッセンボーたちなどが人々やボッケモンを困らせていると、どこからともなく現れた太鼓奏者の演奏に合わせ「山が萌え 鳥が舞い 雲は流れ 波は垂吹く 剣を心に歩む道 たぎる薩摩の風が吹く 薩摩剣士隼人」と口上を述べて現れ、太鼓奏者からの声援を受けた後「立ち会い」を申し入れて戦いを始める。
隼人を応援する太鼓奏者は様々な場所におり、島でも太鼓奏者から声援を受けている。

第一部五話「ガラッパがRAPPER!」における隼人登場シーンの曲は、いつもと違い初回放送のTV版では、NHK大河ドラマ「篤姫」で挿入曲として使用された薩摩川内おどり太鼓が叩く吉俣良作曲の「花意書く(かいかく)」が使用されており、初回放送以外の放送やユーチューブ版では著作権の関係からOPやEDで使われている曲のアレンジバージョンが使用された。

性格

格闘戦の立ち会いを生き甲斐としており、ヤッセンボー軍団などを相手に心と心がぶつかり合う戦いを望む生き方をしている。
豪快かつ大らかな優しい性格で敬天愛人の思想があるため、戦いに際しては敵に刀を当てず気合で吹き飛ばし、倒れた敵を深追いせず退却に追い込む戦い方を心がけ、激励し、健闘をたたえている。
敵を殺す事はせず、跳ね飛ばされた刀でくぐり狐衆が負傷しないよう配慮するなど戦いの最中でも敵を助ける気遣いを見せる。

だが本当は色々なことを背負っているので悩むこともある*1
第一部完結編では度重なる立ち合いの中でヤッセンボーたちの想いを受け止め、つんつんたち子供らに未来を託さんとする想いを語っている。
ぐりぶー物語の作中では、屋台村でぐりぶーの悩み相談にも応じており、ぐりぶーのダンス企画に協力するよう他のボッケモンたちに働きかけた。

2012年2月放送のTV番組「デルフォイの神託」では本番前にお湯割りを飲んで出演しており、なぜそんなに強いのかという質問では、魂を込めてるだけなんだけどなと答え、休みの日はなにをしているかという質問には、鹿児島中の川とか山とか海とかあっちこっちを歩いてお湯割りを飲んでいると答えていたが、その他の質問や大喜利では気圧に引っ掛けた回答をしたため、つんつんから「わけがわからないよ」、ヤッセンボーから「なんじゃそれはマイブームか?」と言われたり、他の出演者からも「酔っ払いすぎ」とツッコミを入れられていた。
気圧のことについては後日、「気圧…うーん、あんときは飲みすぎちょいもした(あのときは飲みすぎていました)、すんもはん(すみません)」とコメントしている*2
同番組では翌月の出演で泳ぎについて聞かれた際にも、バッチリ、得意なのは横泳ぎだが水面から頭を出していないと角が水圧を受けて進みが悪いと答え、圧力シリーズはもういいですとツッコミを入れられているが、実は鎧を着ているため泳ぎは不得意*3
酔っぱらうと、やまいもを掘る(説教や嫌な事を延々と語る)こともある*4

優しい人がタイプだが初恋は今まで経験がなく*5、番外編(パート9)クリスマスがくっど!では「本当のシングルベルはおい(俺)じゃ」と、クリスマスにひとり身なことを寂しがり涙を拭いていた。
だが、YOKADO!~や、わいもおいも~で放送された『こいはうんまか』では、行きつけの居酒屋とバー、両方の女将から言い寄られ、どちらも良いと困惑したり、その2人が参加している女子会にいた他の女性からも気に入られ、あちこち触られたりした。

好きなもの・嫌いなもの

鹿児島の自然をこよなく愛し、伝統文化にも造詣が深く、焼酎や各地の郷土料理、特産品に目がない。
焼酎はなんでも好きで、特に芋焼酎が好き。
だいやめ(晩酌)の肴は買ったり釣ってきたりしており、酒の肴を作るのも得意で、食べ物の好き嫌いは無い*6

趣味・特技

趣味は破魔投げ。
歌やピアノも得意で、字も達筆。
鹿児島おはら節の踊りは苦手で、おはらまつりに踊りの手ほどきを受けた。
その際は、踊り方を忘れてしまったと語っている。
ナンコの達人だが、ルール無用の卑怯なナンコ勝負『地獄ナンコ』に対しても、ルールに無い手口で対抗するしたたかさも持ち合わせている。
ナンコ玉とナンコを収納する袋も、中心に丸十字が描かれた隼人の角を印字してある隼人をイメージさせる色の物を所持している。

ヤッセンボーと掛け合い漫才も行うことがある。

特徴

一人称は薩摩弁で俺を意味する「おい」。
鹿児島弁を喋る。

旅をしているため、宿に泊まったり洞穴に寝たりしている*7
作中では、ぼんたんを購入したり、おはらまつりからアイスをねだられ応じており、わいもおいも~やYOKADO~では、行きつけの飲み屋で飲食もしている。
霧島の宿にある温泉では無刃剣と口元の装甲だけを脱衣所に置き入浴しているほか、2012年からのショーではスマートフォンまで所持している。
丸十字に隼人の角のマークを組み合わせた隼人マークのナンコ玉や、隼人マークの箸も所持しており、この箸で妖刀狐波平を摘んで受け止めたこともある。
どうやってお金を稼いでいるのかと、つんつんから聞かれたときには「うーん」と明確には答えなかったが、隼人の収入源について番組スタッフは、イベント出演費やグッズ販売売り上げなどと答えている*8

ぐりぶー物語の作中ではサイン会を行い多くの人々が並んでいる。

2012年お正月スペシャルでは片手ずつ手をつき片手ずつ膝に手を戻す座礼を行っている。

示現流という剣術の達人であり、あらゆる剣術を使いこなすことができる。
第二部ではヤッセンボーのフェイント技を、目で見ず頭で考えず、イッ魂に心を澄ますことで受け止めた。
素手での格闘でも強さを発揮する。

番外編(パート1)では鹿児島中央警察署地域を守る安心・安全大使として薩摩剣士隼人の名前が入った青い警察手帳を携え、ヤッセンボーが行った、うそ電話詐欺を阻止しており、つんつん、コンコン、ヤッセンボーらと一緒にアマンクロスが経営する工場の手伝いも行った。

年齢設定も明確に決まっていないが、人間に当てはめれば「大人の男」という年齢*9
薩摩隼人という鹿児島の理想の男を現す願いが実体化した概念のボッケモンなので、過去や小さいころという設定は無い。
ちなみに2014年1月には声優の尾堂公信が隼人としてインタビューに答えているが、41歳で名前は面が割れるから内緒と答えている*10

基本的にボッケモン(精霊)は丸くディフォルメされたゆるキャラも多いが、隼人に関してはディフォルメが全くなされていない正統派ヒーロー風のデザイン。
デザインの特徴が黒を基調としたものとなっている理由は、鹿児島に黒豚、黒酢など、黒にまつわる文化があるため*11

武器

武器 解説
無刃剣十字丸
(むじんけんじゅうじまる)
隼人のイッダマシイ(魂)が込められた刃が付いていない赤い刀身の木刀。くぐり狐衆の銃弾をも弾く強度を持つ。刃が無いのは、相手がケガをしないようにする敬天愛人の心ゆえ。無刃剣は、腰のひっかけに取り付けられる*12
電光無刃剣十字丸(でんこうむじんけんじゅうじまる) 闇夜で光を放つ身の丈を超える大剣。月光刀と弥閃刀の二刀流で挑みかかるヤッセンボーに対し使用。だが、その大きさのあまり剣に振り回され、まだ完全に使いこなせてはいない。

身体

鎧武者のような姿をしている。
デザインの特徴が黒を基調としたものとなっている理由は、鹿児島に黒豚、黒酢など、黒にまつわる文化があるため。

解説
美男畏敬面
(よかにせいけめん)
焼酎を飲んだり食べ物を食べる際、顔の口元の装甲を取り外し人間に似た口で味わう。
華厳前立黒鋼兜
(かごんまえたてくろはがねかぶと)
鹿児島県を逆さにした形をした前立の兜。鹿児島の伝統や文化を象徴。夜は桜島に位置する中心にある赤い宝玉が発光した状態で登場することもある。
白煙之襟巻
(はくえんのえりまき)
桜島の煙のようになびく鹿児島の自然を象徴とした純白のマフラー。
赤糸威黒鋼胴具足
(あかいとおどしくろはがねどうぐそく)
気合いに応じて無限に強度を高める超物質の『薩摩之黒鋼』でできている鍛え抜かれた隼人の体。くぐり狐衆の銃弾も弾き、胸には鹿児島県民の敬天愛人の心を象徴する歴史ある薩摩の印である丸十字之紋が描かれている。敵の剣や銃弾は、硬い強度を持つ腕の手甲や足の甲掛でも受け止めている。
飛翔之足
(ひっとべのあし)
県内のどこにでも一瞬で駆けつけることができる足。戦闘中に落ちそうになる暗黒狐を高速移動で助けたこともある。
陣羽織(じんばおり) エンディング映像、CM、ショーなどで時々羽織る。2014年のCMでは、いっちゃびら(一帳羅)と言っていた。2016年時点では、本編にはまだ登場していない。

解説
破影之太刀
(はえいのたち)
剣を構えて「破(はー)」と叫び熱いイッ魂を剣に込め「影(えーい)」という掛け声と共に振り下ろした刀から一気に放ち、赤い閃光と共に気合で複数の敵を吹き飛ばし、たぎる想いが心の闇を吹き飛ばし光を呼ぶ。気合いを長く溜めてエネルギーチャージして威力を増すこともできる。
旋風破影之太刀
(せんぷうはえいのたち)
囲をぐるりと取り囲むくぐり相手に対し1回転しながら360度全方向へ放つ破影之太刀。
筍のイッダマシイ 早掘之筍
(たけのこのいっだましい はやぼりのたけのこ)
突きを連続で繰り出す。
丸池湧水のイッダマシイ 丸池之湧水
(まるいけゆうすいのいっだましい まるいけのゆうすい)
無刃剣で攻撃を受け止め、オーラを発しながら馬鹿力でそのまま下から跳ね飛ばす。
敬天愛人拳
(けいてんあいじんけん)
素手での戦いで使用。赤いオーラをまとった必殺パンチ。
電光破影の太刀(でんこうはえいのたち) 電光無刃剣十字丸での戦いで使用。ヤッセンボーに「わっぜか(物凄い)」と言わしめるほどの威力の技。

声優

尾堂 公信(おどう きみのぶ)
Alexanderr Joel Bradshaw(アレキサンダー ジョエル ブラッドショー・英語吹替版)

関連リンク


出典参考リンク

最終回特別企画キャンペーン実施中! 」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年03月27日 23:35
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。

*1 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*2 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*3 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*4 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*5 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*6 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*7 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*8 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*9 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。

*10 「鹿児島の未来切り開く ご当地ヒーロー薩摩剣士隼人」 『西日本新聞』2014年1月18日、われら元気印。

*11 「ご当地ヒーロー成功のひみつ」 『読売新聞』2012年1月20日付朝刊、21面、文化トピック。

*12 「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。