BEMANI PRO LEAGUE
【ビーマニプロリーグ】
BEMANI PRO LEAGUEはKONAMIが主催する「esports×音楽」の新感覚エンタテインメントです。
プロ選手がチームに所属し、リーグ戦でチーム優勝を目指します。
賞金総額は2,000万円を予定しており、賞金はチームに付与されます。
初年度の対象タイトルは、20年以上の歴史を持ち、BEMANIシリーズを代表する音楽ゲーム「beatmania IIDX」です。
(BEMANI PRO LEAGUE公式ページより)
BEMANIシリーズの音楽ゲームにおけるプロのe-Sports大会の名称(略称:BPL)
KONAMI(コナミアミューズメント)が2019/12に発足した「esports×音楽」の新感覚エンタテインメントで日本初となる音楽ゲームのeスポーツプロリーグ。賞金が存在する大会として音楽ゲームのプロ選手が参加する
チーム戦ならではのドラマ、DJも交えた音楽ライブを取り入れた方式のBEMANI×音楽=新感覚esportsとなっている
音楽ゲームのプロの誕生からリーグ発足まで
2017/02のThe 6th KACのIIDX部門決勝時に、BEMANIとして史上初となるプロプレーヤーが誕生した。
その第一号がDOLCE.であり、The 6th KACやBEMANIトップランカー決定戦などの主要コナミ大会で優勝した実績が認められたことで、KONAMIからの勧誘によって誕生した。
プロとなった後はBEMANIの公式番組やイベントへの出演、大会の実況解説などで関わってきた。
しかし、一選手としての姿を見たいファンに応えたいためか、2021年で契約更新に一区切りを付け、BPLの一選手として結果的に1シーズンのみとはいえ出場した。
ZEROおよび2021
当初は2020年から開始予定であったが、主に新型コロナウイルスの蔓延に代表される社会情勢もあって、この年は「~ZERO」(以下BPL ZERO)と称した形で雰囲気を味わってもらうためのプロモーションイベントとして企画され、翌年の2021年から初年度としてbeatmania IIDX(バージョンは28 BISTROVER)を対象として本格的に開始となった。
SOUND VOLTEX関連では過去に「
Russet」でSDVX FLOOR楽曲採用の実績のある
WELLOW選手がSUPERNOVA Tohokuのプロ選手となった。
IIDXの「BPL ZERO」では2020/09/29~2020/10/27にかけて、以下の3チームが優勝をかけて戦った。
- Ryu☆監督の「TEAM Ryu☆」
- 古川未鈴監督の「TEAM MIRIN」
- 社築監督の「TEAM YASHIRO」
2021年はこの大会と絡めて、レギュラーシーズンで選手の選んだ曲が、IIDX以外のThe 10th KAC対象のBEMANI機種に楽曲が収録される形で「BPL応援 楽曲解禁スタンプラリー」が行われ、SOUND VOLTEXに「
カジノファイヤーことみちゃん」と「
STEEL NEEDLE」が移植された。
SEASON 2
新たにSOUND VOLTEXとDance Dance Revolutionが対象機種に加わった。
またチームとして、新規参戦企業に「GENDA GiGO Entertainment」(※)のGiGOと「タイトー」のTAITO STATION Tradzが追加された。
前者は傘下にしたSEGAがmaimai・チュウニズム・オンゲキで、後者はミュージックガンガンやグルーヴコースターでそれぞれ音楽ゲームを手掛けており、アミューズメント施設の運営もしているため、競合他社がKONAMIの大会に参加することは驚いた人も少なくないであろう。
これはアミューズメント業界の縮小の危機から回避するために、大きな一石を投じたと言える。
- (※)2022/01/28に株式取得で持株比率が100%となったのを機に、GENDA SEGA Entertainmentから改名
※SOUND VOLTEXのBPLは2022/12/07から開幕デス!
SEASON 3
IIDXもSDVX・DDRと同じく、L/Rリーグに分ける形での総当たり戦となった。
しかしSDVXの選手ドラフトが行われてからわずか2日後の2023/11/20に、株式会社GENDAのグループ会社である株式会社GENDA GiGO Entertainmentが会社分割(吸収分割)により、株式会社ワイ・ケーコーポレーション(福島県会津若松市)が営むアミューズメント施設(SUPERNOVA)の運営事業を承継することが決定。
参照:
https://www.nihon-ma.co.jp/news/20231120_9166-5/
その結果、翌月の
2023/12/25にSUPER NOVA Tohokuが活動終了を発表し、BPLのチームから撤退となった。
この衝撃は大会の内容を大きく変更するほどに影響を与えることとなった。
このドラフトで、SUPER NOVA Tohokuの1位指名を受けた7C選手は、プロに初指名されながらも不運な待遇となってしまったが、TORIDEと共に解説役として実質的な救済を受けた。
準決勝・決勝後にドリームマッチが行われ、撤退したSUPER NOVA Tohokuから当時指名されていた3名も特別出演となった。
試合配信は、実際の試合日に視聴できる有料チケットが販売されたため、試合をいち早く見れるようになったが、SEASON 2並に機材トラブルが発生した影響で、その点で問題点が残ってしまった。
スケジュール的な影響やルール整備が難航しやすかったのか、SEASON 3のDDRは行われなかった。
SEASON 4
アドバイザーの枠が無くなった。
IIDXの先鋒・中堅・大将の呼称がDDRと同様になった。
また、初めてレギュラーステージを試合会場で見れるようになり、チケットを購入することで生で観戦ができるようになった。
IIDXの後は、SEASON3では行われなかったDDRがこのシーズンで行われる。
ただし、DDRの対戦形式がレギュラーステージにおいてはタッグの1戦のみとなり、選手の待遇の最低額が11万円に減額されるなど、規模縮小の影響が見て取れる。
ルール
※ここではSOUND VOLTEXのルールを記載
SOUND VOLTEXでは1チーム3人の選手で構成される。
必ず選手3人全員が試合に出場する形で、IIDXと同じく先鋒戦→中堅戦→大将戦の順で対戦する。
SOUND VOLTEXでは、対戦の仕方で対戦内容が異なるのが特徴。
勝ったチームにポイントが付与され、ポイントの合計点が多い方が試合の勝者となり、勝ち点が勝ち:3、引き分け:1、負け:0として与えられる。
大将戦はコンテストにおける採用曲が試合ごとに発表となるため、事実上の初見プレイを強要される。
リーグ戦のみIIDXと同じく「コスト」制が存在し、出場において消費コストが設けられており、1人だけ2つの対戦形式に出る必要がある。
選曲のテーマ
beatmaniaIIDXでは27 HEROIC VERSEでレーダーが追加されたが、SOUND VOLTEXでもそれに追従するかの如く、EXCEED GEARで2022/04/25からエフェクトレーダーが追加された。
その譜面の配置傾向を6つの譜面要素として六角形のレーダーで図示したもの。
ボルテでは、その要素が著しく高い場合、レーダーの先端が赤みを帯びるような仕様になっている。
各譜面要素別で試合におけるテーマ選曲に使われる。
NOTES |
楽曲の長さに対する総ノーツ数の多さ |
レーダーに影響しやすいのはチップオブジェクトの数 特に分類がしづらい譜面も該当する |
PEAK |
ノーツ数の瞬間密度 |
短い時間内にたくさんのチップオブジェクトが降ってくる譜面が高くなりやすい |
TSUMAMI |
楽曲の長さに対するつまみを操作する時間の割合 |
Hirayasu Matsudo譜面といった、(両手操作の割合が高い)アナログデバイス特化譜面が対象 |
ONE-HAND |
片手操作中に降ってくるノーツの多さ |
つまみ操作中に降ってくる鍵盤の割合 |
HAND-TRIP |
片手操作中に逆側に降ってくるノーツの多さ |
レベル15以下では、要素がほとんどない つまみ操作中につまみ側の鍵盤に降ってくる割合が影響する |
TRICKY |
速度変化、視点変化、画面回転、縦連打の多さ |
SDVX初代の譜面は、要素がほとんどない ギミック的な要素がレーダーの度合いに影響されるため、NOVICEでも高くなる場合もある |
チーム一覧
※株式会社レジャランは株式会社山崎屋から東海地区4店舗の営業を譲り受けて2005/01に設立した会社。
関連用語
最終更新:2024年09月28日 12:35