シン・アスカ(SHINN ASUKA)(CV:鈴村健一)
【解説】
コーディネイター
生年月日…C.E.57年9月1日
血液型…O型
身長…168cm 体重…55kg
原作搭乗機…ZGMF-X56S(/α/β/γ) インパルス(
フォース、
ソード、
ブラスト) → ZGMF-X42S
デスティニー
通称…不遇の主人公、シスコン、ツン、スーパーエース、ツンデレ、鬼神(小説4巻P314参照)、シンたん、リュウタロス
DESTINYでの略歴
C.E.71年6月15日の地球連合軍のオーブ侵攻作戦の際、戦火に巻き込まれ(原因はそれぞれの媒体によって違い、原作では
フリーダムの流れ弾と思わせる描写、後に
カラミティとフリーダムのビームが衝突した衝撃に修正。ゲームでは完全にフリーダムの流れ弾が原因)両親と妹を目の前で失う。
この時シンはフリーダムと
ジャスティス、そして連合トリオのMSを睨みながら叫んでいるが、カーペンタリアの様子を見る限りでは、どうやらその事を忘れていた(または忌まわしい記憶なので封印していた可能性もある)様子。ファイナルプラスを見る限りではフリーダムが家族を殺した事を思い出したらしいが、いつ思い出したのかは不明。
その後、オーブの軍人である
トダカに勧められプラントに渡り、身一つでザフトアカデミーに入学しトップガンである赤服に選ばれるほどの成績を修め、軍人となる。
お互いに敵同士と知らずディオキアでステラと出会う。その後ステラは
ミネルバの捕虜となるが、ステラの容体は徐々に悪化。
ザフトではステラを助けることは出来ないと考えたシンはレイの協力の元、連合軍のネオの下にステラを返した。
しかし、
エクステンデッドとして育った彼女の運命を変える事が出来ず、ステラは
デストロイを駆り、ヨーロッパ各地で大虐殺を行う。
デストロイを撃沈しようとしたシンだったが、ネオによりデストロイにステラが乗っていると知らされ、説得を試みる。
(この際小説では、地獄絵と化した街を見て「都市が破壊されているのはステラを連合に帰した自分のせいなのか?」と意識していた。)
説得は成功し、デストロイを無力化できたかと思えた矢先、ステラの視界にネオの言う「怖いもの」であるフリーダムが写ってしまい、ステラは再び暴走。
自分も見たことが原因で再び暴走した事を知らず、最終的にキラはデストロイを破壊、ステラは死亡してしまう。
シンは湖へステラを葬り、ミネルバに帰還する(この行動も彼の独断であったが不問となった)。
その後、インパルスの合体機構を利用した戦法で宿敵であるフリーダムを撃破。
その後、議長より最新鋭機デスティニーを授けられる。その矢先のアスラン脱走の際においては、アスランとメイリンが同乗していたグフを撃墜。その後、姉であるルナマリアと恋仲となった。
「悪いのは全て
ロゴスなんだ」と自分に無理矢理言い聞かせ、
ヘブンズベース攻防戦ではデストロイ五機を
レジェンド、インパルスと共に撃破している。
この際小説とTHE EDGEでシンはデストロイを見てステラを思い出し、「自分はまたステラを殺そうとしているのか・・?」と苦悩する場面が見られ、戦闘後はコックピットの中で声を出さずに号泣している。
この際の戦功により、レイと共に
FAITHに叙任された。
月面
ダイダロス基地戦においてはかつて苦戦したザムザザーを瞬時に撃破する等の活躍を見せ,デュランダルが戦争の元凶と公言していたロゴスを壊滅に追い込む。
この後シンは、ステラやアスランやメイリンを殺す夢を見てうなされており、レイに「お前は優しすぎる」と忠告を受けていた。
最終話、月面
レクイエム攻防戦において、レクイエムを破壊しようとするアスランの∞ジャスティスとの一騎討ちとなる。
しかしルナマリアのインパルスを中破させられた事で怒りに身を任せ熱くなりすぎていた事と自分のやろうとしている事に対する迷いがあった故に、最初こそ互角に戦っていたが次第に苦戦しはじめ、アスランの言葉に動揺&混乱する。
その状態のまま∞ジャスティスに肉迫しパルマフィオキーナを使用しようとしたものの、戦闘をやめさせようと割って入ったルナマリアのインパルスを前に完全に錯乱状態に陥り、撃墜しようとしてしまう。
それを防ごうと
SEEDを発動したアスランに両腕と右足を破壊され、その衝撃で月面に墜落。
シンは軽傷だったがデスティニーは大破し戦闘不能となる。寄り添うように横たわる本機とインパルスの姿がこのゲームのエンドカードとして使われ物語を締め括った。
因みに、ゲーム中に出るCPUパイロットの中でシールドガードする頻度が高いキャラ。
選択時には前作のイザーク(傷あり)と同じように自由、ストフリに乗せても「フリーダムは…俺が倒す…!!」と息巻いている。
名前の由来は監督曰くキリスト教で罪、神に背くの意味を持つ「sin」から。
ちなみにウルで信仰されていた運命を司っている月の神もシンである。
苗字はキラの大和時代に対してか飛鳥時代の「飛鳥」。
シンは海外版アニメでは「真」、海外版コミックでは「眞」と書かれている。
決して某ウルトラマンに変身する隊員とは関係ない(と思われる)。
一人称は「俺」と「アンタ」(家族が死ぬまでは「僕」だった)。
たまに「僕」になり子供っぽい口調になることがある(アニメ21話以降参照)。
喜怒哀楽がハッキリしていて、感情的になりやすく喧嘩っ早い。CVの鈴村健一氏の熱演もあって名台詞の数は全キャラ中でもかなり多い(漫画なども含めるとさらに多い)。
一部の視聴者からはPTSDに罹っているのではないか、との声も。最も単に家族を失っただけでなくその家族の無残な死体を目の当たりにしたのだから性格が変わる(悪い言い方だと豹変)のは無理もないという声も多い。
家族という自分を愛し・護ってくれる人達を失っていることから、大切な人を失う恐怖心が強い。
嫁によるとステラや家族が死んだ時の夢を、戦争が終わった後も見続けているらしい。
また、レイを助ける事が出来なかった事も悔いているらしい。
レイやルナマリア等、ミネルバの未成年組とはアカデミーの頃から仲が良い(レイには監視されていたという後付けも)。アカデミーでの成績はルナマリアによると「実技はともかく理論がねー・・・」。
身長・体重が某少年オンリーのアイドル会社の某ユニットの子と一緒。ちなみにその子の相方は、なんと身長・体重がキラと一緒(170センチ58キロ)。すごいぞテ○マス。
DESTINY ASTRAYにも登場(時間軸は本編より少し前)しているのだが、
残念ながら台詞はない。哀れ。(どちらかというと客演というべきか)
アニメを見る限りだと演出の不手際もあって自分の行動を自覚していないように思われるが、小説と高山瑞穂版コミックスとTHE EDGEではきちんと自分の行いを見つめなおしている。
最終話のステラと精神世界で出会うシーンの前のとき、アニメではカラフルで綺麗な星に囲まれていたが、小説版では、光が1つも無い深い漆黒の闇の中で一人たたずみ、目を開けることも手先を動かすこともできないほど心も体も凍え、弱っていたとある。心のどこかで自分の行動が全て正しい訳ではないと感じていたのかもしれない。
高山瑞穂版コミックスでは最終話で「アスラン・・・!あんたの言っている事は分かる・・・。でもレイや議長が悪だとも思えない!」とアスランの思いを理解しつつも「戦争の無い世界」を目指しアスランと本気で戦う事を決意している。
アスランの「そんなやり方で・・・強制された平和で・・・本当に人は幸せになれるのか!?」という問いに対しても「だったらどうすればいいんだ!あんたらの理想ってやつで戦争を止めれるのか!?」「戦争の無い以上に幸せな世界なんて・・・ある筈が無い!!」とアスラン達のやり方が絶対ではないという事をはっきりと言い返す場面が描かれている。
戦闘シーンでもデスティニーを凄まじいスピードで操り∞ジャスに猛攻を掛け(見た感じまさににディスカッター乱舞の太刀)、パルマフィオキーナの連続攻撃で∞ジャスを月面に叩き落すなど互角以上に戦っている。
THE EDGEでは最終話でアスランと戦っている最中に言われた「お前が欲しかったのは本当にそんな力か!?」の質問に対し、「俺が撃ってるのは敵じゃないって・・・撃つのは奪うことだって・・・ 力で解決できることなんて何もないって・・・アンタが俺に言い続けてきたんじゃないか!!」
と、自分のしていることが全て正義では無いと理解しながらも、議長が言う「戦争の無い世界」を作るために自分の力が必要ならば、自分はどうなってもいい(汚れてもいい)というような表現がなされている。
ちなみに彼の〝本当に欲しかったもの〝は、嫁曰く「もう戻らない、家族と過ごした幸せな日々」らしい。視聴者からすれば「出番」だが。
嫁によると「悪魔をイメージしてつくった」キャラ(ダークヒーロー?)で、瞳と髪の色はおそらくそこから来ていると考えられる。
この方は2005年11月号のアニメージュのインタビューで「私はシンが好きで、かわいくてかわいくてしょうがないんです」と読者を絶句&唖然させる発言をしていた事がある(以前は「シンが分からない。理解できない。」と言っていた)。
であればアニメの扱いはどういう事だという突っ込みはしてはいけない。
少なくとも監督からはひどく嫌われていたとしか思えない。放送開始前のインタビューでは「シンは日本人に好まれる主人公では無いかもしれないが、物語が進むにつれ変わっていく」と言っていたが実際は・・・。
(↑余談ではあるが、福田監督は以前「カミーユが嫌い」という爆弾発言をした事がある。彼は元々問題発言多し)。
ゲーム誌によるスタッフのインタビューによると、年上の人に好かれやすいとの事。最終的に一つ年上であるルナマリアとくっついたのを見ると納得するかもしれない。
「SEED Club 4コマですてぃにー」では一応主役ながらも苛められキャラ&唯一の突っ込み担当なため他のキャラ(特にキラ・ラクス・アスラン・カガリ)にギタギタに言われているカワイソスなキャラ。
「SEED Clubえほん」ではラクスとキラとカガリにいじられ続けている。
またファイナルプラスでのキラとの和解はCVの鈴村健一氏がストーリーの中で一番嫌った展開だったらしい(理由は「シンはシンの道を歩いてほしい」との事)。鈴村カワイソス(´・ω・`)
どういう訳かスペシャルエディション4でFAITHを解任されている(高確率で作画不良。またはFAITH制度自体無くなったのかもしれない)。踏んだり蹴ったりである。
高山瑞穂版コミックスやTHE EDGEなど漫画ではメインキャラとしてしっかり描かれている事から「アニメでも漫画の様な表現があれば遥かにおもしろくなっていた」「ちゃんと脚本書けよ嫁」などの意見も。
映画に対する万人の意見は「キラが白服だ!」や「アスランが准将になった!!」よりも「シンに出番はあるの?」である。
少なくとも見せ場は作っていただきたいものだ。
○原作有名台詞
- また戦争がしたいのか、アンタ達はッ!!(PHESE1)
- さすが、キレイ事はアスハのお家芸だな!!(PHASE5)
- 止めろよ!この馬鹿!
- いやぁ~、マジ死ぬかと思いましたよ!(PHASE18)
- 約束してくれ!ステラを…あったかくて優しい世界に帰すって!!(PHASE30)
- 貴方の言う正しさが全てじゃないってことですよ。(PHASE31)
- ステラ、大丈夫だステラ!君は死なない!君は俺が…俺が守るから!!(PHASE32)
- 「負け」の経験なんか、参考にならない。(PHASE33)
- ふ・・・はははっ。やった・・・ステラ。これで・・・やっと・・・。はは・・・ははは(PHASE34)
- かたきは取りましたよ…あなたのもね。(PHASE35)
- ルナも艦もプラントも…みんな俺が守る!(PHASE45)
- 何かドラマの死んでいくオヤジみたいだぞ・・・?(PHASE48)
- アンタって人はぁぁっ!!!(PHASE50)
- よくもルナを…ルナをやったなぁぁッッ!!!!(PHASE50)
- あの時オーブを攻めた大西洋連邦と今度は同盟か!どこまでいい加減で身勝手なんだ!あんたたちは!
- 敵にまわるって言うんなら、今度は俺が滅ぼしてやる!こんな国…!
- これがビームだったら…!もう終わってるって!…そう言いたいのかよ!アンタは!
- いくらきれいに花がさいても…人はまた吹き飛ばす・・・
- アンタが隊長機かよ!大した腕も無いくせに!
- ええーっ!嘘だろ、落ちたぁ!?
- 死ぬ気か!この馬鹿!!
- 何なんだよ!このバケモノは!
- だったらどうすればいいんだ!あんたらの理想ってやつで戦争を止めれるのか!?(高山瑞穂版コミックス EPISODE15)
- 戦争の無い以上に幸せな世界なんて・・・ある筈が無い!だから俺はぁっ!!(同上)
- 生きてる限り、明日はやってくるさ・・・。(高山瑞穂版コミックス EPISODE15)
- 理想論振りかざしてそんなもん戦場では何の役に立つ!?撃たなきゃ撃たれるんだ!殺らなきゃ殺られるんだ!アンタだってやってきたから今ここにいるんだろう!?(THE EDGE PHASE6)
- 俺だって!守りたかったさ!俺のこの力で全てを!(THE EDGE PHASE20)
- 俺のデスティニーとあの兵器、何の違いがあるっていうんだ?(THE EDGE Desire 最後の選択)
- アンタは一体何なんだぁ~~っ!!(ガンプラのCM)
- 力が無いのが悔しかった…! 俺はこのデスティニーで…全てを薙ぎ払う!!(同上)
- どうして誰も、教えてくれなかったんだぁ~~~っ!!(フレッツスクエアのCM)
- なんで議長まで、チェックしてるんだぁ~~~っ!!(同上)
【台詞】
- 選択時
- 戦闘開始時
- また戦争がしたいのか!アンタ達はッ!!
- 俺が薙ぎ払ってやる…すべて!!
- こんな事…もう許してなんかおけるか!!
- クソォ!こいつら!
- へっ!文句言うだけなら誰にだって!(僚機がFAITH・アスラン)
- ルナも、艦(ふね)も、プラントも、みんな俺が護る!(僚機がルナマリア)
- レイ!援護してくれ!!(僚機がレイ)
- あなたみたいな人が、何でオーブになんか…。(僚機がオーブ・アスラン)
- 俺は約束は守るさ…ステラを守る!(僚機がステラ)
- 今度こそ討ってやるさ、俺が!(インパルスシリーズ搭乗時、CPU戦で敵機として登場時)
- こいつらを討てば終わる!全て!(デスティニー搭乗時、CPU戦で敵機として登場時)
- 攻撃
- やめろ!
- 落ちろッ!
- いけぇ!
- 逃がすか!
- させるもんか!
- そんな好き勝手!
- 当たれぇ!
- やらせるか!
- クソォ、アイツ!(強射撃)
- てぇい!(格闘)
- うおぉ!(格闘)
- はぁッ!(格闘)
- サーチ
- 見つけた!
- 捕捉した!
- 捉えた!
- あいつ…今日こそ!(キラをロックオン)
- こんのぉ!裏切り者がぁ!!(アスランをロックオン)
- いい加減にしろよ、アンタは!!(カガリをロックオン)
- ステラ…何で君が…(ステラをロックオン)
- アンタは俺が討つんだ!今日、ここで!!(キラ「そんな…これは!!」)(CPU時キラをロックオン)
- くそっ。何もわかってないくせに!(カガリ「シン。やらせるわけには…!」)(CPU時カガリをロックオン)
- 何で君がこんなものに!(CPU時デストロイ・ステラをロックオン)
- ステラ!俺がわからないのか!(ステラ「なんだ…おまえは…」)(CPU時ステラをロックオン)
- 隊長機!?こいつを落とせば…!(ネオ 「あんまりいい気になるなよ!ザフトのエース君!」)(CPU時ネオンダム・ネオをロックオン)
- あいつら、また!(スティング、アウルをロックオン)
- お前たちは…!お前たちもッ!!(オルガ、クロト、シャニをロックオン)
- 被弾時
- うわぁ!
- ぐぅッ…!
- くぁっ!?
- こっちは味方だ!(誤射)
- 何するんだよ!(味方が誤射)
- うわあああッ!(被撃墜時)
- …ッ!?そんな…(被撃墜時)
- くっそぉおッ!!(被撃墜時)
- 何?!味方がやられた?!(味方撃墜時)
- 味方がやられたのか?(味方撃墜時)
- 回避時
- 弾切れ時
- 敵機撃破時
- たいした腕もないくせに!
- やったぁ!
- もう好きになんかさせるか!
- 何でそんなに、殺したいんだ!
- 復帰時
- コイツ、どうして!
- なんて火力とパワーだよ、こいつは!
- なんなんだよ、これは!
- クソォ、あいつ…今度こそ!
- 通信
- 行くぞ!(よろしく)
- こんな奴等にやられるか!(損傷なし)
- この程度でっ!(損傷軽微)
- こいつら…強い…!(損傷拡大)
- クソォ!なんでこんな奴に!(もう持たない)
- 覚醒
- チッキショ――ッ!!(スピード)
- こんな事で……こんな事で俺は――ッ!!(ラッシュ)
- 許すもんかぁ――ッ!!(パワー)
- いっつもそうやって…やれると思うなッ!!(キラをロックしながら)
- アンタって人はぁ――!!!(アスラン(両勢力)をロックしながら)
- やめるんだ!ステラ――!!(ステラをロックオンしながら)
- そんなきれいごとを…いつまでも――ッ!(カガリをロックオンしながら)
- な…これは!?(敵覚醒時)
- 作戦失敗
- コンティニュー
【更新情報】
11/28 略歴を若干修正
11/15 有名台詞追加
11/12 有名台詞修正・追加
最終更新:2009年02月12日 09:35