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3141しの仰りますことが謂わば正に梗概にございます。
中小政党は比例での当選に頼る部分が多く、維新の会は自らであります地盤大阪の小選挙区(と云いますより大阪府しかありません)はその儘他の政党の勢力を削ごうと企んでいるわけです。まあ半分本気程度でしょうが。
ところで何故議員の数を減らすことに反対論が発生するかと申しますと、間接民主制に於きまして代議士は字義通り人民の代弁者であります。代表者が減少することは便ちその数だけ人民の声が絶たれることそのものとの評価が能うことが理由として挙げられましょう。
一人小選挙区が増加しました結果得票数第二位の候補者が落選し、相対的な意味合いでの少数派が議会で意見表明、民意を反映させる行為を極めて困難なものと化しますのです。
ミルが指摘したような多数者による専制に陥ることが危惧されますね。抑も事実上の特権階級たる議員は理論上多数であれば程人民の要求を達成すべく世(せ)論通りの議論を実現することが叶います。
現代民主主義国家は与党による貴族制と形容可能でございまして、スピノザの国家論で貴族国家に於ける貴族たる議員は人口比で多数であれば多数であるほど望ましいとされております歴史も敢えて申し上げます。
又、議員削減に因り期待されます歳入からの歳費に占めておる割合も大して減るわけでもございません。
一応、選挙区や候補者、そして当選者が多うございますとその分費用は嵩み、制度も複雑化します。少数政党が乱立し、政権が常に不安定化する虞もございます。前者に関しましては、民主主義の対価として受忍して然るべき負担であり、後者こそが唯一にして大変に難儀されて参りました問題なのでございます。
従いまして、議論を提起すべきは飽くまで選挙制度の問題であり、最高裁が長らく一票の格差を統治行為論に判断を回避する中、苟も一定数の市民が信託を得た代表者が、その地位の根源を軽視するような政策を推進しますのは無比凶悪とすら評せられます。
本邦は小選挙区比例代表並立制を採用しておりますが、完全比例代表制や行政の長を公選制としますことの危険性につきましては、随分冗長に綴ってしまいましたから連ねることは控えまして、此方にて終いと致します。
恐縮ではございますが、御自ら調べ、是非に多様なる政治体制にまで造詣を深めくださいますよう宜しくどうぞお願い申し上げます。
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