概要
第189回国会 予算委員会 (2015年2月20日)における晋さんの発言。
ISILによる日本人拘束事件の最中、晋さんはゴルフや会食、コンサートと連日遊び歩いていた。
辻󠄀元清美(立憲民主党)が、この事件への失政の指摘とあわせて「日本でもテロの危険性も高まり警備も大変なので、総理は公邸に泊まった方がいい。」と晋さんに提言。
辻󠄀元清美(立憲民主党)が、この事件への失政の指摘とあわせて「日本でもテロの危険性も高まり警備も大変なので、総理は公邸に泊まった方がいい。」と晋さんに提言。
対して、晋さんが
「一生懸命おとしめようとしている、その努力は認めますよ。しかし、はっきり申し上げて、日本というのは、こういうおどかしに遭ったとしても、安全な国なんですよ。」
と返したもの。
「一生懸命おとしめようとしている、その努力は認めますよ。しかし、はっきり申し上げて、日本というのは、こういうおどかしに遭ったとしても、安全な国なんですよ。」
と返したもの。
動画では、ここで辻󠄀元をあざ笑う自民党議員のヤジや当時のニコニコ動画の辻本批判コメントが大変後味の悪いシーンとなっている。
そして来る2022年7月8日、警備の甘さが原因で安倍晋三自身が銃殺されたことは言うまでもない。
わかりやすいまとめ画像
ちなみに、この一件から「辻元清美はタイムリープして晋さんを救おうとしていた」説が現れている(勿論ネタです)

国会議事録より引用&一部ヤジ書き起こし
前半
※毎日遊び回ってる晋さんのスケジュール、遊びたいだけにしか聞こえない晋さんの謎返しにも注目
辻本
「皆さん、資料を見てください。
「皆さん、資料を見てください。
これを見ていただいたら、十二月の十九日に政府が、拘束されているのが後藤さんであることを確信した。
そして、二十日に、翌日から総理はフィットネスクラブに行かれたり、二十一日にゴルフに行っていらっしゃるんですね。
そして、公務があって、特別国会があって、年末、十二月二十八日にはサザンオールスターズのコンサートに行かれ、その後、ずっと六本木のグランドハイアット東京にほぼお泊まりです。そして、フィットネスに行かれたり、元旦の日は映画鑑賞され、二日にはまたフィットネスと映画鑑賞。そして、三日には御手洗経団連名誉会長、経団連の会長たちと茅ケ崎でゴルフをされています。そして、翌日も富士ホールディングスの会長夫妻と茅ケ崎でゴルフをされています。
そして、二十日に、翌日から総理はフィットネスクラブに行かれたり、二十一日にゴルフに行っていらっしゃるんですね。
そして、公務があって、特別国会があって、年末、十二月二十八日にはサザンオールスターズのコンサートに行かれ、その後、ずっと六本木のグランドハイアット東京にほぼお泊まりです。そして、フィットネスに行かれたり、元旦の日は映画鑑賞され、二日にはまたフィットネスと映画鑑賞。そして、三日には御手洗経団連名誉会長、経団連の会長たちと茅ケ崎でゴルフをされています。そして、翌日も富士ホールディングスの会長夫妻と茅ケ崎でゴルフをされています。
そして、一日公務されて、また次の日はダイアナ・ロスのコンサートに行っています。そして、四日公務されて、一月の十日、十一日と世耕官房副長官らと箱根で、別荘に行かれてゴルフをしているんです。翌日も別荘にお泊まりなんです。そして、その数日後に中東に出発されているんですね。
それで、総理、私は総理大臣が休暇をとってはいけないと言うつもりはないんです。
しかし、十二月十九日から要するに結局あのISILの映像が公開されるまで、総理が映画へ行かれたり、それからコンサートへ行かれたり、別荘へ行かれたり、ゴルフをされている、この間に、事実として、これはファクトを言っているわけです。
しかし、十二月十九日から要するに結局あのISILの映像が公開されるまで、総理が映画へ行かれたり、それからコンサートへ行かれたり、別荘へ行かれたり、ゴルフをされている、この間に、事実として、これはファクトを言っているわけです。
事実として、危機はどんどん、お二人の命の危険と日本の国家としての危険はこの間にぐんぐん上がっていたという認識はございませんか。いかがですか。この間が大事なんですよ。いかがですか。」
安倍「細々と私の日程を御紹介いただきましたが、いわば、総理として国政全般を見ているわけであります。
そして、私は、前政権、第一次政権のときの経験からいっても、総理大臣というのは心身ともに健康を保つことも重要な仕事である。
そして、基本的には、どっしりと構えてさまざまなものに対応していく、そして、さまざまなつかさつかさがあるわけでありますから、そうしたつかさつかさにおいてしっかりと対応していくということだろう、このように思います。
そして、基本的には、どっしりと構えてさまざまなものに対応していく、そして、さまざまなつかさつかさがあるわけでありますから、そうしたつかさつかさにおいてしっかりと対応していくということだろう、このように思います。
その段階では、ISILということについてははっきりしているわけではありません。邦人が一時的に行方不明になるということは、これは日本国じゅうでいろいろあるわけでございます。そして、そういう中において、今回の危機対応においては、私がこういう行動をとっていたことによって何か問題があったということでは全くない、このように思うわけでありますが、同時に、こうした人質案件というのは、一年、二年、三年、四年と続く場合もあります。そうなれば、その間、総理大臣はほかのことに手がつかないということになってしまうわけでございまして、そうなった後、なるべく平常心、平常の行動を心がけるということも職責の一つであろう。
辻元さんみたいなそういう批判の仕方というのもあるかもしれない。しかし、そういう批判に一々私は反論するつもりは全くないわけでありまして、今後ともしっかりと心身ともに健康を保っていきたい、このように思います。」
後半
(中略)
辻本「石破さん笑ってるけどね、やはり私、申し上げたい。
特にこれから、総理は公邸にもうずっと泊まられた方がいい。なぜかというと、総理の私邸、御近所の方も含めて、物すごい警備だと思いますよ。
総理自身も身を守っていただかなきゃいけないんです。そして、映画に行ったり、コンサートに行ったり、慎まれた方がいいと思います。」
辻本「石破さん笑ってるけどね、やはり私、申し上げたい。
特にこれから、総理は公邸にもうずっと泊まられた方がいい。なぜかというと、総理の私邸、御近所の方も含めて、物すごい警備だと思いますよ。
総理自身も身を守っていただかなきゃいけないんです。そして、映画に行ったり、コンサートに行ったり、慎まれた方がいいと思います。」
与党「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
辻本「それは、危機管理上、本当に物すごい数の人が警備をして、そして、わかりますか、総理自身も狙われちゃいけないけれども、いろいろな人がテロが来るんじゃないかと心配している中で、御自身がもう公邸に泊まられた方がいいし、そして、しばらくはゴルフに行ったりされない方がいいですよ。
私はそう思います。それぐらい、今、日本のテロの危険は高まっているということなんですよ。
私はそう思います。それぐらい、今、日本のテロの危険は高まっているということなんですよ。
(中略)
これはほかの総理と比べても全然違いますよ、行動が。
私、村山さんに聞いたことがあります。あなたはお正月に温泉とか行かないんですかと言ったら、自分が動いたら警備が大変だ、年末年始は警備の人たちも休ませてやりたい、家族もいるしと。
私、村山さんに聞いたことがあります。あなたはお正月に温泉とか行かないんですかと言ったら、自分が動いたら警備が大変だ、年末年始は警備の人たちも休ませてやりたい、家族もいるしと。
でも、これとプラス、今、テロの危機が高まっているわけですから、しっかり公邸に陣取って、この年末の反省のもとに行動していただきたいと思いますが、いかがですか、総理。」
安倍「一生懸命おとしめようとしている、その努力は認めますよ。」
与党(大爆笑&拍手)
安倍「しかし、はっきり申し上げて、日本というのは、こういうおどかしに遭ったとしても、安全な国なんですよ。」
与党「そうだ!」
安倍「我々の政権ができて、五百万人、観光客がふえた。日本はすばらしい国だ、安全な国だから、みんな来てくれているんですよ。
まるで日本が危険な国のようなことをあなたはおっしゃった。私は、とんでもないと思いますよ。」
まるで日本が危険な国のようなことをあなたはおっしゃった。私は、とんでもないと思いますよ。」
与党「そうだ!」
安倍「日本は安全な国だ。そういう安全な国であるということを確保するということが私の責任なんですよ。」
与党「そうだ!」
安倍「そういう大きな方針と、しっかりと予算を確保する、そういう仕事をちゃんとやっていくことが大切なんですよ、私に求められているのは。」
与党(拍手)
安倍「公邸に泊まるとか泊まらないとかいうことではないんですよ。公邸にずっと泊まっていたら立派な総理大臣なんですか。私は、違うと思いますけれども。
そこで、申し上げますと、まさに日本というのは安全な国だ、本当にそう思います。海外に出てみて、首脳に対する警備についてはそれぞれ国によって全然違います。アメリカは、御承知のように大変な警備をしている。あの警備から比べれば、日本は相当軽い警備であります。
私が公邸にいるときにも、そこには相当の量の警備の方々がおられる。私は感謝していますよ。ゴルフをやっているときにも警備をしていただく。
申しわけないなと思うわけでありますが、先ほど申し上げましたように、私に求められているのは、心身ともに健康を保って、大切なときに判断を間違わないことなんですよ。」
申しわけないなと思うわけでありますが、先ほど申し上げましたように、私に求められているのは、心身ともに健康を保って、大切なときに判断を間違わないことなんですよ。」
与党(拍手)
安倍「ですから、そこで温泉に行かなければいいとかそういうことではないんですよ。そこを間違えてはいけないと私は思います。」
辻元「はい、わかりました。ただ」
大島委員長 「辻本くんの発言は終わりました!」
辻元「二人が殺害されたということは、オペレーションは失敗したという反省をされた方がいいということを申し上げて、私は終わります。(ブチギレ)」
大島委員長「時間を守りなさい!(ブチギレ)」
ソース
動画のコメントは当時と晋さん死後で反応が逆転している
- 国会議事録
- 動画(当時)
- 動画(晋さん死後)