TPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございません
2016年4月7日の衆議院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会での柿沢未途議員(民進党)の質問に対しての発言。
もともと自民党はTPP参加に反対していたが、そんなことは一回も言っていないとシラを切った晋さん。
もともと自民党はTPP参加に反対していたが、そんなことは一回も言っていないとシラを切った晋さん。
時系列
2012年
- 総選挙ポスター「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」

- 11月 衆院選・自民党政権公約
「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します
出典:衆議院選挙自民党政権公約
- 12月 総理大臣就任記者会見
まず初めにTPPについてでありますけれども、TPPについては我々自由民主党の公約においては、聖域なき関税撤廃を前提条件とする以上、交渉参加に反対をするという考え方でありました。そして、今般、公明党との連立合意においては、国益にかなう最善の道を求めて、これは当然の言わば合意であり、また、公約であったと思います。
言わば経済交渉においては結果が全てであります。結果、国益が守れたか、得るものが得ることができたかという観点から、国益を守ることができるかどうかということを言わば中心に置きながら、我々はTPP、まだ十分な情報を、今、政権についたばかりでありますから、まず十分な状況あるいは情報を分析しながら、これから総合的に検討していきたいと思っております。
2013年
- 1月 安倍晋三「新しい国へ」より
「御承知の通り、自民党は『「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、TPP交渉参加に反対』という立場をとっております。なぜなら、あらかじめ『関税ゼロ』であることを呑んでしまっては、守るべきものは守れません」
- 街宣車「TPP断固反対!!農業をまもるぞ!!」

2015年
- 10月 総理大臣記者会見、TPP交渉の大筋合意を受けて

自由民主党がTPP交渉参加に先立って掲げた国民の皆様とのお約束はしっかりと守ることができた。そのことは明確に申し上げたいと思います。
関税撤廃の例外をしっかりと確保することができました。(*1)
2016年
- 4月 衆議院TPP特別委員会
「また、私自身はTPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございませんから、ま、まるで私が言ったかのごとくのですね、私が言ったかのごとくのですね、発言は慎んでいただきたい、このように思うわけでございます。」
- 4月 民進党(当時)が交渉資料の開示を要求したが黒塗り(*2)

動画
33:17~
8:19:50~
衆議院ネット中継ビデオライブラリ 2016年4月7日TPP特別委員会
衆議院ネット中継ビデオライブラリ 2016年4月7日TPP特別委員会
文字ソース
安倍晋三が今度はTPPで「反対と言ったことは一回もない」と大嘘答弁! マスコミはなぜ安倍の嘘を放置するのか (リテラ 2016.04.08)