2013年4月23日参院予算委員会で丸山和也議員(『行列のできる法律相談所』に出演の弁護士)の質疑。村山談話について三つの問題があるとして総理に問いただした。(質問はここ)
○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいま丸山委員が質問をされた点は、まさにこれは曖昧な点と言ってもいいと思います。特に侵略という定義については、これは学界的にも国際的にも定まっていないと言ってもいいんだろうと思うわけでございますし、それは国と国との関係において、どちら側から見るかということにおいて違うわけでございます。
そういう観点からも、この談話においてはそういう問題が指摘をされているというのは事実ではないかと、このように思います。
ヒューマンライツナウが日本政府へ抗議声明を送付した。この中では、戦後世界では侵略の定義が定められていること、戦前においても満州事変を日本の自衛戦争とは認めず「リットン調査団報告書に基づき、42対1(日本)、棄権1の多数で日本の撤退を求める決議を採択した」ことから国際的に侵略と見なされていたことを指摘している。(【声明】「侵略の定義は定まっていない」との日本政府の一連の発言に抗議する。)