安倍晋三首相は29日夜、自民党の二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長ら党役員と東京都内で会食した。衆参両院の予算委員会について「与党から良い質問が出た」と称賛した。衆院で野党の質問時間割合を削減したことも念頭にあったとみられる。出席者が明らかにした。
会合は、大勝した衆院選を慰労するために開いた。選挙について「結束して結果を出せた。非常に良かった」と振り返ったという。
出典:安倍晋三首相、予算委「与党は良い質問」 自民役員と会食で称賛(産経新聞 2017.11.29 23:25)(Internet Archive)
前提
実は、これは自民党が野党の質問時間を奪おうと画策していたその時期に飛び出した自民よいしょの自画自賛発言である。
自民3回生ら国会質問時間配分の見直し要望「与党2、野党8」は「野党に過剰な配分」(産経 2017/10/27)
自民3回生ら国会質問時間配分の見直し要望「与党2、野党8」は「野党に過剰な配分」(産経 2017/10/27)
そもそも、政府提出の法案は与党審査と言って事前に与党内で調整されているため、改めて国会で質問をする意義は薄い。自民党自身が「有権者から『なぜ自民は質問しないのか』と言われる」(*1)と主張するように地元支援者へのパフォーマンス色が濃い。
世界的に見ても、議院内閣制の国は野党に多く質問時間を割り振る。(*2)
というか自民党の野党時代も……

党内野党時代の石破


