仮面ライダージオウ ディケイドアーマー

「アーマータイム! カメンライド、ワーオ! ディケイド、ディケイド ディケイド!」

【ライダー名】 仮面ライダージオウ ディケイドアーマー
【読み方】 かめんらいだーじおう でぃけいどあーまー
【変身者】 常磐ソウゴ
【スペック】 パンチ力:18.7t
キック力:43.3t
ジャンプ力:ひと跳び49.1m
走力:100mを3.2秒
【基本形態】 仮面ライダージオウ
【派生形態】 仮面ライダージオウ ディケイドアーマービルドフォーム
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーゴーストフォーム
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーエグゼイドフォームR
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーエグゼイドフォームL
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーオーズフォーム
仮面ライダージオウ ディケイドアーマー龍騎フォーム
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーセイバーフォーム
【声/俳優】 奥野壮
【スーツ】 高岩成二
【登場作品】 仮面ライダージオウ(2018年)
【初登場話】 EP14「GO!GO!ゴースト2015」

【詳細】

常磐ソウゴがジクウドライバーのD`9スロットの方にジオウライドウォッチ、D`3スロットの方にディケイドライドウォッチをセットし変身したジオウのアーマー形態の1つ。

だが、この形態のスペックは他のライダーアーマーを上回り、実質的にジオウの強化形態と見ることができる。

仮面ライダーディケイドをイメージしたアーマーを装着した姿だが、ビルドアーマーエグゼイドアーマーのように共通するアーマー素体にそのライダーを模したパーツがはめ込まれるタイプとも、
オーズアーマー鎧武アーマーのようにジオウの素体スーツそのものにアーマーを装着したタイプとも異なる、スーツ全体がディケイドを模した重装甲な姿に変身するという今までにないパターンのアーマー。

また、頭部自体が「スマホかカードのような平面にディケイドの文字がはめ込まれたジオウの顔面が映し出されている」という特異なものとなっている。

ディケイドライドウォッチはF.F.T.スロットという追加スロットを持ち、ここに今まで手に入れたライドウォッチをセットすることが可能。
それによってセットしたライドウォッチに対応した仮面ライダーの強化形態にフォームチェンジすることができる。

劇中では5形態が登場。

後年の作品では令和仮面ライダーの『仮面ライダーセイバー』の力を用いた形態も登場した。

スペック、能力もその変身した強化形態に準じた数値となり、様々な戦法を駆使することが可能。

専用武器として「ライドヘイセイバー」を持ち、内部アーカイブに記録された平成ライダーの能力を駆使した戦闘を行うことが可能となり、
まさに「カメンライド」、「フォームライド」、「アタックライド」のカードを使って平成ライダーの能力を自由自在に操るディケイドの能力を持ったアーマーにふさわしい機能と言えるだろう。

【各部機能】

ディケイドアーマーの頭部は巨大なスマホ、もしくはカードがはめ込まれたようなディケイドヘッドギアM
これはディメンションフェイスと呼ばれるVRユニットであり、2次元的に仮面ライダーの頭部を再現することで3次元のオリジナルと同等の性能を発揮するというもの、50tの衝撃にも耐える堅牢さを持ちつつ軽石のごとく軽量なディヴァインフレームと呼ばれるメーンフレームによって保護され、ヘッドグルーブと呼ばれる装甲が頭部を覆っている。
堅牢なプレートを等間隔でフレームに挿入することによってディメンションフェイスに対しての衝撃をアーマー全体に分散する効果を生み出すことで耐久性を高めている。側面にはバリオンハンドMとメソンハンドHが生えている。
ディケイドアーマーのディメンションフェイスにはディケイドの頭部にライダーカードの図柄、バリオンハンドM、メソンハンドH、オウシグナルを組み合わせた画像が映され、複眼部分には「ディケイド」、顎辺りには「KAMEN RIDER DECADE」の文字が表示される。

ジクウドライバーがマテリアライズした仮面ライダーディケイドの全能力はアタックブレスターという胸部装甲に覆われた中枢回路に収められている。
仮面ライダーディケイドの胸部装甲を模したものだが、全ての仮面ライダーのデータをアーカイブしており、その能力を使いこなすことが可能。
後述する「フォームチェンジ」の際にもその能力が発揮されている。

アタックブレスターの上からかぶせるように配置されているのはデバイス装甲のコードインディケーターであり、右肩にはベースとなる仮面ライダーの名前、胸部から左肩にかけてフォーム名などを表示する。
基本的には右肩に「ディケイド」の文字が表示されており、胸部から左肩にはバーコードと「2009 453145」と書かれている。2009は仮面ライダーディケイドが放送されていた2009年を指し、453145はアルファベットに置き換えると「decade」と変換することができる。

胸部及び肩部はディヴァインアッパープレートMという装甲に保護されており、50tの衝撃にも耐えうる上、手足に走るマゼンタの外部フレーム、ボディグルーブライナーがあらゆる衝撃から装着者を保護する。

手を覆うグローブ状装甲のビートプレートナックルは指の節ごとに強固な装甲に覆われ、非常に高い防御力を持つ。防御力を維持しつつ繊細な作業を妨げることの無いよう柔軟性を併せ持つ構造となっており、ライドウォッチのセットや、ライドヘイセイバーの操作も問題なくこなすことができる。
グルーブステークと呼ばれるプレートアーマーに覆われた足先はキックの際に凄まじい穿孔力を発揮するが、ボディグルーブライナーが追加されたことでより直進性が強化されキックの破壊力が向上している。

また、ディケイドアーマーのアンダースーツはライドシェイプスーツと呼ばれ、スーツ生地に微粒子サイズで封入されたシックスエレメントの結合配列を操作することで一時的に各仮面ライダーのスーツと同等の性能に変化する。
両腕、大腿部、脚部を分厚く覆っているディヴァインアームプレートM、及びディヴァインレッグプレートMは10層からなる装甲の積層材で構成されており、ライドシェイプスーツからマテリアル及びデータ供給を受けることで下8層が一時的に各仮面ライダーのスーツと同等の性能となり、上二層はパージされることでそのライダーのスーツと同等の外見となる。

手順としてはディケイドアーマーにアーマーチェンジ後、ジクウドライバーにセットされたディケイドライドウォッチのF.F.T.スロットに他のライドウォッチをセット。ディケィドライドウォッチのプログレスシリンダーがセットされたライドウォッチの能力にディケイドライドウォッチの力をプラスし相転移、アタックブレスターにアーカイブされた仮面ライダーのデータをライドシェイプスーツ、ディバインアームプレートM、ディバインレッグプレートMに流すことで、それぞれが追加セットされたライドウォッチのライダーのスーツと同等の外見、性能に変化。
そしてコードインディケーターの右肩に「仮面ライダーの名前」、胸部及び左肩にかけて変化した「仮面ライダーの強化フォームの名称」が表示され、ディメンションフェイスに強化フォームの頭部を映し出して再現するとこでオリジナルと同等の性能を発揮する。

これによってフォームチェンジしたディケイドアーマーはスペックもチェンジしたライダーのものへと変化し、再現した部位の能力を駆使することでさらなる多次元的な戦闘を行うことが可能。さらにライドヘイセイバーで異なるライダーの技を再現することでスーツ+技の複合攻撃は多岐に渡る。

必殺技は未使用のディケイドアーマー単体で発動する「アタックタイムブレーク」。
ライドヘイセイバーを使い発動する「デュアルタイムブレーク」、「スクランブルタイムブレーク」(未使用)、「平成ライダーズアルティメットタイムブレーク」の3種。
更にフォームチェンジしたライダーの必殺技を発動する「ファイナルアタックタイムブレーク」。

【活躍】

EP14にて初登場。

ゴーストにカメンライドした仮面ライダーディケイドに敗れたゲイツが、ゴーストライドウォッチの代わりにディケイドライドウォッチを入手(なお、ゴーストのものは別の経緯で再入手している)。
それをジオウが受け取ることで変身した。

2015年におけるアナザーゴースト戦で用いられ、ディケイドライドウォッチにスロットがあることに即座に気がついたソウゴはビルドフォーム、ゴーストフォームにフォームチェンジ。
平成ライダーズアルティメットタイムブレークでアナザーゴーストを撃破した。

EP15では仮面ライダービルドにカメンライドしたディケイド戦にてビルドフォームに変身。
ラビットタンクフォームのディケイドビルドと、スパークリングの能力を持つジオウではジオウが勝るも、ディケイドの手によって2068年に飛ばされてしまい、そこで未来の自分、オーマジオウと出会う。
最低最悪の魔王、オーマジオウを倒さんとするジオウはクウガ、キバ、龍騎のデュアルタイムブレークを繰り出すも尽く敵わず、本物の魔王の力をまざまざと見せつけられることに。

EP16ではシステムを書き換えられ暴走するカッシーン、及び仮面ライダーディケイドとの戦いでエグゼイドフォームに変身。
レベルXXの力を纏い、2人に分裂して戦った。

EP19ではアナザークイズを相手取りオーズフォームに変身。
タジャドルコンボを模した姿となり必殺技のファイナルアタックタイムブレークを放つも、「オーラ」の時間停止によってゲイツと相打ちとなってしまう。

以後はジオウ本来の強化形態が台頭し、あまり使わなくなった。

外伝作品『RIDER TIME龍騎』では中間がないので、龍騎サバイブの能力を得た龍騎フォームへと変身。
ファイナルアタックタイムブレークによってアナザー龍騎を撃破し、仮面ライダーオーディンの圧倒的な力に対して龍騎ライドウォッチの力とオーディンの持つサバイブのカードが共鳴したのか、オーディンの手元からサバイブのカードが無限を残して消え去ったため、エターナルカオスに打ち勝ち撃破した。

【余談】

このライダーアーマーの力の元は仮面ライダーディケイドだが、ライドウォッチがあるにもかかわらずディケイドは力を失っていないばかりか記憶まで有しており、
ライドウォッチ自体も本人から(ゲイツを挟んだとは言え)渡されるなどイレギュラーな存在である。

なお、頭部が平面なのは、雑誌「宇宙船」によると未来のお面遊びをイメージしているとのこと。
スーツはアップ用、アクション用兼任で1着が制作されている。

また、「ブットバソウル」ではアクセルフォームの力を持つファイズフォームが登場している。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年01月21日 20:27