「あのくず鉄め……」
| 【名前】 |
デストラ・マッジョ |
| 【読み方】 |
ですとら・まっじょ |
| 【声】 |
うえだゆうじ |
| 【スーツアクター】 |
藤田洋平 |
| 【登場作品】 |
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー |
| 【初登場話】 |
#1「世間を騒がす快盗さ」 |
| 【退場話】 |
#42「決戦の時」 |
| 【所属】 |
異世界犯罪者集団ギャングラー |
| 【分類】 |
幹部/ステイタス・ダブルゴールド |
| 【武装】 |
爆砕大槌デストランチャー |
| 【犯罪歴】 |
人間界襲撃、異世界拉致監禁 |
| 【犯罪技】 |
デストランチャー、デストラストアタック |
| 【ルパンコレクション①】 |
(右肩)「遠く離れて~Au loin~」 |
| 【ルパンコレクション②】 |
(左肩)「幸運の大当たり~Le coup de chance~」 |
| 【金庫】 |
右肩/「752611」、左肩/「321222」 |
| 【化けの皮】 |
なし |
| 【人間界での犯罪内容】 |
大規模破壊活動 |
| 【武器モチーフ】 |
手榴弾 |
| 【恐竜モチーフ】 |
ディロフォサウルス |
| 【名前の由来】 |
右(伊:destra) |
【詳細】
ミサイルの発射機能を備えた爆砕大槌「デストランチャー」を軽々と振り回すパワーの持ち主で、両腕に装備した弾倉から強力な砲弾を発射して攻撃する。
また全身を覆う強固な装甲により高い耐久性も持ち、物理的な強さで言えば
ギャングラー怪人の中でもトップクラスの強さを誇る。
巨大な疑似生命体「
ゴーラム」を格納した特殊なユニット弾を持ち歩き、必要に応じて召喚を行う。
デストラの金庫は両肩にそれぞれ埋め込まれており、金色の金庫を両肩に備えている。
金色の金庫を持つギャングラーは
ステイタス・ゴールドと国際警察が命名しており、銀色の金庫を2つ持つのは
ステイタス・ダブルと呼ばれている。
そしてその双方を兼ね備えたデストラは
ステイタス・ダブルゴールドと呼ばれる彼とザミーゴしか確認されていない超上級の証とも言え、右肩の金庫にはスリング型の「遠く離れて/Au loin」を保管し、左肩の金庫には自動照準器型の「幸運の大当たり/Le coup de chance」を保管していた模様。
しかし本人としてはルパンコレクションにそこまで重きをおいておらず、時として必要な情報を得るためには手放すことも厭わない。
実際「遠く離れて/Au loin」を
トゲーノ・エイブス、「幸運の大当たり/Le coup de chance」を
アニダラ・マキシモフに与えた為に早々に彼の金庫はからの状態になっていた。
生物的な姿をした
ギャングラー怪人が多い中、何処か角ばった機械的な姿をしている。
あまり私語を喋らず、ドグラニオの側に付き従い、彼に近寄ろうとする者を無言で遠ざけるなど、普段からボディーガードとして働く。
ドグラニオへの忠誠以外の私欲は少ないらしく、金品の強奪を含めた悪事を働くギャングラーの中心にいるに関わらず、
ゴーシュ・ル・メドゥ曰く「お宝には無関心なタイプ」だったという(それ故に彼が
ルパンコレクションに直接執心していた時は珍しがっていた)。
ドグラニオの女医として健康を管理し、ドグラニオからも親しい付き合いを許されているゴーシュとは犬猿の仲であるが、時折利害の一致で一時的に協力する場合もある。
ドグラニオの側近を務める実力は伊達ではなく、パワー派だが、その一方で頭も切れ目的を達成できないと見ると即座に撤退を選ぶ等、ボスの側近にふさわしい知恵を実力を兼ね備えた選りすぐりの強者。
♯5で自ら戦線に立ち、ルパンレッドとパトレン1号を除くルパンレンジャーとパトレンジャーの両戦隊を持ち前の実力で圧倒する。
ブンドルト・ペギーは彼の部下だが、両戦隊と自分を尻目に逃げ出した彼に対し、
上述の台詞を吐き捨てた。
ザミーゴ・デルマを情報屋として取引し、国際警察の動向や
ルパンコレクションについての情報を入手している。
なおザミーゴはデストラがいるところでは恭しい態度を取っているが離れた場所やドグラニオが近くにいる場所では呼び捨てしている等、態度の変わりようがすごい。
国際警察と快盗、両者の使う装備が
ルパンコレクションであることを疑問に思い、独自に調査をしていった結果、何かしらの結果を掴んだようだ。
その結果の一部として、
ルパンコレクションは本来ギャングラー達のような違う次元で作られた物品であり、本来人間の手には扱いきれないものであることが判明している。
―――デストラは、ただドグラニオの側にいた。
歳を重ねたボスが自分の後継者を選ぶと発表し、
ギャングラー怪人達の動きが活発化しても尚。
しかし、#41にて彼はドグラニオから思いの丈を聞かされ、決意するのだ。ドグラニオの意志を継ぎ、自分こそがギャングラーのボスになるのだと。
本格的に行動を起こしたデストラはまず戦隊達のメンバーをギャングラー達の世界に連れ込んでドグラニオ目前で処刑していこうとし、手始めに身元が判明している国際警察をターゲットとして町中で透真と会話をしていたつかさを襲撃し、透真もろとも彼女を異世界に隔離することに成功。
ノエルが加勢に現れるも、彼は戦闘で川に落ちたためその場は見逃すこととして撤退。
その後探索中の圭一郎と咲也を不意打ちし彼らも異世界に追放することに成功するが、その直後ルパンレンジャーの襲撃を受ける。
凄まじいパワーでブルー(透真)を欠くルパンレンジャーと戦うデストラ。
レッドはビクトリーストライカーの未来予知で戦いを優位に進めようとするも、その防御力は生半可な攻撃が通じず、動きを予知できても強みにならないことが明らかになる。
そのまま彼らを追い込んでいったデストラだったが、スーパールパンレッドにとどめを刺そうとハンマーを振り下ろそうとした瞬間、突然空間が歪み、異世界から放逐したはずの4人が帰還する。
決して脱出出来ないはずの彼らが戻ってきたことに驚くも、「お前、人望無いんだよ」と咲也から揶揄され激怒してパトレンジャーと交戦。」
その戦闘の中、両肩の金庫をルパンブルーとピンクに開けられるも、元から中身が方だったため肩透かしに終わり、コレクションがないのに高い戦闘力だったことから驚かれる結果となった。
コレクションを持っていないのであればそのまま倒せばいいとスーパールパンエックスとパトレンU号の同時必殺技が直撃するも、多少ダメージを受けたようだが作戦失敗と判断し立ち上がった後
ゴーラム(剣)と
ゴーラム(盾)を召喚してその場から撤退する。
その後ギャングラーの世界に戻り、人間たちに自分の作戦を台無しにされたことに憤っていたが、そこへ現れたゴーシュから協力を持ちかけられる。
それを呑んだデストラは#42にて国際警察の制服を着てカフェにいたノエル、そして彼と共にいた魁利を発見。
魁利の反応から彼がルパンレッドだと当たりをつけたデストラは、直後現れたゴーシュと共に彼らを攻撃。
その戦闘中、ゴーシュが「世界を癒そう~Gueris le monde~」を使い、ルパンエックスに対して何かを"見た"ことで冷静を欠いたノエルを攻撃してサイレンストライカーを、そしてルパンレッドからビクトリーストライカーを奪い取ることに成功。
今まで空だった両肩の金庫にしまい込むことで、サイレンストライカー由来の重力を操る能力と、ビクトリーストライカー由来の未来予知能力を獲得。
実は今回快盗達をターゲットとして襲撃を仕掛けたのは、彼らが持つ
ルパンコレクション目当てであり、目論見が達成されたことから用済みである彼らもろともデストランチャーの能力を開放して広範囲を粉砕しその場から撤退する。
次の目標は国際警察。
ギャングラーの幹部と快盗、警察の決戦がすぐそこまで来ていた。
デストラの圧倒的な力にどう挑むか、国際警察と快盗、双方作戦を練るが手に入れた未来予知と重力操作の能力が厄介。
そのため快盗戦隊と警察戦隊は、デストラを倒すためにお互いがお互いを利用する計画を立てる。
「重力操作で攻撃を跳ね返すのを防ぐため、コレクションを快盗に取らせる」「コレクションを取り戻すため必ず快盗は現れる」とする圭一郎。
「警察に体を張ってもらう。コレクションを取り戻すために警察を利用する」「市民守るためなら何だってできちゃう」とする魁利。
双方、デストラからルパンコレクションを取り返さない限りまともに戦うことは難しいと考えていた。
そして、その突破口となるのが唯一金庫を開けられるダイヤルファイターを持つ自分達であることは快盗達も自覚しており、国際警察が狙われている以上戦闘場所となる自分達の拠点周りへの被害を抑えるための通達や準備を行い場を整えるであろうことを信じていた。
そして圭一郎達国際警察も、まずは狙われている自分達がデストラと相対することは覚悟の上で、コレクションを取り返すために必ず快盗達がやってくることを信じていた。
利害の一致という点ではあれど、デストラという未だかつて無い強敵を倒すための、敵同士という垣根を超えることは無く、お互いに幾度となくぶつかってきた経験からの”信頼”という言葉にできない1点のみをベットすることで考えは奇しくも一致していた。
そして狙い通り国際警察本部へやってきて挨拶代わりと称してミサイルをぶっ放したデストラに対し、圭一郎達が待ち受けパトレンジャーへと警察チェンジして戦い始める。
それを近くの建物の屋上から見ていた快盗達は密かに快盗チェンジして準備を整えていたが、奇襲攻撃も重力障壁に阻まれ通用しない。
最早破れかぶれと快盗と警察双方がデストラに挑んでいくが、強烈な攻撃力で6人全員まとめて吹き飛ばされてしまう。
チェンジを解除して倒れ伏す6人と、快盗達が取り落としたマジックとサイクロンのダイヤルファイター2つを拾い勝ち誇るデストラ。
しかしそんなデストラをよそに、圭一郎と魁利は今の状況を打開するため必死に考えを巡らせていた。
お互いがお互いをどう動くかを考え、やがて立ち上がった魁利は再び快盗チェンジし、ルパンマグナムを片手に突撃していく。
それを迎え撃とうとするデストラだったが、魁利の動きに怪しさを感じてビクトリーストライカーの未来予知を使いその行動を予測。
ルパンマグナムの反動を使って重力障壁で強引に突破してきた魁利の狙いがルパンコレクションを格納している金庫ではなく、自分自身であることまで予測し余裕たっぷりにサイレンストライカーの重力操作を発動し、障壁でイタダキ・ド・ド・ドストライクを跳ね返そうとする。
しかし予知した未来通りになったことで油断したのか、魁利に意識を集中させていたためか、横から再び警察チェンジして接近してきた圭一郎に気がつくのが遅くなり、右手に持っていたダイヤルファイターを2つとも奪われた上、なんと左肩側の金庫を解錠されてしまう。
入っていたサイレンストライカーを奪い取られてしまったことで重力障壁が消えてしまい、そこへ渾身のイタダキ・ド・ド・ドストライクが放たれたことで大きく吹き飛ばされる。
そして倒れ込んだ際に意を決して参戦したノエルがパトレンエックスに警察チェンジし、放り出されたサイクロンとマジックダイヤルファイターを使って右肩の金庫も解錠、ビクトリーストライカーまでも奪還されてしまった。
未来予知と重力操作、2つの能力を喪ってもなお自前の能力のみで2戦隊を始末しようと意気込むが、ギャングラーに屈すること無く何度でも立ち上がった不屈の心が2つの異なる志を持つ戦隊達を一つにし、スーパールパンレッドを含む快盗戦隊3人はダイヤルファイターを用いたスーパー快盗ブーストを、グッドストライカーの力でパトレンU号となった警察戦隊はイチゲキストライクを、そして取り返したサイレンストライカーで強化変身したスーパールパンエックスはスーパースペリオルストライクをそれぞれ放ち、虹色にも見える必殺技同士が混ざりあった攻撃に晒されたデストラは大きなダメージを受けてしまう。
それでもドグラニオに対する忠義心のみで立ち上がったデストラは犬猿の仲であるゴーシュの名を叫び、自ら巨大金庫を望んで巨大化する。
グッドストライカーが主導となってグッドクルカイザーVSXを作り上げた戦隊達は「今まで以上に力を合わせる」コンビで操縦を行い、デストラを圧倒していく。
繰り出されるミサイルの弾幕を抜けたVSXは長い手足から繰り出される攻撃でデストラのハンマーを弾き、両肩のビークルを次々に切り替える波状攻撃を叩き込んで大きく吹き飛ばす。
そしてグッドクルカイザーVSXが巨大化したルパンマグナムを構え放ったグッドクルカイザービークルバーストマグナムに対し、デストラは全身の装甲を排除し、守りを捨てた必殺の一撃”デストラストアタック”を放つが、その抵抗虚しく全ての攻撃を呑み込んで直進する強力な必殺技に貫かれ、ドグラニオに対する忠義を貫けないことを謝罪しながら爆散した。
ついに右腕まで喪ってしまったドグラニオは、一人忠実な部下であり自身を支えてきた腹心の死を悼み酒を煽るのだった。
【余談】
声を演じるうえだ氏は『特捜ロボ ジャンパーソン』の
エンジェル役以来、24年振りに特撮作品の怪人の声を演じている。
『VSアルティメットコレクション』によれば、三幹部のデザインコンセプトとして『手榴弾』と『筋肉』を取り込んだ一つ目怪人として作成された。キャラクターとしてはデザイン当初から「ボスを護衛する屈強なボディガード」という一面が定まっており、「乱暴者に見えるけど、実は時間に厳しい紳士」という意味合いから胸部に懐中時計が埋まっている(武装のイメージから時限爆弾にも見えなくもない)。
また所有する鎚は叩く方が地雷、反対側はロケットランチャーをモチーフにしている。これについてデザイナーによると、「スイッチがある方で叩くと自爆するんじゃないか?」と疑問に思いそうだが、実は叩く瞬間はスイッチが蓋で塞がれているという裏設定があるらしい。
自分の立ち位置を見誤ることなく、逆にそこが全くブレなかったからこそ後継者争いには参加しなかったデストラ。
ドグラニオから発破をかけられる形でようやく腰を上げたものの、「利害の一致」ではありつつも今までの戦いから両戦隊が築き上げてきた文字に出来ないが、確かに存在した「繋がり」に敗れることとなった。
相容れない存在を利用する、手を組むことは、デストラで言えばゴーシュが該当するが、彼女の手を借りるのも巨大化する際のみで、結局自分自身の力だけを使って両戦隊に立ち向かったことが、戦隊とデストラの明暗を分けたと言える。
思えばデストラはドグラニオ以外に対する以外、他の幹部とは折り合いが悪かった。
そして舎弟は居るにはいるが、状況が芳しくないと即裏切るような者しかおらず、彼もまた力のみを誇示して存在を示す他のギャングラーとは何も変わらない存在だったとも言える。
腰を上げるのが遅すぎたことと言い、ドグラニオにとってもデストラにとっても皮肉な結果では在るが、彼は信頼を寄せられることが終始出来ないままで、ボスの器ではなかった、そういうことなのかもしれない。
最終更新:2026年05月19日 02:31