ギーウィ・ニューズィー

「君も、幸運がほしいのか?」

【名前】 ギーウィ・ニューズィー
【読み方】 ぎーうぃ・にゅーずぃー
【声/俳優】 枝川吉範
【登場作品】 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー
【登場話】 ♯23「ステイタス・ゴールド」
#24「生きて帰る約束」
【所属】 異世界犯罪者集団ギャングラー/ライモン軍団
【分類】 ギャングラー怪人
【武装】 危険抜き剣リスクスクリュー
【犯罪歴】 危険物違法販売
【犯罪技】 ラッキーペンダント
ルパンコレクション 「逃亡せよ~L’evasion~」
【金庫/識別番号】 腹部/「192」
化けの皮 クラブオーナーの男性
【生物モチーフ】 キーウィ
【その他のモチーフ】 ペストマスク、卵
【名(名前)の由来】 キーウィ
【姓(名字)の由来】 ニュージーランド
【暗証番号の由来】 不明

【詳細】

キーウィのような姿のギャングラー怪人

ペストマスクをかぶり植物のような帽子を被った剣士か貴族のような見た目をしており、危険抜き剣「リスクスクリュー」というコルク栓抜きのような螺旋状の剣を武器としている。
「キッヒッヒ」というモチーフであるキーウィにかけた笑い声が特徴的。

ライモン軍団と呼ばれるライモン・ガオルファングを筆頭とする集団の一員であるが、首領のライモンを「お前」呼ばわりするなど上下関係を感じさせる言動は皆無。
「逃亡せよ~L’evasion~」という誘導棒型のコレクションを金庫に格納しており、そのコレクションの能力で相手の攻撃を自分に当たらないように誘導してしまう。
射撃攻撃はもちろん近接戦闘においても有効で、どんな攻撃もギーウィには当たらずそれてしまう。
ただ回避の能力であって完全防御というわけではないので、何らかの「幸運」があれば本体に攻撃があたってしまう可能性も存在する。

ライモン軍団の一員だけあってコレクションに頼らない戦闘力自体も相当に高く、ルパンイエローを単身で叩きのめしたこともある。

化けの皮はダンスホールらしき場所のオーナー。
緑色のシャツを来てテンガロンハットを被った男性であり、傍らに美女を侍らせ、身につけた人間に「幸運」をもたらすラッキーペンダントを売りさばいていた。
犯罪歴に「危険物違法販売」とあり、犯罪技に同名のものがあるように、このペンダントはギーウィが特殊な植物を使って作ったものであり、
身につけた人間のラッキーパワーなるエネルギーを使い尽くすと同時に肉体を養分として急成長してしまう危険なものである。
「宝くじにあたった」「ホームランを打てた」等幸運の報告は口コミで広まっていたらしく、被害者の数は国際警察の想定よりも大幅に増えていた。

本人は自然を愛し、ラッキーペンダントの副作用も「無駄な人間は減るし、世界は緑にあふれる。一挙両得じゃないか!」と評する狂気的な一面を見せている。
それ以外にもコレクションの力で攻撃が当たらないことをいいことに、大げさな身振り手振りで相手を挑発する、
攻撃の際には左手を腰に当てるという余裕な立ち振舞をする等、その言動には性格の悪さが随所ににじみ出ている。

ライモンを「お前」呼ばわりしたり、ギャングラーのボスであるドグラニオを前にしても普通に飲食しているその余裕の態度はあくまで上っ面のものであり、
攻撃が当たり始めると途端に慌てふためき、何もせずに撃破されてしまう等、内面はコレクションに依存している他の怪人とさほど変わらない。

初登場は#23。
本格的に後継者の座を狙い始めたライモン軍団としてドグラニオをはじめとする幹部連中の前に顔見せ。
そしてウシバロック・ザ・ブロウの料理勝負に審査員として参加し、透真の作った料理を褒め称え彼をライモン軍団の新たな料理人として迎え入れることをライモンと共に決定する。
それに反発して暴れだしたウシバロックは、透真を囮としていた快盗達と戦い始め、腹ごなしと称してルパンイエローを攻撃。
彼女を叩きのめし、レッドの銃撃もコレクションの力で回避すると、ライモンの斬撃が二人に直撃したように見えたためその場を撤退する。
だがシザーシールドを展開して間一髪生き残っていた両名はウシバロックと戦っていたルパンエックス、ルパンブルーと合流しそのまま撃破した。

その後#24では化けの皮を被ってラッキーペンダントを引き続き売りさばいていたが、情報を得た国際警察の摘発を受けたことでその場からさっさと撤退。
ザミーゴ・デルマから200万円で新たな化けの皮を購入するも、ギーウィの化けの皮の外見情報から国際警察はアジトを突き止め、
快盗達もコグレから得た不動産情報でアジトを突き止めていた。

一足先に快盗達がやってきたため、これを迎撃。
ポーダマンを呼び出して戦い始めると、国際警察も合流した三つ巴になる。しかしポーダマンが全滅してもコレクションの力で攻撃に当たらないギーウィは余裕の表情。
が、パトレン3号が、クラブハウス摘発の際にその場に居合わせた魁利から没収していたラッキーペンダントのことを思い出し、「この幸運の力なら当たるかもしれない」と考える。
しかしギーウィ自身が配っていたものが彼に効果があるかわからず、ためらっていたところをルパンレッドがペンダントを強奪して身につけVSチェンジャーを発砲。

それをコレクションの力で軌道を捻じ曲げるも、捻じ曲げた弾丸が幸運にも跳弾してヒット。
ラッキーペンダントの力で攻撃が当たり始めたことに慌てふためくも、そのスキにブルーに金庫を開けられてコレクションを奪われ、パトレンU号のイチゲキストライクとパトレンエックスのエクセレントエックスを同時に受け倒される。

その直後、直後「ライモンが寂しがる」と嘯くゴーシュ・ル・メドゥに巨大金庫を施され、再生巨大化する。
しかし、パトカイザーとエックスエンペラーに大した抵抗もできず、最期はパトカイザー弾丸ストライクとエックスエンペラースラッシュストライクを同時に受け爆散した。

【余談】

キーウィがモチーフだが、採用されたのはこのギーウィが初めて。
ニューズィーはキーウィの生息地であるニュージーランドから取られたものと思われる。

ペストマスクを思わせる長いくちばしが特徴だが、キーウィもくちばしが長いため、それと合わせたデザインだろう。
なお実際に口であるらしく、飲食はそこから吸うようにして食べる。

両肩に卵のようなパーツがあるが、キーウィの卵は体重の4分の1ほどもある大きなもの。ギャングラー共通の骨の意匠はその卵と考えられる。

自分の目的の為に作ったラッキーペンダントがレッドに自分の回避能力の無効化に利用され、その隙にコレクションをブルーに奪われてしまった挙句に慌てふためく醜態を見せてしまい、自分の作った物が自分自身の敗北と最期を招く結果となってしまった不遇な[[ギャングラー怪人]]だった。

スーツはピッチ・コックを改造したもので、後にヨシー・ウラザーに改造された(更にそこからトカゲ系のギャングラー怪人に改造された)。

最終更新:2022年08月09日 00:59