「お前の技を見せろ……!」
【名前】 |
ウデン |
【読み方】 |
うでん |
【声】 |
ボルケーノ太田 |
【登場作品】 |
騎士竜戦隊リュウソウジャー |
【登場話】 |
第33話「新たなる刺客」 |
【所属】 |
ドルイドン |
【分類】 |
ビショップ級幹部 |
【属性】 |
ドルイドン族 |
【武装】 |
長剣 |
【分布】 |
閉ざされた迷宮 |
【経験値】 |
248 |
【チェスピースモチーフ】 |
ビショップ |
【その他モチーフ】 |
忍者、虚無僧? |
【名前の由来】 |
右腕(うわん、みぎうで) |
【経験値の由来】 |
忍者 |
【詳細】
第34話より登場した
プリシャスの腹心に相当するようで、チェス盤を描いたドルイドンマーク入りの縦長帽子を被った忍者のような姿をしている。
左胸から右腰にかけてチェスにおけるビショップの動きを示したバックルを装着しており、そこを入り口として体内に展開した迷宮に相手を閉じ込めることができる。
この迷宮にはウデンの分身が何体もおり、ウデン分身体を攻撃すると、その攻撃技を本体が記憶してそれをコピーし使用できるようになるという特殊なコピー技を持つ。
敵を体内に閉じ込められるというだけで対集団戦では優位に働く上に、閉じ込めた相手が脱出しようとして強力な技を使えば使うほどウデンの技のレパートリーは増え強くなり、
エネルギーまで吸収してくるため迷宮で戦えば戦うほど閉じ込められた者は弱り、本体の
サデンが強くなっていくという悪循環を生み出す。
残された者達も、吸収された仲間の技を繰り出してくる
サデンに対処しようにも追い詰められ、スキを見せれば取り込まれてしまうため、
対集団戦闘において極めて有効的で合理的かつ実践的な能力の持ち主であると言える。
本人は恐ろしく口数が少なく、
ガチレウスの問いかけも完全にスルーするなど、他の幹部たちとの関係はあまり良くない模様。
いやウデンと
ガチレウスに限った話ではないが。もっと言えば
ガチレウスに対して友好的なキャラ、いただろうか…?気にしないでおこう。
なお武器はリュウソウケンがメイン武器であるリュウソウジャーに合わせたのか片刃の長剣のみ。
ちなみに顔は面頬(顔面と喉を保護する防具のこと)で覆っており、取り外すとそこには醜悪な素顔がある。
長い頭?は自前の様子。
登場したのは第33話。
ジャックオーランタンマイナソーを利用し
ガイソーグに宿る怨念、長きに渡る
ナダの苦しみを解決したリュウソウジャー達は卓球大会で汗を流していた。
一方、とある建物の中では
クレオンが、自分の八つ当たりでマイナソーの発生元にしてしまった
ドルン兵達に土下座を超え、地面に五体投地しながら謝罪していた。
そこへ現れた
ガチレウスは
クレオンの五体投地姿勢を「寝ている」と判断し、「寝る時間があるなら働け!」と叱責する。
そんな彼の背後に音もなく現れており、問い質す
ガチレウスを完全にスルーしてその場に佇んでいた。何しに来たのだろうか。
その後ウデンはターゲットをまずは卓球勝負の最中、会場を抜け出してきたトワとカナロへと決め、彼らを吸収。
その鮮やかな手際を離れた地点から
ワイズルーと
ガチレウスが眺めていた。
ウデンの実力を認めつつも気に入らない様子を見せる
ワイズルーは、彼が来たことで
プリシャスもまた地球に来ようとしていると判断。
そして戻ってこない二人を心配して捜索を開始したコウ達。
二手に分かれたところを、コウとメルト、アスナの3人へ向けてカナロからコピーしたファイナルサンダーショットで不意打ちするとともに迷宮へと取り込み、
わけも分からず取り込まれた者達は体内の異空間で
サデンの分身と戦い始める。
そして5人を取り込んだことで残りを待ち受けることにしたのか、ナダとバンバがウデンを発見した際には地面に座り座禅を組んでいた。
そしてメラメラソウルの攻撃をコピーし、炎の斬撃を放つと共にリュウソウチェンジしたバンバ、
「リュウソウ…!」「リュウソウ、ガイソウ……?」「……(ガイソーチェンジ!)」
「そっちかい」
ガイソーチェンジし
ガイソーグを装着したナダと戦闘を開始。
激しい攻撃で両名を追い詰め、カタソウルで防御に回ったバンバを、防御不可のドッシンソウルによる攻撃で攻め立て迷宮に閉じ込めてしまう。
閉じ込められたバンバは正面戦闘を行ったことと、現れたウデンの分身体が上記のセリフをつぶやいたことでこの
ドルイドンの能力を理解し、
変身を解除しながらも懸命に戦っていた他のメンバーに対し、戦えば戦うほど技とエネルギーを奪われるという事実を伝え迷宮の中を走り回る。
そして本体と戦っていた
ガイソーグことナダだったが、コピーしたヒエヒエソウルの氷結攻撃や、巧みな剣術で不屈の騎士は追い込まれていた。
しかしその心は折れず、圧倒される中それでも勝機を掴むため、仲間を助け出すためナダはウデンの刀に身体を貫かれつつも接近することに成功。
渾身の頭突きをバックルに叩き込んだことで迷宮にほころびが生じ、コウが脱出することに成功する。
外に出られたことでコウはナダと共にウデンを倒そうと意気込むも、激しい攻撃を一身で受け続け身体を貫かれたナダは既に致命傷を受けていた。
カガヤキソウルで治療しようとするコウを止め、自分のリュウソウルを彼に託すとナダはつぶやいた。
「俺のソウル、お前に託す。皆を救え、コウ!」
どこか晴れ晴れとして、しかし後悔がわずかに見える顔でナダは言葉を残した。
「最後に、ええ仲間に会えて、ほんま…」
すべてを言うことは出来ず息を引き取ったナダの肉体はガイソウルと一つとなり、新しいリュウソウル、そして新しいアイテムへと変化した。
それを受け取り、ナダと一緒に戦うことを決意したコウは新たな力、マックスリュウソウチェンジャーを使ってマックスリュウソウレッドへとパワーアップ。
コピーした技、力にはないその姿にウデンは面頬を外して本気を出すことを宣言。
雄叫びを挙げながらマックスリュウソウレッドに向かって突進していくが、ナダのソウルを受け取ったコウはウデンの攻撃を全て捌き彼を圧倒。
ドッシンソウルとヒエヒエソウルを実体化させ氷塊に閉じ込め動きを封じたウデンにマックスリュウソウレッドは必殺のエバーラスティングクローを発動、
身動き取れない状態でその技を食らったウデンは耐えきれずついに爆散する。
それと同時に迷宮内で閉じ込められていたメンバーも解放されたが、彼らが見た光景に不屈の騎士の姿はなかった。
戦いが終わり、悲しみに沈むコウ達。
そこへういがナダの残していた動画を発見し駆けつけ、それを見た騎士達は無言で互いの武器を合わせた。
沈みゆく夕日を前に、7人のソウルを一つに。新たな誓いを、胸に。
【余談】
ちなみに1話で撃破幹部はターゲイトが初だが、その担当声優は本作で
ガチレウスを担当している稲田徹氏である。
制作側が意図したものであるかは定かではなく、単なる偶然である可能性が高いが、稲田氏はリュウソウジャーでも幹部怪人である
ガチレウスを担当している。
かつて1話で撃破された怪人の声を担当した声優が、同じく1話で撃破される運命となった後輩を見送ることになろうとは。
言葉のやり取りはしていないが、
ワイズルーが遠くからウデンを眺める程度で接触せず、
ガチレウスとだけ対面していたのも因果な物を感じる。私だけ?
モチーフは公式サイトの個別ページにもあるが、忍者と、デザイナーによれば虚無僧がメインとか。
ビショップは僧侶を表し、そのイメージの強い十字マークを
ワイズルーのモチーフに使ってしまったため、「僧」繋がりで虚無僧が採用されているとされる。
スーツはリペイントされ
サデンへと改造された。
ちなみにこちらは何話か連続して登場したが、実は登場する以前に死亡しているという位置づけとなっている。
最終更新:2023年05月21日 02:08