【詳細】
ただ、暴走するためのトリガーとして、その
ヒューマギアが「人間の悪意」に晒されることが条件になっているようで、一輪サクヨというヒューマギアはとある男性に突き飛ばされた直後にアークによるプログラム改変を受け
暴走している。
正式に登場した第17話よりも前の第16話でもベローサタイプとドードータイプがクリスマスに湧く町中に突然現れており、
滅亡迅雷.netが壊滅したことでテロ収束宣言を出していた或人は驚愕することとなった。
ヒューマギアに対して悪意を持つ人間は、
ビカリアマギアとして暴走した森筆ジーペンを酷使していた石墨超一郎や、飛電が製造した
ヒューマギアを強奪して外装を張替え売りさばいていたヒューマギア窃盗団等いくつか描写されてきた。
オニコタイプとして暴走したサクヨもまた、ZAIAと飛電のヒューマギアと
ザイアスペックをつけた人間同士の優劣を決定づける勝負中、相手側に何か不正を働いた痕跡を見つけたようで、それを暴露しようとした直後に
アークによるプログラム改変を受けている。
なお、
アークに人間の悪意や戦争の歴史といった片寄ったラーニングをさせ人間を絶滅させるべきという結論を導かせたZAIAの社長、天津垓がどの程度このアークマギアに関わっているのかは定かではない。
しかし第19話でアークマギアの存在も既に知っている上、「負のシンギュラリティ」と称しヒューマギアへの対抗心を煽る言動をするなど、
暴走する条件に関しても知っていることが示唆されている。
そのためアークマギアもまた
飛電インテリジェンスを崩壊させるための手駒に過ぎないのだろう。
メタルクラスタホッパーが暴走を克服するとともに、プログライズホッパーブレードに備わる機能でたとえ
ゼツメライザーで暴走した
ヒューマギアであっても、暴走前に戻すことが可能になった。
その機能を応用したセキュリティアップデートが全ヒューマギアに施されたことで、この遠隔改ざんによるアークマギアは姿を消し、
それに伴って天津垓は
ヒューマギアを排除するために
ゼツメライザーを使ってマギア化させるようになる。
その後しばらく
飛電インテリジェンスが行ったセキュリティアップデートによってアークマギアは根絶されたと思いきや、アークが滅びた後、人類に対して敵対姿勢を取る滅と彼によってイズを破壊された或人が互いの大切なものを失った憎悪によって最悪の戦いの幕が上がることとなる。
その際、これまで人間の道具として酷使され続け、不満をためていた一部の
ヒューマギア達が滅に呼応し、膨れ上がる悪意の感情によって自らアークマギア化するヒューマギアが登場してしまった。
【余談】
改造箇所自体は至極単純かつ簡易的なものだが、ストーリーとしては外部端末による暴走プログラムの強制インストールがされていないため、
マギアは暴走してしまうと破壊しか止める手段がなく、壊れた
ヒューマギアは二度ともとに戻らなかったのに対し、
アークマギアは遠隔でプログラムを改変され暴走しているため、
ヒューマギア側のバックアップが効き、ボディを破壊されても復活できるという重要な差異が生じている。
なおゼロワンメタルクラスタホッパーはプログライズホッパーブレードの機能を使うことで、
マギアもアークマギアも暴走前の状態に戻すことが可能になった。
アークマギアはマギアの強化系ではない。
ただ怪人化する条件が異なるだけである。そのためアークマギアが登場後も
ゼツメライザーによってマギア化した個体が登場する場合も多い。
最終更新:2022年08月16日 03:31