「俺は暗殺を極めた。巣立ちの時だ」
【詳細】
短めの黒髪をした美青年の外見をしており、「暗殺」に関わるデータを学習させていくことを目的として用意された。
当初は「あんさつー!」としか喋れない等、あまり知能が高いとは思えない言動をしており、その様子を気に入ったのか当時子供っぽい性格だった迅と良く行動を共にしていた。
滅からは「暗殺」と呼ばれていたが、迅からは「暗殺ちゃん」と呼ばれており、公式サイトでも当初は「暗殺ヒューマギア」として紹介されていたものの、後にこの名称に固定されることになった。
迅について行動していたが、そこを刃唯阿に狙われ、
仮面ライダー迅とバルキリーが交戦中、迅のすきをついて空っぽの
ゼツメライザーにフリージングベアープログライズキーをセットされ誤作動を起こして沈黙(
ゼツメライザーはプログライズキーに対応していないため起動しようとすると誤作動を起こす)。
その状態を唯阿の部下と思われる男たちの手によって強奪されることになり、唯阿によって様々なデータ採集のためのモルモットにされていた。
その後解放されて唯阿が撮影している前で
ドードーマギアへと暴走。
この際ヘッドギアが青い状態=正常であったことから、暴走する一連の流れをマスコミにリークされたことで通常のヒューマギアであっても怪物化してしまう可能性があるという誤った情報がメディアによって広められてしまうことになった。
これはZAIAによる
ヒューマギアへの誤解を広めるとともに
飛電インテリジェンスの評判を失墜させるための作戦だったわけだが、
後に
アークマギアといういつどこで暴走させられるか分からない
マギアが登場してしまったことで、その誤解が真実となってしまうことになった。
第7話、第8話と
仮面ライダーバルカン、ゼロワンによって撃破されるもすぐさまバックアップを使って復活し再登場。
第10話では
俳優型ヒューマギアによる飛電が計画したドラマプロジェクトに潜り込み、自分を俳優と勘違いした大和田伸也から演技の指導を受けることになる。
「師匠」と呼ぶ大和田伸也氏には筋が良いと気に入られるが、標的として彼が選ばれてしまったため苦悩しつつもその任務を遂行する。
それ以来
マギア化する際に「暗殺」と呟くようになった。
その現場から逃走中に不破に発見されたため
マギア化して交戦するが撃破され、第12話にて4度目の復活を遂げる。
ヒューマギアが人間に危害を加える現場を多くの人間に目撃されたことで評判が下落し、警察の立ち入り調査を受けるなど企業として存亡の危機に立たされることになった
飛電インテリジェンスだったが、
加害者との関わりが無いことを証明できればまだチャンスが有ると、暗殺ちゃんの持つ
ドードーゼツメライズキーに記録されたデータが必要になることに。
飛電インテリジェンスが窮地に陥ったことで、予めそういった状況で目覚めるようプログラムされていたイズの兄に当たる
ヒューマギア、「ワズ・ナゾートク」が起動。
彼の調査によってこの
ヒューマギアが実は窃盗団によって盗まれ外装をごまかされた「祭田ゼット」というヒューマギアであったことが判明する。
窃盗団が盗み出して外装を張り替えた祭田ゼットを
滅亡迅雷.netが横からかっさらい、プログラムを調整したのがこの暗殺特化型
ヒューマギアの正体だった。
作中で何度も復活していたのはバックアップを取っていたこともそうだが、同型ヒューマギアの素体を利用していたためでもあった。
その直前、暗殺にまつわるラーニングを終えた彼は、
滅亡迅雷.netを離反。
唯一
滅亡迅雷.netの手から逃れていた祭田ゼット5号機を探し出し、自分の仲間に加えようとするもその凶行を止めるため駆けつけた或人の変身する
仮面ライダーゼロワンシャイニングホッパーと相対。
急上昇したゼロワンのスペックに圧倒されるも、すぐにその能力をラーニングして差を埋め、彼らがワズの判断で撤退すると、「新しいゼロワンも恐れるに足らん」と豪語してその場から立ち去った。
その後も逃げ出した祭田ゼット5号機を探し回り、発見した彼を
ドードーマギア・ヒナとして手駒に加えようとするが、一時共闘することになった
A.I.M.S.の2大ライダーとゼロワンの妨害にあい失敗。
ドードーマギア・ヒナを複数体呼び出してゼロワン、バルカン、バルキリーらとの交戦状態へと突入する。
ゼロワンライジングホッパーを圧倒していくが、そこへワズの自己犠牲により真の意味で完成したシャイニングホッパープログライズキーを携えたイズが駆けつける。
彼女から受け取ったキーを使ってゼロワンはシャイニングホッパーへと変身。
自身の計算を直前で上回るゼロワンの動きに対処できず、シャイニングメガインパクトを受け粉砕された。
ドードーゼツメライズキーは滅の手によって回収されてしまったが、祭田ゼット5号機は無事に保護されることとなり、4回復活した暗殺ちゃんの凶行はようやく或人の手によって止められることになった。
【余談】
演じる松村龍之介氏は主に舞台俳優として活躍し、特撮作品は初参加。
登場した直後から迅との微笑ましいやり取りや、ラーニングを重ねるにつれてドスの利いた声になり、演技そのものも暗殺者の風格を漂わせていく等キャラクターに対する作り込み等高い評価を受けており、ゼロワン序盤における人気キャラクターとなった。
その後ハイパーバトルビデオや、本編にて回収された祭田ゼット5号機として何度か松村氏が出演している。
祭田ゼットシリーズは外装を張替え今の姿になったということだが、再登場しても松村氏が演じており、以前の姿は登場していない。
最終更新:2023年06月24日 22:18