ガンジョージ

【名前】 ガンジョージ
【読み方】 がんじょーじ
【声】 前野智昭
【登場作品】 騎士竜戦隊リュウソウジャー
【登場話】 第43話「ドルイドンの母」~第46話「気高き騎士竜達」
【所属】 ドルイドン
【分類】 ナイト級幹部
【属性】 ドルイドン
【武装】 ガトリング砲(ガンガンショット)
【分布】 鉄壁の結界
【経験値】 489
【チェスピースモチーフ】 ルーク
【その他モチーフ】 弾薬ベルト、兵士、城壁
【名前の由来】 頑丈、児童?、中田譲治?
【経験値の由来】 自爆

【詳細】

エラスが作り出した新たなドルイドン族のナイト級幹部怪人。

その姿はかつてリュウソウジャーに破れ散っていったタンクジョウによく似ているが、兵士が着用する鎧兜のような頭や、弾薬ベルト等、
「タンクジョウをベースとした量産型ロボット」と言い表し方がぴったり。
その能力もタンクジョウに酷似しており、エネルギーカプセルを身体に装填することで胸の銃口から弾丸を乱射して広範囲を銃撃し、
その体型から素早さこそ無いが、重装甲で敵の攻撃を弾いて肉弾戦を挑む等十分に強い。

なお砲弾型カプセルの装填だが、両肩から体内に取り込んでおり、そのエネルギーを攻撃に使う以外にも、巨大魔強化として使うことで単独での巨大化が可能。
タンクジョウは地震エネルギーをカプセルに閉じ込めることで自己強化に使っていたが、ガンジョージはそういった手順を取らず無尽蔵に取り出しているあたりタンクジョウよりもコスパが良くなっている。
タンクジョウの仕様をベースに、エラスが改良した形で作り出したのだろうか。

生まれた当初は言葉も辿々しかったが短期間で急速に知能を発達させ、流暢に喋れるようになった。

エラスによって第43話で生み出されるとプリシャスサデンらによって市街地に出現し、無差別銃撃で多くの一般市民へ攻撃を行った。
被害者たちの悲鳴を聞いて喜び震え「カイカン」と呟き、さらに攻撃しようとするがサデンによって止められる。

その直後駆けつけてきたリュウソウジャー達の攻撃に晒され、生まれて間もないためか実戦経験が乏しく圧倒されていたところをプリシャスの助力によって生き残り、カプセルを取り込むことで巨大魔強化を果たし、キシリュウオージェットとの戦いに入る…かと思われたが、合体に含まれているプテラードンがかつて自分を封印したプリシャスを視認したことでトラウマが蘇り勝手に離脱してしまい、
それを補うため他のメンバーが自身のパートナー騎士竜を呼び出したため、プリシャスの指示でその場から巨大化したまま撤退した。

その後エラスの安置された洞窟でクレオンに対して銃撃して「遊ぶ」等、先程の襲撃で加虐心に目覚めた模様。
そして場所を探り当てやってきたリュウソウジャー達の迎撃を担当する。
しかし長きにわたる戦いに決着をつけるためあらゆるリュウソウルと強化形態を駆使する彼らには押されてしまい、エバーラスティングディーノスラッシュを間一髪回避すると「マケタクナイ」と敗北を避けるためその場から逃走。
プリシャスの元に戻ると、彼はガンジョージの判断を褒めるが、それと同時にエラスが自分と全く同じ姿のガンジョージを生み出す場面を目撃する。

プリシャスが「弟」と称するそのガンジョージは「ツー」とも聞こえるうめき声のような音しか出さず、第44話ではその弟に対し「プリシャス様の意思ことが俺達の意思」と教え込んでいた。
なおその弟は誕生した時点のガンジョージよりも知能が低く見える一方、教育を施している時点のガンジョージはかなり流暢に会話できるようになっており、成長における知能向上がわかりやすく表現されている。

そしてその場面で新たなドルイドンヤバソードと名付けられた個体を引き連れ、プリシャスはガンジョージと共に街を破壊するために出陣。
弟とサデンを残しエラスの守りとし、カナロの情報でそのことを知ったリュウソウジャー達はやむなくメンバーを分け洞窟攻略とプリシャスらの対処を行わざるを得なくなってしまう。

そしてヤバソードが猛威を振るう中、エラスのいる洞窟でやってきたメルト、バンバ、トワ、カナロを対処するサデンとガンジョージⅡだったが、トワとバンバを余裕を持ってサデンが対処する中、ノブレスリュウソウゴールドとドッシン竜装中のブルーのコンビに戦闘経験が乏しいためまともに反撃できず圧倒されてしまう。
さらにエクストリームダブルディーノスラッシュの直撃を食らってしまい大きなダメージを負ったため、プリシャスから言い含められていたように自爆することで彼ら諸共一網打尽にしてしまおうとカプセルを取り込んで自爆準備を開始する。
逃げようと叫ぶメルトだが、その瞬間敵であったはずのサデンが剣を投げつける。
その剣はガンジョージ弟の体内に取り込まれたカプセルを的確に貫き体外にえぐり出すことで自爆を阻止することに成功するが、実はサデンと思われていたのはサデンになりすましていたかつてのバンバの師匠、マスターブラックだった。

【余談】

スーツはかつてルーク級幹部として登場していたタンクジョウを改造したもの。
城壁を人形に凝縮したようなタンクジョウの大まかな姿は残っているが、瞳の見えない兜に覆われた頭部や、両肩から胸部に繋がる弾薬ベルト等ロボットのような姿に変更されており、おまけに動く時に駆動音のようなものが聞こえる等機械兵士であるかのような存在となっている。

外見からタンクジョウとは似ていないのか、クレオンはおろか因縁深いリュウソウジャー達もタンクジョウと見間違えることはなく、ガンジョージ弟が自爆しようとした場面を見て、かつて苦し紛れにタンクジョウが自爆しようとしたことに言及するのみだった。

名前の由来は頑丈と、生まれたばかりの子供ということから児童からか。頑丈な児童をもじったものだろう。
なおタンクジョウの声を担当したのは中田譲治氏でもあり、名前を見て真っ先に「頑丈なジョージか…」と思ったのは編集者だけだろうか。
いや声は変わってるけど。

最終更新:2020年02月22日 04:32