アヒルメギド(ハクチョウメギド)

「兄弟達の力を全て手に入れた俺は、無敵だ!」

【名前】 アヒルメギド(ハクチョウメギド)
【読み方】 あひるめぎど(はくちょうめぎど)
【声/俳優】 関智一
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【登場話】 第10章「交わる剣と、交差する想い。」
【分類】 メギド
アルターライドブック 見えにくいアヒルの子
【ジャンル】 物語
【特色/力】 翼/爪
【モチーフ】 アヒル、白鳥

【詳細】

「物語」のジャンルに分類される「見えにくいアヒルの子アルターライドブック」から生み出されたアヒルのメギドが進化した姿。

6兄弟で誕生したアヒルメギドのうち、透過能力を持つ末弟のメギドが兄達の力を結集することで進化したもの。
立派な金色の冠にも見える頭部、大きな翼、鋭い爪と、5体のアヒルメギドがバラバラに持っていた能力が一つに合わさったことで戦闘力が大幅にパワーアップ。
しかし、代わりにベースとなった末弟個体が元から持っていた透過能力は失われてしまった。
成長した影響か喋り方も理知的なものになっている。

この強化と、公式サイトにおけるアルターライドブックの詳細ページにある「本の最終章に至るとことでメギドを覚醒させる力を持つ」という文章の因果関係は不明。

第9章を生き残った透過能力持ちの末弟アヒルメギドが、ストリウスから受け取ったブランクアルターライドブックを使って現実世界の侵食を開始。
騒ぎを知って駆けつけてきた飛羽真らの前でこの姿へと成長した。

セイバー、ブレイズ、エスパーダら3人を相手取っても余裕で圧倒するだけの力を見せるが、新たなワンダーライドブックを作るため現れた仮面ライダーカリバーを見たエスパーダが我を忘れてそちらに突貫していってしまう。
そこへ大秦寺が駆けつけ仮面ライダースラッシュへと変身。

メギドの対処を請け負ったことからセイバーが対カリバーへの増援へと向かったため、自身はしばらくブレイズとスラッシュを相手取ることとなる。
ワンダーコンボの反動が今なお続いて苦しむセイバーを見かねたブレイズに対し、ヘンゼルブレーメンへとチェンジしたスラッシュが単独で対処することを宣言。

スラッシュとのタイマン勝負となるが、銃奏モードの音銃剣錫音の弾丸をひたすら離れた位置から浴びせられてダメージを受け、剣盤モードに変形させた音銃剣錫音を構えたスラッシュが一気に距離を詰めてアイアン・シャウトを発動。
受けたダメージからこの攻撃を捌ききれず切り刻まれて爆散した。

【余談】

「◯◯メギド(◯◯メギド)」という名称のメギド怪人はこのアヒルメギド(ハクチョウメギド)え2例目。
ただサンショウウオメギド(ハンザキメギド)は、ハンザキというのがサンショウウオの異名であるため、全くの別種生物の名前が入るメギドは初となる。

スーツはアヒルメギドの5兄弟のパーツを一つに結集させたものであり非常に豪華。
鳥系の怪人は翼による飛行能力や、羽を飛ばして攻撃したりする個体も多いが、「鉤爪が武器」というのは珍しい。
猛禽類などの肉食の鳥

「見えにくいアヒルの子」というアルターライドブックから誕生しているが、元ネタはアヒルメギドの項目に詳しいがアンデルセン童話の「みにくいアヒルの子」である。
何故か一羽だけ混じっていた白鳥のヒナが兄弟達に虐げられて巣から追い出されるも、成長した姿を視て自分が白鳥であることを自覚し、群れに加えてもらえるというストーリー。

何故アヒルの巣に縄張り意識の強い白鳥の卵が混じっていたのかは不明だが、親自身は七面鳥の卵かもしれないと考えつつも育てることを決めており、迫害していたのは共に生まれた他の子供達がメインである。

巣から逃げ出してからも他の鳥から受け入れてはもらえなかったが、最終的に殺されるつもりで向かった白鳥と同じ種だったことが明らかになって群れに加えてもらったというハッピーエンドのため、いわゆる「シンデレラストーリー」と同種の話としても知られている。
ところで個人的な疑問だったのだが、殺されるつもりで何故白鳥なのだろうか。よだかの星とかではないが、肉食の鷹とかではダメだったのか。

白鳥をモチーフとした他の怪人は仮面ライダー龍騎に登場するブランウイング仮面ライダーフォーゼキグナス・ゾディアーツ等。

最終更新:2022年12月20日 03:07