「お前は見えにくいから邪魔なんだよ。どいてろ……クワ?」
【名前】 |
アヒルメギド |
【読み方】 |
あひるめぎど |
【声/俳優】 |
関智一 |
【登場作品】 |
仮面ライダーセイバー |
【登場話】 |
第9章「重なり合う、剣士の音色。」 第10章「交わる剣と、交差する想い。」 第21章「最高に輝け、 全身全色。」 |
【分類】 |
メギド |
【アルターライドブック】 |
見えにくいアヒルの子 |
【ジャンル】 |
物語 |
【特色/力】 |
翼/爪/透過能力 |
【モチーフ】 |
アヒル |
【詳細】
「見えにくいアヒルの子」という物語のタイトル故か、アヒルを思わせる上半身を持つが、胸部には羽毛の中からもう一体のアヒルの瞳がこちらを見ているようなデザインとなっている。
また特徴の異なる6体が連なって行動するという習性を持ち、個体によって外見が異なり、左右どちらかの背中に大きな翼が生えた個体、どちらかの腕から鋭い爪が伸びている個体の他、頭部形状がひときわ派手で性格も傲慢な個体が確認できる。
頭も地味で爪も持たず、翼も生えていない個体もいるが、体を透過させることが可能で、文字通り「見えにくく」なることが可能。
これによって不意打ち攻撃を得意とするが、味方にすら見えにくいため油断しているとお互いにぶつかり合ってしまう。
アヒルらしく「クワックワッ」と笑う。
新たな
ワンダーライドブックを作り出そうと目論む
ストリウスによって生み出されると、6兄弟で街中に出現し行動を開始。
ワンダーライドブックを持つライダー達を呼び出してブックを奪おうという目論見の通り、飛羽真らが駆けつけ仮面ライダーへと変身し戦い始める。
長兄の個体とセイバー、右腕から爪が伸びている個体と左側に翼が生えた個体をブレイズ、左腕に爪の個体と右側に翼の生えた個体をエスパーダが相手取るが、
透過能力を持つ個体が見えにくいことを利用して剣士達を不意打ちで攻撃。
そこへ
仮面ライダーカリバーが現れ、暗黒剣月闇で攻撃を闇に飲み込んで無効化する力や、
ジャアクドラゴンワンダーライドブックを月闇に読み込んだ攻撃でライダー達を苦しめる。
剣士たちが苦戦し、
ワンダーライドブックを奪われてしまう中、修復された音銃剣錫音を携えた大秦寺哲雄が駆けつけ
仮面ライダースラッシュに変身。
瞬く間に左腕に爪を持つ個体が撃破され、続けて右腕に爪を持つ個体もスラッシュに倒される。
音銃剣錫音の力で闇の束縛から解放されたセイバーはカリバーから西遊ジャーニーワンダーライドブックを奪取しワンダーコンボであるクリムゾンドラゴンへと変身。
三冊変身の力でカリバーを圧倒するセイバーは、爆炎紅蓮斬を発動し右半身から翼を生やした個体がその盾にされ爆散。
時をほぼ同じくし長兄の個体はブレイズ、左半身に翼を生やした個体はエスパーダに撃破された。
しかし姿を消せる末弟のアヒルメギドは生き延びており、第10章にて
ハクチョウメギドへと進化を果たす。
【余談】
アヒルをモチーフとした怪人は仮面ライダーシリーズでは初。
戦隊では
特捜戦隊デカレンジャーにて
ワンデ星人 ニワンデと
オカーナ星人 エイミーのモチーフとして選ばれたものの、それ以外の採用例は無く、モチーフとなるのは非常に珍しい。
なお、ニワンデとエイミーは同じアヒルをモチーフとしているが、全く異なる星の出身であり、ストーリー上も接点はない。改めて考えるとそのような例もあまり類を見ない。
見えにくいアヒルの子、というアルターライドブックに封じ込められた物語のモチーフはハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品である「
みにくいアヒルの子」。
一人だけ他の兄弟と違うことを悩んでいたヒナは成長したことで実は白鳥だったことを知る、という話で一体だけ見えにくい能力を持っているのはそこからと思われる。
6兄弟は透過能力を持つ個体と頭部形状が派手な個体を除けば、右腕に爪、背中の右に翼、左腕に爪、背中の左に翼と、まるで1体のアヒル怪人のパーツを分け合っているかのような姿を持つ。
透過能力持ちが倒された描写がないため、もし白鳥に成長した場合、全てのパーツを併せ持つ
メギドとなるのだろうか。
なお公式サイトでは何故か透過能力を持つ個体のスチール写真のみが紹介されている。身長体重もその個体のみ。
関連性は薄いが、関氏が以前演じた
アントホッパーイマジン(キリギリス)はイソップ童話のアリとキリギリスがモチーフであり、このアヒルメギドは同じ物語ジャンルのメギド怪人かつ、
第2章にてアリとキリギリスをモチーフとする「アリかキリギリスアルターライドブック」から「アリ」の
メギドと「キリギリス」の
メギドが登場している。
最終更新:2022年01月21日 21:16