サンショウウオメギド(ハンザキメギド)

「王の誕生の邪魔はさせない…!」

【名前】 サンショウウオメギド(ハンザキメギド)
【読み方】 さんしょううおめぎど(はんざきめぎど)
【声/俳優】 間島淳司
【登場作品】 仮面ライダーセイバー
【登場話】 第3章「父であり、剣士。」
第4章「本を開いた、それゆえに。」
第21章「最高に輝け、 全身全色(フルカラー)。」
【分類】 メギド
アルターライドブック 「ハンザキサンショウ王」
【ジャンル】 生物
【特色/力】 粘性体液
【モチーフ】 オオサンショウウオ

【詳細】

ズオスが「ハンザキサンショウ王アルターライドブック」から生み出した、生物ジャンルのメギド怪人。

オオサンショウウオを模した上半身を持ち、粘性体液を分泌することで刀を始めとしたあらゆる攻撃を滑らせて無力化してしまう能力を持つ。
そしてもう一つ、このメギドには隠された能力が有り…

街中にブランクアルターライドブックをばらまき、それを開いた人間を無差別にワンダーワールドへと誘拐していた。

仮面ライダーバスターこと尾上亮の息子、尾上そらが被害にあったことからこのメギドの存在が発覚。
ワンダーワールドへとやってきたセイバーとブレイズを相手取り、粘性体液を活かして両ライダーの攻撃を軽くいなすが、飛羽真はキリギリスメギドを撃破した際に入手したピーターファンタジスタワンダーライドブックを使いドラゴンファンタジスタへとフォームチェンジ。

しかしブック同士の相性があまり良くなく微妙に能力を使いこなせないセイバーの動きに翻弄されてしまった後、セイバーからワンダーライドブックを受け取ってライオンファンタジスタへとチェンジしたブレイズの攻撃を受け大きなダメージを受ける。

さらにそこへ息子が見つからないことに憤懣やるかたない尾上亮が現れると仮面ライダーバスターへと変身。
大断断に一刀両断され爆散した。

しかしメギドが倒されてもなお、ワンダーワールドに侵食された世界と消えた被害者達は戻る気配がなく…

第4章にて、強力な再生能力を持つことがズオスによって明らかとなり、仮面ライダー達の攻撃で倒されたと思わせ、その再生能力で僅かな破片から復活。
つまりメギドが完全に倒されていなかったため、被害者たちは解放されていなかったのだ。
さらに再生する度に能力が強化されていくようで、復活を果たしたことで両肩に山椒魚の尻尾を模した鎧が追加された。

そらが戻ってこないためまだ何かが有ると考える飛羽真らだったが、ヌルヌルして切りにくい特性を持ち、「トカゲではない」と戦闘前に自分の言葉を否定していたのを思い出した飛羽真は、あのメギドはトカゲのメギドではなく、山椒魚のメギドと見抜く。

そして「人食い山椒魚」の伝承を紐付けた飛羽真によって、被害者たちはサンショウウオメギドが王になるための生贄としてどこかに保管されていると気がついた。

そしてワンダーワールドのどこかに卵の鞘を思わせる球体にさらった人を隔離していたのを、ブランクアルターライドブックを拾っていた芽依がワンダーワールドへ文字通り落下してきて発見。
その場所を持ち込んだ花火を打ち上げることで飛羽真達に知らせ、餌にするために集めた人間たちが逃げてしまったため激怒して彼らに襲いかかる。

仮面ライダーセイバー ドラゴンヘッジホッグと仮面ライダーブレイズ ライオンファンタジスタと戦うも、剣が逃げないようにブレイズの鎖で絡め取られセイバーの習得一閃によって撃破される。

しかしその直後鎧の一部から全身を再生し、サンショウウオメギド強化態(ハンザキメギド強化態)へとパワーアップを果たした。

第21章で強化前の個体が再登場。
ゴーレムメギドアヒルメギドと共にアメーバ状のメギドに吸収されカリュブディス誕生の礎となった。

【余談】

モチーフはオオサンショウウオ。
東映サイトでは「サンショウウオメギド」とも紹介されているが、テレビ朝日公式サイトでは当初「ハンザキメギド」という個体名でページが作られていた。
が第4章の放送終了後、「サンショウウオメギド(ハンザキメギド)」に修正された。

ハンザキとは「半裂」と書き、生命力が高く「体を半分に裂かれても死なない」というオオサンショウウオに纏わる俗説に由来する言葉。
アルターライドブックのタイトルは井伏鱒二氏の小説「山椒魚」が由来と見られる。
オオサンショウウオは世界最大級の両生類で生命力が高いが、流石に半分に裂かれて生存は出来ない。
プラナリアならできる

メギドの名称変更の理由としては恐らく第3章の時点でこのメギドが何の物語から生まれたのかが明らかにされていなかったことと、モチーフとなる生物が飛羽真達からはわからなかったためと思われる(見た目からトカゲと思われていた。メギドは否定していたが)。

最終更新:2022年01月21日 19:52