【詳細】
外見はビルドのハザードフォームとほぼ同一だが、ツインアイは漆黒に染まったタンク型。
ネビュラガスが特殊条件下で液化した
ファントムリキッドを使った新技術が用いられており、その戦闘力は通常のハザードフォームを凌駕する。
戦車の履帯型エネルギーを飛ばし、または脚部に履帯型のエネルギーを纏って相手を轢き潰すハザードアタックや、周囲を纏めて履帯型エネルギーで蹴りとともに薙ぎ払うハザードフィニッシュ!を使用。
また武器としてドリル
クラッシャーを装備している。
Vシネマ仮面ライダー
クローズにて
パンドラボックスが一時的に復活したことで新世界の浦賀がその記憶を蘇らせてしまい、肉体にもその影響が及び顔半分が焼けただれた状態になってしまっている。
旧世界から忍と共にパンドラパネルの研究に携わっていたことからわかるように研究者としてはかなりの技量を持ち、ネビュラガスとは性質の異なるファントムリキッドが影響しているとは考えられるものの、桐生戦兎が最後までなし得なかったハザードトリガー、ハザードフォームの完全制御を達成している。
さらに
メタルボトルや
ファントムクラッシャー等、ファントムリキッドを用いた戦闘兵器の実用化に成功しており、更にはダウンフォールという組織を立ち上げ過激派テロリスト集団として有名になるほど活発な活動をしていたように組織運営にも優れた手腕を見せる一角の人物だった。
しかし旧世界では
実験体になって始末された末路を迎えたことが尾を引いており、自分を認めない世界を科学技術を使って征服しようと目論んでおり、そのための戦力を整えていた。
ビルドドライバーを始めとしたライダーシステムの査察団を装ってサイモン・マーカスを首相官邸に潜り込ませるとビルドドライバーを強奪。
さらに桐生戦兎を始めとするライダーシステムの所持者達をファントムクラッシャーに襲撃させてガスを抜き取り無力化しつつ戦兎からハザードトリガーを強奪しようとした。
しかしとある事情からファントムクラッシャーの能力が効かない猿渡一海や三羽烏の者達に迎撃されたため、彼らを驚異と捉え強奪したハザードトリガーにビルドドライバー、自ら開発したメタルボトルを使うことで仮面ライダーメタルビルドへと変身。
三羽烏を瞬く間に戦闘不能に追い込んで石動美空を人質に取り、
パンドラパネル(白)を要求する。
そして決死の覚悟でグリスブリザードとなった一海との激闘を制して目的を遂げるとパネルを吸収しファントムクラッシャーと一体化することでさらなる強化形態、
ファントムビルドへとパワーアップした。
【余談】
浦賀啓示を演じる趙珉和(ちょう たみやす)氏は特撮初参加。
本文中にもあるが浦賀はビルド本編中では戦兎ですら不可能だったハザードトリガーの完全制御に成功するという唯一無二のことを成し遂げている。
戦兎はフルフルラビットタンクボトルを使い、外部からそれをコントロールするアーマーを装着することで制御に成功したが、メタルビルドはハザードフォームのままで自我を保ちつつ最大戦力を発揮可能となっている。
ただ両目が漆黒のタンク型ツインアイになっており、ビルドが完全に心を喪った兵器と化しているようでもあるし、ビルドのハザードフォームでツインアイが唯一色を残していたのは戦兎が心まで無くした兵器になりたくなかったことの現れであったことを思えば、仮面ライダーの名を持ちつつも戦兎とは対象的な存在である。
メタルビルドのスーツはハザードフォームをベースに両目を漆黒に統一したタンク系のパーツを組み合わせたもの。
かつて暴走したラビタンハザードに殺されてしまった経験を持つ青羽はひと目見て「俺はその色したビルドがこの世で一番嫌いなんだよ!」と発言している。
最終更新:2024年06月03日 03:15