エボルト > 仮面ライダーエボル

「今日がお前達の命日だ」

【名前】 エボルト/仮面ライダーエボル
【読み方】 えぼると/かめんらいだーえぼる
【声】 金尾哲也
前川泰之
【登場作品】 仮面ライダービルド
【初登場話】 第1話「ベストマッチな奴ら」
【分類】 ブラッド族/ダークライダー
【変身】 仮面ライダーエボル
【変身アイテム】 エボルドライバー
コブラエボルボトルライダーエボルボトル
エボルトリガー
【関連項目】 ブラッドスターク
エボルト(怪人態)
エボルト(究極態)
【名前の由来】 進化(英:EVOLUTION)

【詳細】

ブラッド族と呼ばれる地球外生命体。

ブラッド族とは惑星を滅ぼして自らのエネルギーへ変えてしまう種族であり、火星にあった文明を滅ぼした後、次の標的を地球に定めやってきた。

地球を目標としたのは滅んだ火星に地球が有人探査船を送り込んできたことから、高度な文明を宿す星が近くにあることを知ったため。
自分以外のブラッド族達は探査船の乗組員に憑依、または擬態して地球に帰還する共に入り込み、その文明を滅ぼすために暗躍することとなる。

エボルトを除く他の3人が政治家の影となり着々と準備を進めていったのに対し、エボルトは憑依した石動惣一の肉体で葛城巧や氷室幻徳等とコンタクトを取り、惑星を滅ぼすための力の復活を目論んで暗躍していた。
エボルトは火星の王妃、ベルナージュとの戦いでエボルドライバーを破壊され肉体を失っておりドライバーの復活の前に自分自身の肉体の再構築が急務だった。
おそらく他の3名同様成り代わっていたわけではなく、石動惣一の肉体に憑依する形だったのはそれが影響していると思われる。

エボルトは探査船の帰還に合わせ地球に潜り込むと、惣一の記憶から地球のエレメントを60本のフルボトルとして具現化しパンドラタワーの起動の準備を整え、
セレモニーにて探査船が持ち帰ったパンドラボックスのお披露目の際に警備員の静止を振り切ってボックスを起動しようとするが、
セレモニーの前に惣一の娘、美空に憑依したベルナージュの力で一部のボトルのエレメントが空になっており、ボックスの起動は不完全でタワーにならずに壁として日本を3つに分断することになる。
これがスカイウォールの惨劇と呼ばれる事件、及びスカイウォールの真相である。

その後目論見が達成されなかったことで暴れたらしく、鎮圧され病院に収容されていたが脱走したという。

そして葛城巧を始めとする東都の人間と接触しファウストを立ち上げ、自身はトランスチームシステムを利用したブラッドスタークの力を手に入れ、ファウストを隠れ蓑に地球滅亡のための暗躍を続けていた。
娘の美空もベルナージュに憑依されていた影響でパンドラボックス保管場所の近くで倒れており、同じ病院に入院していたとされている。

フルボトルの浄化能力に目をつけたファウストによって身柄を確保された美空は、惣一が助け出し、その際にパンドラパネルの2枚とビルドドライバー、一部のフルボトルを持ち出した、と言われていた。
なお難波重工の研究所にて探査船の警備に当たっていた万丈龍我の母、万丈優理に自分の遺伝子の一部を憑依させてその肉体を奪おうと考えたが、彼女が龍我を身籠っていたため、母親ではなく胎内の息子へ遺伝子が憑依する形となり、エボルトととしての能力と記憶は封印されたまま、僅か2ヶ月という異常なスピードで出産されることとなった(龍我の両親は13年前にエボルトの手で殺害されている)。

さしあたっての急務は失われた肉体と、エボルドライバーの復活、及びエボルトリガーを格納するパンドラボックスの解放。
そのためには空にされてしまったフルボトルに再びエレメントを充填させる必要があったため、自分を地球外生命体であると見抜いて排除しようとした葛城巧を無力化することと合わせ、「偽りのヒーロー」のお膳立てを整えることを考案する。
新薬のバイトを装って呼び出した佐藤太郎を殺害し、葛城巧の肉体を佐藤太郎のものに偽装。さらに記憶を奪った上で放逐し、佐藤太郎の肉体は葛城巧に偽装することで表向き「葛城巧」という人物を消し去ることに成功した。
重ねて呼び出した万丈龍我に葛城巧殺害の冤罪を着せると、彼のハザードレベル上昇を狙い、様々な手を打つ。
それはより強い肉体を手に入れるためであり、龍我のハザードレベル上昇のため彼の両親を手に掛け、郷原光臣の提案で龍我の恋人すらも利用した。

一方、記憶を奪った葛城巧は、石動惣一の姿で発見することで彼に「桐生戦兎」という名前、そしてビルドドライバー&フルボトルといった装備一式を与え、
ファウストが生み出すスマッシュを倒し、その成分を回収する「仮面ライダービルド」としての使命を与えた。
要するに仮面ライダービルドにおける全ての元凶であり、全ての黒幕。
ビルドというヒーローは何もかもがエボルトのお膳立てをし、その手のひらで踊らされていた「作られたヒーロー」だったのである。

【余談】

仮面ライダービルドという作品の黒幕にして仕掛け人。
諸悪の根源とも言えるが、戦兎達のピンチに対して幾度か手を貸しているなど、敵でありながらもそうとは言い切れない部分があるのも確か。

とは言っても許される所業ではなく、ビルドのVシネクトにて復活した挙げ句劇中キャラが地球外に向かうのを阻止しなかった流れを批判されることもある。

名前の由来は進化を意味するEVOLUTIONから。

最終更新:2024年02月28日 02:21