【詳細】
ネビュラガスの成分を利用して開発された「プログレスヴェイパー」という万能強化剤が充填されており、
ビルドドライバーに接続し各種
フルボトルを装填することでビルドはハザードフォームへと変身する。
ハザードフォームのスーツ内部もこの強化剤で満たされており、戦闘開始と共に変身者の肉体に浸透し、徐々に
ハザードレベルを上昇させる役割を持つ。
また、強化剤はフルボトルに充填されているトランジェルソリッドと反応して気体から金属状の物質へと変化するため、スーツやアーマーの材料としても利用される。
ハザードフォームは他のビルドのフォームに比べやけに刺々しい見た目をしているのはこの性質によるもの。
変身後はトリガーのフォースライドメーターで強化剤浸透レベルをチェックできる。
戦闘中にBLDハザードスイッチを押すとハザードレベルが上昇し、敵のみならず味方までもが恐怖を感じるほどの戦闘力を発揮する「オーバーフローモード」という強化モードを発動する。
葛城巧でさえ「禁断のアイテム」と称するように、このアイテムを使ったハザードフォームは強力だが戦闘が長引くと刺激に脳が耐えられず理性を失う危険性がある。
そうなるとビルドは目の前の敵を確実に破壊するための戦闘兵器と化して闘争本能の赴くままに攻撃を繰り出す。
いわゆる「暴走フォーム」とされる力をコントロールできずに暴走してしまう姿への変身アイテムであり、似たようなアイテムは
仮面ライダーセイバーに登場するプリミティブドラゴンワンダーライドブックがあり、後に登場するアイテムと組み合わせる形でその暴走を克服するなど共通点が多い。
しかしながらこのハザードトリガーはあくまでハザードフォームに変身するための拡張アイテムであって、ビルドドライバー自体に組み込まれたシステムを起動するものではない。
そのためハザードフォームに変身するかしないかは戦兎の判断によるもので、作中で起きた暴走による被害のほとんどは、やむを得ない状態から変身した結果暴走したのが多い。
また怪人側にとっても強化アイテムになりうるという稀有な存在であり、内部の強化剤を用いることで
ハードスマッシュをさらなるパワーアップさせた
ハザードスマッシュへと強化可能。
大幅に能力が向上し戦闘力が強化されるも、高濃度のネビュラガスと強化剤を身体に浸透させているため負担が非常に大きく、必殺技などを受ければハザードスマッシュに変身した人間は肉体が消滅してしまう。
ブラッドスタークは「葛城巧が遺した禁断のアイテム」と語っていたが、その設計は巧の父である葛城忍によるものだったと第45話で判明。
恐らく設計をしたのが忍であり、巧はそれを元に実際に開発したのだろう。
ジーニアスフォームとなったビルドのビルドドライバーに接続することでその必殺技を強化し、
ブラックロストフルボトルを浄化し元のロストフルボトルに戻すことが可能。
エボルトリガーとは構造、機能が極めてよく似ていることから忍はこれを参考に設計したのではないかとファンの間では考察されている。
オーバーフローモードで意識を失い敵を徹底的に破壊するのもエボルトを確実に倒すためなりふり構わない攻撃を仕掛けることを目的としている可能性や、構造等がエボルトリガーと酷似しているため地球側の技術でブラックホールフォームを再現しようとした結果出来たもの等とも言われているが、公式側の言及はない。
ただエボルトリガーと同様の構造をし、薬剤による強化を行うという点に着目したのか、エボルトと袂を分かった
伊能賢剛の変身アイテムとして狙っていた。
【余談】
サブタイトルにて何度もその存在が触れられている。
「禁断のアイテム」(第19話)、「悪魔のトリガー」(第20話)、「ハザードは止まらない」(第21話)。
暴走フォームともされる仮面ライダーの強化アイテムであり、分類としてはベルト側の機能を拡張(プラス音声を追加)し既存フォームを超強化するタイプとなる。
最終更新:2023年06月25日 16:37