【詳細】
葛城巧が設計したものの、結局実物はつくられず設計図のみがデータとして残されていた。
しかし
北都との戦争において現状を上回る戦力強化の必要性に迫られた戦兎が設計図をもとに実物を開発。
第17話にて
ハードスマッシュの驚異的な力を目の当たりにした万丈龍我が完成したドライバーを勝手に持ち出し、ドラゴンスクラッシュゼリーを使い仮面ライダークローズチャージへと変身。
以後龍我はビルドドライバーではなく、スクラッシュドライバーを使うようになった。
その運用にはビルドドライバー適応以上の
ハザードレベルが必要であり、第18話にて戦兎が使用を試みたが失敗している。
また番外作品にて氷室幻徳も使用を試みたが一度は失敗している。
戦兎が参考にした設計図は石動惣一/
ブラッドスタークによってコピーされ北都に横流しされた結果、
難波チルドレンの一人である内海成彰が複数のドライバーを開発。
一つは北都の猿渡一海に与えられ、もう一つは西都に属することとなった氷室幻徳に与えられ、それぞれ仮面ライダーへの変身に使われている。
葛城巧がこの装備を設計図のみで実物を開発しなかったのはとある副作用を危険視したため。
ハザードレベルに応じて身体スペックが上昇、装備も変身回数が増えるほど装着者の身体に馴染んでより高い戦闘力を発揮するという、
「戦えば戦うほど強くなる兵器としての完成形」と言えるのがこの装備の特徴。
だが副作用として変身者は
パンドラボックスの光を浴びた状態に近い精神状態となり、使っていくと好戦的な人格へと変異、さらに肉体的な負担も大きく暴走すると変身者に歯止めがかからないという欠点が存在する。
そのデメリットの存在を知った葛城は対処する方法を見つけるまで封印していたらしく、未完成に終わったものとみられる。
更にビルドドライバーと違い、強化プランなどは存在せず、この手のドライバーによくある「強力な戦士に変身できるが、拡張性に乏しくスペックで上回られると追いつけなくなる」という弱点もあるが、「使い続けることで装着者の
ハザードレベル向上を促し戦闘力を底上げする」という機能でそれを補っている。
最も人間が到達できる
ハザードレベルは限界値があり、スクラッシュドライバーではそれを超えることは出来ない。
新世界ではいつのまにか作成されていた。
【余談】
また暴走を止められず、精神高揚もデフォルトで備わるなどセーフティ面でかなり問題を抱えている。
最終的にメインライダー全員が
ビルドドライバーで最終フォームとなったことを考えると、スクラッシュドライバーは通過点に過ぎず、到達点ではなかったのだろう。
最終更新:2024年11月13日 01:45