「人工知能特別法違反を確認……、対象を破壊する!」
【詳細】
基本的には任務に忠実な冷徹な女性。
しかし美味しいものを食べた際には顔をほころばせ、相手に強く詰められると押し黙ってしまう等感情を隠すことがかなり下手。
彼女は劇中設定でまだ24と若いため、そういった腹芸が苦手なのも宜なるかな。
自身が変身する
仮面ライダーバルキリーや、同僚の不破諌が変身する
仮面ライダーバルカンの変身アイテムである
エイムズショットライザー、各種
プログライズキーの使用許可は彼女に一任されているが、不破はその辺に頓着せずロックを無理やりこじ開ける上、使用を禁止されていたショットライザーを強引に持ち出して運用するなどの問題児。
その扱いに苦慮しているようだが、使用にリスクの大きいアイテムも暴走ヒューマギアに対する憎悪で躊躇せず取り扱う彼をテスター扱いしている面もあり、バルカンへの初変身を行った際には物陰から戦闘を録画していた。
なお彼女は
ヒューマギアは人間を補佐する「道具」とみなし、
シンギュラリティ…「自我」という仕様に無い行動を取るようになることを良く思っていない。
ヒューマギアが暴走すれば破壊することで廃棄するという姿勢を徹底し、それを「社長さん」と呼ぶ
飛電インテリジェンスの社長、飛電或人に対しても苦言という形で口にしている。
暴走した
ヒューマギアはリミッターが解除されるため人間にも襲いかかり被害を広げるため早急な停止、あるいは破壊が求められる。
或人が
マギア等を止めようと体を張るのに対して冷ややかな視線を向けているのも、「作り直すことが可能なヒューマギア」、あるいは「複製が可能な人工知能」という概念そのものに対するドライな視点があるものと思われる。
だがその見方も第9話にて
滅亡迅雷.netの暴走プログラムにハッキングされながらも自らの「意思」でその侵食を防ぎ、かつ手術を成功させたDr.オミゴトのことを目の当たりにし、「
ヒューマギアに宿る善意」を尊重するように軟化していくことになる。
彼女の行動は所属元であるZAIAに即したものだが、
エイムズショットライザーを扱うために脳内に埋め込まれたチップを通して天津垓に逆らえないよう制御を握られていた。
そのため天津垓がどのような非道を行おうとも黙認せざるを得なかったのだが、不破に受け付けられた偽物の記憶が彼の人生を歪めていたことを知ったことでついに堪忍袋の緒が切れる。
【余談】
放送当時、1995年4月18日生まれの24歳という設定。
仮面ライダーゼロワンの世界において「仮面ライダー」という名前を使った最初の人物である。
ゼアを除けばライダーシステムの作成に携わった人間であるため、そういった名称を使う、あるいは知っているのも当然か。
なお唯阿はゼロワンにおいて3号ライダーとなるが(1号がゼロワン、2号がバルカン)、女性ライダーがそのポジションなのは史上初。
また
ファイティングジャッカルレイダーへも変身し、
仮面ライダーでありながら怪人(疑似ライダー?)へも変身しているもの初となる。
最終更新:2022年11月26日 03:23