ダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト)

【名前】 ダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト)
【読み方】 だんくるおすてうすじゃまと(こだいぎょじゃまと)
【登場作品】 仮面ライダーギーツ
【登場話】 29話「慟哭Ⅴ:サプライズ!闘牛ゲーム♡」
【分類】 ジャマト
【素体】 不明
【世界観】 闘牛ゲーム
【ミッション内容】 ライダーとジャマトの3VS3を勝ち抜く
【特色/力】 剣技/格闘
【モチーフ】 ダンクルオステウス、甲冑

【詳細】

アルキメデルがとある特定の地層より復元させた「ダンクルオステウス」の性質を持つ古生物種のジャマト

全身を非常に硬質な外骨格で覆い、大剣「ラン・ド・クリーブ」で武装している。
現存種と比較して獰猛で好戦的な性質を持ち、地中をまるで水中のように潜航し自在に移動する能力を持つ。
ラン・ド・グリーブは草や枝をねじり合わせたような外見を持ち、そのまま叩きつけて攻撃する他、先述の潜航能力を応用し地面に突き立てることで剣先をサープさせ意表をついた攻撃が可能。
剣先を無数に増やすことも可能で、怒涛の連撃で相手を責め立てる。

外骨格の強度はギーツブーストフォームマークⅡのラッシュに耐えきるほどで、レーザーブーストフォームとなりさらに強力になったギーツの打撃も致命傷にならないくらい高い。
が、首元など外骨格に覆われていない関節の部分への攻撃は通じるなど弱点も有る。

ベロバがガーデンを焼き払い、生き残った精鋭達もジャマトグランプリ29話冒頭でたった一人で発掘作業をしていたらしいアルキメデル
地中に埋まっていたらしいディスコアIDと休眠状態だったこのジャマトを発見しており、新たな力を得たギーツへの恨み節と共に、「そろそろ長い眠りから目を覚ましておくれ~!」と言いながら撒かれていた水を吸収し現代に復活を遂げた。

そして道長の提案で始まった「闘牛ゲーム」。
勝ち抜き方式で3VS3で戦いその勝敗を決めるというもの。マタドールジャマトの導きによって集められた景和、祢音、英寿らとルークジャマトビショップジャマト、道長が戦うことになる。
1回戦目は景和とルークジャマトが戦うことになるが、ニンジャフォームの能力を駆使してルークを追い詰めていく彼を死角から攻撃して翻弄。

予期せぬ攻撃を受けた景和は変身を解除してしまい敗北扱いとなる。

試合結果に疑問をいだいた英寿は祢音と戦う順番を交換して次戦に参加。
ビショップジャマトと戦う英寿を同じように攻撃しようとするも、リボルブオンを駆使した動きで潜んでいた地点にビショップジャマトを叩きつけられたことで地上に飛び出し正体が露見してしまう。

ビショップとの2体がかりで英寿と戦うも、ブーストフォームマークⅡ、さらにはレーザーブーストフォームへパワーアップされてしまい不意打ちが通じなかったことから戦況を振りと判断しその場から撤退した。

その後ベロバの非道な行いに怒り心頭の英寿がレーザーブーストビクトリーで観客席まで蹴り飛ばしたビショップジャマトをラン・ド・グリーブで突き刺して消滅させると、最終戦にて参加を放棄した道長に変わって自ら参戦。

英寿と参加順を入れ替えたため最終戦の参加者は祢音のハズだったが、直前にベロバが明かした出生の真実と母親に拒絶されたことでメンタルがボロボロの彼女は戦えるはずもなく。
しかし巨大なダンクルオステウスを召喚する能力で祢音を強引に攫って会場まで運ぶと、戦意を喪失した彼女を激しい攻撃で攻め立て変身解除させてしまう。
第1回戦の景和のことを考えるとそこで勝敗が決したとしてもおかしくはなかったのだが、祢音のさらなる不幸を見たがるベロバの差し金か不明なものの、生身に戻った彼女をラン・ド・グリーブの剣先で締め上げとどめを刺そうとする。

だがそこに英寿とのやり取りでついに本心を告げることを決意したキューンが祢音の窮地を救う。
面と向かって本心を伝えられないキューンだったが、手紙ではなく自分の言葉で彼女を鼓舞し、仮面ライダーキューンへと変身して再び仮面ライダーナーゴへと変身した祢音と共に反撃を開始。

怒涛の連携攻撃に対処するも彼女達が発動したビートブーストグランドビクトリーによって右半身を抉られる重症を負う。
瀕死の状態に追い込まれたものの、嘆き悲しむアルキメデルはとあることを思いつく。

それは自分の血液を与えることでそれを栄養剤とする作戦。

見事に損傷を一気に回復させたダンクルオステウスジャマトだったが、血の味を覚えたことで大幅にパワーアップしたものの、普段ジャマトに与えられていた「餌(栄養となるIDコア)」では物足りなくなったらしく、何と今まで自分を甲斐甲斐しく世話していたアルキメデルそのものを喰らい始めてしまう。

しかしそんな状況に陥りながらもアルキメデルは逆に歓喜(そしてたまたま覗き見ていた五十鈴大智はドン引きしつつも笑み)し、やがて彼の全てをくらい尽くしたダンクルオステウスジャマトは、食ったアルキメデルの姿へと擬態する。

ダンクルオステウスジャマトは体内に取り込んだ対象の形状や記憶を継承する性質を持ち、これによって食らったアルキメデルと同一の存在へと変質。
「ジャマト達が幸せになれる世界」を目指し、デザイアグランプリから離れ独自に行動を開始した。

【余談】

モチーフはダンクルオステウス。長すぎる名前故に撮影現場では「古代魚ジャマト」と呼ばれているそうな。
スーツはオパビニアジャマトへ改造された。

約3億8200万年前の古生代デボン紀後期の北アメリカ、着たアフリカ大陸に生息していたとされる板皮類(ばんぴるい)の生物。
硬い皮と口元の骨により他の生物の肉を食らう肉食生物だった。
ただ咀嚼できないため噛みちぎった肉を丸呑みし消化できないものは吐き出していたと言い、その痕跡が確認されている。

古生物モチーフのジャマトだが、「とある特定の地層」とやらに埋まっていた理由は不明。
アルキメデルが発掘?しているシーンで泥まみれのディスコアIDも映っているが…?

これまでジャマーガーデンは複数存在し、デザイアグランプリも様々な時代で行われていたことが判明している。
この古代魚ジャマトが埋まっていたのも、はるかな過去を舞台としたDGPの開催地だったのかもしれない。
水を与えて復活したところを見ると、古代魚の性質を持っていてもジャマトは植物ということか。
何らかの事情で乾眠状態だったのかもしれない。

仮面ライダー図鑑によれば通常は水分のみで生命維持が可能だった模様。

最終更新:2024年08月07日 04:18