ヲゲラジーム

「お仕事再開!楽しいなー!」

【名前】 ヲゲラジーム
【読み方】 をげらじーむ
【声】 松田健一郎
【登場作品】 王様戦隊キングオージャー
【登場話】 第16話「10才の裁判長」
【所属】 地帝国バグナラク
【分類】 怪ジーム
【BMA】 オケラ
【異名】 昆虫界のワークキング
【武装】 双頭槍ガンガンショベル
【昆虫最終奥義】 オシゴトタノシイパンチ
【観察ポイント】 寒さに強く、大雪の中でも薄着のようである。
【分布】 ゴッカン(白夜)
【好物】 雪かき
【モチーフ】 オケラ、発掘作業員、作業着、ヘルメット
【名前の由来】 オケラムシ+怪ジーム、虫の逆読み

【詳細】

土を掘ることができる虫「オケラ」のBNAを備えた怪ジーム

ヘルメットを被ったオケラが地面から飛び出してきたかのような頭が目立つ姿。
首元からオケラの両手が伸びているが、首から下は半袖のTシャツに作業用のベルトやポーチなどを身に着けた発掘作業員を思わせる。

屈強な肉体が示すようにパワフルな除雪作業や近接戦闘を得意とし、サナギムが持つガンショベルを合体させた双頭槍ガンガンショベルで武装している。

ゴッカンの寒さにも耐えうるが、大雪の中でも薄着のため外見は地味めながらも異様な雰囲気を醸し出している。
カメジムの指示で15年前からゴッカンに潜み、神の怒りに関わる犯人の情報を持つシロンが出獄した際に口封じするため、延々と雪かきをしていた。
その行動は囚人たちにも目撃されていたようで、「雪かきの妖精」と呼ばれていた存在の正体である。
怪ジームの下半身は白く、ヲゲラジームの上半身も白いTシャツであるため雪景色に溶け込めば、首から上だけを見ると羽を持った妖精に見えなくもない…か?

シロンの冤罪が証明され釈放されることになったため、カメジムの指示によって直接彼の口を封じようと襲いかかる。
サナギム達とザイバーン城から出てきた彼を殺害しようとしたが、リタがそれを阻み王凱武装した彼女と戦闘を行う。

潜ませていたサナギムを呼び出すも、ヒメノも参戦し足止めされたためパピヨンオージャーとなったリタとの一騎打ちに。
昆虫最終奥義であるオシゴトタノシイパンチを繰り出すも、真後ろに飛んで威力を殺したリタはオージャフィニッシュを発動し直撃し、さらなる追撃を受けたことで遠くへ弾き飛ばされてしまった。

そこにやってきたカメジムが与えた何かを食すことで異常成虫となり巨大化。
上述のセリフと共に暴れ始めるも、そこへ現れたジェラミーはゴッドタランチュラを召喚。
自分が何を言ってもバグナラクは他国を攻撃し続ける現状に苛立っていたようで、ゴッドタランチュラをタランチュラナイトに変形させるとピードチェーンソー、シケイダーブレードを装備し猛攻を加える。

ガンガンショベルで防ごうとしたヲゲラジームだったが、鋭い二刀にあっさりと両断されてしまい無防備になったところをガーディアンウエポンに加えタランチュラナイト自身の爪に引き裂かれて幕引き。

仕事を失敗してしまったことを嘆く断末魔を遺し、ゴッカンの氷雪に沈むこととなった。


【余談】

モチーフはケラ。
地面を掘る動物の繋がりからか、頭部はモグラにも見える。工事現場等でヘルメットを被ったモグラのイラストを見かけることもあるあろうが、恐らくそれがモチーフ。

ケラはモグラのような前足を持ち地中を掘り進む昆虫。
スコップのように発達した前足で土をかき分ける。
有名ではないが、実は秋になると鳴く虫であり、バッタの仲間なのだが空も飛べる。
地中を掘ることにエネルギーを使うためか、雑食性かつ食欲旺盛のため地中を移動しながら植物の根などを食い尽くすため害虫扱いされることも。

なおケラとは螻蛄と書くが、一文無しを意味する俗語としても使われている。
また馬鹿を意味する使い方もされ、仕事馬鹿というかあまり頭の働いているようなキャラではないのはそういった要素を拾ったものだろうか。

最終更新:2024年07月16日 13:17