異常成虫

【名前】 異常成虫
【読み方】 いじょうせいちゅう
【登場作品】 王様戦隊キングオージャー
【分類】 巨大化
【名前の由来】 異常な成虫…?

【詳細】

地帝国バグナラクの構成員が行う巨大化の異名。

繭のようなエフェクトに包まれた後、そのエフェクトごと巨大化し内側から粉砕する形で行動を開始する。

この巨大化を果たす直前、何かしらを食するような動作があり、カメジムが何かを与えているようなシーンもあったことから、
何らかの物質を食することで巨大化を果たすものと思われていた。

その後怪ジーム達が食していたのはシュゴッドソウルだったことが判明し、力の強いシュゴッドのソウルを何個も同時に摂取することで更に超巨大化することも可能。

しかし後にヒメノ・ランがゲロウジームの身体を調べた結果、異常成虫は身体的な負担が大きく命を削ることが判明した。
超巨大化したダイゴーグがうわ言のような言葉しか発していなかったのも、その大きすぎる負担故に意識を保つのがやっとだったのかもしれない。

バグナラクの者達は過酷な環境下で生き延びるためにシュゴッド達を喰らい、同族も喰らう蠱毒のような状況を繰り返してきた。
シュゴッドソウルに反応して巨大化するのも、身体に取り込んだシュゴッドの一部が反応しているためなのかもしれない。

【余談】

その正式名はダンジームを始めとするバグナラク害虫記にて巨大化時の身長を記載する部分に既に記載されていた。

自然界では栄養不足や環境要因からきちんとした成長ができず、体の一部が欠損した状態になったり、
外敵や縄張り争い等の理由から後天的に体の一部を欠損してしまう生物がいる。
飼育下でもあり得る話であり、そういった歪な状態の生き物は捕食対象として狙われてしまうことも多く、生き残るのは難しい。

巨大化することで命を縮め、大きくなるがゆえに優先的に攻撃されその生命を散らす…
異常成虫というネーミングにはそんなチキューという星の中で行われる命の連鎖を端的に示したものであると言えるのかも…

それはそれとして、巨大化することで命を縮めるという明確なデメリットが存在するのは星獣戦隊ギンガマンにおけるバルバエキスの摂取が、ナレーションにて「命を縮める最後の手段」と語られるなど、「巨大化は最後の手段」というのがスーパー戦隊ではお約束である。
仮面ライダーシリーズでは元々巨大な敵が登場することが多く、巨大化はあまり見られないがやはり、「巨大化は死亡フラグ」というのは特撮界隈では割りと広く浸透したお約束扱いされている。

最終更新:2024年10月29日 02:38