ソードグルマー

「ギャーソリンよ、我が身体を研ぎ澄ませ!」

【名前】 ソードグルマー
【読み方】 そーどぐるまー
【声】 酒井敬幸
【登場作品】 爆上戦隊ブンブンジャー
【登場話】 バクアゲ16「ムラサキの始末屋」
【所属】 大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」
【分類】 苦魔獣
【点火された魂】 燃える刀剣魂
【エンジン】 惑星リフレクターの伝説の剣
【スピード】 剣さばき最速
【カスタム】 トギスマソード、秘剣・車殺法(ドリフト返し、大秘剣・スピンターンなど)
【ファーストラウンド】 コース/市街地
【ナンバー】 4010
【モチーフ】 剣、宝剣、剣のグリップ
【ナンバーの由来】 妖刀

【詳細】

イターシャが惑星リフレクターの伝説の剣にハシリヤンイグニッションキーを差し、燃える刀剣魂を点火(イグニッション)して納車された苦魔獣

ベースとなった剣はキャノンボーグがハシリヤンの本家から取り寄せたもの。
「伝説の剣」と謳われるだけあって豪奢なデザインでそこから生まれたソードグルマーも青い宝石がいたるところに埋め込まれた豪奢な刀剣を逆さまにした上半身を持ち、両腕は鋭利な長剣「トギスマソード」となっている。
敵から受けたダメージをトギスマソードで吸収して力に変換し、刃を研いで切断力を強化しパワーアップする能力を持つ。

「秘剣・車殺法」という剣技を幾つも持ち、ドリフト返しや大秘剣・スピンターン等戦慄の走る剣さばきでブンブンジャー全員を相手取っても十分に立ち回れる程の実力者。
直接的な戦闘力に特化した苦魔獣であり、トギスマソードから繰り出す剣技で暴れまわりギャーソリンを発生させた。

キャノンボーグを様付けで呼び、侍のような言動が特徴的。

ブンブンジャー5人の攻撃も受け止めた上でパワーアップし、トギスマソードの切れ味を強化するというシンプルながらも完成された能力故強力な苦魔獣であるが、トギスマソードを喪失するとその能力が使えなくなるという欠点がある。
しかしトギスマソードは元々が伝説の剣であったためか凄まじい強度を持つため、その耐久性を突破するのは至難の業。

ブンブンジャーを排除するために「始末屋」に運ばせた伝説の剣から誕生すると、街中で暴れ始める。
そうしてギャーソリンを収集しつつ、ブンブンジャーをおびき寄せると5人全員を相手にしつつ、受け止めた攻撃のエネルギーを吸収してパワーアップしつつ圧倒。
スピンターンでブンブンジャーを蹴散らすと、一人耐えきった大也も追撃して吹き飛ばした。

そこへゆうゆうと現れたキャノンボーグはペラペラとソードグルマーの能力を話し始め、話し終えると共に攻撃を再開する。
だがそこへ駆けつけたのは伝説の剣を地球に持ち込んだ始末屋こと、焔先斗。

彼はブンブンコントローラーを使い、なんとブンブンジャーによく似た装備を身にまとったブンバイオレットへとビュンビュンチェンジを果たす。
ソードグルマーと戦闘を開始した先斗は加速能力を駆使して苦魔獣の攻撃を交わしつつ、ブンブンコントローラーの攻撃を繰り出していく。
そしてガトリングモードの攻撃を集中させた後、ブーツのタイヤを用いて加速を加えたドロップキックを叩き込むとついにトギスマソードの耐久限界を超え破損してしまう。

これによって自己強化が出来なくなってしまい、これまでの戦闘で鍛え上げた剣を失ってしまい自棄にになったのかそのまま突撃。
そこへ先斗が放つビュンビュンアロードライブに貫かれ、能力も自慢のソードも、そして何より自身の心まで折られたソードグルマーはその場で爆散した。

「心も折れた…!」


――――実はこの苦魔獣は、入手した伝説の剣の研磨目的で作られたものだった。
苦魔獣の能力も、ベースになった伝説の剣を研ぐことに利用されたもので、あわよくばブンブンジャーを始末しつつ手に入れた伝説の剣を磨き上げることがキャノンボーグの目的であった。

ギャーソリンも充填し満足の行く仕上がりとなったこの伝説の剣はバクアゲ18にて再び苦魔獣のベースとなり、より強力なソードグルマー・リベンジとして復活を果たす。


【余談】

モチーフは剣だが、これまで地球由来の器物モチーフだったところ、現状唯一他の惑星の器物が苦魔獣のベースとされた。

声を担当した酒井敬幸氏は度々特撮作品の怪人の声を担当し、昨年の王様戦隊キングオージャーにてジゴクジームの声も担当していた。
追加戦士に倒されるこれまでの怪人より1ランク上の強さを持つ「倒され役」であったが、酒井氏は同じ役割を果たした獣拳戦隊ゲキレンジャーに登場した獣人ニワの声も担当していた。

スーツはソードグルマー・リベンジとして流用された後、VシネクストにてオージャカリバーZEROをベースにしたと思われる苦魔獣にリペイントされた。

最終更新:2025年02月11日 10:04