「宇宙一賢く、正しいのはこの私奴です…!」
【名前】 |
キャノンボーグ |
【読み方】 |
きゃのんぼーぐ |
【声】 |
キャノンボーグ(くじら) |
【登場作品】 |
爆上戦隊ブンブンジャー |
【初登場話】 |
バクアゲ11「少年がほしいもの」 |
【退場話】 |
バクアゲ25「六輪の花火」 |
【所属】 |
大宇宙侵略大走力団「ハシリヤン」 |
【分類】 |
ハシリヤン改造隊長 |
【エンジン】 |
ニーダムブレーン |
【スピード】 |
魔改造最速 |
【カスタム】 |
ジャッキー、ジャッキー・ホイホイ |
【ファーストラウンド】 |
コース/街の実験場 |
【セカンドラウンド】 |
コース/倉庫 |
【ファイナルラウンド】 |
コース/ビル街 |
【ナンバー】 |
不明 |
【モチーフ】 |
マッドサイエンティスト?爆弾?導火線 |
【ナンバーの由来】 |
不明 |
【名前の由来】 |
キャノンボール |
【詳細】
ゴリゴリの武闘派だった
マッドレックスと比べると、科学者か医者を思わせるような姿で本人曰く「ハシリヤンきってのキレ者」を自称する頭脳派ポジション。
上記の台詞も己の実力に自身があるからこその自称だろう。
噴き出す炎を思わせる両目と眼鏡、無数の導火線か配線をバンドで固定したような逆だった頭髪が特徴的。
頬の部分には3連マフラーらしきものが配置されている。
改造された対象が気がついていないあたり、その手腕は豪快な改造内容に反した繊細さも兼ね備えている。
片手に持てるサイズの燭台のような人形を持ち歩いており、右手にペンチ、左手に小型チェーンソーを掲げ頭は手術室にあるような丸いライトを模した形状をしている。
モニターの空中投影や改造手術の補佐に加え、相手を攻撃する銃や拡声器にもなるなど
デコトラーデのゼッキョー大マイクを上回る多機能ぶりを見せる。
口調こそ丁寧だが、初めてブンブンジャーの前に姿を見せた際には高らかに名乗りを上げる等自己顕示欲は強い模様。
その一方基本的に前線には出ず、
苦魔獣の改造やブンブンジャーの戦力を冷静に分析する等、改造隊長の名に違わないものの、前任者である
マッドレックスとは見事に正反対の動きを見せる。
最も
サンシーターはそのことに気がついている様子はなく、ヤルカーの改造等から不信感バリバリなのがすれ違い。
今日も
サンシーターはブンブンジャーに負け「お疲れ
サンシーター」と叫んで逃げていく。キャノンボーグの作戦は良いところまでいくのだが…
結果として彼が立てた作戦、送り出した苦魔獣は連戦連敗。
負けが込みすぎてギャーソリンの回収も全く出来ておらず、バクアゲ24ではそれをハシリヤン本家から指摘されたことでひたすら謝罪していた。
そして珍しく「後がない」と焦りを見せたキャノンボーグは
アコギグルマーを納車させ、地球人を眠らせ吸い取った生体エネルギーをギャーソリンに変換することで大規模なギャーソリン回収を目論む。
この作戦にはサンシーターを噛ませずキャノンボーグ単体のものだったが、結果としてその作戦は失敗。
目標到達率「0.03%」という現状に叫びを上げたキャノンボーグはとうとう精神的にも追い詰められてしまい、地球そのものを破壊しそれに伴うギャーソリンを強制的に集めるという最終作戦を決行する。
それは
ジャッキー・ホイホイという超巨大大量悲鳴兵器を宇宙空間に配置しギャーソリンを直接搾り取る光線を発射するというもの。
操作端末を持ったキャノンボーグは姿を隠し作戦を進めることからサンシーターからもブーイングを浴びたが逆ギレつつ、計画を進めていく。
ジャッキー・ホイホイの存在を知っていた先斗の情報からキャノンボーグの居場所を探す大也達だったが、なかなか見つからない。
だが
I.S.Aからの情報提供によって廃工場に身を隠していたことが露見し、ブンブンジャー達に発見されてしまう。
ジャッキー・ホイホイを操るジャッキーを壊され作戦実行が出来なくなったため、時分に従わないサンシーター達に苦魔アンテナを取り付けて強制的に戦闘員にしつつ、自分は逃走を図る。
だがそれを読んでいた先斗はキャノンボーグが逃げた先で待ち構えていた。
それでも不遜な態度を崩さないキャノンボーグは始末屋である先斗に対し、ハシリヤンのボスである
ワルイド・スピンドーの始末を依頼しようとする。
ハシリヤンという一大組織すら裏切り、この宇宙のすべてを手に入れようと誘いをかけるも、既にブンブンジャーの一員であった彼がそれを受け入れるわけもなく、遂には両手に苦魔ソードを装備しブンバイオレットとの決戦に挑む。
だが元から頭脳担当であるキャノンボーグでは大也達から預けられた武器を切り替えて戦う先斗のスピードに追いつけず、圧倒されてしまった。
「役立たず」と称されたサンシーター達からも見捨てられてしまったキャノンボーグだったが、自分自身が全て破壊せんとして暴れ始める。
すかさずブンブンジャーロボモンスターとビュンビュンマッハーロボを繰り出してきたブンブンジャー達に対し、
ジャッキーからチェーンバリアを張り巡らせ攻撃を尽く防いでしまう。
チェーンバリアを突破しなければキャノンボーグを倒せないが、これまでの研究データを反映させたバリアの強度は驚異的でありロボの必殺技も通用しない。
左肩から繰り出すケーブルでブンブンジャーロボ達を縛り上げるも、全てのブンブンカーを発射させその突撃によってケーブルを引きちぎられてしまい、それらを武装したブンブンジャーロボ119とビュンビュンマッハーロボはブンブンフルスロットルエディションを構築。
生まれは違えど絆は確かに結んできたブンブンジャー全員の決意を乗せたバクアゲフルスロットルバズーカはチェーンバリアを粉砕し、キャノンボーグ自身を宇宙空間まで吹き飛ばしジャッキー・ホイホイまで運ぶと、そのまま大爆発。
想定外の結末を嘆く断末魔を遺し「宇宙一賢く、正しく最強」を自称したキャノンボーグはあらゆるものに裏切られフィニッシュする末路となった。
その後、
イターシャから「ワタクシメの嫌味も懐かしい」というボヤキにすぐさまデコトラーデが「思い出したくない」と断じる等死んでもなおあんまりな嫌われっぷりを見せるのだった。
なおキャノンボーグの発明品である
ブンブンキラーロボだが、その量産計画が
ライトニング・テックによって進められていたことが判明。
自分の発明品を他人が利用する形になったのを知らず散ったのはある意味救いではあるが、実はキャノンボーグも「地球を縄張りにした際には地球第一隊隊長に任命する」という青里ファミリーと密約を交わしていたことが判明。
その密約の証として
ハシリヤンイグニッションキーをファミリーに預けていたが、
I.S.Aの依頼によって射士郎が回収している。
【余談】
モチーフは不明だが、頭髪が配管、導火線、ケーブルのようなので車等の内部機器か。
声を担当しているくじら女史は
仮面ライダーアギトの
風のエル以来の参加となるが、
手裏剣戦隊ニンニンジャーのファイナルライブツアーに登場した
臥待天骸の声も担当していたため、それも含めると約8年ぶりの特撮作品への参加となる。
投影公式サイトによるとキャスティングは悩みに悩んだ末、「性別不明なキャラクターしたい」「男性の声とも取れるような低温が素敵な女性声優の方にお願いしてみよう」という結論にいたり、くじら女史の採用に至ったという。
名前の由来はカーアクション映画の「キャノンボール」。
また出身星とされる「惑星ニーダム」はその監督を努めたハル・ニーダム氏に由来している。
最終更新:2025年01月22日 23:37