武器庫
『マーケティングのことが面白いほどわかる本』
最終更新:
shared_arsenal
-
view
抜き書き(+加工)が主です
■全体像■
◆マーケティングの戦術4P◆
マーケティング戦略の具体的手段を整理・分類するときに使う。
- Product(製品)
- Price(価格)
- Promotion(プロモーション)
- Place(流通)
(No.424)
◆マーケティング・ミックス◆
顧客の要求を充足させるための、マーケティングの具体的手段の組み合わせのこと。
- 製品・サービス・ミックス(4PのProduct, Priceに該当)
- 製品(品質・デザイン・特徴・ブランドなど)
- サービス(保証・返品・配送・信用供与)
- 価格(値引き・アローアンス・支払期限など)
- 流通ミックス(4PのPlaceに該当)
- 商的流通
- 物的流通
- 情報流通
- コミュニケーション・ミックス(4PのPromotionに該当)
- プロモーション
- 広告
- 人的販売
(No.447)
■市場環境■
◆マーケティング活動を実践するための具体的な項目:RSTPMMIC◆
- Research(調査)
- Segmentation(市場細分化)
- Target(標的顧客)
- Positioning(ポジショニング)
- Marketing Mix(4P)
- Implementation(実行)
- Control(管理)
(No.537)
◆価値伝達の成否が顧客の支持につながる◆
近年、「高級ブランド」と「100円ショップ」に代表されるように消費の二極化が進展しているといわれますが、
その本質は「価値がわかりやすいもの」が消費者の支持を受けているということです。
つまり、「価値伝達」に成功している企業が顧客の支持を受けるのです。
(No.595)
◆市場に対してとることができる4つの戦略◆
- 大量生産・大量販売。すべての消費者に訴求
- 製品差別化。さまざまな品質、特性、スタイル、サイズなどをもつ複数の製品を生産し、自社と競合他社製品を区別する
- ターゲティング。各ターゲット市場に適切な製品とマーケティング・ミックスを展開する
- ワン・ツー・ワン、カスタマイゼーション。個別適応型戦略
(No.710)
■製品戦略■
◆価値伝達◆
「価値」には2種類がある
- 優劣(絶対的価値)…優れているか否か
- 適否(相対的価値)…自分に合っているか否か
(No.827)
価値伝達の7つの類型
- 新技術型(プリウス等)
- セグメント型(シニア向けジョギングシューズ等)
- 再認識型(高級紳士靴等)
- 定量化型(カロリー提示つきメニュー等)
- コンサルテーション型(定価販売薬店等)
- 情報開示型(鹿児島茶等)
- 経験価値(ブランド店等)
(No.833)
◆価格設定の3つの視点◆
- コスト: 製造原価に一定率・一定額のマージンを加えて販売価格とする
- 需要: 需要量変動の定量分析、または消費者の評価を基準にする
- 競争: 競合他社を基準に調整する(高価格設定は製品の優勢が明確な場合や高いイメージを確立したい場合に、低価格設定は短期間で市場地位を高める場合や後発の不利をカバーする場合にとられる)
(No.1027)
◆ブランド◆
ブランドの意味
- 属性:特定の属性の連想。ベンツ→高価、耐久性、高技術、威信など
- ベネフィット:機能的(耐久性等)、感情的(維新的等)ベネフィット
- 文化:ベンツ→質実剛健、合理的などドイツ文化を象徴
- 価値:高性能、安全性、威信。同時に企業の価値でもある
- パーソナリティ:ベンツのオーナーは厳格で律儀な性格の人など、一定の個性を伝える
- ユーザー:ベンツに乗る人は企業の経営者など、ある特定の階層イメージを伝える
(No.1073)
ブランドの役割
消費者側:
製造元の確認、責任の所在の明確化、リスク削減、探索コスト削減、製造者との約束・契約・協定、使用者のイメージの投影、品質のシグナル
企業側:
製品の取り扱いや追跡の識別手段、独自性の法的保護、満足した消費者への品質シグナル、競争優位の源泉、財務的成果の源泉(高付加価値化、高利益率)
(No.1083)
製造元の確認、責任の所在の明確化、リスク削減、探索コスト削減、製造者との約束・契約・協定、使用者のイメージの投影、品質のシグナル
企業側:
製品の取り扱いや追跡の識別手段、独自性の法的保護、満足した消費者への品質シグナル、競争優位の源泉、財務的成果の源泉(高付加価値化、高利益率)
(No.1083)
■マーケティング・コミュニケーション■
◆コミュニケーション・ミックス◆
下記のコミュニケーション・チャネルの種類や量を最適に組み合わせたもの。
- 広告(印刷・放送、パッケージ、パンフレットなど)
- セールス・プロモーション(ディーラー・ヘルプス、店頭販売助成、値引きなど)
- イベント/経験
- ダイレクト・マーケティング
- 人的販売(実演販売など)
- パブリック・リレーション(PR)/パブリシティ(セミナー、寄付、年次報告書、刊行物など)
- クチコミ
(No.1469)
◆セールス・プロモーション(SP)◆
対象別に
- 社内向け
- 流通業者向け
- 消費者向け
に分けられる。
社内向けSPは、製品販売に際してそのセリング・ポイントを的確に販促活動に反映させるために、広告や営業など社内各部との調整を図るものです。
(No.1476)
◆人的販売の欠点◆
- 高いコスト:人件費、教育費、出張費など多額の費用を必要とします。
- 育成期間:営業担当者の育成に時間がかかります。
- 厳しい管理:営業担当者個々人の能力や意欲にバラツキや格差があり、評価や管理の難しさがあります。
◆デル社の5つの成長要因◆
- 高速経営(高速生産・配送=SCM)
- ローコスト・オペレーション(直販=中間業者の削除、アウトソーシング=サプライヤーのネットワーク)
- 受注生産(オン・デマンド・サービス=マス・カスタマイゼーション)
- CRM(顧客データベースの活用と個別適応)
- 協創価値(顧客に個別最適のパソコンを協働でつくるという顧客とのパートナーシップ=顧客参加型システム)
(No.1652)