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ネコのマスターの誕生日 - (2007/11/09 (金) 18:32:53) のソース
今日は俺の誕生日だ。俺の神姫、猫爪のタマは2年前からこの家にいて、俺の誕生日はいつも輝く笑顔で祝ってくれた。 今年もそうなる事を期待していたが、タマは一向にその話をしない。 このままでは一日が終わっちまうと、俺の方から話題を切り出した。 「なぁタマ、今日は何の日かわかるよな?」 「え?きょう、なんかあったっけ?」 今、物凄く傷つく事を言われた気がする。 「今、何て言った?」 「だから、きょうはなんかとくべつな日なの?」 「・・・俺の誕生日」 「あ・・・・・・」 やっぱりか。タマは俺の誕生日を忘れていた。人にでも神姫にでも、自分の誕生日を忘れられるのは悲しい。凄く悲しい。 「お前なぁ・・・ん?」 「ますたー、ごめんなさい・・・」 見ると、タマは目に涙をいっぱい溜めて、こっちを見つめている。 「あー、わかったわかった、俺の誕生日なんていいから泣くな!」 「でも、でも、タマはますたーの神姫失格だよぉ~、うえぇ~ん!」 タマは床に座り込んで大泣き。当然俺は大慌てなわけで。 「た、頼むから泣き止んでくれ~っ(汗)」 「うえぇ~ん!うえぇ~ん!」 「ほら、前欲しがってた服買ってやるから泣き止んでくれ!」 「ほんと?かってくれるの?」 「ああ。だからもう泣くな。」 「わーい、ありがとますたー!」 これじゃ立場が逆だ。普通俺が色々としてもらう日なのに・・・ま、いっか。 「さ、買いに行こうぜ。早くしないと、売り切れっぞ」 「行こ行こー♪ますたー誕生日おめでとー!」 「今更かよ・・・」 そういや去年もこんなだっけな・・・ おわり ---- どうも、初めてのSS投稿です。ド素人なものですから駄文になってしまいました・・・; これからも宜しくお願いします。