武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「ドキハウBirth その10 後編」で検索した結果
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ドキハウBirth その10 後編
神姫BMA公式仕様のバトル筐体コンソール。 「いいかい? ジル」 ハーモニーグレイスの腰に専用の可動装甲を背負わせてやりながら、少年は静かにその名を呼んだ。 「はい! ……っとと」 僅かにずれた重量バランスに倒れそうになりながらも、十五センチの少女は何とかバランスを立て直す。 「大丈夫?」 「な……なんとか……。ドライバは標準ので、いいんですよね? 十貴……さん」 頭部装甲を被り、腕の補助装甲をセット。もう一度バランスを整えるために、小さくくるりと回ってみせる。 「じゃ、続けるよ」 その初々しい姿に、どこか喜びきれない思いを覚えつつ。十貴と呼ばれた彼女のマスターは説明を続ける。 「君はまだ起動して、ちょっとしか経ってないよね。だからまずは体を慣らすのと……自分の武器をどういう使い方をすればいいのかから、確かめていこう」 デフォルトの武器は三つ。 燭台型... -
ドキハウBirth その11 後編
「どうしてこんな事に……」 武井峡次は呆然とコンソールに着いたまま、呆然とそう呟いていた。 朝から大企業の研究所に来て。 そこのスタッフに会わされて。 自分の神姫の意外な魅力に気付かされた挙げ句……。 気が付いたら、自分の神姫『と』初バトルである。 「ドレスコードの指示、静香ちゃんしか出来ないしねぇ……」 で、ではない。 と、である。 「ええ。今日のメインはあくまでも、ノリコさんと静香ですから」 峡次の着くコンソールに表示されているのは、自らの神姫であるフォートブラッグのステータスではない。 犬型のハウリンタイプと、天使型のアーンヴァルタイプ。 しかも、ステータスに表示されたランクは、どちらもセカンド以上。殊にハウリンに付けられたイリュージョンの格付けは、バーチャル限定ながらファーストとほぼ同等のものだ。 「花姫への指示は私が行います。峡次さん... -
ドキハウBirth その16 後編
千喜の呼んだ名前を理解するまで、プシュケにはほんの少しだけ、時間が必要だった。 「……ジル?」 「ほら、お兄ちゃんとこの」 千喜には兄がいる。それは、プシュケもよく知っていた。 大して密な付き合いではないし、名字は離婚した父親の側になってもいるが……兄妹の仲がそれほど悪いものでは無いことも。 「いえ、あの、千喜………」 それはちゃんと知っているのだが……。 「大丈夫ですか?」 プシュケはあえて、そう問うた。 「何がよ」 「具体的に言えば、脳?」 「脳言うな!」 耳元から少女の怒鳴り声が聞こえてくるが、むしろそれは相手のお脳が残念なことになっていない証拠でもある。 若干、うるさくはあるが……判断力は、まだ正常な域にあるらしい。 「けれど、十貴さまの神姫はストラーフでしょう?」 プシュケの目の前にいる神姫は、シスター型神姫。多少手が入ってはいるよう... -
ドキハウBirth その7 後編
交差点の向こうに走り去る少年の背中を見て、男は静かに呟いた。 「……行っちまったか。峡次のヤツ」 腫れ上がった頬をさすりながら、ゆっくりと立ち上がる。全力で山ほど殴られた所為か、まだ頭にはわずかに揺れる感覚が残っていた。 「何とかなる……と思いたいですけれど。あの子も一緒ですし」 引き抜いた刃を白鞘に納めつつ、サイフォスタイプの少女は肩をすくめてみせる。 峡次がオーナーに向かって駆け出したとき、彼女は彼からしっかりと飛び離れていた。その代わり、鳥小に投げられて倒れ込んだ彼の元には、一番最初に駆け寄っていた。 「そうでないと、困るけどな」 辺りを見回しても姿が見えないから、今もきっと一緒にいるはずだ。 たぶん。 少々反応の鈍い娘だから、途中でふり落とされてなければいいけれど……と、少女は心の中で祈りを捧げた。 「……オーナー」 「俺もちょっとはしゃぎすぎた... -
ドキハウBirth その13 後編
注:このお話には、特定のキャラクター(神姫SSwiki内の他作品の登場人物ではありません)のイメージを大きく誇張・歪曲した表現が使われています。主に二次創作の苦手なかたはご注意下さいませ。 また、本編読了後に特定のキャラクターのイメージが大きく変わってしまう可能性があります。途中でその危険性を感じ、またそれを望まない場合は、速やかに更新履歴・もしくは作品別直リンク・バックスペース等で他ページへの移動をしていただくようお願いいたします。 最初に報告を上げたのは、通信士兼レーダー手のD2だった。 「敵本隊、動きました! 来ます!」 ノリコもバイザーに映るレーダーを最大まで拡大する。激突する右翼と左翼のちょうど中間あたり、砲撃射程のはるか外に、動く大きな機影が見えた。 「ノリ、チャージ完了だ!」 「はいっ!」 フルレンジのレーダーで照準は合わせら... -
ドキハウBirth その6 後編
注:18禁描写ありのお話です。嫌いな方はご注意下さい。 「そっか。アテられちゃったのね……」 俺にもたれる千喜の頬にそっと触れ、鳥小さんは静かにそう呟いた。 「ごめんなさいね。峡次クンに任せっきりにしちゃって……」 「そりゃ、構いませんけど……大丈夫なんですか? 千喜のヤツ」 今はそっちの方が心配だった。超能力の事じゃ俺には何も出来ないだろうけど、心配するくらいはしてもいいはずだ。 プシュケもノリも、俺の肩に乗って心配そうに千喜を見つめてる。 「鳥小さぁん……」 抱き付く……というより、倒れ込んできた千喜を抱き留めて、鳥小さんは俺に視線を投げてきた。 「峡次クン。お店に行く前に……ちょっと、寄り道していい?」 千喜を立ち上がらせるのに手を貸しながら。 「はぁ。俺に出来ることなら」 俺はとりあえず、首を縦に振っておいた。 マイナス... -
ドキハウBirth その3後編
注:18禁描写ありのお話です。嫌いな方はご注意下さい。 鳴ったチャイムにドアのレンズを覗き込めば、そこにいるのは見知った顔だった。 鍵を開けて、ドアを開く。 立っているのは、笑顔の美人。 「おかえりなさい! 鳥小さん」 柔らかな鳥小の笑顔に、少女も笑み。 「ベルが千喜ちゃんの部屋に来てるってメールもらったから、迎えに来たんだけど……」 「はい、鳥小」 答えたのは千喜ではなく、彼女の右肩に立つ小さな姿だ。玄関の段差のおかげで同じ高さになった目線で、ふたり穏やかに笑い合う。 「ベル。峡次クンの力にはなってあげられた?」 微笑みながらの主の問いに、小さなベルがはいと答えようとすれば。 「すごく助かったって言ってたよー。ね、プシュケ」 「ええ。ベルのサポートがなければ、あそこまで早く終わらなかったはずですわ」 それより早く言葉を紡ぐのは、千... -
ドキハウBirth その9 後編
長い長い坂を上り、その先にある門を抜け。 車が止まったのは、広い駐車場の一角だ。 「……俺はここで待ってるわ。どうせ中、禁煙なんだろ?」 そう呟いて、運転手の男はタバコに火を着けた。彼は一同をここに連れてくる事だけが目的で、それ以上のことをする気はないらしい。 「あ……うん」 助手席で途方に暮れていると、ドアが開かれるのは外側から。 「さ、降りて。十貴子ちゃん」 長身の青年のエスコートを受けて。十貴子と呼ばれた少女は動きを止めたままの相棒を胸に抱き、並ぶ校舎の奥へと進んでいく。 歩きながら目に入るのは、大ホールに会議場、体育館に講義棟。つい先日、入学試験の受験会場として使われたそこは、十貴子の記憶にもまだ新しい。 東条学園。 それが、この場所の名だ。 「少し……急ごうか」 すいと十貴子の手を取って、青年の歩みが速くなる。十貴子の歩幅に合わせてくれて... -
ドキハウBirth その2後編
時計の長針が十二に移ると同時、短針が八を指す。 かちりというかすかな音がして。続いて響き渡るのは、朝の静けさを打ち破るベルの音だ。 リリリリリリリリ…………。 「みゅぅぅ……」 クレイドルの上。むくりと起き上がった小さな影は、恨めしそうに机の上の時計を睨め付ける。 彼女が眠るクレイドルも、同じ机の上に置いてある。もっと細かく言えば、時計のすぐ隣に。 「……うるさいですわね」 大きなあくびをしながら、聴覚センサーから入ってくる音量情報を少しばかりフィルタリング。耳障りなベルの音だけが意識の外へと追い出されるよう、調整をかける。 朝の静けさが戻ったところで、主の名を呼んだ。 「朝ですわよぉ、マスター……」 けれど、傍らのベッドで丸まっている毛布の塊からは、何のリアクションも帰ってこない。 「マスターってばぁ……」 もそもそとクレイドルの上を... -
魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン
魔女っ子神姫 ドキドキ☆ハウリン あらすじ この物語は、魔法世界ドキドキ☆ワールドから不思議な杖を受け取った鋼の少女が、 全世界を愛と幸せで満たすために全世界に散らばる百人の魔女っ子神姫を相手に壮大な マジカルバトルを繰り広げる…… ……ような話では全然なくて、ワガママなマスターに引きずり回される普通の神姫の普通のおはなしです。 なんか全体的にエロとゆーかセクハラ発言多めですが、世界を愛と幸せで満たす一環ということでご容赦下さい。 あと、>エロあり のページは18禁シーンがありますので、18歳未満のマスターさんは見ないでくださいね。 コラボも歓迎です。 特に制限などありませんので、入り用でしたらご自由にお使い下さい。 殺されては困りますが、がっつりエロもどんとこい……というか、むしろ見たiうわなにをするやめあqwせdrftgyぶ... -
ドキドキハウリン その9後編
閃光弾の輝きを左手で遮りながら、エストはどこか満足そうに呟いていた。 「師匠」 光の中から聞こえるのは、狼にも似た勇ましい咆吼。 「何だ?」 「いよいよ本番ですね」 攻撃はない。 あるはずがないと、分かっていた。 故に、エストはこうして待っている。待っていられる。 「まあ、そういう事だな」 師匠もそれが分かっているのか、悠然と構えたまま。 「さて。お手並み拝見と行きますか」 「ようやっと吾輩の出番であるな!」 閃光が収まっていく中。エストはカードホルダーから二枚目のカードを引き抜き、構えた剣に滑らせる。 変身したココはマイクスタンドに小型砲を連結させ、長杖と化したロッドを構えて叫ぶ。 「ドキドキハウリン、Rising!」 -AD-VENT!- それと同時。 虚空から現われた蝙蝠型のメカが、エストの背中に翼となって接続さ... -
ドキドキハウリン その19後編
宇宙に流れる赤い羽衣を、晶は満足そうに見つめている。 「あの布が、マイスターの……?」 「有無」 それこそが、晶の創り上げた静香の秘密兵器。 「布のしなかやさと鋼の強度を持つフレキシブルフレームが欲しいなど、相当な無茶を言われたがな……」 静香が思い描いたのは、自由自在に動く強固な薄布。それを羽衣のようにまとい、戦う、ココの姿。 そのイメージの実現に、静香の実力は今一歩及ばなかった。静香以上に鋼と布を使いこなす晶だからこそ形に出来た、二つのマテリアルの完璧な融合物。 「でも、それを何とかするのがマイスターですの!」 ロッテの言葉に、晶は悠然と頷いてみせる。 「引き受けた以上、形にしてみせるのが……私の務めだからな」 しかし、完璧な姿で生み出された鋼鉄の羽衣も、静香のイメージの三分の一しか形に出来ていないという。 「見せてみろ、戸田静香。私の作品さえ構想の一... -
ドキドキハウリン その12(後編)
ポッドから出て来た私を待っていたのは、困ったような静香だった。 「引き分けかぁ……」 すみません、静香。私が不甲斐ないばかりに……。 「その時のルールは決めてなかったなぁ」 ……あれ? そういえば、そうだったような気も。 「もういいじゃん。終わりにしようよ……」 「まあ、静香は靴下半脱ぎな」 「ま、妥当でしょうね」 力なく呟く十貴を颯爽と無視して、静香とジルは引き分けの時のルールをテキパキと決めていく。 「じゃあ、十貴は……?」 「間をとって、ズボンとパンツ下ろしとけばいいんじゃね?」 いや、そんな投げ遣りな……。 「ちょっ!」 「そんなところかしらねぇ……」 そして再びスルーされる十貴。 「ジル! 静姉っ!」 もちろん二人は十貴の反論なんて聞いてない。 「ほら、男らしく脱いだ脱いだ! 静香だってルールに従ってちゃんと脱いでるだろ!」 ... -
マイナスから始める初めての武装神姫
マイナスから始める初めての武装神姫[20xx] 20xx年某所。神姫バトルプレイヤーになりたい貧乏学生、武井峡次。 だがそこにやってきた神姫は、ある欠陥を抱えていた。 書いた人:新井しーな(ドキドキハウリンの中の人) 登場人物一覧 引越編 八畳一間のアパート、巴荘。そこに、新しい住人が越してくる。 マイナス☆その1 20xx.4.4 マイナス☆その2 20xx.4.4 前編 20xx.4.5 後編 マイナス☆その3 20xx.4.5 前編 20xx.4.5 後編 >エロあり マイナス☆その4 20xx.4.6 マイナス☆その5 20xx.4.6 秋葉原編 鳥小の勧めで、秋葉原に向かう事にした峡次。だが、そこでは……... -
ドキドキハウリン その22後編
「お邪魔しま……あれ?」 月明かりに照らされた静姉の部屋に、ボクは目を疑った。 「こないだまで、グシャグシャだったのに……」 ボクが最後に静姉の部屋に入ったのは、ウチで脱衣対戦をやろうとしてバーチャル筐体を取りに来た時だ。その時は、工作中の資材や服なんかで足の踏み場もなかったはずなのに。 今日の静姉の部屋は、窓には緩やかなレースのカーテンが架かり、フローリングには柔らかい色のラグが敷かれている。もちろん資材の山なんかどこにもない。 要するに、普通の女の子の部屋になっていた。 「だって、姫が起きたとき、部屋が汚かったら恥ずかしいでしょ?」 その声に振り向けば。 「なぁに? 夜這い?」 ベッドに腰掛けているのは、悪戯っぽく微笑む静姉とジルだった。 「い、いや……」 静姉の格好はいつも通り、恥ずかしさの欠片も見せない下着姿。二人で話でもしていたのか、膝の上には... -
HOBBY LIFE,HOBBY SHOP
メニュー あらすじ 商店街のホビーショップエルゴは店長のシュミでやたらと神姫関連に特化した道楽店舗。 そんな経営感覚の気の毒な店長の裏の顔は、神姫関連犯罪をブッ潰す正義の味方 (自称)であったり。 色んなイミでやる時はやるオタ店長とその神姫、さらにはダークヒーロー気取りの姉達や アレな知り合い、そして素敵なお客様方と織り成す人間模様。 とりあえず、燃えとか萌えとかエロとか何よりネタにまみれた日々を貴方にお届け! たぶんな! 登場人物紹介 登場人物ホビーショップエルゴ D-フォース 神姫犯罪者 その他登場人物 本編 話数 タイトル 備考 第1話 ヤツの名はG(前半) ヤツの名はG(後半) 第2話 血は浮世の流れよりも濃く 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン4話 武装神姫のリン一章 8話とリンク 第3話 彼女の好きな人 武装神姫のリン二章 第10話、番外編「勇者... -
ドキドキハウリン その21後編
お兄さんが女装していて、憧れの人がその犯人で。 おそらく最悪だろうファーストコンタクトから、十分後。 私達は、エルゴ二階のバトルスペースにいた。 「静香さんがそんな人だって思いませんでした!」 千喜さんもプシュケもあれからずっと腹を立てっぱなし。バトルの登録手続きを済ませるなり、静香の隣で戦闘準備の真っ最中だ。 本当はもっと離れた席が良かったんだろうけど、春休み真っ只中のエルゴに筐体を選べる余裕なんかない。その事が彼女達の怒りに拍車をかけていたのは、たぶん間違いなかった。 「別にどう思っても勝手だけど、それを押し付けられる義理はないわねぇ」 対する静香は状況を面白がってすらいる。多分、普通に千喜さんを案内するより、楽しんでるんじゃないだろうか。 いずれにせよ貧乏くじを引いたのは、スペースの隅で抜け殻みたいになっている十貴だけ、っていうことだ。 「ココ。準備は... -
ドキドキハウリン 合体劇場版
魔女っ子神姫 マジカル☆アーンヴァル/ドキドキ☆ハウリン 合体劇場版 合体劇場版とは! マジカル☆アーンヴァルは2031~2035年、ドキドキ☆ハウリンは2036年以降を舞台にした物語ですが、 話の展開や伏線の都合上クロスオーバーする箇所が多々あります。 別々に読んでも楽しめるよう書いているつもりですが、同時進行で読んでいただくとライブで楽しんで いただけるのではないかと。 当然ながらノーカットです。 もどる ドキドキ☆その1 ドキドキ☆その2 ドキドキ☆その3 ドキドキ☆その4 ドキドキ☆その5~Tokiko Side~ 番外編☆あるサポートセンターの一日 ドキドキ☆その6 マジカル☆その1 ドキドキ☆その7~Tokiko Side~ ドキドキ☆その... -
神姫ちゃんは何歳ですか?
神姫ちゃんは何歳ですか? これはある神姫とそのマスターとの愛と肉欲の日々を描いた物語である… でも最近、肉欲の日々は送ってないよね… 書いた人 優柔不断な人(仮) 神姫ちゃんは何歳ですか?本編 過去編 番外編 武装神姫飛鳥ちゃんエウクランて その他作品 騎士子シリーズ コラボ大歓迎 話を大幅に変えてしまうようなのでなければ大丈夫 チョイ役とかなら許可も要りません ドンドン出して出して ※鳳凰カップ等で神姫の父さんの橘明人とかしまし神姫たちの日常日記とリンクしております ※学園設定に於いてチアキ氏の凪さん家シリーズとリンクしております 登場人物&登場神姫 舞台解説・特殊設定 國崎技研商品カタログ 本編 第一話 学園天国 微エロ注意 香田瀬がユキに買ってきた物は… 第二話 NY決戦 ※エロ注意!1... -
ツガル戦術論
あらすじ 時事ネタで発売されたんじゃない! サンタ型MMSのシルヴィアとそのマスターは如何にして扱いづらいツガル武装を運用しているのか。 そんなひねくれ者の意地と主張を書き連ねたストーリーです。 ※Wiki操作やSS投稿など慣れてない点が多数ありますが、もし不備など見つけた方は、よろしければ掲示板などで指導お願い致します。 更新履歴 《ミラー・オブ・オーデアル》鏡の試練 後編 4,5,6,7話 up ツガ戦の人からメッセージ:ただいま公開ホスト規制とやらで掲示板に書き込めません。他の作品の感想が書き込めないのは苦痛です。でもツガ戦についての感想があると小躍りして喜びます。だから、「何だコイツ愛想悪いな!」とか思わずにお付き合いください ツガル戦術論 登場人物紹介 プロローグ 《ミラー・オブ・オーデアル》鏡の試練 前編1 2 3 《ミラー・... -
wiki相関図 最新投稿対応状況
wiki版キャラクター相関図最新投稿対応状況 2007年4月5日時点で、以下の話までは確認しています。 主に相関図の進度確認用のメモ。 もどる Mighty Magic インターバル6 神姫たちの舞う空 コンタクトイエロー CROSS LO[A=R]D 14話 神姫狩人 第五話 武装神姫のリン 3章第20話 凪さん家シリーズ 凪さん家の十兵衛さん第十二話 真・凪さん家の弁慶ちゃん 第一話 凪さん家の弁慶ちゃん/0 TR-2 凪さん家の弁慶ちゃん 3話 ねここの飼い方 そのじゅうよん 劇場版~十一章・終焉~ ねここの飼い方・光と影 ~十章~ 岡島士郎と愉快な神姫達 第十三話 外伝第一話 『不良品』 師匠と弟子 明日の為に、其の... -
おまかせ♪ホーリーベル
おまかせ♪ホーリーベル あらすじ ある大会で一躍有名になったいずるとホーリー。彼らに憧れ、同じ道を目指す九重翔とリリィ、そして佐和田美由紀とシラユキ。それぞれの物語が始まる。 インフォメーション ●病気のせいで筆が進まないmunaです。番外編がうまく進まなくて申しわけありません。その代わり、先に完成しました本編を掲載します。つぎは・・・、病気が治り次第掲載になります。・・・何とか病気を治してもとのペースに戻りたいですね。 更新メニュー ●第2部の4話を掲載しました。 設定 この物語の登場人物 この物語の登場人物 第二部編 神姫装備関連集 神姫装備関連集 第二部編? 本編 第一部 素敵なハッピークリスマス ホーリーとの出会いがいずるの人生を変えた?! 聖夜に天使がやってきた?! 対決、黒のシュートレイ 其の一 対決、黒のシュートレイ 其... -
妄想神姫
妄想神姫:メインメニュー 注意 本作品は“突飛な設定”の類を多分に含有しております。 意図的に行っているので、その手の要素を苦手とする方は 閲覧に細心の注意を払って下さいます様、お願いします。 あらすじ 登場人物紹介 本編 外伝 後日談 各種解説 おまけ 協力・引用 あらすじ アキバの隅にMMSショップを構える幼女店長、槇野晶。 彼女の側には“妹”と言うべき、三人の武装神姫がいた。 長女“アルマ”と、次女“ロッテ”に、三女“クララ”。 これは、そんな姉妹のマッドで百合気味な日常とバトル、 更に武装神姫を逸脱気味なメカを、妄想のみで綴るお話。 登場人物紹介 登場人物MMSショップ“ALChemist” ライバルの神姫達 黄昏よりの使者+α(ネタバレ有り) 本編 序章 「苛烈なる少女?と、目覚めし神の姫」 第一章 「晴れた日には、2... -
ウサギのナミダ
ウサギのナミダ 泣き虫な神姫とちょっと無愛想なマスターの、絆の物語。 著:トミすけ ○勝手な文章の改変はしないでください。大変迷惑です。 ○バトルロンドのバーチャルバトルの設定を『Mighty Magic』よりお借りしております。 ○一部、武装神姫の性能などを独自解釈している部分があります。ご了承下さい。 ○コラボ歓迎です。この作品のキャラクターや設定は無理のない限り、自由にお使いいただいてかまいません。 登場人物紹介 (本編のネタバレを含みますのでご注意下さい) ストーリー ACT0は過去編、ACT1は現在編となっています。 それぞれのACTごとの順番で、時系列順に追うことが出来ます。 お読みになる際には、下記リストの順番でお読みいただければ幸いです。 ACT 1-1 ACT 0-1 AC... -
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 あらすじ ちょと腕利きな元ネット界のカリスマとちょと普通とは違う神姫たちのちょっとかしましい生活日記 明人「ちょっとじゃないだろ・・・」 著 神姫の父 めにゅう 設定資料 (日記その十六 現在) 《登場人物紹介》 《登場神姫紹介》 《特別設定》 《特殊武装》 《人型神姫インターフェイス》 《八相》 《百の質問回答ページ》 本編 日記その一 かしまし 日記その二 〈前編〉 先生はつらいよ 日記その二 〈後編〉 それぞれの恐怖 日記その三 〈前編〉 ジジイ襲来 日記その三 〈中編〉 エンドレスワルツを一緒に 日記その三 〈後編〉 明人VS葉月 日記その四 〈前編〉 『八相』 日記その四 〈後編〉 英雄の復活 日記その五 子の心、親知らず? 日記その六 デートと波乱は紙一重 日記その七 隠し味はコイゴコロ?... -
キズナのキセキ
キズナのキセキ ちょっと気が強い神姫と、理想を追い求めたマスターの、絆の物語。 著:トミすけ ○勝手な文章の改変はしないでください。大変迷惑です。 ○バトルロンドのバーチャルバトルの設定を『Mighty Magic』よりお借りしております。 ○一部、武装神姫の性能などを独自解釈している部分があります。ご了承下さい。 ○本作は前作「ウサギのナミダ」の続編です。前作からのキャラクターや設定が引き続き登場しますので、先に「ウサギのナミダ」をお読みになることをお勧めします。 ○コラボ歓迎です。この作品のキャラクターや設定は無理のない限り、自由にお使いいただいてかまいません。 登場人物紹介 (本編のネタバレを含みますのでご注意下さい) ~予告編~ ストーリー ACT0は過去編、ACT1は現在編となっています。 それぞれのA... -
鋼の心 ~Eisen Herz~
鋼の心 ~Eisen Herz~ フブキ「祝『忍者型MMSフブキ黒い翼ver』発売~❤ これでようやく私の写真が、写真がぁ~❤」 アイゼン「……ま、今回でアンタの出番終わりだけどね……」 フブキ「え?」 アイゼン「……多分次は私の写真。……それも比較的更新は早いと見た」 フブキ「………(ぼーぜん)」 アイゼン「……ふふん(何故か勝ち誇るアイゼンさん)」 Web拍手 WEB拍手を「猫と仔猫(以下略)」のお礼画面に差し替え。 メッセージログにて、WEB拍手へのお返事を行っていました。 著:ALC あらすじ 敷地面積日本最大級のとある神姫センター。 そこで繰り広げられるバトルにはちょっとした特色があって・・・。 多人数参加型のバトルロイヤルを舞台にキワモノ神姫が目白押し。 高校生、島田祐一とストラーフのアイゼンを中心... -
鳳凰杯・まとめページ
鳳凰杯・まとめページ ・このページは、橘明人とかしまし神姫たちの日常日記に端を発する 「鳳凰杯」のインデックスページです。 ・なかなかリアルタイムで乗っけていけないため、執筆者のみなさまで、 随時更新していっていただけると助かりまっす~。 @けものや 鳳凰杯 詳細設定 鳳凰杯本戦 トーナメント表 開催前日まで。。。 ぷろろーぐ 祭りの前の楽しさよ (以上、神姫の父) 燃ゆる聖杯の誘い──あるいは姫君 特殊戦闘訓練──あるいは神姫無双 前半/後半 晴れの舞台へと──あるいは内職業 (By 妄想の人) 鳳凰杯編Ⅰ 「蒼い翼」 (byぬえ) バレットエンジェル1 (幻の人) 「それは盛大な」「祭」 (チアキの人) EXECUTION-Anot... -
明日の為に、其の7!(後編)
<明日の為に、其の7!(後編)> さっきまで布団を叩くような音がしていたのだが、急に静かになった事を不審に思いベランダの方を見る。 エストの姿はそこには無く、PONでライオンが物悲しそうに座っているのみだ。 少々変わった形状の1Fに住んでいる為、ベランダからすぐに外に出られるので度々周囲を走ってたりする事が以前にもあった。 なので今回もそんな類の事だろうと思っていると、神姫サイズのダンボールを抱えて何か言いたそうに帰って来た。 このサイズの中に納まる犬猫が存在すると思ったエストにも呆れたが、やり取りを纏めるとこうなる。 ・名前はSir The darkとかいうらしい。 ・自分のほかにもう一体同系機が作成されたが、性格上の理由で破棄が決定された。 ・気付いた時には箱に入れられて家の前だったらしい。 製作者やら、どうやったらこのサイズでの自律型AIが搭載可能... -
クラブハンド・フォートブラッグ
クラブハンド・フォートブラッグ 作者:ミヤコン 砂漠ステージのみ最強の砲台型と、それに日々弄られる少女の物語り。 2/25 番外編を久しぶりに更新。 コラボ大歓迎です! ちなみにこっちでも神姫SSを公開してたりします。 クラブハンド本編ともリンクしてるんで、もしよかったら読んでやってくださいm(_ _)m CHF 登場人物紹介 CHF 武器紹介 * クラブハンド・フォートブラッグ本編 第一話『Desert scorpion』 第二話『八谷とマイ』 第三話『主の日常と姫君の退屈』 第四話『第23回・サラはどうして勝てないのか会議』 第五話『Desert eagle』 第六話『THE交通事故』 第七話『ダッシュ!ダッシュ!ダッシュ!』 ... -
双子神姫
双子神姫 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」 著:小山田喜久子 注意:18禁表現やグロテスクな表現が含まれます。気をつけてください。 コラボ大歓迎です。 ですが、人間や神姫が死ぬのはちょっと遠慮してください。(すいません) 後、この物語の神姫は特殊な神姫です。(特にアンジェラスが…) 扱いが難しいかもしれません。 武器も主人公が作った武器を使います。(完璧に違反ですね) 1024×768ピクセル以上の画面であれば画像が下に下がる事はないと思います。 よろしくお願いします。 人間紹介 武装神姫紹介 違法改造武器紹介 舞台紹介 更新予告&履歴 最新更新履歴:弐千九年四月九日零時四拾九分 …約半年間更新が... -
第拾壱話:かくれんぼ(後編)
{かくれんぼ(後編)} 「さぁーてと、奴等を探索するとしますか」 「All right.My all master」 俺は椅子から立ち上がりグラディウスを右肩に乗せる。 <First of all, let s find them one by one> 「そうだな。でも、もう壱人目を見つけちゃったんだなぁ~これが」 <Is it true?> 「あぁー。そこにいる事は解ってるんだぞ!クリナーレ!!」 机に置かれているココアとストローが入ったコップに言う。 俺はストローの穴に指で塞いだ。 するとココアからブクブクと空気が漏れ出してきて。 ザパー 「プハー!…エヘへ~見つかちゃった♪灯台下暗し作戦失敗♪♪」 <She was really> 「(¬_¬) 可愛くニッコリ笑っても駄目だ。大人しくクレイドルに行け」 「はぁ~い。ボ... -
神姫の日記帳・シンメイの日記-01
<シンメイの日記> 註:これは、久遠の神姫の「シンメイ」が書いた日記を、そのまま転載したものである。 3月10日 -前編- 今日はマスターのお仕事に、エルガと一緒に同伴です。 ・・・とはいっても、仕事時間はバイクのリアボックスで待機なのですが。 昼過ぎ。 予定の時刻をオーバーしてマスターが戻ってきました。どうやら 仕事が押してしまい、半日勤務の筈が1時間ほど延長してしまったようです。 ボックスの蓋が開き、外の光が差し込みます。。。 「おまたせ。 ごめんね、寒かったっしょ。」 マスターはそう言いながら私たちを胸ポケットへ移してくれました。 ここは私とエルガの指定席。ここに私たちがおさまる時、それはマスターと お出かけをする時。。。 今日はどこへ行くのですか? マスターに尋ねました。 「温泉。 腰痛と肩こりと、膝の痛みがでち... -
ヤイバと白い馬 前編
ヤイバと白い馬 前編 「ヤイバ、今日は元気か?」 「はい主、私は元気です」 いつものように私は主に、自分の思っていることを応えます。あのとき以来、主は穏やかな表情になりました。そのようになってくれたのも、勝てば良いという考えを捨てたからです。私は主の事を信じて今まで闘ってきました。でも、それは主にとっては勝つための手段でしかありませんでした。そのことが無意味だと知ったとき、主は勝ち負けにこだわるのを捨て去る事ができたのです。 今日も私は茶室でお茶を立てて心を落ち着かせます。この時間が私にとって裕福な時でもあるのです。 「ヤイバ、ここにいるか」 茶室の外から主に声が聞こえました。何か用事でもあるのでしょう。 「どうしました、主」 お茶を飲み干した私は、茶室から出て主の前に向かいました。 「実はお前に会いたいという方がいてな、ぜひ会って欲しいんだ」 ... -
Show No Mercy - なさけ むよう - 前編
Show No Mercy - なさけ むよう - 前編 (… 何が、どうなっているんだ?) 俺は、今、目の前で起こっている状況が理解できていなかった。 「どうしたの? 早く武器を捨てないと、あの天使子ちゃんの頭に風穴あいちゃうわよ?」 俺の武装神姫・アルトの前に、そんなことを言いながら凄んでいるストラーフタイプがいる。 そしてその少し後ろに、天使子…アーンヴァルタイプの首をつかんで引き寄せ、頭に銃を突きつけているストラーフタイプ。 2人のストラーフは公式のイメージからはあまり想像できないような笑みを浮かべ、対するアーンヴァルは訴えかけるような怯えた表情でこちらを見ている。 「マスター…」 アルトが戸惑ったような様子で俺に話しかける。 いや、俺の判断を求められたって俺だってワケわかんねぇよこんな状況。 (いや待てよ、待て待て…もう一度最初から思い... -
第三話:魔弾の射手(前編)
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第三話:魔弾の射手(前編) 「嘘っ!?」 打ち出された砲弾は重力に引かれ落下する。 ゆえに、よほどの至近距離でもない限り、砲弾は狙った場所よりも下に着弾する事になる。 それを命中させるためには、精密な弾道計算が必要になる為、神姫による得手不得手がはっきりと出るのだ。 しかし、この場合、この砲撃手に限って言えば、重力すら武器にしていると言えるだろう。 「こちらの動きが読まれてる!?」 “落下してきた砲弾”の雨に打たれ、隠れていた岩山から飛び出すアーンヴァル・フェータ。 一度や二度なら偶然で済ませられるが三度、四度と続けばそれは必然だ。 この相手には遮蔽物など物の役に立たない。 そう判断しても迂闊に高度を上げて索敵をする気にはなれなかった。 そもそも、飛行中に下からの狙撃を受けたから、身を隠すために高度を下げたのだ。... -
妄想神姫:第五十七章(後編)
光の刃と、真心の白き翼(後編) 全く予期しない言葉だった。私を、そして姉妹を“大切な人”であると、 認識して立ち直った夜の事が思い出される。あの時に、ロッテのCSCを 満たした想いの正体。それが、その……私への“恋慕”だったとは……! アルマとクララも、ロッテの言葉に衝撃を隠せない。黙りこくっている。 指示……否、声援さえ出すのも忘れ、皆がロッテの戦いに見入っていた。 「退けさせてもらいますの。大好きな人の、笑顔の為に……!」 「私もだ、命より大事な主の為……ここは最後まで戦うッ!」 「……ライナスト、フィオナ、ウィブリオ。行きますのッ!!」 『キュィィッ!!』 『Yes,sir(姿勢維持に気を付けて下さい)』 超高速で肉薄を計るロッテに対し、フリッグは剣からエネルギーの刃を 撃ち出した。だが、ロッテはそれを避けようともせず、真正面に進む! しか... -
戦うことを忘れた武装神姫
戦うことを忘れた武装神姫 書いている中の人:けものや(#4 - 618) < 100401・第43話追加。> < 091225・第42話追加、イベント情報追加。> < 081228・第41話追加、東杜田技研 人物追加。 > お話の中身:何故か戦いたがらない性格になっちゃった神姫と、そのオーナーのお話。 まぁ、戦いを忘れた・・・というよりオーナーがさせないだけのようですが。 ※更新履歴には出ませんが、こっそり加筆修正を加えることが多々あります。 〜中 身〜 久遠家の日常(本編)基本設定@久遠家とその周辺 第1部・Monolouge of HISATOH 第2部・What's Battle style? -It's my Life style. 第3部・Day after day 久遠家の... -
妄想神姫:第四十章(後編)
蒼天にて、星を描きし者(後編) 対戦相手である所の神姫・狛恵さんは、邪魔になる砲を全てパージして、 大剣と四脚を活かした高速突撃を仕掛けてきましたの。わたしは宙に飛び そこから降下の勢いを利用して、決闘に応じるべく斬りかかりますのッ! 左手で展開した“マビノギオン・ガード”の斥力場が、瞬時に撓みます。 「はぁぁっ!!……ぬう、うっ!バリア如きにぃぃっっ!!」 「くうっ……この圧力、ただの砲撃型神姫じゃないですの!?」 「当然!サードから抜け出す為、砲撃も剣技も学んだのですッ!」 「ぐ、っ……!こ、これはちょっぴりキツいですの……」 楕円状のシールドと“マビノギオン・ガード”の斥力場の二重防壁、更に アルファルに備わった『一定レベルまでの衝撃を減殺する』特性によって 狛恵さんの斬撃を、一合……二合、三合まで受け止めましたの。ですけど このままではジリ... -
物事は基本が大事・後編
物事は基本が大事・後編 ※エロ注意!18禁です! そして夜 イベント初日も無事?終わり自宅に戻ってきた 「なぁユキ」 「なぁにお兄ちゃん」 「どうも忘れてしまいがちなんだが、お前って、猫型なんだよな」 「う…そうだけど…お兄ちゃんにそう言われると、なんか傷つくな…」 ユキはバイザーも尻尾も付けていない。俺が胸ポケットに入れるのに邪魔だからと付けさせなかったからだ 今更付けるキカッケも無かったり… 「スマンスマン。でもな、やっぱりそれは、ある記号が無いからだと思うわけだ」 「記号?」 「そう。つまり『猫耳、尻尾、肉球』だ」 「…なんか偏ってない?」 「そこで、ユキに猫型としての基本を思い出して貰おうと思う」 「う…なんかイヤな予感…」 「そういうわけでユキさん、その3つを付けて下さいお願いします」 「…まぁいいけど。それじゃ取ってくるね」 「ストップ!... -
無頼12「電子の世界へ」
拳と拳、剣と剣がぶつかり合う。 ここはバトルロンド筺体、神姫達の戦場である。 「しばらく見ないうちに、随分と腕を上げたな …マオ。」 ビームセイバーを持ち、澄ました顔で答える犬型ハウリン。 氷男聖憐所有の神姫"零牙"だ。 「ニャーだって、いつまでもアホじゃないのだ!」 両手にドリルを装備し、鋭い回転音で相手をけん制する猫型マオチャオ。 真光一所有の神姫"マオ"である。 "蒼穹の猟犬"と"まるかじり猫子"。 アオゾラ町神姫センターの二つ名持ち同士の対決であった。 「行くぞ!!」 「ツインふぁいなるドリドリあたーっく!!」 お互いの武器が交差する直前、それは起こった。 目の前に、突如として光の濁流が起こり、二人を呑み込んだ。 「!!」... -
第四話:魔弾の射手(後編)
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第四話:魔弾の射手(後編) 決戦当日。 対戦用の筐体の前で美空と雅はにらみ合っていた。 もとい。 美空が雅を睨んでいた。 「今度こそ勝つわ」 「頑張ってね」 「任せなさい!! ―――って、敵を応援してどうするのよ!?」 「ダメかしら?」 「手は抜かないで下さいよ?」 「ええ。ぎったぎったにしてあげるわ」 笑顔が恐い雅であった。 雅と反対側のコーナーで筐体を挟み、美空は祐一と打ち合わせをする。 戦闘前にフェータに装備を追加するためだ。 「いいね、チャンスは一回だけ。砲撃が始まったら即座に逃げて」 「はい。祐一様」 「ま、頑張って」 手を振るアイゼンに答え、フェータは筐体の中に入ってゆく。 程なくしてコンピュータのインフォメーションが終わり、戦いが始まった。 フィールドは山岳地帯。 バトル... -
その名はシュートレイ 中編
その名はシュートレイ 中編 ついに格闘トーナメントの日がやってきた。会場に集った参加者はいかにもベテランそうな人から一目で素人と分かる人まで色とりどりだった。もちろんこの中に恒一とシュートレイはいるのだ。 「いよいよこの日が来ましたね、隊長」 「まさかこんなに集るとは思わなかったぜ。とはいっても本当に強そうなのはそんなにいないみたいだがな」 開催式が終わり、トーナメントが開始した。本気でこの大会に参加してきたチームは次々と素人を打ち破り、次第に精鋭グループ勢がトーナメントに勝ち登っていった。 恒一とシュートレイもほとんど無名ながら次々とライバルを倒していき、ついに準決勝まで勝ち進んだ。 「地方大会でも強敵はいましたね」 「ああ、結構強かった相手もいたからな。でも、ここまで勝ち上がってきたんだ、後へは引けないさ」 勝ち残ったのは4チーム。本田清張とハウリ... -
妄想神姫:第四十六章(後編)
雷帝の御剣、神殺しの槍(後編) 仲間の姉妹を全て失い、万策尽き果てたかに見えたイリン。ロッテ一人と 戦うのならば単独でもまだ戦えたのだろうが、アルマとクララの加勢をも 凌ぎきるには、不十分……だからこそ、彼女は奇策を残しておいたのだ。 「私達は、負けられないの!姉様にぎゅって抱きしめてもらうのッ!」 「まさか──────いけない、皆迎撃してくださいですのっ!」 「……ダメだよ、もう間に合わないッ!」 即ち、自らの強化パーツを姉妹に分割する事……そう、ミラとティニアが 残したあのパーツは、イリンが本来扱う強化パーツという事になる……! そのパーツへと、ガンランスの反動で跳んだイリンは一直線に飛び込む。 「“花(フルール)”行くわよ……!さぁ、邪魔よッ!!!」 「ティニアさんの装甲スカートを装着して……更に変形しますの?!」 「“エアリアルフェザ... -
日記その二 〈前編) 先生はつらいよ
「…面倒だ…」 また冒頭からいきなりですまないんだが言わせて欲しい 面倒くさい いやまぁ何でまた2回も言う必要があるのかっていうとそれだけ面倒なわけで、今俺は何をしちょるのかっつうと近所の神姫センターで子供向けの臨時神姫バトルレクチャー教室ってのをやっとるんだ 友人に頼まれてるんで嫌とも言えず、そこそこの時給でお子様達の先生役とは…… 「あ、ズリーぞ!! 反則すんなよ!!」 「違うもん! 反則なんてしてないもん!! ね、明人先生?」 「ん? あぁこの程度なら問題ないよ。それよりほら、今度は…」 「明人先生ズリーよ!そっちばっかり教えて!!」 「あ~はいはい、そっち行くから」 「え~行っちゃ嫌だよ、明人先生~。ワタル君のクロ、強いんだから私1人じゃ無理だよ~」 どないせいちゅうねん!! まったく小学校のときの恩師を尊... -
ツガル戦術論:鏡の試練5
戻る TOPへ 次へ 一回戦目はシルヴィアの粘り勝ちだった。 一撃離脱を繰り返すシルヴィアと、数少ない反撃のチャンスを物にする敵マオチャオ。時間経過と共に両者に蓄積されるダメージ。三度目の格闘戦にもつれ込んだ際に功を焦った猫型が迂闊なステップを踏み、そこをマグネティックランチャーで迎撃。接近の間合いで放たれた高速貫通弾は猫型の装甲を貫いた。 敵は一回戦目から持久戦に陥った事により焦れていたのだろう。だがおれ達のテンションは最高にクールだった。御影キョウジと《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラーを倒す。この目標を掲げるシルヴィアは焦りが生じやすい持久戦の中でも勝利を見逃す事は無かった。 二回戦目までまだ間がある。控え室に戻り、備え付けの自販機でホットココアを購入。シルヴィアには神姫サイズのアップルティーを買ってやる。コーヒーブレイク。二人とも珈琲飲んでないけど。 ... -
ネコデート(後編)
前略。 マヤアとデート中。 後編 Let go!! 鋼の心:番外編 ~Eisen Herz~ ネコデート(後編) 「さて。次は、と……」 ファミレスを出て暫し、当て所無く繁華街を歩く祐一とマヤア。 「……マヤアは相変わらず行きたい所無いのな?」 「う~ん。……三直屋でタイヤキを―――」 「―――食べ物関連以外で」 祐一は、まだ喰うつもりのネコを指先で小突く。 「むぅ。……ハードル高いのな」 「高くない、高くない。……全然、高く無い」 むにゅ~。と謎の唸り声を漏らしつつ、腕組みして考え込むマヤア。 「……何でも良いんだよ。……食べ物関連じゃなければ」 「そうか、では……」 顔を上げ、ビシリと一点を指差すマヤア。 「……ラブホに行こう!!」 「行かねぇよ!!」 温厚な祐一も流石に怒鳴る。 「何故だ!? 何処で... -
武装食堂
武装食堂 小さな町の、小さな食堂。 そこには、神姫を連れた変わったコックさんがいました。 ちょっと不器用だけど頼りになるその人との出会いは、やがて僕の、私の、みんなの運命を少しづつ変えていくのでした―。 著・ばるかん ※一部設定をMighty Magicよりお借りしています。 ※コラボ歓迎。また、他作品様のキャラクターが登場する事があるかもしれません。 不定期更新です。早かったり遅かったり。 ※物語の関係上、実在の地名と架空の地名が混在していることがありますが、ご容赦ください。 更新の履歴。 2012/1/7・・・全話更新完了。 3/3・・・第二十話+αをUP. 5/25・・・第二部スタート、第二十一話をUP. 5/27・・・番外その3を二編に分けUP. 8/24・・・第二十二話をUP. 10/3・・・第二十三話をUP. 2013/2/23・・... -
ウサギのナミダ・番外編「オリジナルの矜持~後編~」
ウサギのナミダ 番外編 オリジナルの矜持 ~後編~ □ 三日後の夕刻。 すでにとっぷりと日の暮れている時間であったが、俺は蓼科さんを例によってドーナッツ屋に呼び出した。 今日はものの受け渡しだけだから、二人ともコーヒーのみ注文してテーブルに着く。 「これが、依頼の品だ」 蓼科さんに小さな箱を渡す。 彼女はおそるおそる受け取ると、そっと箱を開けた。 「これが……わたしの新装備……」 つぶやく涼姫の視線の先。 箱の中には、俺が組み上げた、蓼科さん考案のオリジナル装備が入っている。 一緒に入っているメディアは、その装備を動作させる基本プログラムだ。 「随分早かったですね」 「ああ、作業に興がのってね」 日曜日に蓼科さんと、この装備に必要な部品の買い出しに行った。 彼女は機械いじりがあまり得... -
第九話:舞姫と歌姫(後編)
鋼の心 ~Eisen Herz~ 第九話:舞姫と歌姫(後編) 『それでは行きますよ。2on2、戦闘フィールドは草原、制限時間は30分』 晴香の宣言は悪い意味での予想を裏付けていた。 『Get Ready』 草原フィールド。 そこはアイゼンとレライナが戦った場所でもある。 そして、そのステージの端には湖があった。 『Go!!』 「行きますよ!!」 「応!!」 戦闘開始と同時に上空と地上を併走するフェータとレライナ。 最優先の確認事項は当然ステージ端の湖。 相手にイーアネイラ。水中戦への適正が高い神姫がいる以上、水辺を取られるのは避けねばならない。 出来れば湖の傍に相手が近づく前に交戦状態に入りたい。 水中と言う特殊な環境への配慮か、湖はステージの中央端にある。 どちらかのコーナーに極端に近ければ、水中戦型の神姫はどちらのコーナーでエン... - @wiki全体から「ドキハウBirth その10 後編」で調べる