秋山優――卑怯番長の女難 ◆oUQ5ioqUes
殺し合いに乗った者と、殺し合いに抗う者が出会った場合。
大抵は戦うことになるだろう。
大抵は戦うことになるだろう。
殺し合いに抗う者と、この殺し合いに怯える者が出会った場合。
大抵は抗う者が怯える者を助けることになるだろう。
大抵は抗う者が怯える者を助けることになるだろう。
殺し合いに乗った者同士が出会った場合。
大抵は殺しあうか、頭が働く者は手を組んだりするだろう。
大抵は殺しあうか、頭が働く者は手を組んだりするだろう。
では、ここで質問がある。
殺し合いに抗う者と、そもそも今の状況を理解していない者が出会った場合。
一体どうなるのだろう。
殺し合いに抗う者と、そもそも今の状況を理解していない者が出会った場合。
一体どうなるのだろう。
◇
「さてと……一体誰がこのゲームに参加してるんだかな……」
その青年は、他人から見たら確実に怪しまれるような格好をしていた。
頭には赤いハンチング帽を被り、体には腹が剥き出しになった短ランを着ていて。
そして顔には怪盗が着けているような黒い覆面を着けているのだ。
そんな格好の人物、怪しまない方がおかしいだろう。
頭には赤いハンチング帽を被り、体には腹が剥き出しになった短ランを着ていて。
そして顔には怪盗が着けているような黒い覆面を着けているのだ。
そんな格好の人物、怪しまない方がおかしいだろう。
ただ当の本人はそんなこと露ほども気にしていないのか、平然と市街地を歩いていた。
まぁ本来居た世界でもこの格好で平然と授業を受けていたりするので、彼を知っている者はそれ程気にしないかもしれないが。
しかし知らない者にとっては、ただの怪しい人物以外の何者でもない。
彼はそのことをわかっているのだろうか。
それともわかっていながら外さないのか。
いずれにしても、今この場で怪しい格好をしていることには変わらない。
まぁ本来居た世界でもこの格好で平然と授業を受けていたりするので、彼を知っている者はそれ程気にしないかもしれないが。
しかし知らない者にとっては、ただの怪しい人物以外の何者でもない。
彼はそのことをわかっているのだろうか。
それともわかっていながら外さないのか。
いずれにしても、今この場で怪しい格好をしていることには変わらない。
彼の名前は秋山優。またの名を……卑怯番長。
「23区計画」と呼ばれるバトルロワイアルの参加者である。
「23区計画」と呼ばれるバトルロワイアルの参加者である。
◇
「23区計画」。
それは彼――卑怯番長がいた世界で行なわれている東京23区を舞台としたバトルロワイアルの呼称である。
これはある組織が教育・法・社会・国民に問題を抱える日本を建て直すため、「絶対的な支配者」の誕生を目的に計画したプロジェクトである。
そして些細な違いはあるものの、今この瞬間に起こっているバトルロワイアルと何ら変わらないものである。
ただ、確実に人を殺さなければいけないという訳ではないが。
それは彼――卑怯番長がいた世界で行なわれている東京23区を舞台としたバトルロワイアルの呼称である。
これはある組織が教育・法・社会・国民に問題を抱える日本を建て直すため、「絶対的な支配者」の誕生を目的に計画したプロジェクトである。
そして些細な違いはあるものの、今この瞬間に起こっているバトルロワイアルと何ら変わらないものである。
ただ、確実に人を殺さなければいけないという訳ではないが。
卑怯番長もそのプロジェクトに参加した“番長”の一人である。
戦闘スタイルはその名の通り、卑怯なことを正々堂々とすることである。
戦闘スタイルはその名の通り、卑怯なことを正々堂々とすることである。
だが基本的に彼は好んで人殺しをするような人間ではない。
彼はここに来る前でも(理由があったとはいえ)窃盗や詐欺といった犯罪行為を繰り返していた。
だがそれでも相手を殺傷するといった行動は基本的にしない。
また先の金剛番長――金剛晄との戦い中で彼は罪を犯さないで「23区計画」を勝ち残る事を誓っている。
なので、よっぽどの事が無い限り彼が殺し合いをすることはない。
よっぽどの事、つまり彼にとって大事な弟妹や仲間(特に金剛番長)達が危険に晒された場合は何のためらいもなくなることはあるが。
とにかくそういったことがない限り、彼は殺し合いに乗ったりはしない。
積極的に他人の殺し合いを止めるかどうかは微妙なところだが。
彼はここに来る前でも(理由があったとはいえ)窃盗や詐欺といった犯罪行為を繰り返していた。
だがそれでも相手を殺傷するといった行動は基本的にしない。
また先の金剛番長――金剛晄との戦い中で彼は罪を犯さないで「23区計画」を勝ち残る事を誓っている。
なので、よっぽどの事が無い限り彼が殺し合いをすることはない。
よっぽどの事、つまり彼にとって大事な弟妹や仲間(特に金剛番長)達が危険に晒された場合は何のためらいもなくなることはあるが。
とにかくそういったことがない限り、彼は殺し合いに乗ったりはしない。
積極的に他人の殺し合いを止めるかどうかは微妙なところだが。
そんな彼だが、実はこの時点で少なくとも金剛番長がいるかというのはわかっていた。
というのも彼は先の少女――ムルムルの説明の最中、自分の知り合いがいないかどうか捜したのだ。
無論あの場にいた全員影なので、そんなことはできないと思うのが普通だろう。
だがあの状態で隠されていたのは表情や人相だけだ。
体格までは隠されてはいなかった。
なので背丈が常人の倍近くあり、なおかつ針のようにとがった3本角の髪型の人間――金剛番長はすぐ見つけることができた。
ただそれと一緒に明らかに人間の姿ではない影も見かけたが、今は気にしないで置こう。
というのも彼は先の少女――ムルムルの説明の最中、自分の知り合いがいないかどうか捜したのだ。
無論あの場にいた全員影なので、そんなことはできないと思うのが普通だろう。
だがあの状態で隠されていたのは表情や人相だけだ。
体格までは隠されてはいなかった。
なので背丈が常人の倍近くあり、なおかつ針のようにとがった3本角の髪型の人間――金剛番長はすぐ見つけることができた。
ただそれと一緒に明らかに人間の姿ではない影も見かけたが、今は気にしないで置こう。
「まぁ、とりあえず金剛番長がこのゲームに参加してるってことがわかったから良しとするかな……」
卑怯番長はそう言いながら、これからどうするかを考えていた。
まず金剛番長と合流すること。これが最優先だろう。
と言っても、別に金剛番長が心配だから探すのではない。
金剛番長といる方が安全だと思ったからだ。
確かに、ムルムルが言っていた“制限”が気にならない訳ではない。
だがよほど強力な“制限”でもない限り彼が弱くなったりすることはないだろう。
無論弱い彼など想像できようがないのだが。
まず金剛番長と合流すること。これが最優先だろう。
と言っても、別に金剛番長が心配だから探すのではない。
金剛番長といる方が安全だと思ったからだ。
確かに、ムルムルが言っていた“制限”が気にならない訳ではない。
だがよほど強力な“制限”でもない限り彼が弱くなったりすることはないだろう。
無論弱い彼など想像できようがないのだが。
(最悪なのは金剛番長が殺されることだけど……これは当面心配する必要はないかな)
といっても殺される可能性がゼロという訳ではない。
前にマシン番長という番長と戦った時……文字通り彼は殺された。
比喩でもなんでもなく、殺された。
だが彼の持つ脅威的な生命力ゆえかそれとも彼を慕う人々の思いが届いたのか、とにかくそれらの思いが届き、金剛番長は復活することが出来たのだ。
前にマシン番長という番長と戦った時……文字通り彼は殺された。
比喩でもなんでもなく、殺された。
だが彼の持つ脅威的な生命力ゆえかそれとも彼を慕う人々の思いが届いたのか、とにかくそれらの思いが届き、金剛番長は復活することが出来たのだ。
(まぁマシン番長はもういないし、他の番長がいたとしてもたぶん負けることはないだろうけど……)
そう言って、彼は自身の手に持っている武器……と思われる物を手に取ってみた。
もちろん取るのにも理由はある。
先程金剛番長と合流することが最優先と言ったが、そのためには自身も殺されないようにしなければならない。
だが、そこには一つ問題がある。
それは彼の本来の武器――拷問鞭やワイヤーといった物が全部取り上げられていることにある。
これでは金剛番長を探すどころの話ではない。下手をすれば自身が殺されてしまう。
だから今彼が持っている武器は言わば彼にとっての命綱という訳なのだが……。
もちろん取るのにも理由はある。
先程金剛番長と合流することが最優先と言ったが、そのためには自身も殺されないようにしなければならない。
だが、そこには一つ問題がある。
それは彼の本来の武器――拷問鞭やワイヤーといった物が全部取り上げられていることにある。
これでは金剛番長を探すどころの話ではない。下手をすれば自身が殺されてしまう。
だから今彼が持っている武器は言わば彼にとっての命綱という訳なのだが……。
「どう見てもただの変わった形の貝だよね……」
そう言って卑怯番長は自分の手にある貝に目を向けてみた。
そこにあるのは……本当に奇妙な形をした貝であった。
表側は何かを出すためなのか穴が開いており、裏側は殻長の部分がボタンのように押せるようになっている。
試しにその殻長を押してみたが、何も起こらなかった。
卑怯番長は最初この貝をハズレかと思ったがのだが、その直後に見つけた貝についての説明書(のような紙)によると……。
表側は何かを出すためなのか穴が開いており、裏側は殻長の部分がボタンのように押せるようになっている。
試しにその殻長を押してみたが、何も起こらなかった。
卑怯番長は最初この貝をハズレかと思ったがのだが、その直後に見つけた貝についての説明書(のような紙)によると……。
「どうやら何らかの衝撃を与えないと、何にも起きないらしいね……」
そう。その貝――衝撃貝(インパクトダイアル)は貝に与えた衝撃を吸収し、それを自在に放出することができる貝だったのだ。
つまり、衝撃を与えなければ何も起こらないのは当然という訳で。
おまけに試そうにも、説明ではどうやら使用後に体を痛める可能性があると書かれていた。
つまり、衝撃を与えなければ何も起こらないのは当然という訳で。
おまけに試そうにも、説明ではどうやら使用後に体を痛める可能性があると書かれていた。
(こんな何が起こるかわからない状況で体を痛めるのは御免だからね……)
かと言ってこれ以外に武器らしい物はなかった。
もう一つ明らかに他の支給品とは違う物があったが、それはただの食い物であった。
しかも何を考えているのか、「激辛せんべい」なんて名前だ。
……とりあえず食いたくはないなと、卑怯番長は思っていた。
もう一つ明らかに他の支給品とは違う物があったが、それはただの食い物であった。
しかも何を考えているのか、「激辛せんべい」なんて名前だ。
……とりあえず食いたくはないなと、卑怯番長は思っていた。
(食料を支給するにしても、もうちょっとまともなものはなかったのか……)
呆れながらも、卑怯番長は市街地を歩き出そうとしていた。
金剛番長を見つけるために。
ついでに自分の武器を見つけるために。
そして最終的には……このゲームから脱出し、弟妹と再会するために。
金剛番長を見つけるために。
ついでに自分の武器を見つけるために。
そして最終的には……このゲームから脱出し、弟妹と再会するために。
丁度そのときだっただろうか。
卑怯番長が通り過ぎようとしたコンビニのドアが開き、中から――
「さーてと、男を捜すわよ!」
「…………まー、わしはどうでもいいけどよ……具体的にどこ行く気なんだ……」
「さぁ?どっかその辺にいるんじゃない?」
「ったく、そんな簡単に見つかるわけ……」
「…………まー、わしはどうでもいいけどよ……具体的にどこ行く気なんだ……」
「さぁ?どっかその辺にいるんじゃない?」
「ったく、そんな簡単に見つかるわけ……」
まったく同じ顔をした女性が出てきたのは。
互いに最初は沈黙だったが、片方の女性――明らかに年寄り臭い口調の方――が口を開いた。
「…………本当にいやがった……」
「うーん……覆面なきゃ絶対いいんだけどな……」
「不満なのか?」
「不満よ!誰が好き好んで覆面に酒たからなきゃいけないのよ!!」
「……まー、あの覆面怪しいけどよ……そこまで言うか?」
「うーん……覆面なきゃ絶対いいんだけどな……」
「不満なのか?」
「不満よ!誰が好き好んで覆面に酒たからなきゃいけないのよ!!」
「……まー、あの覆面怪しいけどよ……そこまで言うか?」
などと、好き勝手に話こんでいる。
と言うか若干卑怯番長の覆面に対して何やら非難があるようだが、気にしないで置こう。
と言うか若干卑怯番長の覆面に対して何やら非難があるようだが、気にしないで置こう。
卑怯番長――秋山優。
自称世界史教師――桂雪路。
2000年以上生きた大妖怪――とら。
この三人は本来会うはずはなかった。
だが結果的にこうして出会ってしまった。
これから先どうなるかはわからない。
ただ、分かることがあるとしたらそれはたった一つ――
自称世界史教師――桂雪路。
2000年以上生きた大妖怪――とら。
この三人は本来会うはずはなかった。
だが結果的にこうして出会ってしまった。
これから先どうなるかはわからない。
ただ、分かることがあるとしたらそれはたった一つ――
(…………何なんだこの人達は…………?)
と、卑怯番長が思っていることだけである。
【J-9/コンビニ前/1日目 黎明】
【秋山優(卑怯番長)@金剛番長】
[状態]:健康
[装備]:衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE
[道具]:支給品一式、激辛せんべい@銀魂
[思考・備考]
基本:どのような状態でも、自分のスタンスを変えない。
1:何なんだこの人達は?
2:金剛晄(金剛番長)と合流する。
3:できれば自分の武器も回収したい。
4:とりあえず、今は脱出することを考える。
5:もし、金剛番長が死んだ場合は……。
※登場時期は、マシン番長が倒される~23区計画が凍結されるまでの間のどれかです。
※金剛番長がいることに気づきました。
※桂雪路ととらを双子の姉妹だと思っています。
【秋山優(卑怯番長)@金剛番長】
[状態]:健康
[装備]:衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE
[道具]:支給品一式、激辛せんべい@銀魂
[思考・備考]
基本:どのような状態でも、自分のスタンスを変えない。
1:何なんだこの人達は?
2:金剛晄(金剛番長)と合流する。
3:できれば自分の武器も回収したい。
4:とりあえず、今は脱出することを考える。
5:もし、金剛番長が死んだ場合は……。
※登場時期は、マシン番長が倒される~23区計画が凍結されるまでの間のどれかです。
※金剛番長がいることに気づきました。
※桂雪路ととらを双子の姉妹だと思っています。
【とら@うしおととら】
[状態]:健康、雪路に変身中
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず)
[思考]
基本:自由気ままに楽しむ。
1:とりあえず飽きるまで雪路に付いていく。
[状態]:健康、雪路に変身中
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず)
[思考]
基本:自由気ままに楽しむ。
1:とりあえず飽きるまで雪路に付いていく。
【桂雪路@ハヤテのごとく!】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず)、大量の酒(現地調達)
[思考]
基本:酒を飲む。
1:とら(名前は知らない)のルックスを利用して男に酒をたかる。
2:でも覆面はなぁ……。
[備考]
1:殺し合いを本気にしてません。酒に酔ったせいだと思っています。
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、不明支給品(中身は一切確認せず)、大量の酒(現地調達)
[思考]
基本:酒を飲む。
1:とら(名前は知らない)のルックスを利用して男に酒をたかる。
2:でも覆面はなぁ……。
[備考]
1:殺し合いを本気にしてません。酒に酔ったせいだと思っています。
【衝撃貝(インパクトダイアル)@ONE PIECE】
空島に存在している貝(ダイアル)の一つ。
衝撃を蓄え、それを自在に放出することができる。
ただし、使用後は体を痛める可能性があります。
空島に存在している貝(ダイアル)の一つ。
衝撃を蓄え、それを自在に放出することができる。
ただし、使用後は体を痛める可能性があります。
【激辛せんべい@銀魂】
沖田の姉・ミツバが真選組に送ってくる、とても辛いせんべい。
しかし隊士曰く「辛すぎて食えない」らしく、評判は良くない。
沖田の姉・ミツバが真選組に送ってくる、とても辛いせんべい。
しかし隊士曰く「辛すぎて食えない」らしく、評判は良くない。
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