電波は電波にのって ◆lDtTkFh3nc
ユッキー
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー…
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー…
実に52回。B-6の道路を走る我妻由乃が一分間に頭の中で彼の名前を呼んだ回数である。
これは彼女が特別優れている訳ではなく、誰もが1人の人間を頭の中でひたすら呼び続ければこうなるだろう。
とはいえ、普通は1人の人間にここまで執着することが難しいのだが…
彼女の、ユッキーこと天野雪輝への愛はそんなことはものともしない。
これは彼女が特別優れている訳ではなく、誰もが1人の人間を頭の中でひたすら呼び続ければこうなるだろう。
とはいえ、普通は1人の人間にここまで執着することが難しいのだが…
彼女の、ユッキーこと天野雪輝への愛はそんなことはものともしない。
そんな彼女が、今一生懸命に走っているのは、他でもないユッキーを見つけるためだ。
こんな殺し合いの場で、彼がいつまでも生きていられる保証は無い。
早く自分が見つけて、守ってあげなければ。そうだ、自分が守るんだ。
だってユッキーと私は恋人同士、うぅん、それ以上。家族、そう家族だもの。
守るんだ、ユッキーを、大好きなユッキー、いつでも優しいユッキー、側にいたい、ずっとずっといつまでも…
ユッキーを守れるのは私だけ、私が守るんだ、ユッキーを、大好きユッキー…
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー…
こんな殺し合いの場で、彼がいつまでも生きていられる保証は無い。
早く自分が見つけて、守ってあげなければ。そうだ、自分が守るんだ。
だってユッキーと私は恋人同士、うぅん、それ以上。家族、そう家族だもの。
守るんだ、ユッキーを、大好きなユッキー、いつでも優しいユッキー、側にいたい、ずっとずっといつまでも…
ユッキーを守れるのは私だけ、私が守るんだ、ユッキーを、大好きユッキー…
ユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキーユッキー…
ふと、そこで足を止める。一刻も早く彼を見つけたいが、この広い会場で闇雲に走っても非効率的だ。
なんとしても彼を守る、その一心で彼女は脳内を冷やし、解決策を練る。
そうだ、私の手元には「日記」がある。
ユッキーの行動を逐一記録し続けた「雪輝日記」。彼への愛の結晶。二人を繋ぐ絆の証。
それも、ただの日記ではない。記している内容の未来が読める「未来日記」だ。これがあれば、ユッキーを探すのも容易い。
言ってしまえば、彼の未来はすべて自分の手の中にあるといっても過言ではないのである。
しかし、忌々しいことにこの日記も今はまだ読むことが出来ない。彼と再会するまで使用できないという制限が課されたのだ。
だが、制限されたのは「日記」の能力のみ。
そして、彼女や天野雪輝が持つ未来日記は、俗に言う「ケータイ」に記録されていた。
なんとしても彼を守る、その一心で彼女は脳内を冷やし、解決策を練る。
そうだ、私の手元には「日記」がある。
ユッキーの行動を逐一記録し続けた「雪輝日記」。彼への愛の結晶。二人を繋ぐ絆の証。
それも、ただの日記ではない。記している内容の未来が読める「未来日記」だ。これがあれば、ユッキーを探すのも容易い。
言ってしまえば、彼の未来はすべて自分の手の中にあるといっても過言ではないのである。
しかし、忌々しいことにこの日記も今はまだ読むことが出来ない。彼と再会するまで使用できないという制限が課されたのだ。
だが、制限されたのは「日記」の能力のみ。
そして、彼女や天野雪輝が持つ未来日記は、俗に言う「ケータイ」に記録されていた。
◇ ◇ ◇
場所は変わってD-9教会の中。主催者との対決を決意した二本の剣が、支給品の確認を済ませていた。
「さて、まず最優先で考察すべきは、これだろうな。」
もみあげが特徴的な少年、鳴海歩がそう言って掲げたのは、携帯電話だった。
「だろうな。」
向かいに座る安藤も異論は無いとうなずく。
勘違いしないで欲しい。彼らとて少々変わってはいるが現代を生きる男子高校生。携帯電話くらい知っているし、特に珍しくもない。
今は没収されているようだが、自分用の携帯電話だって持っている。
考察すべきは、そこに添えられていた説明書だった。
勘違いしないで欲しい。彼らとて少々変わってはいるが現代を生きる男子高校生。携帯電話くらい知っているし、特に珍しくもない。
今は没収されているようだが、自分用の携帯電話だって持っている。
考察すべきは、そこに添えられていた説明書だった。
【無差別日記】
1st天野雪輝の未来日記。
彼が見たもの、聞いたこと、あらゆる周囲の出来事の未来が書き込まれる。
あくまで傍観者である為、天野雪輝自身の未来は記録されない。
使用するためには、一度本人の手元に渡る必要がある。
1st天野雪輝の未来日記。
彼が見たもの、聞いたこと、あらゆる周囲の出来事の未来が書き込まれる。
あくまで傍観者である為、天野雪輝自身の未来は記録されない。
使用するためには、一度本人の手元に渡る必要がある。
これがその全文だった。
「ほんと…かなぁ」
「一応それらしい機能があるんだが、ロックがかかってる。そこの注意書きと同じ文章が出てくるよ。」
「一応それらしい機能があるんだが、ロックがかかってる。そこの注意書きと同じ文章が出てくるよ。」
そういって歩は『日記』を安藤に投げ渡した。
「…ほんとだ。となるとやっぱり本当だと判断すべきか…けどもし…」
「ストップ。現状でそれ以上考えても無駄だ。今は両方の可能性を踏まえて考察しよう。まず、本当だった場合だ。」
「ストップ。現状でそれ以上考えても無駄だ。今は両方の可能性を踏まえて考察しよう。まず、本当だった場合だ。」
安藤の考察を遮り、歩が議論の方向性を戻す。安藤も一端そちらの考察を打ち切った。
「その場合、これは『天野雪輝』に渡すべきか否か。答えは『彼次第』、だな。」
「あぁ、もしこの殺し合いに乗っているんなら、絶対に渡しちゃいけない。逆に反撃するつもりなら、これを届ければ戦力になってもらえる。」
「あぁ、もしこの殺し合いに乗っているんなら、絶対に渡しちゃいけない。逆に反撃するつもりなら、これを届ければ戦力になってもらえる。」
『天野雪輝』がどんな人物かわからない以上、この使い方次第では最強ともいえるアイテムの処遇は決められない。それが二人の結論だった。
情報、特に未来の情報というのは最強の武器であると主張する人間もいる。
それだけの価値が、この支給品にはある。
情報、特に未来の情報というのは最強の武器であると主張する人間もいる。
それだけの価値が、この支給品にはある。
「この1stってのも気になるな。確か最初の説明の時に…」
「あぁ、呼ばれていた。かなり今回の殺し合いに深く絡んでいるのかも知れないな。コイツは。
さて、次はこれが偽者の場合だが…」
「あぁ、呼ばれていた。かなり今回の殺し合いに深く絡んでいるのかも知れないな。コイツは。
さて、次はこれが偽者の場合だが…」
ブルルッ
そこで『ケータイ』が着信を知らせる振動を起こす。
さすがに二人とも驚いて目を合わせる。どちらともなく頷きあうと、手に持っていた安藤が『ケータイ』に出る。
さすがに二人とも驚いて目を合わせる。どちらともなく頷きあうと、手に持っていた安藤が『ケータイ』に出る。
「も、もしもし…?」
◇ ◇ ◇
『も、もしもし…?』
ユッキーじゃ、無い。
もちろんこの可能性を考えていなかった訳じゃない。
自分の「日記」とて最初から自分に支給されていたかはわからないのだ。
彼の日記が本人に支給されている保証なんて無かったし、本人支給だったとしても、
危険人物に拘束され奪われていることも考えられる。
だから、電話の向こうの声が愛しい彼の声でなくても冷静に対処する…つもりだった。
だが無理だった。大好きな彼の大事な大事な「未来日記」を、見知らぬ人間が使っているというだけで耐え難い怒りが湧いてきた。
もちろんこの可能性を考えていなかった訳じゃない。
自分の「日記」とて最初から自分に支給されていたかはわからないのだ。
彼の日記が本人に支給されている保証なんて無かったし、本人支給だったとしても、
危険人物に拘束され奪われていることも考えられる。
だから、電話の向こうの声が愛しい彼の声でなくても冷静に対処する…つもりだった。
だが無理だった。大好きな彼の大事な大事な「未来日記」を、見知らぬ人間が使っているというだけで耐え難い怒りが湧いてきた。
「だれ…あんた。どこにいるの?」
『え、あ、ここは、教会だけど…俺は安…』
『え、あ、ここは、教会だけど…俺は安…』
そこで相手が電話をひったくられたらしく、会話の相手が変わった。
『失礼、俺はミズシロ・ヤイバ。さっきのヤツは安西。あんたは?』
「どうでもいいでしょ。あんたたちが何でユッキーのケータイを持ってるの?」
「どうでもいいでしょ。あんたたちが何でユッキーのケータイを持ってるの?」
相手が変わったのでもしや、と思ってしまったことが、彼女の怒りに拍車をかける。
『すまない、これは俺たちのバッグの中に支給されていた。持ち主は今近くにいないと思う。信じてくれ。』
信じるもなにも、と由乃は思った。
電話の向こうから、彼の声は聞こえない。捕まっているとしても、なんらかの動きを示すだろう。
ユッキーの出す声や音を、自分が聞き逃すことはありえない。
実は、彼が電話の向こうですでに殺されている場合がありえるのだが、彼女にとってそのような未来は絶対にあってはならないこと。
そんな思考になることこそありえない。
電話の向こうから、彼の声は聞こえない。捕まっているとしても、なんらかの動きを示すだろう。
ユッキーの出す声や音を、自分が聞き逃すことはありえない。
実は、彼が電話の向こうですでに殺されている場合がありえるのだが、彼女にとってそのような未来は絶対にあってはならないこと。
そんな思考になることこそありえない。
『俺たちはこれを持ち主に届けたいと思っている。「とても大事なもの」だろうからな。
少し情報交換をしないか?その感じだとあんたもまだ持ち主の「ユッキー」ってヤツとは会えてないんだろ?』
「…ユッキーはすぐ私が見つける。あんたらが探す必要なんてないから。」
少し情報交換をしないか?その感じだとあんたもまだ持ち主の「ユッキー」ってヤツとは会えてないんだろ?』
「…ユッキーはすぐ私が見つける。あんたらが探す必要なんてないから。」
痛いところをつかれ、更に苛立ちが増す。だが、今はそんなことで冷静さを欠いてる場合ではない。
必死で頭を冷やし、今時分がするべき行動を考える。だが、先手を打ってきたのは相手のほうだった。
必死で頭を冷やし、今時分がするべき行動を考える。だが、先手を打ってきたのは相手のほうだった。
『そうか。なら、提案がある。こいつは俺たちが責任もって預かる。
変わりにあんたが「ユッキー」とやらを見つけたらこいつに連絡してくれ。そこで合流場所を決めて渡す。
下手に合流優先で動き回ると手遅れになりかねない。あんたもそれは御免だろう?』
変わりにあんたが「ユッキー」とやらを見つけたらこいつに連絡してくれ。そこで合流場所を決めて渡す。
下手に合流優先で動き回ると手遅れになりかねない。あんたもそれは御免だろう?』
相手の提案に先をいかれたのはまずかったが、内容は悪くなかった。
話の感じからして、このミズシロという男は殺し合いにのっていないらしい。
少し考え、返答する。
話の感じからして、このミズシロという男は殺し合いにのっていないらしい。
少し考え、返答する。
「いいよ、それで。そのケータイ、失くさないでよ?」
『あぁ、わかってる。じゃあ電池ももったいないし、切るぞ。』
『あぁ、わかってる。じゃあ電池ももったいないし、切るぞ。』
話しもまとまり、相手が電話をきろうとする。
「待って。そっちも誰か探してる人間がいるなら、聞いておいてあげる。」
『…それはありがたいな。なら、竹内理緒ってヤツに会ったら、俺が参加していること伝えてくれ。
ついでに「落ち着いて、冷静に考えろ」と。』
「…そいつになら会った。競技場にいるから会いに行けば?」
『…それはありがたいな。なら、竹内理緒ってヤツに会ったら、俺が参加していること伝えてくれ。
ついでに「落ち着いて、冷静に考えろ」と。』
「…そいつになら会った。競技場にいるから会いに行けば?」
嫌な名前を聞いた。こいつ、あの女の関係者なのか。
『…そうか。ありがとう。また会うようなことがあれば伝えてくれ。
それと、実は俺の名前、偽名なんだ。ちょっとした事情でいくつも名前を持っててね。どの名前が名簿に現れるかわからない。』
「どういうことよ、それ?なんでそんな必要があるのよ。」
『それは企業秘密ってやつさ。園部隆司や今里、カノン・ヒルベルトなんて名前も俺だ。
他にもあるが、きりがないからな。他の名前が載っていたら、悪いが次の連絡の時に教えるよ。
「安西」、お前は誰かに伝言はあるか?」
それと、実は俺の名前、偽名なんだ。ちょっとした事情でいくつも名前を持っててね。どの名前が名簿に現れるかわからない。』
「どういうことよ、それ?なんでそんな必要があるのよ。」
『それは企業秘密ってやつさ。園部隆司や今里、カノン・ヒルベルトなんて名前も俺だ。
他にもあるが、きりがないからな。他の名前が載っていたら、悪いが次の連絡の時に教えるよ。
「安西」、お前は誰かに伝言はあるか?」
電話口の相手が黙る。同行者の伝言を聞いているのだろう。程なくして、答えが返ってきた。
『…それでいいんだな?じゃあ潤也、って名前の男に会ったら、伝えてくれ。
「流されるな、考えろ」とな。』
「流されるな、考えろ」とな。』
その時、電話の向こうから何かの爆発音が聞こえた。
「なに、今の?」
『わからない。近くで爆発が起こったようだが…危険人物が近づいてるのかもしれない。
移動するから切らせてもらうぞ。』
「わかった。じゃあね。」
『あぁ、そっちも…』
『わからない。近くで爆発が起こったようだが…危険人物が近づいてるのかもしれない。
移動するから切らせてもらうぞ。』
「わかった。じゃあね。」
『あぁ、そっちも…』
プツン
通話終了を継げている画面を見つめて、由乃は考察を開始する。
今の電話でわかったことは、ユッキーの未来日記が他人の手にあること。
そしてその機能を相手が一部理解しているらしいことだ。
ミズシロはユッキーのケータイを「とても大事なもの」と表現した。この命のかかった状況で、ただの電話ならこんな言い回しはしない。
自分の未来日記同様、制限や機能に関しての何らかの注意書きが添えられているのかもしれない。あるいは制限が無く既に使えるのか…
だが、相手は多分未来日記のもう1つの重要な秘密には気づいていない。
今の電話でわかったことは、ユッキーの未来日記が他人の手にあること。
そしてその機能を相手が一部理解しているらしいことだ。
ミズシロはユッキーのケータイを「とても大事なもの」と表現した。この命のかかった状況で、ただの電話ならこんな言い回しはしない。
自分の未来日記同様、制限や機能に関しての何らかの注意書きが添えられているのかもしれない。あるいは制限が無く既に使えるのか…
だが、相手は多分未来日記のもう1つの重要な秘密には気づいていない。
未来日記が壊されると、その持ち主も死んでしまうということ。
これが由乃にとって最大の心配事だった。
いくら自分がユッキーを守ろうと、未来日記が壊されたら彼は死んでしまう。それだけは絶対にダメだ。
すぐに奴らのいるという教会に向かうことも考えたが、場所が少し遠い。間に合わないだろう。合流を持ちかけても、時間がかかるのは間違いない。
なにより、最優先はユッキーとの合流だ。
幸いなのは、おそらく奴らはこの事実には気がついていないことだ。
相手の話しぶりや、ケータイの受け渡しではなくユッキーの捜索を優先したこと。
それらを総合的に考えて未来日記の能力はまだ使えないし、破壊=死の法則も気がついていない。
だから、大事に扱うように誘導すればユッキーの身に危険が及ぶ可能性は少ない。彼らの探し人を聞いたのは、その為だ。
彼らが少しでもこちらとの連絡手段を失いたくないと思うことで、ユッキーの未来日記の、つまりは彼自身の命の安全に繋がる。
それでも彼ら自身の安否などの不安は尽きないが、やはりユッキーとの直接の合流が優先だ。
由乃自身の未来日記が使えるようになれば、ユッキーの未来日記に迫る危険も自然と察知できる。そうすれば対処もしやすい。
いくら自分がユッキーを守ろうと、未来日記が壊されたら彼は死んでしまう。それだけは絶対にダメだ。
すぐに奴らのいるという教会に向かうことも考えたが、場所が少し遠い。間に合わないだろう。合流を持ちかけても、時間がかかるのは間違いない。
なにより、最優先はユッキーとの合流だ。
幸いなのは、おそらく奴らはこの事実には気がついていないことだ。
相手の話しぶりや、ケータイの受け渡しではなくユッキーの捜索を優先したこと。
それらを総合的に考えて未来日記の能力はまだ使えないし、破壊=死の法則も気がついていない。
だから、大事に扱うように誘導すればユッキーの身に危険が及ぶ可能性は少ない。彼らの探し人を聞いたのは、その為だ。
彼らが少しでもこちらとの連絡手段を失いたくないと思うことで、ユッキーの未来日記の、つまりは彼自身の命の安全に繋がる。
それでも彼ら自身の安否などの不安は尽きないが、やはりユッキーとの直接の合流が優先だ。
由乃自身の未来日記が使えるようになれば、ユッキーの未来日記に迫る危険も自然と察知できる。そうすれば対処もしやすい。
とにかく、今はユッキーを探すんだ。そう思い、再び走り出そうとする。
そこでふと、何かにひきつけられるように向く方向を変えた。
その方向をじっと見つめて、呟く。
そこでふと、何かにひきつけられるように向く方向を変えた。
その方向をじっと見つめて、呟く。
「ユッキー…」
理由なんて、考える必要すらない。ただ、その言葉で十分だった。
この方角に、彼はいる。
なんの確証も無かったが、彼女は迷わず方向転換し、走り出した。
どこかの『少女』が見たら言うだろう。
この方角に、彼はいる。
なんの確証も無かったが、彼女は迷わず方向転換し、走り出した。
どこかの『少女』が見たら言うだろう。
『恋する乙女の直感ですね☆』
【B-4/道路/一日目 深夜】
【我妻由乃@未来日記】
[状態]:健康
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ
[装備]:雪輝日記@未来日記、降魔杵@封神演義
[道具]:デイパック、基本支給品
[思考]
基本方針:天野雪輝をこの殺し合いの勝者にする。
1:ユッキーを探す。強力な武器の入手。
2:ユッキーを見つけたらユッキーの未来日記に連絡し、現在の持ち主と接触。なんとしても取り返す。
3:ユッキーの生存だけを考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
4:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
5:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
6:ミズシロと安西の伝言相手に会ったら、状況によっては伝えてやってもよい。
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※制限により、由乃の「雪輝日記」が使用可能になるのは彼女が次に天野雪輝と再会して以降。
また能力自体に他の制限が掛かっている可能性も有り。
※ 電話の相手として鳴海歩の声を「ミズシロ・ヤイバ」、安藤兄の声を「安西」として認識しています。
※ 彼女がどの方角に走り出したかはお任せします。
[状態]:健康
[服装]:やまぶき高校女子制服@ひだまりスケッチ
[装備]:雪輝日記@未来日記、降魔杵@封神演義
[道具]:デイパック、基本支給品
[思考]
基本方針:天野雪輝をこの殺し合いの勝者にする。
1:ユッキーを探す。強力な武器の入手。
2:ユッキーを見つけたらユッキーの未来日記に連絡し、現在の持ち主と接触。なんとしても取り返す。
3:ユッキーの生存だけを考える。役に立たない人間と馴れ合うつもりはない。
4:邪魔な人間は機会を見て排除。『ユッキーを守れるのは自分だけ』という意識が根底にある。
5:『まだ』積極的に他人と殺し合うつもりはないが、当然殺人に抵抗はない。
6:ミズシロと安西の伝言相手に会ったら、状況によっては伝えてやってもよい。
[備考]
※原作6巻26話「増殖倶楽部」終了後より参戦。
※制限により、由乃の「雪輝日記」が使用可能になるのは彼女が次に天野雪輝と再会して以降。
また能力自体に他の制限が掛かっている可能性も有り。
※ 電話の相手として鳴海歩の声を「ミズシロ・ヤイバ」、安藤兄の声を「安西」として認識しています。
※ 彼女がどの方角に走り出したかはお任せします。
◇ ◇ ◇
「とまぁ、こんな感じだろう。」
謎の爆発音を警戒して教会から離れる道中で聞いた鳴海歩の考察に、安藤は感心していた。
よくもまぁ、あれだけの電話でそこまで考えられるものだ。
歩が話した内容はざっとこんな感じである。
よくもまぁ、あれだけの電話でそこまで考えられるものだ。
歩が話した内容はざっとこんな感じである。
•言動などから考えて、相手は殺し合いも辞さないような考えを持っている。
少なくともユッキーという人物(おそらく天野雪輝)に対して執着とも言える強い感情を抱いている。
少なくともユッキーという人物(おそらく天野雪輝)に対して執着とも言える強い感情を抱いている。
•こちらでした爆発音が、電話の向こうでは聞こえなかったし、相手も聞いていない。電話相手の現在地はそれなりに遠い。
•ただの電話に使った「とても大事なもの」という表現に何の反応も示さなかった。おそらく電話相手は未来日記について何らかの情報を持っている。
•「1st」や天野雪輝「の」未来日記という表現から、未来日記という道具が複数ある可能性がある。
上記のことと合わせて、電話相手が別の未来日記の所持者である可能性もある。
上記のことと合わせて、電話相手が別の未来日記の所持者である可能性もある。
•相手がこちらの探し人を訪ねてきたのは、おそらくこちらとの繋がりを絶たないようにするため。
この未来日記はメリット以上にどうしても失うわけにはいかない理由があるらしい。
この未来日記はメリット以上にどうしても失うわけにはいかない理由があるらしい。
加えて、携帯電話の登録情報から相手の名前が「ユノ」というらしいことだけわかった。
名簿が無い以上確認しようが無いが、女性であることも間違いなさそうなので、多少は判断の材料になるだろう。
名簿が無い以上確認しようが無いが、女性であることも間違いなさそうなので、多少は判断の材料になるだろう。
「彼女が危険人物であることは間違いないだろうが、天野雪輝までそうと判断するにはまだ早い。
彼との接触の為にも、この携帯は手放すわけにはいかないな。多少のリスクは背負うが、それくらいしないと戦えそうにない。」
彼との接触の為にも、この携帯は手放すわけにはいかないな。多少のリスクは背負うが、それくらいしないと戦えそうにない。」
安藤もそこに異論は無かった。今の話からするとこの未来日記の信憑性はかなり高まる。
だとすれば、味方にできればとてつもなく頼れる力だ。
だとすれば、味方にできればとてつもなく頼れる力だ。
「しかし、鳴海。本当によくそれだけのことがわかるな。」
安藤の感心の言葉に、歩は照れもせずに返した。
「わかったわけじゃない。穴だらけの推論さ。それにアンタも十分頭は回ってるじゃないか。
探し人の情報を聞いたとき、フルネームでなく名前だけ伝えた。遠まわしに危険も伝えてある。」
探し人の情報を聞いたとき、フルネームでなく名前だけ伝えた。遠まわしに危険も伝えてある。」
歩自身も理緒に混乱を与えない為に死人の名前を語り、落ち着いて考えろというメッセージを添えた。
安藤もそれにすぐ気がついて彼女に自分や知り合いが危険になるような情報は洩らさなかった。
安藤もそれにすぐ気がついて彼女に自分や知り合いが危険になるような情報は洩らさなかった。
「あぁ、苗字を伏せたのはそうだけど、メッセージはその、本当に伝えたかったんだ。
いるかはわからないし、いないでほしいけど、もし潤也がいるなら…状況や周りに流されておかしな行動をとって欲しくない。」
いるかはわからないし、いないでほしいけど、もし潤也がいるなら…状況や周りに流されておかしな行動をとって欲しくない。」
安藤が伝言を託したのは唯一の肉親である弟、安藤潤也だった。
彼は自分と違って楽観的で、前向きな男だ。とてもこんな殺し合いに乗るとは思えない。
だが、人間心理の恐ろしさなどは、自分もよく知っている。
一人の人間の言葉が、別の人間の生き方を180度変えてしまうこともある。
そんなことになっていないことを祈るばかりだ。
彼は自分と違って楽観的で、前向きな男だ。とてもこんな殺し合いに乗るとは思えない。
だが、人間心理の恐ろしさなどは、自分もよく知っている。
一人の人間の言葉が、別の人間の生き方を180度変えてしまうこともある。
そんなことになっていないことを祈るばかりだ。
「さて、これからどうするかな。理緒を探しに競技場に行ってもいいが、アイツも一箇所に長々と留まっているとは思えない。
移動中にユノと遭遇する危険性もある。できるだけ別の場所がいいだろう。
となると、人の集まりそうな病院がデパート…あるいは警察署か。近いところだと工場かな。なにか案はあるか?」
移動中にユノと遭遇する危険性もある。できるだけ別の場所がいいだろう。
となると、人の集まりそうな病院がデパート…あるいは警察署か。近いところだと工場かな。なにか案はあるか?」
歩の質問に、安藤は少し考え込むと、1つの提案をしてきた。
「神社…はどうかな。最初の説明の時、ヤツら神がどうこう言ってたろ?かなり核心に近そうな所で。しかも「もういない」とか、「別の神」とか…。
表現からすると一神教の神だ。そこへもってきて、会場の中央に神社がある。何か妙だと思う…」
表現からすると一神教の神だ。そこへもってきて、会場の中央に神社がある。何か妙だと思う…」
やや自信なさげな安藤だったが、歩は真剣に考察する。
「面白い考えだな。その発想は無かった。やっぱりアンタも十分すごいよ。」
歩が顔を上げ、夜空を見上げながら続ける。
「このゲーム、殺し合いに乗っている強者なら人の多い場所に行くのが当然。あるいは武器の入手が優先だろう。
生き残りを求める弱者も同じ。道具の確保と人との接触が最優先。
それをしないでなんの関係も無い施設に行くやつは、よほどの馬鹿か殺し合いからの脱出を考えている奴の可能性が高い。そういう意味でも、神社は悪くないな。」
生き残りを求める弱者も同じ。道具の確保と人との接触が最優先。
それをしないでなんの関係も無い施設に行くやつは、よほどの馬鹿か殺し合いからの脱出を考えている奴の可能性が高い。そういう意味でも、神社は悪くないな。」
本来なら、弱者を救う為にそういった危険地帯に飛び込むべきなのかも知れない。一瞬そう考える。
歩も同じ事を考えたのだろう。
歩も同じ事を考えたのだろう。
「生憎俺たちの手元には戦える武器も情報も無い。
本物なら唯一使えそうなこの『バラバラの実』ってのも、川や湖が点在して周囲を海に囲まれたこの会場で脱出を目指すなら、リスクが高すぎる。
なら、今は俺たちに出来ることをするのが一番だ。」
本物なら唯一使えそうなこの『バラバラの実』ってのも、川や湖が点在して周囲を海に囲まれたこの会場で脱出を目指すなら、リスクが高すぎる。
なら、今は俺たちに出来ることをするのが一番だ。」
その言葉に安藤も頷き、方針が固まる。
今自分に出来ること…ちっぽけな自分になにが出来るかはわからないが、今はこの鳴海について行こう。
魔を断つ剣は、まだその役割に気がつくことなく刃を磨く。
今自分に出来ること…ちっぽけな自分になにが出来るかはわからないが、今はこの鳴海について行こう。
魔を断つ剣は、まだその役割に気がつくことなく刃を磨く。
また、神殺しの剣も気がついていない。
彼が優秀であるが故に犯した、たった一つの小さなミスを。
彼が優秀であるが故に犯した、たった一つの小さなミスを。
【E-9/北部/1日目 深夜】
【安藤(兄)@魔王 JUVENILE REMIX】
[状態]:健康
[服装]:猫田東高校の制服(カッターシャツの上にベスト着用)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、バラバラの実@ONEPIECE 不明支給品×1(確認済み)
[思考]
基本:脱出の糸口を探す。主催者と戦うかはまだ保留
1:神社を目指す。そこで主催に関する情報と脱出を目指す人間を探す。
2:ユノから連絡があれば天野雪輝と接触し、危険人物でなければ日記を渡して協力する。
3:首輪を外す手段を探す。できれば竹内理緒と合流したい
4:殺し合いに乗っていない仲間を集める
5:殺し合いには乗りたくない。とにかく生き残りたい
6:潤也が巻き込まれていないか心配。
[備考]
※ 第12話にて、蝉との戦いで気絶した直後からの参戦です
※ 我妻由乃の声と下の名前を認識しました。警戒しています。
※ 無差別日記の効力を知りました。
[状態]:健康
[服装]:猫田東高校の制服(カッターシャツの上にベスト着用)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、バラバラの実@ONEPIECE 不明支給品×1(確認済み)
[思考]
基本:脱出の糸口を探す。主催者と戦うかはまだ保留
1:神社を目指す。そこで主催に関する情報と脱出を目指す人間を探す。
2:ユノから連絡があれば天野雪輝と接触し、危険人物でなければ日記を渡して協力する。
3:首輪を外す手段を探す。できれば竹内理緒と合流したい
4:殺し合いに乗っていない仲間を集める
5:殺し合いには乗りたくない。とにかく生き残りたい
6:潤也が巻き込まれていないか心配。
[備考]
※ 第12話にて、蝉との戦いで気絶した直後からの参戦です
※ 我妻由乃の声と下の名前を認識しました。警戒しています。
※ 無差別日記の効力を知りました。
【鳴海歩@スパイラル~推理の絆~】
[状態]:健康
[服装]:月臣学園の制服
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、無差別日記@未来日記 不明支給品×1 (確認済み)
[思考]
基本:主催者と戦い、殺し合いを止める
1:神社を目指す。そこで主催に関する情報と脱出を目指す人間を探す。
2:ユノから連絡があれば天野雪輝と接触し、危険人物でなければ日記を渡して協力する。
3:首輪を外す手段を探す。できれば竹内理緒と合流したい
4:殺し合いに乗っていない仲間を集める
5:何故主催者達は火澄を殺せたのか? 兄貴は何を企んでいるのか?
6:「爆弾を解除できるかもしれない人間である竹内理緒が呼ばれている」という事実が、どうにも引っかかる
[備考]
※第66話終了後からの参戦です。自分が清隆のクローンであるという仮説に至っています
※オープニングで、理緒がここにいることには気付いていますが、カノンが生きていることには気付いていません
※主催者側に鳴海清隆がいるかもしれない、と思っていますが、可能性はそう高くないとも思っています
※我妻由乃の声と下の名前を認識しました。警戒しています
※無差別日記の効力を知りました。
[状態]:健康
[服装]:月臣学園の制服
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、無差別日記@未来日記 不明支給品×1 (確認済み)
[思考]
基本:主催者と戦い、殺し合いを止める
1:神社を目指す。そこで主催に関する情報と脱出を目指す人間を探す。
2:ユノから連絡があれば天野雪輝と接触し、危険人物でなければ日記を渡して協力する。
3:首輪を外す手段を探す。できれば竹内理緒と合流したい
4:殺し合いに乗っていない仲間を集める
5:何故主催者達は火澄を殺せたのか? 兄貴は何を企んでいるのか?
6:「爆弾を解除できるかもしれない人間である竹内理緒が呼ばれている」という事実が、どうにも引っかかる
[備考]
※第66話終了後からの参戦です。自分が清隆のクローンであるという仮説に至っています
※オープニングで、理緒がここにいることには気付いていますが、カノンが生きていることには気付いていません
※主催者側に鳴海清隆がいるかもしれない、と思っていますが、可能性はそう高くないとも思っています
※我妻由乃の声と下の名前を認識しました。警戒しています
※無差別日記の効力を知りました。
【無差別日記@未来日記】
1st天野雪輝の未来日記。
彼が見たもの、聞いたこと、あらゆる周囲の出来事の未来が書き込まれる。
あくまで傍観者である為、天野雪輝自身の未来は記録されない。
制限の為、使用するためには、一度本人の手元に渡る必要がある。
また、開放された後も本来の機能を有しているか、破壊されると持ち主が死亡するかもまだ不明。
他の連絡先などが記録されているかも不明。
1st天野雪輝の未来日記。
彼が見たもの、聞いたこと、あらゆる周囲の出来事の未来が書き込まれる。
あくまで傍観者である為、天野雪輝自身の未来は記録されない。
制限の為、使用するためには、一度本人の手元に渡る必要がある。
また、開放された後も本来の機能を有しているか、破壊されると持ち主が死亡するかもまだ不明。
他の連絡先などが記録されているかも不明。
【バラバラの実@ONEPIECE】
食べると体をバラバラにし、足を中心とした一定範囲内で操ることができる悪魔の実。その為斬撃は無効。また、食べると一生カナヅチとなる。
ただし、移動範囲やどの程度バラバラになれるかなどは制限されている可能性がある。
本来ならぶつ切り程度までバラバラになれる。作中では道化のバギーがその能力者。
食べると体をバラバラにし、足を中心とした一定範囲内で操ることができる悪魔の実。その為斬撃は無効。また、食べると一生カナヅチとなる。
ただし、移動範囲やどの程度バラバラになれるかなどは制限されている可能性がある。
本来ならぶつ切り程度までバラバラになれる。作中では道化のバギーがその能力者。
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| 010:Twin Sword | 安藤(兄) | 057:夜間潜行 |
| 019:殺伐フレンズ | 我妻由乃 | 046:Wind -a breath of heart- |
| 010:Twin Sword | 鳴海歩 | 057:夜間潜行 |