西門季玄

西門季玄 せいもんきげん

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晩唐の宦官。剛直な人物であった。神策中尉。大中年間(847-860)初頭、宣宗柳公権を召して揮毫させた際に硯を持ち捧げた。懿宗の寵遇を受けた李可及を嫌ってたびたび朝廷で議論を行った。黄巣の乱で僖宗が蜀に逃れると、中和二年(882)王鐸を充諸道行営都統とし、西門季玄を都監とした。唐代の宦官で忠義を称えられた者は馬存亮・西門季玄・厳遵美の三人だけであったという。

列伝・史料

『新唐書』巻一百八十一 列伝第一百六 曹確
『新唐書』巻二百七 列伝第一百三十二 宦者上 馬存亮
『旧唐書』巻一百六十五 列伝第一百一十五 柳公綽 弟公権
『太平広記』巻第一百二十三 報応二十二 冤報 宋柔

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最終更新:2024年08月21日 08:52
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