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  • 真贋バトルロワイヤル
  • 渇望SP:運命と狂気の矛先

真贋バトルロワイヤル

渇望SP:運命と狂気の矛先

最終更新:2025年05月31日 23:22

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
工業の国シュゴッダムの要、コーカサスカブト城。
誇りなき殺し合いの地に再現された、誇り高きチキュー五大国最強の象徴
宇蟲五道化への最後の切り札でもある堅城は今やその栄華の面影さえ感じられぬ、無残な瓦礫の山と化していた。
黒き最後の神と災害の魔女二人の超越者同士の争い。
その前には母星の脅威に抗うべく、人智の粋を結集して築城された国家の象徴も塵芥と同じ。
人と神。人と災害。越えようのない生命としての残酷な格差。
コーカサスカブト城の落城は、その無情さを可視化出来る形で体現するかのようであった。

神話の争いの痕跡が残る戦場を一人の偉丈夫が練り歩く。
剛力無双の証たる金色に煌めく雷神の鉞を軽々と担ぎ。
ウェーブがかった青髪の奥から覗く双眸は、鋼のように冷たく、されど荒ぶる闘志を湛えて。
屈強な総身を支える筋肉の鎧は、大国の城塞に勝る程に堅牢。
肉体に見合う覇気を放ち、威風堂々と戦場を闊歩するその出で立ち。
此処に民草がいれば、彼の者は名だたる英雄かと。
そう認識するやもしれないが、本質はまるで異なる。

男は、英雄にあらず。
堕ちた英雄。否、一度たりとも英雄と認められず歴史の闇に消えた暴虐の徒。
なりそこねた英雄への憎悪と執着。
そして、死して尚癒えぬ闘いへの渇望のままに闘争を繰り返す狂戦士。
英雄殺し、暴斧のバルバトス・ゲーティア。
二度の死を経て、三度の生を享受する今となっても内に渦巻く悪意は潰えず。
異世界の戦場にて、乾きを満たす上等な獲物を探し求める。

「…つまらん」

そう吐き捨てる様に呟いたのは、落胆の念。
一刻に渡り鎬を削った歯応えのある獲物、グラファイトが光と共に飛び去った先。
東へと粛々と歩みを進めた結果、辿り着いた殺し合い最大規模の戦火の跡。
本来、英雄王の居城に勝る豪華絢爛であったろう贋作の古城。
それを無価値な塵屑へと早変わりさせた、まだ見ぬ強者への期待が膨らむが、既に祭りの後。
後を辿るには時間が経ち過ぎたか。破壊を齎した者達の足跡は碌に残されていなかった。

「百を越す参加者がいて、何故あれから一人とて出くわさん。
 戦場のゴミ掃除なんぞの為にこの俺を呼んだとでもいうのか」

かつてエルレインが奇跡によって己を蘇生させたように。
羂索ら主催者は外法を以て、バルバトスを地獄の底から呼び戻した。
聖女は下らぬ救済と平和を掲げ、その宿願を果たす為の駒を求めた。
ならば、此度の生にも目的がある。
奴等なりの希望、奴等なりの願望、奴等なりの大望。
何れかがあるからこそ、現世へ招き入れたのだ。

その所以をバルバトスは知らない。
推し量る道理もなければ、仮に知る機会があったとて米粒程の興味も沸かない。
だが、三度目の生に主催者らが求める思惑は明白だった。
歴史の闇に消えた暴虐の徒を生き返らせる理由など一つ。
聖女も、呪詛師も、腹の内は皆同じ。
奴等は口を揃えて、バルバトスにこう告げるのだ。

────闘えと。

暴れ狂え。刃を振るえ。敵を屠れ。血を啜れ。屍を築け。
闘争の中でしか生きられぬ、野蛮で哀れな男には相応しき役目であろうと。
美麗な相貌と魅惑的な甘言の中に、憐憫と嘲笑を含みながら。
生と死を神の如く自在に操り、運命を手中に収める超越者気取り共。
人を飼い慣らした気でいる連中の黒い腹など見え透いたもの。
主催者の底を薄々察した上で、バルバトスの答えはこうだ。

だからなんだ。
そんなことは知ったことではない。

歴史を庭とし駆け回る首輪付きの狂犬の次は。
仮初の世界を闘技場とし殺し合う枷付きの剣奴。
仮にも英雄の称号を求めた者の未来としては、滑稽の一言に尽きる末路。
もし彼の物語に観客がいるならば、皆後ろ指を刺して笑う事だろう。
だがしかし。
其れと己の願望を満たす事に、一体何の支障があろうか。

バルバトスは欲する。
どれだけ血を啜ろうと癒えない永遠の渇きを満たす者を。
バルバトスは憎む。
自分より遥かに弱き者共が、英雄の名を欲しいままとする事実を。

二度の死を経験して尚、その魂は敗北を一切認めず。
如何に生き汚く、卑怯卑劣と罵られようと。
執着の根源を遍く滅ぼし、屍の山の頂上で己が勝利を正史とする。
殺戮遊戯の旗の下、互いに利害が一致するならば剣奴すら甘んじよう。
断じて羂索共に媚び諂い屈服した結果などではない。
全ては己の意思で決めた選択であり、運命だ。
其処に不満など何ら無かった。


奴等の望むがままに、戦場を蹂躙してやろう。
己の欲望のままに、他者を捻じ伏せてやろう。
真贋の地に蔓延る英雄共を再び狩り尽くしてやろう。


だがそれは、この世界が渇望を満たしてくれればの話。


「何故俺が狩るべき英雄共は、俺の乾きを満たすに足る戦士共は…揃いも揃って俺の手から擦り抜ける?
 用意した駒の扱いならば、あの女の方が余程マシだったぞ」

バルバトスのお眼鏡に敵う英雄や戦士は存在した。
東軍総大将、天与の暴君、超絶進化の龍戦士。
歴史改変の折の英雄狩りでも、早々お目にかけない珠玉の猛者達。
だが、彼らとの闘いは運命の悪戯かと言わんばかりに全て流局。

一度目はボルテージが上がり、地形を顧みなかった結果のミス。
二度目は無粋極まりない偶発的なアクシデントで強制終了。
それから先、現れるは闇雲に襲撃するしか脳の無いNPC。
己と相手の力量を見定め、分を弁える事も知らぬ。
生存本能に従う魔物以下。生物としての出来損ないの集まり。

五体満足でこの殺し合いに足を踏み入れた時。
それは全身から魂に至るまで、歓喜に溢れたものだ。
自らの幕引きのため、神の眼により身を砕け散らせた先で。
二度ならず三度も、闘争の機会が巡ってくる等想像だにもしなかった故に。

だが、深い喜びの後に来る悲しみは一層酷いものとなる。
人質を取った"程度"で呆気なく剣を捨てる英雄を目の当たりにした失望や。
嘗て激しく憎悪した英雄への報復が、余りに容易く叶ってしまった時の虚無。
今に至るまでの退屈な放浪はそれらに並ぶ虚しさを感じだ。

「ただ破壊行為を繰り返すだけで、英雄共を呼び寄せられるのならば、容易い話だったのだがな…」

参加者の仕業であろう崩壊した城の残骸を見やる。
竜戦士グラファイトとの一時間にも渡る死闘。
一エリア全体を舞台とした結果、広がりに広がった破壊規模。
この城の落城と同様、他の参加者相手からはさぞ目立った事だろうに。
にも関わらず、群がってきたのは敵と呼ぶのも憚られる雑魚だけ。
ついぞ鳴り物入りで参戦する、強き乱入者は現れなかった。
どれだけ乱痴気騒ぎに興じようと、届く相手がいなければ狼煙にすらならない。
直近の施設で此処と同じ真似をしても、期待は薄いだろう。

残る望みは最初に出会った唯一の既知の相手。
ソーディアン、ディムロス・ティンバー。
一度目の生に終幕へ導いた張本人であり、英雄の座を奪った憎悪の対象。
今でこそ執着の矛先はカイル・デュナミスに移ってはいるが。
かの英雄に焦がれる少年が不在であれば、やむを得ない。
行き場の無い憎悪の矛先として、存分に利用してやるとしよう。

このバルバトス・ゲーティアの存在を知り、奴が放置を選ぶ?
断じてあり得ない。
互いの人となりはこの会場の誰よりも熟知している。
引導を渡したかつての戦友は、何度生き返ろうと性根は変わらず。
闘争を求め、誰彼構わず殺戮を繰り返す。 
そのような悪逆を、誇り高き英雄とやら良しとはしない。
必ずや同行者と共に、おのが自身をこの身へ突き立てに来る筈だった。
しかしそこまで大移動をしていないにも関わらず。
近辺にいるはずの宿敵は一向に現れない。

それは何故か。バルバトスもまた知っている。
地上軍の英雄たる中将閣下殿は、あいも変わらず英雄らしからぬ甘ったれで。
合理で人を切り捨てる事も知らぬ軟弱者であることも。 

この地におけるディムロスのソーディアンマスターたる女。
碌な警戒もせずルルーシュなる餓鬼の術を食らった愚かな小娘。
相対時に飛ばした殺気への反応からして、碌な戦も知らん非戦闘員。
そんな雑魚を懇切丁寧に気遣っていれば、進軍も遅くなろう。

全くもって残念だ。
正史の担い手であった四英雄や自身と張り合って見せた異界の英雄ではなく。
あんな喰らう価値もない小娘がディムロスの持ち主でなければ。
疾うの昔に過去の亡霊を屠るべく馳せ参じた奴と、三度の雌雄を決する死闘が勃発していだろうに。
もし因縁の闘いへ足を運ぶに当たっての足枷となっているのなら。
実に腹立たしい事実である。
小娘を庇い、先に刃を交えた小兵の剣士にでも握らせた方がまだ良い。

加えて、彼の脳裏を過ぎるのは先の戦闘。
グラファイトを彼方へ飛ばした無粋な塵(ドロップアイテム)の存在だ。
討伐に向かう道中で彼と同じ目に遭い、既に近辺にいない可能性。
それが無いとは言い切れまい。
仮に此方から出向いたとして、無駄骨だったならばどうする。
残るのは、行き場のない空虚だけ。到底許容出来る筈もない。

舌打ち混じりに踵を返す。
たらればに思考を張り巡らせても、女々しく男を腐らせるばかり。
当てなき旅路に、歩を進めた方が幾らか建設的だ。
深い苛立ちを抱え、早々に戦争跡を立ち去ろうとした──その時だった。


「ハロー、イカしたマッチョ君。ご機嫌斜めでどうしたの?」

背後から響いた声に、反射のように身体が動く。
あり得ぬ位置、気配も質量もなかったはずの空間に。
突然滲み出たような異物(イレギュラー)が、笑みを浮かべて立っていた。

 ◇ ◇ ◇

彩度の薄れた無機質な瓦礫の海。
先程まで何も無かった場所にいつの間にか佇む奇怪な男。
男は、さながら童が読む物語から飛び出した道化師の様だった。
真紅のシルクハットを頭に載せ、その下から覗く顔に
刻んだ奇抜なフェイスメイクを歪め、無邪気な笑みを浮かべる。
紫、黄色、赤、橙そして白。
下品な程鮮やかな色々が幾何学的に織り交ぜられたロングコート。
その内に身を包んだ、注目を引く挑発的な赤と黒の縦縞衣装。
「俺を見ろ」
そう世界に高らかに宣言するかの如く道化は華やかで満ち。
故にこそ、腰に巻かれた無骨で機械的なベルトが。
男の本質と酷く不釣り合いで、何よりも特別な存在に映る。

「折角のパーティゲームだぜ?もっと笑えって。
 滅多にない機会だし、とことんエンジョイしなくっちゃ」

そんな目立ちたがり屋の道化師は
此処が殺し合いの渦中である事を忘れたかの様に。
怪訝な顔で見つめる観客に向け、ひらひらと。
旧知の仲かの如く、さも親しげに手を振った。

「貴様…いつから其処にいた?」

馴れ馴れしいあだ名や言葉など耳には入らない。
バルバトスの関心は別にあった。
余所事に思考を巡らせてたとは言え、彼は武芸者としては一流。
足音も気配も見逃すはずがない。
背後を取られる事を人一倍嫌うこの男ならば尚の事。
にもかかわらず、気づいたのは声を掛けられた直後。
外見は細身で中身は軽薄。
所作もとことんふざけており、どう見ても強者には見えない。
だが弱い──そう断じるには、余りに無理がある状況。
己の本能が、安易な評価を下すことを拒んでいた。

「ついさっき。ちょっとここらを色々"見て"回りたくってね。
 おたくもココの観光に来たクチ?」
「塵の山を眺め、悦に浸る。そんな趣味が俺にある様に見えるか」
「ゴミって…ひっどいねぇ。ま、普通はそうだろうさ。
 愉快な皇帝ルルーシュ様のお城にGM羂索の肉体縁の地、アビドス砂漠。
 分かりやすく魅力的な観光スポットなんざ他に山程ある。」

そう言って道化は瓦礫の山を背景に一歩踏み出す。
両腕を大袈裟に広げ、廃城を背に取って愉しげに笑った。

 「でも、俺からしてみりゃこの残骸はゲームで一二を争う名所よ?
 なんたって…此処には"神と魔女の記錄"がぎっしり詰まってるんだから!」
「…神だと?」
「それで?遊びに来た訳じゃないなら、そっちは一体何しに来たわけよ」
「愚問だな…この地は全てが戦場。
 ならばすべき事など一つしかあるまい。こうして参加者同士対峙したならば、尚更だ…!」

言葉が終わると同時に、その眼光が鋭く道化を射抜いた。
バルバトスが放つ殺意は濃霧の如く辺りに満ち、空気が震えるほどに張り詰める。

「ハハ、良いねぇやる気満々って感じだ。
 じゃ、精々頑張ってよ。俺は観光があるからまた後で。」
「下らん戯言はそこまでにしろ…。此処は貴様の命の瀬戸際だ。
 助かりたくば、俺と殺り合う以外に、残された道は既にねぇ」
「…ハッ!殺し合いー?俺と?アンタが?
 ムリムリ、やってもしょうがないって!
 闘ったとこで勝負になる訳が無いって分かりきってるからさぁ、そんなのってアンタもつまんねーだろ?
 だから、俺達は身の丈にあった相手とやり合うのが最適ってわ・け!」

されど、振り撒かれる重圧も煽りもなんのその。
全て我関せずの知らぬ顔で男はバルバトスに背を向け歩き出す。
残骸の中を暫く歩いた後適当な場所で立ち止まると。
瓦礫の一つに手を触れ、瞑想する様に目を閉じた。

「……」

……なんだこいつは。
マイペース過ぎる態度に、バルバトスは微かに眉を顰める。
一般人ならば泡吹き気絶する、殺気を一身に浴びながらも無関心。
やれば負けると分かっていながら態度はお気楽そのもの。
一切の臆する反応を見せぬ異様さが、逆に不気味だった。
どうして死が間近に迫る中、他人事のように扱える

置かれた状況さえ理解出来ない見かけ通りの道化か。
諦念を抱き、生に頓着がなくなった腑抜けか。

"闘ったとこで勝負になる訳が無い"

──或いは前提が逆なのか。
現状を正しく理解した上で、このバルバトス・ゲーティアを。
何ら危機的状態ではないと認識するだけの'強さ"が。
瑣末事と切り捨てるだけの"何か"がコイツにあるというのか。

(…試すか。)

遠くに鎮座する男の背に照準を合わせる。
相手の意思などお構い無しの単純な実力テスト。
NPC程度なら漏れなく即死の一撃を見舞う。
初見の感想を述べるなら、違和感こそあれ。
強さはNPCに毛が生えた程度の雑魚にしか見えない。
テストで敢え無く息絶えるならば、所詮それまでの存在。
下らん道化に時間を潰された咎は、他の可哀想な誰かが負う羽目になるだろう。

だが、もしも生き延びたならば──

この先の結末に、僅かな期待と好奇心を込め。
新たな試金石へ溢れんばかりの力で鉞を振り被り、

「───あれ?もしかしてやる気?」

一瞥もせず飛び出した問いかけに、振り下ろす筈の刃が宙で止まった。

「折角のゲームだし、遊んだげたいのは山々なんだけど。
 俺今右手も左手も塞がっちゃって、大忙しな訳よ。
 だからさぁ、終わるまで大人しく待っててくれる?」

子どもの駄々をあしらう大人のように待ったをかけ。
意味もなくぷらぷらと右手に持った懐中時計を揺らす道化。
その仕草に真剣みはなく、挑発としか取れない態度。
当然、闘争に飢えた狂戦士が首を縦に振る道理は無かった。

「今の俺は非紳士的だ…運が悪かったな。
 只の命乞いなら聞くつもりはねぇらテメェの言い分を通したいなら武器を取れ!闘え!殺し合えぃッ!!
 醜く無様に足掻いてでも、己の生を勝ち取ってからほざいてみせるがいい!!」

久方ぶりの敵へと目掛け、特大の暴威が一直線に突き進む。
魔神剣。
剣を振るうと同時、地を這う衝撃波を遠くの敵へ放つ。
大陸の剣士ならば、誰もが序盤で覚える基礎的な剣技。
しかし暴斧の称号を冠する、怪力無双のこの男が放つとなれば。
通常のソレとは全く異なる、恐ろしいまでの"殺意"が宿る。
バルバトスの魔神剣──殺・魔神剣の破壊力は暴風の域。
標的を切り裂こうとも凶嵐は消えず、破壊と進行を続け。
骸を八つ裂きにするまで、決して終わる事のない小さな大災害。

「あっ…そ!じゃあ仕方ねぇか」

何もしなければ数秒後には息絶える。
常人であれば絶体絶命な状況にも関わらず。
殺意の対象たる男は依然として、溢れた余裕を崩さない。
さも面倒そうにゆったりと立ち上ると。
地に付けた手を空へ伸ばし、パチンと軽快に指を鳴らす。

「げっげっげっ」

瞬間、定められた主の号令をきっかけに。
不気味な笑い声を響かせ、懐から奇怪な生物が無数に飛び出す。
目玉に手と翼が生えた蟲、魔界の凝視虫(イビルフライデー)である。
魔界から全ての謎を食い尽くした、異端の魔人を主としていた魔界777ツ能力の一種。
その個体数と機動力、矮小故の隠密性から偵察や事件現場の探索が主な役目。

それは殺し合いにて主が変わろうと同じであったが。
その個体の一部に、道化は小間使いとして別の役目を課していた。
凝視虫は黒のバックルを二対。それぞれ二匹がかりで運び出す。
彼らの使命。それは例えいつ如何なる場合であっても。
主の為に合図一つで、最短最速の"変身準備"を完了させる事。

『X GEATS』
『BLACK OUT』

飛び出した虫達は、バックルを腰に装着したドライバーに装填。
認識音声が鳴れば、すかさずバックルを瞬時に回転。
数が揃えば戦闘機すら操縦出来る精密性。その程度の単純作業など造作もない。
ドライバーが180°回転するとバックルが大きく展開。
紫の双眸を光らせた、九つの尾を持つ化け狐が露となる。
新たな主のお膳立てを整え、工程は一つを残すのみ。

「サンキュ~蟲くんたち。そんじゃ──変ー身っ」

暴斧の斬撃は、目と鼻の先。
不敵な笑みを浮かべ、バックルのスロットルレバーを一回転。
男の本性を表すかの如き、邪悪な紫炎が吹き上がった瞬間、


『REVOLVE ON』


不減の衝撃波は、標的を目前に敢なく霧散した。


目に毒な程の色彩を掻き消す、大量に放出される闇の中。
その中でバルバトスは、確かに見た。
天を震わす咆哮轟かせ、己の絶技を薙ぎ払った九尾の黒狐を。
神獣とも呼べる妖しくも雄々しき九尾が、滑稽な道化を覆う鎧へと変貌する様を。

『DARKNESS BOOST』
『X GEATS』

かつて、色彩と狂騒の化身のようだった男は消え去り。
現れたのは、漆黒を基調とした重厚な装甲を纏う狐面の戦士。
名は、仮面ライダークロスギーツ。
神殺しの戦装束に、道化の象徴たる華やかさは鳴りを潜め。
冷たい蒼光だけが黒鎧を縁取り、闇の中で静かに燃える。

「…まさか、これ程のものが出てこようとはな…!」

『READY FIGHT』

感情の起伏に欠けた、開幕のゴングが鳴り響く。
ゆらりと振り向いた黒狐は、禍々しき紫の眼差しを相対者へと向け。
何者にも抗えぬ、神々しさにも似た威圧感を漂わせていた。

「──フッ」

己が発した殺気を塗り替える、数段上の神気に身が震える。
無意識の自衛反応か、それとも戦士としての本能か。
天地戦争時代から今日に至る三度の人生。
時空を越え、多くの英雄と争い屠って来た闘いの歴史でもあり得ぬ恐れ。
よもや。ああよもや。
こんな軽薄さに服を着せた様な男に対し。
かような震えを抱く事になろうとは、全くの予想外だった。
その事実に、乾いた鼻笑いが漏れる。

「フハハハハハハハハハ──ッ!!!」

後退の螺子が外れた狂戦士ならば、当然後者。
笑いは徐々に熱を帯び、最後には咆哮のような哄笑が廃城跡に響き渡る。

「面白いッ!!」

笑わずにはいられまい。焦がれに焦がれた闘争が其処にある。
最早昂ぶりが抑えられぬとギラリと目を血走らせ。
雷神赤龍の子にして平安の世の神秘殺し。
坂田金時(バーサーカー)の鉞を力任せに担ぎ上げた。

「さぁやるぞ!貴様ならば、俺の乾ききった心も!積もり積もった退屈も!存分に満たせるだろうよ!!」
「そう?こっちはぜーんぜん盛り上がってないんだよねー。 
メインが盛り上がってるとこなのにさ。
 本筋に関係ないサブイベなんざ誰も求めてない訳よ、分かる?」
「貴様の快不快なぞ──知ったことかああっ!!!」

長きに渡る退屈を吹き飛ばす強敵の登場。
燃え上がるバルバトスの闘志と対象的に。
男のテンションは酷く冷めていた。
脳内にあるのは、ダル絡みを如何にスムーズに終わらせるかだけ。
直接戦闘において、突出した力量を持つ豪傑を相手に。
その様な思考が湧く時点で、"別格"と形容する他ないのだが。

「と!言うわけで、この勝負は"カット"ってことで──」

変身前から握り締めていた懐中時計を前へと突き出す。
明らかに人を小馬鹿にした態度でチョキン、と。
指で作った鋏で空を切るジェスチャーを取り─


「────『省略』」

瞬間、翳した懐中時計から赤黒い稲妻が迸る。
間違いなく、何かある。
戦士としての警戒と同時に、瞬時に膨らむ黒狐への激情。

「アイテムなぞ…」

絶大な力を持ちながら小賢しい道具に頼る卑しさ。
沸き立つ怒りに荒ぶるバルバ/ 

           『省略』

         /トン、とその腹に黒狐の足底が触れた。

「──使ってんじゃ………ッッ!?」

明確な異常に、さしもバルバトスも驚愕に顔が歪む。

何故、奴が眼の前にいる。
何ゆえ、間合いまで侵入を許す愚を犯した。
時計が光った直後に訪れた、空白の記憶に訝しんだ刹那。
その思考の遅れが、最高速の終幕を招き寄せる。

「そぉら、これで終~しまい、っと」

クロスギーツはバックルのレバーを一回操作。
同時に、漆黒の胸部装甲に眠るカノミックエンジンが躍動。
燃え盛る蒼炎が全身から噴き出し、脚先へと収束。
世界の理すら変える力を純粋なる破壊一点のみに注ぐ。
創世の力による正真正銘、必殺の一撃が解放され──

『XGEATS STRIKE』

次の瞬間、桁違いの衝撃がバルバトスの臓腑を貫く。
三度の生涯で一度たりとも経験した事のない空前絶後の破壊力。
如何なる攻撃の前でも不動であった両足が、呆気なく宙へと放逐され。
何が起きたのか理解する暇もなく、世界が目まぐるしく景色を変えた。

「グッ…ぬぅぉぉぁあああ゛あ゛あ゛あ゛───ッッッ!!!」

バルバトスは咆哮と共に黄金喰いを地面に深く振り下ろした。
地を引き裂き、己を縫い止める杭を起点に浮いた両脚が大地への帰還を果たす。
土くれが爆ぜ、膝が砕けそうになる激痛を受け止めながらも。
漢としてのプライドが、無様に後退し、中空に翻弄され続ける己を拒絶した。
受けた衝撃が未だ内を暴れ狂う。唇の端から血が滲み出す。
それがどうした知ったことかと、胸の内で闘争心が燃え滾る。
獣のような息遣いの中、憤怒に燃える眼で黒狐を見据えた。


が、矛先を向けるべき者は既にもう其処にはいない。


「…!何処に───」

「はーいお疲れちゃん。」

ポン、と。背後から気安く肩に手が置かれた。
まるで死神に触れられたかのように、背筋が凍りつく。
皮膚という皮膚が粟立ち、生命の危機に対する警鐘を鳴らした。


馴れ馴れしく肩を組み、背後に立つクロスギーツ。
正面にいたはずの男が、後ろに取った理由は単純明快。
超高速移動が売りのブーストマークIIを遥かに凌駕する超越加速。
制限がかかって尚、常人には影さえ踏めない事象加速による早業によるもの。

「あ~あ、ワンパンで終わらせるつもりだったのにやるねぇ。
 見かけ通り…いや想像以上にタフじゃん?」

勝負はもう付いた積もりで悠々と後ろでくっちゃべる道化。
命こそ健在だが、事実そのとおりだろう。
未だ激痛が蝕む中、背後を取られ生殺与奪を握られる。
そして握る相手は最上格。絶望的状況で普通の者ならどうするか。

矛を収めるか。

命乞いをするか。

土下座してでも、情けを乞うか。

敗北を受け入れ、静かに幕を引くか。

どれも有り体で、しかし絶対的強者の前では仕方のない末路。
ではバルバトス・ゲーティア、この男も同じか。
彼もまた有り触れた弱者と同じ、惨めな終わりを遂げるのか。

否


否


断じて、否───!!

「でもまあ?そんだけタフなら俺にも───お?」

軽口を叩く喉元を押し潰す衝撃に、瞬きする間に視界が跳ね上がる。
目にも留まらぬ速度で振り向いたバルバトスの剛腕。
言葉の途中で強制的に掴み取みとり、よく回る黒狐の口を黙らせる。

バルバトス・ゲーティアに後退の二文字はない。

晶術に頼る雑魚へは理不尽な圧殺を。

道具で策を弄する軟弱者へは断罪を。

そして、卑しくも、漢の背後を取ろうとする腰抜に送るは。

身を焼き焦がす憤怒を直接その身に喰らわせてやるのみ!

「あ、あらら?ちょっとなにする気…」
「俺の背後にィ──」

百キロを越す重量など意にも介さぬ剛力。
低く唸るような声と共に、クロスギーツの身体が片手で持ち上げられる。
手負いの野獣が驕る妖狐を捕らえ、その両足が宙を漂ったかと思えば、

「立つんじゃあ!!!」

即座に急降下。全霊を以て大地へ叩き付けられる黒狐。
爆ぜるような轟音が鳴り響き、世界が揺れる。
地面は深く抉れ、周囲に蜘蛛の巣状の亀裂を走らせた。
常人ならば圧死不可避の超暴力。働いた卑劣対して余りに過剰の罰。
されど狂戦士の怒りはまだ完結には至らない。

「ねぇぇぇええええええィ───ッッ!!!」

高まる怒気の全てを得物に宿し、黄金喰いが唸りを上げる。
握りしめた暴斧から、四方に暴れ飛び出す雷撃。
黄金喰いの内部に装填された雷により、威力を爆発的に上昇。
御返しと言わんばかりに、無様に地を這う狐を装甲ごと抉り飛ばす。
空になった薬莢が排出され、甲高い金属音を響かせる。
土煙の向こうへ消えた黒狐へ向け、口内に溜まった血反吐を吐き捨て叫ぶ。

「どうしたァ!?この程度で果てる虫ケラではない筈だろう!?」

爆風の余韻が残る中、土煙の内側で金属の軋む音がした。
次いで、カラン、と小石を蹴るような軽い音と共に、朧げな人影が浮かび上がる。

「───煙っ」

背のマントから生えた、紫のエネルギーで作られた九尾の尾。
本体を守る様に正面に伸びた尾が消滅すると。
軽く手を振って装甲の煤けを払い、気怠そうに声を漏らす。
先の攻撃が全て冗談と言わんばかりに、何事も無く立つクロスギーツがいた。
不完全ながらも、創世の神の力宿すタイクーン・ブジンソード。
DGにおいて最上級の攻撃力を持つ一撃をまともに喰らって尚、
笑って健闘を称える程度の損傷で済ませた規格外の耐久力を誇る。
純粋な攻撃力ならば上位に食い込みうるバルバトスの大技も。
創世の力を宿した尾で衝撃を殺しつつ、笑い話の一つに済ませた。

「そうだぁ…そうこなくては面白くない!さあ続きだ!
 必ずブチ殺してやる…簡単に死ぬんじゃねぇぞォ!!」

殺すのに死ぬなと、まるっきり矛盾した物言いで。
俄然命懸けの闘争への意欲を衰えさせないバルバトス。
その様子に肩を竦め、うんざりした溜息を吐き、ドライバーに手を伸ばす。

「もー、話ぐらい聞けっての」

腹部のバックルを取り外すと、漂う重圧と共に黒鎧が消失。
飄々とした笑みを浮かべた道化の素顔が再び現れる。
突然終局の空気を流し出した獲物に、戦狂いが何度目か知れぬ怒りに吼える。

「貴様ぁ…何故武装を解いた!?」
「勝負はもう終わり。
 一発でサクッと殺せねぇ時点でなんか萎えちゃった」
「終わり…?何ァにが終わりだァッ!!
 またしても決着もつかずに流れだなど、俺が二度と許さんんんん!!」
「キレんなって!暑苦しいったらありゃしねぇ!
 心配しなくても代わりの相手はたっぷり用意してやるからさ」

そう言った道化の指先に目玉の怪虫、イビルフライデーが止まる。
その上で蟲が翼を大きく広げると、その上に画面が浮かび上がり、異なる視界が映し出される。

「例えばさぁこの後ろのブッ壊れた城。
 コイツを派手に演出した連中とかに興味ない?」

道化に誘われ画面越しに"ソレ"を覗いた瞬間、世界の理がねじ曲がる音がした。

繋がった世界は此処とは違う戦場。
グラファイトとの闘いで相まみえた、見覚えのある姿も疎らに見えるが。
そんなものはどうでも良かった。視線はただ一点に釘付けとなるのだから。
黒曜石のような肌には、宇宙の深淵が映り込んでいるかのような光が揺れ。
白銀の髪は星々の奔流となって空間を漂う。
背後に浮かぶ幾重もの光球が静かに脈動し、彼の者の意に従って悪を蹂躙する。

その蹂躙劇を見据える眼差しは、善悪の彼岸に立つ絶対者のそれであり、人という概念すら超越した──まさしく神と呼ぶに相応しい存在。
空中都市に居座り、地上人を見下し神気取る天上人共とは次元が違う。
画面の向こう側から感じる、絶対的な納得感に、バルバトスはらしくもなく息を呑んだ。

「…何者だ?この怪物は?」
「神さ」

まるで心を見透かされたかのように、即答が返ってくる。
バルバトスが感じた印象そのままをさも当然の答えとして返す道化。
声量はそのままに、どこか底冷えするような抑揚が混ざる。

「正真正銘の神、アルジュナ・オルタ。
 優勝候補にして、神殺しである俺の大本命。」

「そんで俺はメラ、この神をブッ殺すの常勝無敗のメラ様だ!
 どうよ、このバトロワ!俺と一緒にエンジョイしない?」

道化の正体は、時空を股にかける時間犯罪者。
遊び感覚で世界滅亡の最速記錄を狙う、狂気の迷惑系配信者。
過去未来現在、全てを玩具と捉える享楽家、神殺しのメラ。
今日も今日とて世界を遊び狂う男は、
同じく時代を越えて暴れ狂う英雄殺しへ提案を持ちかけた。

「それは、組めと言う意味か…俺と貴様が?」
「イエース、その通り!」
「クックック……寝言をほざくなァ!!この殺し合いで生き残るのは一人だけ!
 女々しく身を寄せ合って群れる程、俺も貴様も弱くはねぇ。
 その上でメリットなんぞが何処にある。情けでもかけるつもりか、思い上がるなよ愚図がァ!」
 「そう釣れない事言うなよ。別に一生仲良しこよしなんて、言わねーって。裏切り、騙し討ちもバトロワの華だぜ?
 それに当然、美味しい思いはたっぷりさせてやるからさ」

主の言葉を合図に、蟲が見せる画面が単体から分割映像として切り替わる。
神に対する人類の足掻きを筆頭に、毛色が違う別々の映像が映し出される。

「これは──北の砂漠と、あの小僧の城か。」

羂索の肉体である梔子ユメが所属する学園、アビドス高校。
主催者に代わり、ゲームを支配するなど大言壮語を吐いた皇帝
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが座するテレビ局。
参加者が当面の目標を定めるに当たって代表的な施設の映像が目に止まる。

「正解、ホントは神と殺し合ってた魔女を追ってたけど、見てねー内に気づかれてぶっ殺されちゃっててさぁ。
 やっぱ仮にも魔女だから、魔力で動くもんには敏感なのかねぇ」

最後に見た時は女NPCを凌辱して盛ってた癖に無駄にお硬い女だと、ゲラゲラ嗤う。
獲物は一匹逃してしまったが、あの変態災害女が早々リタイアする訳もなし、何れまた機会は来る。
情報収集の駒は一匹浮いたし、見失った分を補填する方法は既に考え済み。

「その点神は太っ腹だよねー!俺の尾行に気づいても見物を許してくれる。目線の先にいる俺の存在も把握済みだろうよ。
 それを踏まえて全て些事って訳さ、妬けるよねー!
 …まっ、そんくらい格があってこそぶっ殺しがいがあるってもんよ」

派手好きかつ短絡的。刹那主義を拗らせた道化の眼から。
あいも変わらずニヤつくメラの視線がギラついた質感に変わる。
創世の神の力で最強の権能(クロスギーツ)をデザインする以前より。
独力で神々を攻略し世界滅亡を成し遂げて来た、悪魔の眼。

メラから放たれる殺気と狂気を孕んだ眼差しに、バルバトスは無意識に眉をひそめる。
戯けた皮を剥ぎ捨てたその瞳と言葉は、冗談でも虚飾でもない。
実際に神を屠り、世界を崩した者だけが持ち得る──"実績ある悪意"だった。

「それで、貴様が提示するメリットとやらがこれか?」
「お前は闘う相手が欲しいんだろ?俺にはそのマッチング相手を探す眼がある。
エキサイティングなゲームを肩肘ついて観戦して、遊びたくなったら何時でも乱入出来るって寸法よ」

 監視先として選定した施設は参加者の集まりやすそうなスポットに配置した。
 ゲームの中心になり得る情報の集合地は要チェックポイント
 見失った魔女や他の本命候補も見つかれば御の字
 アテが外れて詰まらない映像垂れ流すなら、さっさと見切って次にいける寸法だ。

「だが、この蟲に映る場所には距離がある。今すぐ闘いに関与する事は不可能だ。
 それならば、やはり今目の前にいる貴様とやり合う方が幾分か速い。」
「もー我儘さんなんだからっ!ま、そう焦るなって!
 せっかちなお前も大満足なスーパーアイテムをご紹介してやるからさ。」

急かす交渉相手を宥め、左眼だけをギョロリと動かす。
キョロキョロと何かを探す素振りし、数秒。
悪戯を思いついた悪童の様な笑みを浮かべ、一言魔法を唱える。

「────『入替』(リプレイス)」

左手から戦闘でも垣間見えた赤黒い火花が散る。
それと同時刻、バルバトスの肩に掛かる重さが僅かに消える。
ふと見れば、背負い込んでいた筈の支給品入れが影も形もない。
背に向けた視線を戻せば、デイバッグがメラの手に収まっていた。

「転送、いや──」
「げっげっげっ」

奇怪な現象に答えを呟く前に、不快な笑い声が耳に届く。
掌にいた筈の蟲が、元はデイバッグがあった背に乗っている。
この状況が指し示す答えは一つ。

 「──入れ替えか。俺の前に気配もなく現れたのも、その小賢しい道具で瓦礫とでも位置替えした結果だな。」
「ピンポン、2連続正解~!仕組みは教えてやんないけどね。
 俺の秘蔵っ子。ショートカット用の便利アイテムさ」

そう目を閉じて笑うメラの左眼は目蓋が見せる暗闇ではなく。
上空からメラとバルバトスを映した、俯瞰映像を見据える。
最後の支給品、クロックハンズ3時(スリーオクロック)のタイムマシン能力。

映像に映った同時刻の存在を入れ替える『入替』(リプレイス)
自分の時間を省略し攻撃の過程を飛ばす『省略』(スキップ)

これらは時間と運命を巡る事件に巻き込まれた一人の手品師が。
その人生の大半を費やし、自己矛盾と絶望の果てに得た力だが。
神殺しからすれば利便性の高いお助けアイテムにしか映らない。
つまらない過程を省略し、有用な結果のみを有り難く利用するのみである。

「流石にエリアの飛び越えや連続使用は無理だが、こいつで時間短縮や逃走防止は出来る訳。
 これで不安もある程度解消だろ?なっ、バルちゃん。」
「バルちゃん……だと?」
「だって、"バルバトス・ゲーティア"だろ?
 だからバルちゃん。名前、ちゃんと合ってるよな?しっかり"視た"んだし?」
「貴様…一体幾つ下らねぇ道具に頼ってやがる」

名乗る気も無かった名を正確に当てられたのは、何故か。
今まで呼び方が性格や外見由来だった事から察するに、元は名など知らない事は明白。
先程までの違いは、左手に置かれた自身のデイバッグのみ。
ひっきりなしに口から出る"視る"と言う単語。
わざとかそういう性分か、こうも露骨にヒントを与えられれば、誰でも察しがつく。
如何なる手段かは不明だが、物から記憶を盗み見ている。
一体どれだけ札を持ちあわせているのか。こうも恥ずかしげも無く使うさまを見ると。
アイテム嫌いのバルバトスも感心と呆れが同時に湧いてくる。

「まっ、これは支給品ってか正確にはNPC撃破報酬のソードスキル。
チンケな格の割にはドロップが美味しくって、もう"神"がかった幸運様々!
ま、噛ませ臭ムンムンだったからそれも移ってないかがちょっと心配かもねー。
ああそうだ、そん時の雑魚忍者共の話とか聞きたい?」
「くだらん、さっさと話を進めろ」
「だよねー!ま、俺だってもう殆ど覚えてねーし!」

突っかかった来た(何か名乗ってた気がするが名は忘れた)噛ませ犬共を瞬殺した時。
その一人から流れ込んで来た報酬のソード・スキル。
その情報を知覚した時はそれは大笑いしたものだ。

忍法記録辿り。
無生物が見聞きした記録を読み取る、情報収集に長けた探索能力。
これを使えば今は参加者に出会えずとも、一人にさえ出会えれば。
その服や支給品からゲーム開始から今に至る情報を毟り取れる。
言わば、参加者が勝手に情報を稼いできてくれるのだ。
しかも無生物相手との間には隠し事や交渉も不要。
効率を考える上でこれ程望ましいことは無い。
流石は不敗のデザ神から奪い取った豪運だ。
エンカウント率が塵だった部分は水に流してもいい。

更にコーカサスカブト城で繰り広げられた、アルジュナ・オルタとノワルの戦闘。
情報を得たタイミングと距離の関係上、最後しか観戦する事が出来なかったものの。
現地に行けば、今は残骸の城が見てきた記録が存在する。
直接の映像として、奴等の情報を読み解く事が出来る。
出張してくる手間とノワルを見失った分の補填に足る情報は得られるだろう。
まあその直後にバルバトスとの戦闘が始まり、観光の目的はまだ果たせていないが。

「情報探査と位置変え。コイツらを使ってプレイヤーの情報を追って対戦相手の元へ一緒にご案内~。
 この城でも生き残った連中はチラホラいるみたいだし、そいつらの尻追っかけるのもアリかもね。」
「…分からんな」
「は、なに?まだ不満な訳?ちょっと我儘過ぎじゃない?」
「いいや、貴様と組む価値があるのは理解出来た。
 つまらん時の巡り合わせ関係なく、俺と闘いを引き合せられるならば、願っても無いことよ…
 だが、貴様が其処まで手札を開示して、俺と組むメリットが見えん。一体、何が目的でここまで話した?」

考え得る限り最上級の武具に、情報収集に長けた能力の数々。
とことんアイテム頼りの強さなのは、業腹だが呑み込むとして。
メラは一人で完結している。それは能力紹介を受け、うんざりなほど理解した。
ここ迄殺し合いを勝ち抜く装備が、揃っているなら仲間など不要だろうに。
態々徒党を組もうとする意図が不鮮明だった。
冷静さを取り戻したか当初と打って変わり、理を問うバルバトスに対し。
メラはきょとんとした顔を相手に向けると。
やがてふっと唇の端が吊り上げ、嘲るように鼻で笑った。

「はんッ、何?もしかしてバルちゃんも堅物系?
 嫌だね~折角忘れかけてたうっぜぇ女思い出しちゃうじゃん。
 理由なんざどうでもいいんだよ、ばっからしい。」
「何だと…?」
 「お前は好きでやるゲームに一々理由つけなきゃ、遊べないわけ?
 思いついたから。面白そうだから。楽しそうだから。
 それでいいじゃん、何が不満だ?変に肩肘張らずにもっと純粋に今を楽しめよ」

理由を付ける意味とは何か。
脳裏を過ぎるは、闘いに全てを費やした二度の生涯。
其処で様々な理由を掲げ、殺戮を繰り広げていった。
英雄になる。怨敵に報復を果たす。あるべき歴史に修正する。
だがそんなものは、闘いに身を投じる大義名分に過ぎず。
全ては目くるめく闘争と果てにある、勝利の結果でしか無い。

前と主義主張に矛盾があろうと、我関せず突き進み。
ただあるがままに、渇望を満たせればそれで良い。
理由が無ければ、刃を振るう事も許されぬ。
そんな枷には飽き飽きしていただろうに。
3度目の生は、最も闘いに枷が無く、ただ呪い合えと。
軍の規則や聖女の制約に縛られず、思う限り自由があった。
だが、その自由を陳腐な運命とやらが邪魔をするならば。
強引に手繰り寄せるまで──眼の前の道化と手を組もうとも。

「…いいだろう、貴様の口車にまんまと乗ってやる。
 だが!もし俺の飢えを満たすに足りんと感じた時は、その代償は…貴様自身に払ってもらうぞ!」

利用し合うなど歪んだ大義を抱えた聖女の懐で経験済み。
言う通りなど業腹だが、メラの言う通りだ。
相手の思惑など知ったことでは無い。
使えるだけとことん使い潰し、真っ向から捻じ伏せるまで。

「はっ、そうこなくっちゃ。仲良くやろうぜバルちゃん。
 お前がプレイヤーで、俺が敏感サポーター。最強タッグの誕生だ。
 存分に遊ばせてやるから、精々俺を楽しませてくれよ~?
 ただサポーターごっこがつまんなきゃ、使えねー役者は即クビだ」

押し掛けたメロの提案を受け入れ、脚が付く配信者活動を始めたのも気まぐれ。
他人のゲームに強制参加させられ、喜んで受け入れたのも、新たな刺激の模索の為。
仮面ライダーマシェード相手に、プロレスごっこしたのも遊びの一環。
全ての指針に己の快不快があり、この打診もまたその一つ。

ちっぽけな箱庭に招かれた神殺しと唯一神。
世紀の一戦を期待するのは火を見るより明らか。
日本、メソポタミア、エジプト、ギリシャ。
幾多の神話を単独で滅ぼした無敗の神殺しも。
事前準備、前情報双方ゼロの殺しは初体験。
それでもオーディエンスの期待に応えてやるのが、花形役者の役目。
本来神殺しに一日以上掛けるなどRTA走者として納得がいかないが。
レギュレーションが普段と違うと考えれば、多少は融通が利く。

だが、その過程にある端役共の相手がどうしても邪魔だった。
雑魚戦が鬱陶しくてメインゲームが詰まらないものになる。
それはいけない。
娯楽とは可能な限り、面白可笑しくストレスフリーでなくては。

元より全能故、拭えない退屈や感情の刺激不足を晴らすべく。
不自由な過去で理想的な娯楽を求めたのが未来人のルーツ。
メラが禁忌とされた世界滅亡に手を染めたのも。
最高にエキサイトするゲームを追い求めた、その究極系に過ぎない。
普通なら勝てない強敵を試行錯誤で攻略しタイムを縮め。
そのウイニングランとして、世界を消し飛ばす爽快感に魅入られた結果。
その快楽に比べたら、まどろっこしいルールなど馬鹿らしくなる。
無粋な堅苦しい道理や規則を持ち込むなどちゃんちゃらおかしな話だ。

折角久方ぶりの世界滅亡ゲーム以外の遊び。
本命も大事だが、道中考えてた矢先だった。
トップ層には及ばないが、雑魚をあしらえるだけの戦闘力と。
願いに飢えたデザグラの参加者のように、獣の如く血に飢えたその欲望。
片手間に殺すのは惜しい。露払い役にするにはピッタリだ。 
序に思い付いたデザグラの真似事をするのも一興。
勝利は既に決まっている。
ならば、その過程を盛り上げる為、探求していこう。
つまらなければ次に行けばいいだけなのだから。

「じゃ、先ずはこの城と本命君の観戦といこっか!
 こっから神相手に端役共がどれだけ残るか賭けたりしない?」
「下らねぇ。さっさと用を済ませろ。
 グダグダ御託を並べるだけなら、俺の刃は即座に貴様に向く事を忘れるな」
「かーっ、なんだよノリ悪ぃ。
 全く、愛しのメロが恋しくてしかたないぜ」

戦火の跡で、参加者の足掻きを肴に談笑にふける強者二人。
全てが絶対勝利を疑わない、驕りからなる思考の上に成り立つ同盟。

退屈を紛らわせる為に、ゲームに興じる神殺し。
終わらぬ渇望を癒すが為に闘争に興じる英雄殺し。
何方も欠けた何かを埋めんが為、思い思いの楽しみに身を投じる生粋の自由人。
ただその楽しむ行為に、一切のブレーキが存在しないだけ。
目に映る全てを無邪気な狂気で巻き込み、遊び、食い潰す。

それが彼らという単純明快な人間としての在り方である。



【エリアF-4/コーカサスカブト城/9月2日午前9時00分】
【バルバトス・ゲーティア@テイルズオブデスティニー2】
状態:疲労(小)、ダメージ(中)
服装:いつもの
装備:黄金喰い(ゴールデンイーター)@Fate/Grand Order
令呪:残り三画
道具:ランダムアイテム×0~2、ホットライン
思考
基本:優勝して英雄になる(英雄になるのはついでで戦いたいだけ)
00:あの男(家康)と決着をつける。
01:次こそあいつ(グラファイト)を叩き潰す。
02:メラを利用し、心ゆくまで闘争を楽しむ。
  使えなければ、メラ自身と殺し合う。
参戦時期:死亡(二回目)後
備考
※黄金喰いに黄金大両断のソードスキルが内包されています。

 【メラ@仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐】
状態:正常、ダメージ(小)、ノワル・アルジュナオルタに対する期待(大)
服装:いつもの服装
装備:デザイアドライバー@仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐
   Ⅹギーツレイズバックル@仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐
令呪:残り三画
道具:魔界の凝視虫@魔人探偵脳噛ネウロ✕4匹、他地点で偵察中の凝視虫✕?匹、ハイド/ジキルのタイムマシン装置@運命の巻戻士、ホットライン
思考
基本:愉快に楽しくバトルロワイアル
01:狙うは優勝。派手にカッコよく決められれば更によし。
02:バルバトスをパートナーとして遊ぶ。期待外れならば、さっさと殺すが。
02:コーカサスカブト城の記録を読み解く。本命はアルジュナオルタとノワルの戦闘記録。
03:テレビ局とアビドス高校に暫く監視。進展がなければ切り上げる。
04:ノワルとアルジュナ・オルタを本ゲームにおける標的に、同等の実力者がもう1・2人はいると予想
05:ノワルとアルジュナ・オルタを観察 藤丸立香に会えば聞き出す
錬金術使いの仮面ライダー(りんね)に若干の不快感。
次キズナブラックに会えば、サクッと殺す。
参戦時期:クロスギーツビクトリーで世界を滅亡させ帰還した直後
備考
※ロキの変身能力が使用可能ですが、一度使用すると暫く使用できず、見た目以外は変身できないです。レジスター・令呪を隠すこともできません。
 クロスギーツに変身する場合はメラ本来の姿である必要があります
※ノワルにつけた魔界の凝視虫は始末されました。タイガーボーイの一件までは把握出来ていません。
※他エリアへ偵察中の魔界の凝視虫は、現在アルジュナ・オルタ、アビドス高校、テレビ局を監視中です。


【支給品紹介】

【ハイド/ジキルのタイムマシン装置@運命の巻戻士】
メラに支給。
クロックハンズの幹部スリーオクロックが所持する時計型タイムマシン。
リトライ機能は失われているが、固有の能力が入っており、中身は入替(リプレイス)と省略(スキップ)
表人格のハイドが前者、裏人格のジキルが後者をそれぞれ使い分けている。
制限として発動には必ずタイムマシンを手に持った状態で、能力名を宣言しなくてはならない。

入替(リプレイス):同時刻に存在する二つの物体を入れ替える。
ただし入替は監視カメラの様な映像越しに映った物でなければ対象に指定できない。
メラの場合、魔界の凝視虫からの映像を媒体としてこの能力を機能させている。
制限:入れ替えの範囲は同エリア限定。
   交換距離が長ければ長い程再使用までのインターバルが延びる。
   また自分以外の参加者の位置入れ替えた場合、入替は6時間使用不能となる
(原作のハイドとゴロー隊長のように巻込みによる入替ならその限りではない)

省略(スキップ):攻撃の過程を省略する。省略発動は本人の時間のみが進み、全体の時間は通常通り進む。
制限:飛ばせる時間は最大でも3秒。
   それ以上が経過すれば、攻撃が完了していなくても強制的に省略が終了する。

【ドロップアイテム紹介】

【ソードスキル・忍法記録辿り@刀語】
真庭忍軍十二頭領の一人、真庭川獺の忍術。
手で触れた無生物が見聞きした記録を読み取る。
制限として発動は左手かつ素手でなくてはならず、仮面ライダー等変身した状態での利用は不可。
また、殺し合い以前の記録は例え自分の持ち物であろうと「無」となっている。



080:深海シティアンダーグラウンド 投下順 082:Gotcha!
076:戦隊グリーンと闇落ちブラック 時系列順 057:C♯0
025:閑話F:魔女狩りクエスト/神殺しゲーム メラ :[[]]
062:再戦の誓い バルバトス・ゲーティア

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