(VIC VIPER)
周王博士の推進している不確定要素の高い
ソニックダイバーに懐疑的な上層部が、次期主力戦闘機の本命として
技術開発本部の別部門が極秘裏に開発を進めてきた最新鋭機。
名称の由来は戦闘機とオプションが編隊を組むことからV字編隊を意味する「vic」と、オプションの動きが蛇のようにみえることから毒蛇を意味する「viper」を合わせたものである。
主に
ワームの再生能力に対抗するため、機動性、最高速度にはこだわらずに火力に特化した性能を持つ。(とはいえ、現有の戦闘機を凌駕する機動性能を持つ)
2084年の
追浜基地航空祭にて初公開、その性能を示す。
軍上層部、内閣高官の多くはこの機体を推進しているが、
第9話段階ではまだ実戦配備されていない。
飛崎陣ら
ビックバイパー隊により運用される。
特徴
機首が左右に分かれたデザインが特徴。この機首にプラズマレーザー、レーザーバルカン、空対空ミサイル(AAM)、チャージフィールドアンテナを持つ。
前進翼を採用している。水平尾翼は無く、左右に分かれた機首の根本にカナード翼を持つ。
防衛機能としてフォースフィールド発生装置とステルス性能を持つ。
メインエンジンノズルと左右のベクターノズルを持つ。機体下部の姿勢制御ノズルと併用し、垂直離着陸(VTOL)が可能である。
与圧コクピットとスーツ内蔵マイクを持つのかパイロットは酸素マスクを使用しない。(
スカイガールズに登場するビックバイパー以外の戦闘機は酸素マスクをしている)
主翼下にハードポイントを計4つ備える。ドロップタンク(外部バッテリーユニット)、大型ミサイル等を搭載可能である。
このハードポイントはミサイル等使用時同時に脱落し、使用後の飛行安定性に寄与している。
フォースフィールド
カナード翼基部の4つのフォースフィールド発生装置はエネルギー空間を発生させ、それを機体上面にあるフォースフィールド制御板によって制御し、機体を覆う状態に安定させる。
このエネルギー空間は機体への物理攻撃を防ぐバリアとなる。
フォースフィールドの展開はエネルギーの消費が激しいという難点がある。
オプション
機体下部の4つのオプションコンテナから射出される無線遠隔誘導式小型誘導迎撃ユニットがオプションである。各機にスラスターとレーザー発射口を持ち、機体の死角のフォロー、オールレンジな攻撃を可能とする。
オプションもフォースフィールド発生装置を備え、バリアを展開しながらのレーザー攻撃ができる。
ワームはワーム大戦時に無人戦闘機を無効にしたため、相当に高度な連携システムが組まれていると思われる。
ハイパーショット
機首内側に備えられたチャージフィールドアンテナにプラズマレーザーを連続発射しフィールド内にエネルギーを蓄積することで一度に大威力のレーザー攻撃が可能である。ビックバイパー最強の威力を持つ攻撃だが、大量のエネルギーを使用するうえ、連続の使用にはタイムラグがある。
諸元
全幅:10.38m
全長:12.02m
全高(タイヤ収納時):3.5m
全高(タイヤ有り):3.95m
総重量:22.8t
エンジン:
核融合エンジン
最大速度:非公開
実用上昇限度:非公開
武装:
- プラズマレーザー×2
- オプション×4
- 空対空ミサイル×6
- レーザーバルカン×2
乗員:1名
活躍
第14話での登場ではハイパーショットを発射し、翼下にドロップタンクを搭載している。
この時点では訓練飛行中であったが、
ワームと交戦中の
攻龍と遭遇し、
ソニックダイバー隊のピンチを救った。
オプションを4つまで搭載し、射出することで本機同様のレーザーを発射、マルチな戦闘が可能である。
さらにフォースフィールドを展開し、瞬間的に物理攻撃を無効化できる。(
第16話)
翼下ハードポイントにミサイルを搭載している。
オプションとは遠隔射撃ポッドである。機体の周囲で回転する配置、遠隔操作システムも搭載しオールレンジな攻撃が可能になる。レーザーの火力もソニックダイバーを大きく上回る。
垂直離着陸が可能であり、
攻龍の後部甲板から発進できる。(
第21話)
下部に4つのオプション発射ハッチがあり、下部に空対空ミサイル用のウェポンハッチがある。
コナミのシューティングゲーム「グラディウス」の自機にちなむことは言うまでもない。
スカイガールズ版の機体デザインは
明貴美加。
渡された「グラディウスII」の資料を基に大気圏内航空機としてデザインを行ったという。
白地に青フチが基本カラーリングだが、フチが赤、緑の機体(部隊カラー)も存在する。
ロービジの機体を明貴美加が提案しており、それもプラモデル化された。
北方戦爆艦隊に属する決戦兵器として登場。前進翼の大型戦闘機。
(アニメ版設定では戦闘機としてはかなり小型である)
最終更新:2008年06月04日 03:41