自前リポジトリ + tagpath 指定でのインストール

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自前リポジトリ + tagpath 指定でのインストール - (2012/12/25 (火) 01:42:22) の編集履歴(バックアップ)


自作パッケージを含む自前のリポジトリと tagpath によるインストール対象の選択で
公式パッケージ以外も一緒にインストールしてしまう方法です。強くてニューゲーム。

用意するもの

  • 自前のリポジトリ
  • シリーズ毎のtagfile
  • tagfile を格納した媒体

  • 自前のリポジトリ
自作のパッケージを自由に追加できるようなリポジトリを用意します。
注意することは、ディレクトリ構造が公式のものと同じであること。
シリーズ(※)を追加してもインストーラはそれを認識しません。
(インストーラ改造しないと無理っぽい)

なお、自作のパッケージを追加する場合はパッケージ名の形式を

<パッケージ名>-<バージョン>-<アーキテクチャ>-<ビルド番号>.tgz

としておく必要があります。SlackBuildsで提供しているようなものをそのまま
突っ込んでも tagfile での指定が反映されません。

シリーズ一覧

1) A : 基本部分
2) AP : 一般的なアプリ
3) D : 開発用
4) E : emacs
5) F : FAQ、HowTo
6) GNOME : GNOME関連のパッケージ(GUI)
7) K : カーネルソース
8) KDE : KDE関連のパッケージ(GUI)
9) KDEI : KDEアプリ(GUI)
10) L : ライブラリ
11) N : ネットワーク関連アプリ
12) T : tex
13) TCL : TCL/TK
14) X : X環境(GUI)
15) XAP : X環境向けアプリ(GUI)
16) XFCE : XFCE関連のパッケージ(GUI)
17) Y : テキストベースのゲーム集

  • シリーズ毎のtagfile
上記シリーズと同名のディレクトリを作成して、その内部に各シリーズに対応した
tagfile を用意します。

# ls tagfiles/
a/ ap/ d/ e/ f/ gnome/ k/ kde/ kdei/ l/ n/ t/ tcl/ x/ xap/ xfce/ y/

# ls tagfiles/a/ ← どのディレクトリも同じようになっていること
tagfile

tagfile の構造はいたって単純。シリーズに含まれるパッケージ毎に
「インストールする」「インストールしない」「毎回尋ねる」とした設定を
予め指定します。

<パッケージ名>: <設定>

各パッケージに対して定義できる動作は以下のものがあります。

1) ADD: インストールする。
2) REC: その場で確認する。けど推奨。 ※
3) OPT: その場で確認する。どっちでも。※
4) SKP: インストールしない。

※ 正直言って使い分ける意味が私にはわかりません。

なお、tagfile に定義されていないパッケージがインストール時に見つかった場合は
その場でインストールするかを尋ねられます。

  • tagfile を格納した媒体
インストーラからマウントできるものであれば nfs でも何でもいいです。
2.の手順で作成した tagfile をディレクトリ毎まとめて突っ込みましょう。

インストール手順

  • tagfile のある媒体をマウント
  • 「インストール方法」の「3. パーティションのフォーマット」までの作業
  • tagpath のある場所を指定してインストールするシリーズを選択する
  • 「インストール方法」の「5. 雑多」以降の作業

  • tagfile のある媒体をマウント
tagfile を突っ込んだ媒体を /tag あたりにマウントします。

  • 「インストール方法」の「3. パーティションのフォーマット」までの作業
省略

  • tagpath のある場所を指定してインストールするシリーズを選択する
tagfile の参照先を指定します( それぞれの tagfile が/tag/a/tagfile と
あるような場合は /tag と指定します )。



  • 「インストール方法」の「5. 雑多」以降の作業
省略

参考URL