# TODO:そのうち書く
# TODO: というより、開発終了(2015/12)になる前に書く
LILOの設定ファイル
設定ファイルは、/etc/lilo.confにあります。
初めて作る場合は、liloconfigで作ると楽です。(というより、setupの最後の方で作ります。)
オプションの詳しい説明はマニュアル参照で。
"lba32" : LBAモード。1024シリンダ以上の場所でもブートできる、魔法の設定。
"boot=" : ブートセクタの位置(ディスクまたはパーティション)を指定します。最近のバージョンでは、UUIDでも指定できます。
"append=" : カーネルパラメータ(特に自動検出したくない項目)を指定します。※設定値の先頭に" "(スペース)を入れておいた方が無難です。
全イメージ共通の設定です。
"prompt" : メニューを表示して、選択待ちにします。(背景画像を表示しない場合は、boot:プロンプトを表示します)
"timeout=" : メニュー選択の待ち時間を0.1秒単位で指定します。デフォルトの待ち時間は、無限大です。"prompt"と組み合わせた時だけ、有効です。
"image=" : ロードしたいvmlinuzを指定します。ロードしたい項目ごとの区切りにもなっています。
vmlinuzは、カーネルをビルドした場合にできる、/usr/src/linux/arch/x86/bzImageなどと同じものです。
"append="または"addappend=" : カーネルパラメータを指定します。(イメージごとに使うパラメータ) ※設定値の先頭に" "(スペース)を入れておいた方が無難です。
"append="を使った場合は、共通設定の"append="で設定した値の代わりに、イメージセクション内で指定した設定値を使います。
"addappend="を使った場合は、共通設定の"append="で設定した値に、設定値を付け加えます。
"root=" : /(ルート)があるデバイスを指定します。(ディスクの)LABELやUUIDも使えます。
"initrd=" : イニシャルラムディスク(initrd.gz)の位置を指定します。
initrd.gzの中に何が入っているかは・・覗いてみればいいと思うよ!
(initrd.gzを作ったことがある人は、/boot/initrd-treeが残っているはず。)
/(ルート)がマウントできずに起動が途中で止まった時にも見えたりします。要するに、起動する時に使う、システムのミニチュア版。
"label=" : 起動の時に表示される、選択メニューのラベルです。
"read-only" : ファイルシステムのチェックのために、読取専用でマウントします。
もしかしたら使うかもしれないレベルのオプション。詳しくは、lilo.confのマニュアルの、"disk="のあたりを読みましょう。
"disk=" : ディスクのパラメータを指定します。
"bios=" : BIOSとLinuxでディスクの番号がずれてるかも知れないから、教えてね!という項目。1番目のディスクが、0x80。
"max-partitions=" : 設定値は7、15、31、63のどれか。仮想化関連(KVMとかVirtioとか)で出てくる項目。パーティションはいくつあるんだい?という項目。
参考:
lilo.confのマニュアル(英語) ※"disk="のあたりを参照
Virtio(仮想化I/O)で、説明に、disk= ・・・を書いておくだけでOK!と書いてあったのをみて、
カーネルがサポートしてないのに冗談でしょ?という書き込みを見たことがあるので、補足しておきます。
BIOSとかUEFIが理解できるのは、FATのみ(OSによっては、HFS+も)なので、
ではどうやってext4を使えるんだい?というのと同じ問題だと思います。
要するに、「サポートするようにカーネルを再構築する」が正解。
QEMU(KVM)のvirtioは、9Pfsというファイルシステムを使うので、それも忘れずにね!
(大抵、これを忘れる、というか、その情報にたどり着くまでが苦行すぎ・・)
最終更新:2015年05月27日 11:23