自前リポジトリ + tagpath 指定でのインストール

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自前リポジトリ + tagpath 指定でのインストール - (2012/12/25 (火) 01:38:59) のソース

自作パッケージを含む自前のリポジトリと tagpath によるインストール対象の選択で
公式パッケージ以外も一緒にインストールしてしまう方法です。強くてニューゲーム。

**用意するもの
-自前のリポジトリ
-シリーズ毎のtagfile
-tagfile を格納した媒体

-自前のリポジトリ
自作のパッケージを自由に追加できるようなリポジトリを用意します。
注意することは、ディレクトリ構造が公式のものと同じであること。
シリーズ(※)を追加してもインストーラはそれを認識しません。
(インストーラ改造しないと無理っぽい)

なお、自作のパッケージを追加する場合はパッケージ名の形式を

  <パッケージ名>-<バージョン>-<アーキテクチャ>-<ビルド番号>.tgz

としておく必要があります。SlackBuildsで提供しているようなものをそのまま
突っ込んでも tagfile での指定が反映されません。

*シリーズ一覧
1) A     : 基本部分
2) AP    : 一般的なアプリ
3) D     : 開発用
4) E     : emacs
5) F     : FAQ、HowTo
6) GNOME : GNOME関連のパッケージ(GUI)
7) K     : カーネルソース
8) KDE   : KDE関連のパッケージ(GUI)
9) KDEI  : KDEアプリ(GUI)
10) L     : ライブラリ
11) N     : ネットワーク関連アプリ
12) T     : tex
13) TCL   : TCL/TK
14) X     : X環境(GUI)
15) XAP   : X環境向けアプリ(GUI)
16) XFCE  : XFCE関連のパッケージ(GUI)
17) Y     : テキストベースのゲーム集

-シリーズ毎のtagfile
上記シリーズと同名のディレクトリを作成して、その内部に各シリーズに対応した
tagfile を用意します。

  # ls tagfiles/
  a/  ap/  d/  e/  f/  gnome/  k/  kde/  kdei/  l/  n/  t/  tcl/  x/  xap/  xfce/  y/

  # ls tagfiles/a/ ← どのディレクトリも同じようになっていること
  tagfile

tagfile の構造はいたって単純。シリーズに含まれるパッケージ毎に
「インストールする」「インストールしない」「毎回尋ねる」とした設定を
予め指定します。

  <パッケージ名>: <設定>

各パッケージに対して定義できる動作は以下のものがあります。

1) ADD: インストールする。
2) REC: その場で確認する。けど推奨。  ※
3) OPT: その場で確認する。どっちでも。※
4) SKP: インストールしない。

※ 正直言って使い分ける意味が私にはわかりません。

なお、tagfile に定義されていないパッケージがインストール時に見つかった場合は
その場でインストールするかを尋ねられます。

-tagfile を格納した媒体
インストーラからマウントできるものであれば nfs でも何でもいいです。
2.の手順で作成した tagfile をディレクトリ毎まとめて突っ込みましょう。

**インストール手順
-tagfile のある媒体をマウント
-「インストール方法」の「3. パーティションのフォーマット」までの作業
-tagpath のある場所を指定してインストールするシリーズを選択する
-「インストール方法」の「5. 雑多」以降の作業

-tagfile のある媒体をマウント
tagfile を突っ込んだ媒体を /tag あたりにマウントします。

-「インストール方法」の「3. パーティションのフォーマット」までの作業
省略

-tagpath のある場所を指定してインストールするシリーズを選択する
tagfile の参照先を指定します( それぞれの tagfile が/tag/a/tagfile と
あるような場合は /tag と指定します )。

#image (TAGPATH1.png)

#iname (TAGPATH2.png)

-「インストール方法」の「5. 雑多」以降の作業
省略

**参考URL
http://www.bilbos-stekkie.com/tagger/tagfiles.html