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神聖電子帝國(しんせいでんしていこく 英語Sacred electronic empire)は電子階層世界に存在する帝政国家である。通称は電子帝國(でんしていこく)。
国家体制は神聖電子皇帝を元首とする専制君主制であるが、帝国議会に基づく政治機構や憲法を有し、立憲君主制に近いものがある。
領土
国土は電子世界中央の大陸全土と南部アスタリスク島、属領として東部のマイクロシアと西部のサイバーテルンを有する。また北部領有未確定地に保護国である神楽皇国亡命政府を樹立させ電子帝國が実効支配していたが、結局は軍を動員して併合し領土に編入した。
首都
神聖電子帝國憲法によると、帝都を中央大陸中東部にあるエーデルに定めるとされている。
住民
神聖電子帝國国籍を有する者を帝國臣民または臣民と呼ぶ。構成では日本民族含むアジア系、電子世界原住民、ヨーロッパ系民族などがいる。
言語
公用語は日本語。ただし民族によってそれぞれの言語が使われることがあるが、殆どの臣民は日本語を解する。
統治機構
神聖電子帝國は「特別専制君主制」と呼ばれる政体をとっている。神聖電子帝国憲法によると皇帝は自ら政権を総攬するとなっており、憲法で皇帝の政治介入を制限する条項は無い。だが、現皇帝の
イリス帝は帝国議会や皇帝府(日本でいう内閣)の決定を自らの考えとし実行させている。皇帝と議会の意見の相違が見られたときは皇帝大権をもって皇帝の意思が絶対とされるのであるのが特徴である。
国家元首
神聖電子帝國の元首は神聖電子皇帝である。現皇帝はイリス帝(Empress Iris)。
特別専制君主制(皇帝府制)
神聖電子帝國の政体で、皇帝が政策実行機関としての皇帝府に政策を命じて実行させる制度。現在では皇帝が主宰する帝國議会(一院制国会)において提案された政策を皇帝が認可し(自分の意見として)皇帝府(内閣)に実行を命ずる形となっている。この時、帝國議会の出した政策が皇帝の意にそぐわぬ場合は皇帝によって廃案にされることもあるが、このような事はめったにない。皇帝が自分の意を議会に伝えて事案を審議させることも多いが、皇帝大権でほぼ通過し皇帝府により施行される。
皇帝府
神聖電子帝國の行政機関で日本で言う内閣である。皇帝が主宰する帝国議会から出た政策案を皇帝が認可し、可決した政策を皇帝府が施行する。皇帝府長官をトップに各省庁を統括し帝國の行政を担う。
帝国議会
一院制国会であり、定員250名、任期は4年、皇帝が勅を出して選ばれた永世帝國議員は無期限となっている。一院制ということで2年に1回の選挙時には任期満了の議員と在2年の議員が半々となり、任期満了の議員分の選挙が行われる。そして残りの議員が選挙中の議会を運営する。
帝國議会は政党によって動かされ、政党同士で提案の是非を問い合い最終判断は皇帝自らが下す。皇帝はほとんどの場合、議会で決まったことを自分の意として承認する。帝國議員は殆どがいずれかの党に所属しているが、皇帝直属の永世帝国議員は無所属でないといけない。
政策機関
皇帝府 (内閣)
- 皇宮庁
- 近衛府(近衛陸軍から切り離された皇帝直属の軍組織。皇帝の親衛隊・皇帝近衛兵師団)
- 帝國安全保障議会
- 公正取引委員会
- 帝國公安部
- 帝國警察庁(警察)
国防府
- 近衛陸軍省
- 近衛海軍省
- 海軍部航空総隊
- 軍警察隊(憲兵隊)
外務省 (外交を統括)
総務省 (地方自治体の総括)
- 消防庁
- 海上庁(海上保安部)
- 国営放送局(テレビ・ラジオ)
- 放送庁(放送局の統括、電波の管理)
財務省 (財務を統括)
法務省 (法律や裁判などを統括)
警察省 (警察業務を統括)
- 郵政省 (郵便業務を統括)
- 労働省 (労働関係の調整を統括)
- 交通省 (全国の交通機関の開発や管理など)
- 科学技術省 (技術開発を統括)
- 情報通信省 (電話、インターネット等の通信網の管理を統括)
- 衛生保健省 (衛生管理や医療を統括)
- 入国管理庁 (入出国業務を統括)
- 貿易管理庁 (貿易・関税・検疫等を統括)
- 文化庁 (文化財保護や伝統芸能育成等を統括)
- 国土庁 (帝国の本国土の保全、開発を統括)
- 農業庁 (農業産業の促進やバイオ技術開発)
- 水産庁 (漁業を統括)
- 資源庁 (国内資源の採掘・管理)
- 産業庁 (産業保護などを統括)
- 特許庁
最終更新:2010年02月25日 21:12